2016年10月12日

命中させたい100m 10cm

旭川は最低気温が6度、峠は0度前後、エゾ鹿猟の解禁ムードになって来ました。

昨日は出撃前の最終射撃に行って来ました。
150mテーブル撃ちは5発が75mmと余り冴えませんが、今の筆者からすればこんな物であり、
実戦でもこれが出せますので事実上の精度不足はありません。
命中させたい100m 10cm


本日は同時に岐阜のE生徒の指導も行いました。
50mの5発は100mm程度、銃だけに撃たせる様にかなり具体的に指導したのですが、沖縄の
R生徒や熊本のH生徒の様に当日中の画期的な効果は得られませんでした。

50mで3~5cm上に着弾する様にセット、これは何とか上手く行きまして150mにチャレンジして
みました。結果は35cm角の紙に10発撃って2発しか当たりませんでした。

偶然ですが、N市のハンターも同じサベージを持ってエゾ鹿猟に初出撃との事で150m射撃に
チャレンジしていました。結果はほぼ類似でした。

当たらない理由は反動を嫌うフリンチングとガク引きにあるのは言うまでもありませんが、最も
重要なのは本人が撃つ前から当たるだろうかと言う不安が先に立ってしまう事です。
失中は心の準備がその場面で必要とされるレベルに至らない時に起こります。
実績から来る自信の部分もありますが、半分以上は自己暗示技術です。

従って射撃は自分との戦い、当たると思えば当たりますし、少しでも不安があれば命中しません。
50mで100mmなら150mで300mmなのですが、不安があればそう言う直線比例にはならず、
その数倍に広がってしまいます。

当たって当然と思えば150mで300mm、100mなら200mmになります。
300mmなら鹿の上半身に当たり、200mmなら小型の鹿であれば見ている範囲で倒れます。
150mで35cm角の的紙に半分当たれば取り敢えず本日のテーマはある程度達成と思っており
ましたが、残念ながらそうは行きませんでした。

スクール開校直後の頃には超デメキンも稀にいまして、フリンチングが酷くて50mで60cmの
紙に当たらない生徒でも10mで捕獲に成功した事があります。

昨今の鹿は駆除の年中行事のお陰で解禁の頃でも100m前後にいます。
昨シーズンの熊本のH生徒は幸いに林道で50m弱のデメキンに出会い捕獲成功出来ましたが、
本年の林道は連続台風のお陰でズタズタで期待出来ません。

林道は1度被害が出ますと林業関係者がその地区で再び仕事をする時が来るまで修繕される
事はありません。すぐに修繕された林道はその奥で仕事をしており、ハンターは入れません。
そう言う事で本年度の林道コースの期待度はほぼゼロになると思われます。

そうなると期待は100m以下にいるデメキン狙いだけになり、何とか100mの実用精度を出して
もらえばと願っています。




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Posted by little-ken  at 08:43 │EHG5205近況