2019年01月22日

リトルケンの資料館。

おかげ様でリトルケン資料館が完成しました。
まずはシマウマの毛皮を切り抜いた入り口の看板です。



次に初公開となる鹿角ゲートです。エゾ鹿約50頭から作れております。
角長80cmを超える超大物も多数使われています。



正面にはヒグマの毛皮、そしてその下には推定体重450kgのヒグマの頭蓋骨と足の剥製。



右手には上からアラスカのムース、NZのエルクがあります。
間には各種のピン角コレクション、そしてその下には数々のヒグマの頭蓋骨。



左手にはナミビアのクドウ、エランド、シマウマが並びます。



2階には小銃コレクションと世界の鹿があります。
手前から琉球鹿、モンタナのミュール鹿、インドネシアのサンバー鹿、モンゴルのノロ鹿、NZのファロー鹿、そして本州鹿とエゾ鹿です。



反対側には別の小銃コレクションと世界のトロフィーが並びます。
手前からNZのターキー、NZの巨大猪、カナダユーコンのホワイトテール鹿、NZのビッグホーンシープ、NZのワイルドゴート、アイダホのプロングホーン、NZのピーコックと並びます。



筆者のデスクの脇にはヤマドリ、ナミビアのオリックスが2頭、そして元愛銃のサコー75バーミンター改、そして今はまだエアーガンのレミントン1100ですが、ここには元愛銃のショットガンが来る予定。



反対側には世界の楽器コレクションが並びます。右の皮は水オオトカゲ、槍の様に見えるのはボルネオ島のダヤック族の吹屋の本物です。



他にも短銃、散弾、ライフル弾のコーナーがあります。
散弾コーナーには紙薬莢以前の410~12番の金属薬莢時代、そして紙薬莢の各種、そして初期のプラスチック装弾の数々があります。メーカー製装弾は東京オリンピックの1964年お直前まで無かったのです。昔は装弾と言うのは自分で作るのが当たり前の時代だったのです。

ライフル弾のコーナーには22LRから338ラプアまでの狩猟弾多数と、12.7mm弾から30mm弾までの期間砲弾の各種があります。ゼロ戦の99式2号銃に近いエリコン20mm、30mmはミラージュ戦闘機の物です。


尚、鹿角ゲート用に約100頭強を用意したのですが、約半分が余ってしまいました。
これにはハンターの憧れの貴重な角長80cm越の超大物もまだ10頭分位は入っています。
頭数的には約半分ですが、大きいのが多いので、筆者のゲートよりもう少し大きいゲートが作れそうです。次期スクールのゲートにしたいと思っています。或いは有効に使って戴けるのであれば 
まとめて差し上げます。プランをお聞かせ下さい。

それが決まるまではお越し頂いた見学者に、ハンターの夢であるエゾ鹿の超大物角を1本ずつ差し上げたいと思います。2度おいでになれば超大物角がペアになります。1回目に来た時にペアを見付けて名札を付けておいて下さい。2回目の訪問時まで保管しておきます。
ペアの角は写真の様な60mm厚さの木の台を作ると綺麗な角飾りとなります。




  


Posted by little-ken  at 15:45EHG5205近況ハンティングサファリ記録

2019年01月20日

マグナム銃 & カスタム銃 不要論。

筆者のブログ等で現在はカスタム銃を不要と論じていますが、実は未熟時代の筆者はそれを購入したいと思っていました。しかしそれが高額故に取敢えず先送りしている内に市販銃の 精度が高くなり、且つ色々な事が解かる様になってそれらの複合から不要論に至りました。
マグナムに付きましては後述で説明しておりますが、これも不要論です。

  1.スラグ銃は当たらない。
ライフル銃は命中率が命、遠距離に於いても急所に命中させなければ意味がありませんから命中精度は絶対に高い方が良く、カスタム銃は命中精度の向上に主眼が置かれていました。
ライフルの狩猟を始める前、筆者も将来は高精度のカスタム銃を購入するつもりでした。
そして同様に猛獣ヒグマ猟にはかなり強力なマグナムは必要と考えていました。

そんな夢を抱いて本州鹿巻狩り用に最初に購入したのは資格問題からノーライフルの20番のレミントン1100、俗にライフルサイトと言うオープンサイト付のスラグ専用銃でした。
撃ってびっくり、スラグ弾が命中しないのです。50mで50cm角の的紙に向けてテーブル撃ちをして的紙に目一杯広がってしまい、一口に言えば50mの実用性は全くありません。
未熟ながらあれこれ試行錯誤の末、数年後には50mで10cm位なら当てられる様になりました。


   レミントン1100スラグガン20番、         レミントン742ライフル銃30-06

その頃、安い中古ライフル銃が出ましたのでその資格を取得し、これを試す事にしました。
レミントン1100のそっくりさんの742(現在の7500系列)と言うモデルで30-06でした。
当時は現在からすれば信じ難いのですが、スコープ銃は遠射には有利ながらも、視野が狭く総合的には使い難く、オープンサイトの方がまだ有利と思われていたのです。

  2.ライフルも当たらないのにびっくり、しかし当たる銃もありました。
ライフル銃なら圧倒的な高精度と思っていましたが、初射撃とは言えノーライフルのスラグ弾にも負けてしまう程度の精度しか出せませんでした。これには驚きました。
勿論数年後にはスラグ時代の半分程度まで精度は向上しましたが、それでもまだ50mで5cm程度、何とか100mの実戦能力がある程度でした。
この一連の経験でライフル射撃には技術が絶対に不可欠と言う事がよく解かり、高精度の銃だけでは何の意味もない事もよく分かり、まずは射撃技術を向上させようと強く思いました。

そして数年後、ハワイで実弾射撃する機会がありました。
ここでは色々な銃を撃つ事が出来、未熟な腕ながら、銃にはよく当たる銃とそうでない銃がある事が解かりました。アメリカ製のM1カービン、M1ガーランド、M14、M16、そしてロシア製AK-47は当たらない側の銃でした。 当たる側の銃は中国製のSKSカービンでした。その差は非常に大きく、ならばカスタムライフルはやはり非常に有効と思いました。


    中国製SKSカービン            ルガー77 308

1990年頃から銃の世界の流れが変わり始めました。1つ目はスコープ専用銃がデビューした事、2つ目はステンレス、3つ目はこの頃から命中精度が格段に良くなった事でした。
カスタムライフルに対する憧れはまだ強く持っておりましたが、高額故に取合えず見送り、 安価な18万円のルガー77スコープ専用銃ステンレスを購入しました。運用後すぐに分かった事はスコープ専用銃がオープンサイトより遥かにスナップショットやスイングショットに使える事でした。またスクープは安物でも十分に機能する事でした。

銃の仕様を決定するに当たって、本州鹿巻狩りでは9年間も重いレミントン1100オートを只々担ぎ続けました。それで銃と言う物は撃つモノでもあるけれど担ぐモノであると言う 認識が強く、ルガー77は軽量モデルを選択してしまい、重い軍用銃のSKS程の命中精度を出せませんでした。もしこの時バーミンターのヘビーバレルモデルを選択していれば、すでにこの時に究極のライフルに手が届いたのかも知れません。

  3.口径の迷い。
アメリカで最も多く使用されているのは30-06、しかし新銃で最も売れているのは308です。前者は1906年に制定、後者はその約50年後に制定された軍用弾で、2つの寸法はかなり違いますがパワーは5%違いの同目的類似弾です。筆者は無条件で新しい308を選びました。
308は12mmの生鉄板を撃ち抜き、生身に対して1m近くまで侵入します。
エゾ鹿級なら楽勝の余裕で急所に到達します。そう思っておりましたのでエゾ鹿にマグナムを使う事は当初から考えませんでしたが、ヒグマ猟にはマグナムが必要かと考えていました。

しかし後年に色々を勉強する事により308でヒグマでも大丈夫かと思う様になり、更に数年後には実際に450kgのヒグマと対戦して1発で決まり、更には後年アフリカ猟に於きまして体重500kg以上でも楽勝有効だった事を確認しました。
308は予想以上にパワフル、マグナム不要論に至りました。

  4.走る鹿にはオートが有効と思いましたが、それは間違いでした。
エゾ鹿はこの頃50~100mにおり結構獲れましたが、数年後には走る鹿が多くなり、これを捕獲しようとH&KのSL7と言うセミオート銃を購入しました。
ボルトライフル並によく当たると言う謳い文句でしたが、珍しく本当に高精度でした。
数年後150mの5発テーブル撃ちが12mmにまとまりました。
また90日の実戦と3000発の弾薬消費から走る鹿向けのスイング射撃が確立出来ました。

ならばこれが究極の銃かと思われましたが、安全装置は左手側にあり、車両内は無装填で待機しなければならないエゾ鹿猟では使い難く、且つ危ない銃でした。
また本銃のグルーピングは良いのですが、毎回数cm着弾がずれる特性を持っていました。
実際はその程度の誤差であれば300m遠射は成功する筈ですが、心にそう言う定まらないと言う不安があった事から300mは唯の1度も成功しませんでした。

ライフルマンが究めたいのは150mのワンホール、ランニングショット、スナップショット、150mアバウト早撃ち、300m遠射、迫力負け、恐怖負け、ペナルティー恐怖負け、の8項目ですが、H&Kオートでは前期の様に150m射撃のワンホール、やや不完全ながらスナップショットとランニングショットの3項目が達成出来ました。
逆に言えばまだ射撃技術2項目と心側の対応技術3項目の計5項目もが未達成でした。


    H&K SL7オート308                サコー75バーミンター改308

  5.新世代ボルトアクション銃で憧れの全項目を達成。
H&Kオートを10年程運用している内に新世代高精度の銃が概ね出揃いました。
それで筆者は残る5項目を究めたいとボルト銃を再検討しました。
それでレミントン700を只で譲り受け、1年間試験運用しました。結果は安全性と射撃の安定性に優れ300m遠射も複数回達成、ボルトアクション銃を再度購入する事にしましたが、対象は装填不良の多いレミントン700以外としました。新世代市販銃では市販弾薬でも150mのワンホール直前の精度があり、憧れだった高精度カスタム銃は最早不要に思え、購入は中止しました。

選んだのは安全装置の操作性とボルトのミドルポジション保持が良好なサコー75バーミンター、これを独自に短縮軽量化し「改」としました。
その成果は目覚ましく、銃をサコーに換えた初年度の内に遠射はもちろんですが、迫力負けを克服し超大物エゾ鹿もバッタバッタと倒せる様になり、恐怖負けも克服し待望のヒグマ勝負にも勝てる様になりました。スナップショットやランニングショットでは5発5中を始めとし、従来より更に大幅に完成度を高める事が出来ました。
高精度カスタム銃はこの時点で完全に不要と断言出来る様になりました。

僅か1年でこれ程までの成果が上げられたと言う事は、やはり市販銃にも使い易い良く当たる銃とそうでない銃がある事が改めて分かった次第です。
尚、ランニング射撃もボルトの方が結果的に圧倒的に高性能であった事は本当に意外でした。
そしてH&Kオートは究極の銃はではない処か、最も役に立たない銃であると言う事も副次的に分かりました。当初の予想とはまるで大違いでしたが、使いこなすまで分かりませんでした。

究極の銃はボルトアクションのヘビーショートバレルの銃に安価な6倍スコープを付けた銃で、簡単に且つ普及価格で入手出来るのは良い事なのですが、運用技術がなければ全く役に立たないのは言うまでもありません。
そしてこの運用技術は一朝一夕には築き上げられません。
究極の銃以外を使えば更に遠廻りをする事になります。
筆者も随分遠回りでしたが、おかげ様でこの究極の技術習得が銃の卒業に間に合いました。
  


Posted by little-ken  at 09:35射撃銃と弾

2019年01月11日

男のロマン(アフリカ猟)は200万円?

アフリカ猟はハンターたる者の一生の憧れです。
筆者も少年の頃にアフリカ猟を知り、何時かは必ずアフリカ猟に行くと心に決めました。
それが実現したのは40数年後の2009年の事になりました。
この時にその方面の業者のカラクリを垣間見る事が出来ました。

その昔、日本にも「シンワールド」と言う海外狩猟手配会社がありました。
ここのやり方は日本人に商習慣や狩猟制度の違いを説明するのは不可能とし、かなりの現地追加費用が避けられませんとだけの説明でした。1990年代末期にアフリカ猟に行った歯科医の話では、1式100万円の価格に対し日本式撃ち放題の結果、現地請求は約200万円となり、剥製代(全身剥製)や送料等を含めて全合計では約400万円になったそうです。
彼はアフリカ猟に先立ち、450万円でキングクラフトのカスタムライフルを購入したそうです。

これには後刻、更に酷いイカサマがある事が解かりました。それは日本での1式金額100万円の内40万円程度は現地に支払われる筈ですが、どの道、現地追加金額は日本式撃ち放題をすれば膨大になる為、現地支払いは全く行っていなかったと言う事が解かりました。

それは2000年に筆者がアラスカのカリブー猟を「シンワールド」に120万円で申し込んだのですが、現地には全く予約金すら支払われていなく、結果的に狩猟は出来ず、120万円の全額が無駄になった事がありました。その過程で現地の日本人手配会社のA&Pの社長に会う事が出来、社長からそう言う話を聞き、こう言った経緯が分かった次第でした。

また2009年に筆者がナミビア行を検討する際、現地日本人会社数社にハンティングの見積りをお願いした所、2社から回答があり、1式は200万円と400万円でした。
一方ネットの直接現地価格は60万円でした。余りの違いに50~100万円をブったくられる位のつもりで現地業者の所に行きました。

やはりと言うか現地請求は40万円程ありましたが、話し合いの結果、これも殆どがなくなり、飛行機代とトロフィー代(袋角だけ)&送料や飛行機代を含めた全合計は85万円程度に収まりました。

2009年は現地見積り400万円が僅か85万円(80%レス)で行けたのですから、驚きの大成功でした。その価格も今は毎年10%程度のインフレで、その頃に比べて2倍以上になっています。
先の90年代末期の100万円もこれも2009年の85万円を年代逆算しますと50万円以下ですから1式100万円自体がすでに酷いぶっ掛けでした。

と言う事で憧れのアフリカ猟はぶっ掛け放題と言う感じがしない訳でもありませんが、現地業者の中には極めて真面目な業者もいます。筆者が何回も利用した現地ガイドは間違いなく信頼に値します。

これをそのまま皆さんに紹介する事は可能です。
    http://trophytracking.com/
ここと独自に直接契約をする、それが究極の安さとなりますが、しかし日本とは余りに狩猟制度が違い商習慣も違い、海外猟未経験の人が行けばNZの日本人ガイド相手でもトラブルが起こるのですから、白人相手では最早トラブルは必須となります。

それでは良い方法はないのかと言う事になりますが、今後数年内であれば筆者が一緒に手配し、一緒にナミビアまで行く事は不可能ではありませんが、それには実費60万円程を要し、銃やトロフィーの輸出入まで行いますと1式の実費は100万円近くになります。
しかしそれでもプロの業者を入れるより超大幅に安く行けるのは先の説明の通りです。

では夢のアフリカ猟は今なら幾らなのか? 勝負の内容で多少変わりますが、4動物で2016年現地支払いは8千㌦程度、今なら推定1万㌦程度です。チップ10%、飛行機は25万円程度、剥製はスケルトンで梱包輸送費まで入れて20万円程度、猟の手配と筆者同行で60万円程度、銃やトロフィーの輸出入手続きに30万円程度、合計は255万円、夢のアフリカ猟は自分で出来る事は自分で行う等々に+多少節約すれば200万円、高いと思えばそうですが、一生の夢が200万円なら安いとも言えます。

猟の手配と同行に60万円程度を要するのは大きなデメリットと言えますが、考え方によってはそれを上廻る大きなメリットも得られます。
1つ目は筆者同行なら絶対に吹っ掛けられる事が無く、所定の注意を守れば予定通りの予算に必ず収まります。巷の見積り価格と比較すればその差は軽く200万円です。
2つ目はトロフィー級との勝負はレピーターにならなければ不可能ですが、筆者同行ならレピーター扱い、トロフィー級狙いならアフリカ猟1回分100~200万円の節約になります。
3つ目は筆者が申し込めばレピーター扱いで10%レスの適用が受けられます。

アフリカ猟の概要ですが、銃も弾も下記の様にエゾ鹿猟用がそのまま使えます。
筆者の愛銃:サコー75バーミンター改、口径308。
        愛銃の1時輸出入は事前申請すれば可能です。
筆者使用弾:現地購入の市販弾でバーンズ銅弾頭165grの物。現地購入がお奨めです。
        愛用の弾は事前申請すれば持ち出せますが、余っても持ち帰れません。
射撃方法 :携帯3脚(ガイドが準備)使用の立ち撃ち200mです。
        ちょっと練習が必要です。
臨時出費 :射撃ミスで最大動物代の費用が発生します。
        何時もの様に撃てれば必ず命中します。
弾頭の選択:骨に当たっても威力を失わない銅弾頭は非常に有利です。


  写真左:エランド、体重940kg、角長99cm、150mからウォーキング射撃。
  写真右:クドウ、体重450kg、角長137cm、380mからの半依託射撃。  
  背景:ゼブラ、体重350kg、150mからの普通射撃。
  写真右端:ヒグマ250kg、50mランニング射撃。

  


Posted by little-ken  at 15:03海外狩猟

2019年01月08日

命中させる技術や捕獲する為の技術はお金で買える物ではありません。

ライフル銃28年間の実戦1000日前後を掛けて下記の事が分かりました
セミオートライフルのメリットは1つもありませんでした。筆者はH&Kオートを概ね使いこなせる様になったと言えますが、すぐその後で使ったサコー75改に比べますと、オートは全ての項目で1つも勝てませんでした。オートが最も得意とする筈の連射でも命中率、射程距離、連射速度の全てに於いても勝てなかったのです。

また最もダメだった銃はオープンサイトのオートでした。視野は広くても照準器に指向性が無い為、素早く 銃を目標に向ける事はスコープより遥かに難度が高かったのです。
対極のスコープ銃は視野が狭く、移動目標や森の中の目標を捉え難いと考えられていましたが、ストックのチューニングとスナップショットの特訓をすれば、移動目標はむしろ得意側になれる事を立証出来ました。精密照準的に不利出る事は言うまでも ありません。

また筆者の口径は当初から308と決めており、マグナムとの比較は検討しませんでしたが、マグナムの能力は予想通りを遥かに超える酷い物でした。 
マグナムは 良く当たるのか? 遠射が効くのか? 倒れ易いのか? 
答は全てにノーでした。


初期のスクールの生徒はマグナム愛用者が多かったのですが、マグナムが故に有利に働いた事は唯の1度も見た事がありません。1.4倍エネルギーのマグナム銃は長く重く使い辛い、銃も弾も高額で当て難い、そして当たっても効果は誤差範囲、これがマグナムだったのです。
勿論308の5%増し程度の30-06如きで308より優位になれる項目がある筈もありません。

エゾ鹿猟の実戦には高命中率を謳っているカスタムライフルも高級スコープも全く不要でした。
当時はまだ未熟な筆者が18万円の超安物ルガー77を使っていましたが、300mワンホールを謳っているキングクラフト450万円はそれより大幅に劣った仕事しか出来ませんでした。
技術不足をお金で埋める事は出来ないのです
またハイパワーと高精度を追求してハンドロードする生徒もいましたが、メリットは殆んど無く、製造不良的なトラブルで北海道猟を台無しにした生徒も複数いました。

カスタムライフルも高性能スコープもマグナムも全てその方面の業者の陰謀、乗せられてはなりません。2000年以降のファクトリー製の銃も弾も300m射撃に十分使える精度を持っています。
1900年前後には銃も弾も今の物が殆ど完成していますが、精度だけは数次に渡って大幅に改善され、その究極は2000年に概ね出揃いました。今や不足するのは運用技術だけなのです。

筆者のサコー75バーミンター改は30万円、スコープは安物3万円、初期使用弾は市販安売り弾をバーンズ銅弾頭に挿げ替えた物、中盤以降の使用弾は酷評のロシア製激安弾にこれまた命中しない且つ倒れ難い事で酷評だったバーンズ初期型銅弾頭にすげ替えた物を使っていました。

筆者の数々の大記録の全ては極めて一般的な市販銃と安物スコープ、そして酷評の激安弾や弾頭で達成されたのです。
命中させる或いは捕獲する為の技術不足はお金では埋まらず、技術は自らの修練の積み重ねからしか得られない、それが筆者の結論でした。

また以前はカスタムライフルを使っている、ハンドロードをしている、マグナムを使っている、これらは究極を究め様としている本格派と見られていました。
しかし今のそれらは30-06運用と共に解かっていない人達の典型的なアイテムです。

最初の10年で解かった様な事を言い始めましたが、それは間違いだった事も多くありました。
真実は しばしばその真逆 でした。
  


Posted by little-ken  at 16:57ハンティング銃と弾

2019年01月03日

究極の射撃技術&狩猟技術。

先回のレポートで究極の銃には辿り着く事が出来ました。
筆者は命中率さえ優れていれば、永らく究極の銃はオートではないかと考えておりましたが、それは間違いでした。

そして狩猟形態が変われば、その究極とする所は少し変わるかも知れない、筆者も当初はその究極の銃はそれぞれの用途毎にあると思っておりました。
少なくともヒグマ用には専用マグナム銃が必要と考えておりました。

しかしそれは間違っており、308は先回レポートのサコー75改の達成レポートの様に、予想以上に万能で高性能であり、且つボルトアクション銃は予想以上の万能銃でした。
ならば1つの銃を全ての用途に使いこなした方が遥かに高効率が出せる事が分かりました。

ではその銃さえあれば、誰でも高パフォーマンスを発揮出来るのかと言えば、残念ながらそうではありません。これから紹介する射撃技術と狩猟技術がなければ、銃は只の飾りにしか過ぎません。
その射撃と狩猟の技術は容易に得られない物もありますが、地道に積み上げていけば、必ず到達する物と筆者は信じております。

究極の銃は308のボルトアクションのスコープ専用銃だと申し上げましたが、本州巻狩りの様に射程距離を50m未満に限定すれば、リブ銃身のフルチョークのセミオート散弾銃から発射する小粒バックショットに全く敵いません。また射撃距離を更に短縮限定すれば、ベストチョークも変わって来ます。
ここでは50mを超える射撃が多いと言う前提でお話を続けます。

究極の射撃法 : その1 : ランニング射撃
連射ロマンとは言葉を変えますとランニング射撃技術の事を指します。
ライフル弾は速いので、リード射撃なら一口に言って100mに対して1m前を狙い続けて撃てば、胴体位なら簡単に命中させられます。それはショットガンと同じ撃ち方に近いと言えますが、10%以下しか出来ないと言われる正しいショットガン射撃が不可欠となります。

ライフル弾は急所に命中させなければ意味がありませんが、それには正しいリードが必要となり、それには距離と獲物の速度と相対角度のデータが必要となりますが、それらを瞬時に正しく計測する事は不可能です。正しいリードで撃たなければ急所に命中しない、これがリード射撃の欠点ですが、そこで筆者が考えたのがスイング射撃です。


獲物を追尾し、その後スイングを加速し、追い越した所で撃つと言う単純で簡単な一律的射撃方法です。詳しい説明は省きますが、距離や速度に概ね無関係に予想外に上手く行く射撃です。
唯この射法は肉眼で見えている映像が古い虚像である事を理解する頭の切り替えが必要で、最後の引き金を引く時に見ないままで撃つ事が絶対前提条件となります。数ある射撃にはそれぞれの究極がありますが、筆者が得る事が出来た「スイング射撃」もこの究極射撃術の1つだと思います。

究極の射撃法 : その 2 : 遠射
「遠射」とは遠くの目標に命中させる技術です。ライフル銃その物は308の150grの弾頭の場合は、300m先になりますと空気の抵抗で弾速は65%程度まで減速し、銃口延長線からは約90cmの落下をします。
しかし実際は弾を少し上向きに弾を発射する為に300m先では35cm程の落下に留まります。急所の大きさは直径15cmですから、150mで7.5cmなら当たる事になり、それを超える精度を出せる腕があれば、そして落差を合わせれば300mの遠射は難しくない事になります。

銃自体は150mで2.5cm程度に命中する能力を持っており、ならば余裕率3倍で楽勝300mは当てられる事になりますが、実際は遥かに至難の技となります。精度が出せない最大の原因はフリンチングと言いますが、人間の体が反動を嫌い無意識に発射直前に強張り、その為に照準がずれてしまう事にあります。
反動は原理的に無くなりませんから、銃口から弾が出るまでの僅かな時間に、銃が微動もしない様な訓練を繰り返す事が必要になりますが、これは殆んどが家で行うトレーニングですから誰でも出来る様になります。


筆者の場合、反動を克服するのに12年程掛かり、やっと150mでワンホールと言える12mmが出せました。ならばもうそれ以後の300mの15cmは6倍の余裕率で楽勝の筈ですが、その頃はまだマグレ以外に300mを命中させる事は出来ませんでした。
その原因は心に距離に対する不安や落差補正に対する不安があったからでした。この不安を払拭するには更に4年程掛かりました。これは実戦のみしか磨けない技術です。

単位を年で表しましたが、筆者はこの頃には年間30日前後の出猟でした。通常の本州からのハンターですとシーズンに3日程度しか実戦経験を積めませんから、達成は特別な練習方法を開発しない限り、絶望的な 難度となります。
出来る様になってから申せば、銃は人間がなるべく関与しない様に銃だけに撃たせる様にし、雑念なしに射撃する様にすれば当たります。言葉を換えれば命中して当然と言う射撃をすれば当たります。これが究極の射撃術の1つである「遠射」と言う技術です。

究極の射撃法 : その3 : 早撃ち50mのスナップショット
ライフル銃の精度は良いのですが、精密な照準を要し、通常的な 手法で行きますと多少慣れた人でも発射まで10秒以上を要します。保護区の野性動物でも50mで10秒以上の時間がもらえる確率はゼロに近いと思われます。

これを西部劇の早撃ちの様に構えるや否やで撃つ技術をスナップショットと言います。左写真がその始めと終りの写真2枚を重ねた物ですが、ボルトオープンでセーフティーONの銃を、ボルトを装填しながら指で試行する様に銃身を目標に向けて突き出し、この時の精度が概ね照準精度になり、距離が非常に近ければそのまま撃っても命中します。


そしてセーフティーを解除しながら肩にまっすぐ引き寄せて撃つ技術ですが、2枚の写真を重ねますと頭や体の位置が殆んど変わっておりません。つまり発砲を決意した瞬間に体は最終形状に移行し、そこに銃が嵌まり込む様な形になります。更に言えば心にそのつもりがあれば、肩に銃が着く前にもうスコープを通して不完全ながら急所付近の映像が飛び込んで来ますので、肩に着く前から撃っても必ず命中します。
これが究極の射撃術の1つである「スナップショット」です。

この技術は単に早撃ちの為だけの技術ではなく、銃は早く構えられるに越した事はありませんから、全ての射撃の基本技術となります。そして他の技術と違って家で特訓すれば数カ月で必ずモノに出来る技術です。
装填しながら安全装置を解除しながら行っても総時間は変わらず、安全度は100%増しながら、通常の照準時間の1/10以下で収まるスーパー射撃術です。ぜひ自分のモノにして下さい。

究極の射撃法 : その4 : 150mアバウト照準早撃ち
昨今のエゾ鹿は1年中駆除の圧力を受けており、150m前後に多くおりますが、銃を向けると数秒で動く鹿が多くなりました。撃たれる事が分かっているのに、なぜライフル銃の射程距離内の150mに居るのか?
それは150m射撃が通常の射撃技術ではかなり難しい側に入り、そこにいるだけでもそれ程は当たらないのですが、更に銃を向けられたら数秒で動けば照準が定まらず撃たれない、或いは撃たれても絶対に当たらない事を学習した為です。つまり通常射撃術ではこれを撃ち獲る事は困難な時代になったと言えます。

しかしこれを撃ち獲る射撃術はあるのです。それにはその2で紹介したワンホールの技術と、その3で紹介したスナップショットの技術が必要です。150mでワンホールを出す為には銃だけに撃たせる技術が必要であり、精密照準も必要で時間もそれなりに必要です。しかし150mで20mm程度の射撃術があれば急所は150mmと桁違いに大きく、アバウト照準で早撃ちしても十分に命中させられます。

つまりスナップショットで瞬時に銃を構え、アバウト照準で早撃ちすれば銃を向けてから数秒で撃て、鹿が動き出す前に撃ち獲る事が可能になります。通常は難しいと言われる領域の150m射撃も、スナップアバウト照準をすれば150m射撃は近射のイージーショット側に分類変更出来る様になるのです。これが究極射撃術の1つ「150mアバウト照準早撃ち」です。

究極の狩猟 : 「迫力負け」と「恐怖負け」そして「出会い術
近射50m前後なら「スナップショット」、中距離150m前後なら「アバウト照準早撃ち」、そして走っていれば「ランニング射撃」、遠ければ「遠射」、この4種の究極の射撃術を持ち、究極の静バランスと動バランスの両方を満足するボルトアクション銃を持てば、無敵の狩猟が出来る様に思えますが、まだそれだけでは無敵の狩猟は出来ません。

それは本州では起り難いのですが、エゾ鹿猟では獲物が大物となりますと、射手より大きい事から対戦する前にその大きさに「迫力負け」してしまい、足が地に着かない射撃になってしまいます。
迫力負けは初期には3段角であるだけで起こりますが、数が多い中型までは実戦で回数をこなせば自動的に乗り越えられますが、稀にしか会えない超大物クラスには特殊なイメージトレーニングが必要になります。
これを乗り越えない限り、ハンターの悲願であるエゾ鹿の大物は永久に捕獲出来ないのです。

同様に相手がヒグマの様な猛獣となりますと対戦する前から「恐怖負け」てしまい」、体が動かなくなったり、或いは足が地に着かないを遙かに超えた気狂いに刃物的なハチャメチャ射撃となってしまいます。これも出会い数が少な過ぎて実戦で腕を磨く事は出来ませんから、特殊なイメージトレーニングが必要になります。筆者はおかげ様で450kgのヒグマを始めとし、6戦6勝を記録させてもらえました。

この様にエゾ鹿大物には「迫力負け」の克服が必要であり、ヒグマには「迫力負け」と「恐怖負け」の克服が 必要ですが、それ以外にも、鹿の様に立ち止まりませんから、「スナップショット」と「ランニングショット」の技術が不可欠になります。また国内の狩猟制度にはありませんが、狩猟制度が全く違う海外の大物猟を行う場合には、失中や未回収には別途高額料金が必要で、射撃には「ペナルティー恐怖」対策が必要になります。
その1例として下記のクドウの場合の1発には約2000㌦が伸し掛かって来ますから大変です。

筆者が実際に行なったナミビアの人気NO.1のクドウ猟の場合のお話をします。
エゾ鹿猟より遥かに難度が高いだけではなく、ミスショットが2000㌦になると言う厳しい猟になります。クドウのデビューは5歳、それまではガイドが撃たせませんが、そうは言っても群に適齢なクドウがいれば撃たれる為、デビューはいきなり200mクラスの甘くない勝負になります。
殆んどはこの時に捕獲されてしまいますが、生き残ったクドウは300m以遠に生息する様になり、以後は容易に撃たせてもらえなくなります。

300mは難度が高い為、撃つハンターは少なく、その間にクドウは成長し大物になります。
ミス射撃は獲物に傷が付かなかった完全失中時は無料ですが、少しでも傷が付けば生存率が低くなりますので、クドウ動物代の2000㌦が未回収料金として請求されます。大物になりますと2000㌦のペナルティー覚悟の300m射撃にチャレンジするハンターもおり、ここでも半数以上が捕獲されてしまいます。

これにも運良く生き残る個体は非常に少なくなりますが、次は400mクラスに生息する様になります。
400mとなりますと最早ライフル銃の限界をやや超えており、挑戦する人は益々稀になり、クドウはその間にも更に成長し、やがてはレコードクラスになります。
筆者はこのレコードクラスに挑戦、2000㌦の圧力下で380mを遠射、この捕獲に成功しました。

さて何だかんだと銃の構造や射撃技術、そして心の問題を論じて来ましたが、それら以前に重要な事は 如何にして獲物と出会うかです。獲物に出会えなければ全てが始まりません。
エゾ鹿は基本的に1年中の駆除圧から、ハンターに出会わない様な行動を取り、そんな状況下でエゾ鹿に出会うにはエゾ鹿の本来の習性にプラス、エゾ鹿がハンターを避ける方法にも精通しなければなりません。

それには過去の膨大な出会いのデータを分析し、そしてこの1週間程の天候の推移から、筆者は本日なら何処に何時に行けば鹿に出会えるのか分かる様になりましたが、これに「ポイント猟」と名を付けました。
10月25日から11月20日までの1カ月弱、高い山が冠雪し鹿が降雪の都度に山から降りて来るのですが、その時期が繁殖期と重なりエゾ鹿は特異な行動をします。

筆者はそれを分析し1日平均出会い数が5回/日、出会い内容は成獣オス率が70%と、奇跡の出会い数や出会い内容が可能になりました。この 「ポイント猟」 こそが、最も究極の狩猟技術となります。

      超大物の捕獲はハンターの悲願です。
      2009年の1月には概ね毎日1頭の超大物が捕獲出来ました。


  


Posted by little-ken  at 09:03射撃ハンティングランニング射撃銃と弾

2019年01月02日

究極のライフル銃を求めて。

連射ロマン遠射ロマン : この2つには誰もが憧れます。
1発で倒し切れなかった大物を連射でカバーする、或いは複数を同時に捕獲する、一方で遥か彼方の獲物を確実に倒したい、筆者もその両方が出来る究極の銃を求めて、オートとボルトの間を2往復しました。

特にH&Kオート時にはボルト銃並に良く当たると言う謳い文句に嘘はなく、精度的には150mで12mmを達成し、究極の銃はH&Kかと思いました。
ランニング射撃も実用化出来ましたが、射撃の安定性や安全性はボルトに大きく及ばず、300m遠射は未達成、最終的にサコー75バーミンター改に落ち着きました。

ボルトにすればランニング射撃性能はオートに大きく及ばない事を覚悟していましたが、本当に意外な事にボルトの方が圧倒的に優れていました。H&K時代に概ねランニング射撃を究めたつもりでしたが、その時の実用射程は100m程度、命中率は5発強で1頭捕獲でした。
これがサコーボルトに替えたその初年度中に、射程距離は2倍の200mを楽勝で達成、しかも距離が2倍になったにも拘らず、命中率は約2倍の2.7発で1頭に向上したのですから本当に驚きました。

驚きはこれに留まらず、間もなく念願だった5発5中も難なく達成、そしてこの時にオート時代より連射が速い事に気が付きました。筆者は発射と同時に銃を肩から降ろし、装填しながらの再スナップスイング射撃です。この連射のお蔭で以後の筆者は撃漏らしが殆んど無くなりました。
数年後、全依託で540m射撃が2発連続で決まり、更に少し後に半依託でも380mを達成出来ました。こうして連射も遠射も出来る と言う、長い間求めて来た 究極の銃 に、筆者は辿り着きました。



以下は筆者の愛銃の履歴です。参考にして無駄な出費を抑えて下さい。

1990~1993年

レミントン742、ガスオペレートセミオート5連銃、口径30-06、着脱式4発マガジン。
多くのハンターが連射ロマンに憧れ本銃を購入、1時期のベストセラー銃でしたが、命中率&回転性能共々お世辞にも良い銃でとは言えない銃でした。
またオープンサイトの銃は使い物にならない事も改めてよく分りました。
本銃は本州鹿第1号捕獲以前に購入した未熟な失敗策でした。捕獲も僅か3頭に留まります。

1993~1998年

ルガー77、ボルトアクションスコープ専用銃、口径308、固定マガジン5発。
当時デビューしたばかりのスコープ専用銃のステンレスモデルで、軽量タイプを選択しましたが、これは完全に間違いであり、軽量が故に命中精度が低く実用射程は150mでした。本銃では約15頭を捕獲しました。操作性も3ポジションのボルトハンドルとセーフティーは非常に良好、1050頭中の最大角長88cmの捕獲、初の300m遠射の成功等々、筆者にライフル銃とは何かを教えてくれました。
またストックをスコープ専用とすればスナップショットが十分に可能である処か、得意側に出来る事が分かりました。この時に重銃身モデルをもし選択しておれば、再びオートに迷う事は無かったのかも知れません。

1998~2006年

H&K SL7、口径308、着脱5発マガジン、セミオート銃。
ライフリングはポリゴナルライフル、ローラーロッキングボルトのディレードブローバックと言う斬新な機構の銃であり、本当にボルト銃並に当たり、150mで5発のテーブル撃ちが12mm、究極の銃の様に思えました。

実戦90日と3000発を要し、走る鹿用のスイング射法を確立、実用射程Max.100m、命中率5発強で1頭、本銃により約350頭を捕獲、内100頭以上が走る鹿でした。ランニング射撃を究めたかに見えましたが、実はそうではなく、且つ300mは決まらず、究極の銃は本銃ではありませんでした。

2005年

レミントン700、口径308、固定マガジン5発。
H&Kオートの限界を感じ、再びボルトを検討しようと本銃を1年のみ試験運用しました。
本銃による捕獲は50頭程度、結果は良好であり、ボルト銃の安定性能を再認識し、十分なメリットがある事は分りました。しかし、レミントン700は装填時にジャムを起こし易いと言う、欠陥がある事が分かり、実際に購入したのは次項のサコー75となりました。

2006~2018年

サコー75 バーミンター改、口径308、着脱マガジン5発。
グルーピングは150mで18mmと12mmだったH&Kに僅かに及びませんが、射撃安定性も操作性も 抜群でした。3ポジションのボルトやボルトオプナーを装備した安全装置等々安全性もバッチリでした。

本銃は銃身5cm、ストック2cmをカットし、ストックを再成型&軽量化し重量バランスを整えました。
永年憧れていた300mの遠射も導入したその年に複数達成出来て驚きました。その他にもランニング射撃 5発5中等々、永年のテーマ(後述参照)は本銃によって全てが一気に達成され、本銃による捕獲は合計で 約750頭、内300頭以上が走る鹿でした。 
永年求めていた究極の銃 は本銃だったのです。


本銃によって達成された記録 : 肩に着く前に撃つスナップショット、150mアバウト照準早撃ち、 市販安売り弾によりグルーピング半委託150mで5発が18mm、エゾ鹿1000頭達成、走る鹿の5発5中の  達成、ヒグマ6戦6勝、半依託遠射記録380m、全依託遠射記録540m、射撃距離は15~540mでした。

最大角長137cmのクドウ、最大重量940kgのエランド、最多捕獲は朝夕5頭ずつ5日連続の合計50頭でした。筆者はずっと射撃と狩猟を究める事を目指して来ましたが、2016年にはこれ以上を望めない事をハッキリ悟り、ライフル銃を2018年に卒業しました。
本銃はエアーソフトガンのアクションを組み込み、現在は不動のディスプレーモデルとなっています。


付け加えますと、セミオートのメリットは1つもありませんでした。
筆者はH&Kオートを概ね使いこなせる様になったと言えますが、すぐその後で使ったサコー75改に比べますと、全ての項目で一つも勝てませんでした。
最も得意とする筈の連射でも命中率、射程距離、連射速度の全てに於いても勝てなかったのです。

また最もダメだった銃はオープンサイトのオートでした。
視野は広くても照準器に指向性が無い為、素早く銃を目標に向ける事はスコープより遥かに難度が高かったのです。対極のスコープ銃は視野が狭く移動目標や森の中の目標を捉え難いと考えられていましたが、ストックのチューニングとスナップショットの特訓をすれば、移動目標はむしろ得意側になれる事を立証出来ました。

また筆者の口径は当初から308と決めており、マグナムとの比較は検討しませんでした。
それは予想通りを超える酷い物でした。初期のスクールの生徒はマグナム愛用者が多かったのですが、マグナムが故に有利に働いた事は唯の1度も見た事がありません。
良く当たるのか? 遠射が効くのか? 倒れ易いのか? 応えは全てにノーでした。

銃は重く長く使い辛い、弾も高く、当て難い、そして当たっても誤差範囲の効果しか得られない、これがマグナムでした。勿論30-06如きで308より優位になれる項目がある筈もありません。以前はマグナムを使っている=本格派と見られていましたが、今はマグナムを見ると解かっていない人に見られると思います。

  


Posted by little-ken  at 21:23銃と弾

2018年12月31日

小山氏の近況。

講師がNO.1ガイドと思っている小山氏から「私は生きている」と直接連絡が入りました。
また連絡を頂いた匿名希望さん、ありがとうございました。
小山氏は60歳になったそうですが、下記の様に japan ezoshika hunting club を運営され、講師が思うにまだまだ10年以上は楽勝で行けそうに思います。
そうなりますと講師の自称NO.2はそのままと言う事になり、講師は現在69歳、NO.2のままでまもなくガイドを卒業する事になりそうです。

NO.1の小山氏と自称NO.2の講師では非常に大きな差があります。
その1:講師の総捕獲量は20年余で1050頭程度、小山氏ならこの程度は1年です。
その2:講師の捕獲した最大角長は88cmですが、小山氏は96cm、90cmクラスも多数捕獲しておられますから、実績からすれば足元にも及びません。

他のガイドは捕獲データが公表されておりませんが、HPの内容から推測するとその多くは余り期待出来そうもありません。昨今はガイドを付けても捕獲ゼロはそれほど珍しい事ではなくなり、お金を出してお願いする価値があるのかどうか十分な検討しなくてはなりません。

そう言う点では西興部は捕獲データが公表されており非常に良心的です。
勿論フィーバー時以外には捕獲ゼロが多い3流ガイドより遥かに魅力的です。
ただ講師が分析しました処、20%弱が手ぶら、40%が雌のみの捕獲、雄率40%と低捕獲率で且つ内容的に低魅力です。

その点でスクールでは捕獲ゼロは開講以来1度も無く、メスは殆んどの生徒がパスしますが、それでも日々1~2頭の捕獲があり、その70%が成獣オスになります。

但し角長90cmを超える怪物を捕獲し様とするなら、小山氏の所に行くしか方法はありませんが、もちろん小山氏のガイドでも簡単ではなく、そう言う怪物と勝負するにはある程度は通わなくてはなりません。また迫力負けの克服と共にその多くが遠射となりがちですから、その方面の精進も必要です。

小山氏のHP:japan ezoshika hunting club https://www.higumaakira.com/

youtube japan ezoshika hunting club 
https://www.youtube.com/channel/UCzdERwXNsLROqjm5Wt-MH5g

facebook 山川海好 https://www.facebook.com/kaikouyamakawa/about
  


Posted by little-ken  at 11:30EHG5205近況

2018年12月28日

銃と狩猟の部屋。

おかげ様で資料館の完成が近くなりました。

    入口のドア、シマウマの毛皮を切り抜いた力作です。


  ヒグマのコーナー、最もヒグマらしい物と最大だった450kgのヒグマの足と頭蓋骨です。


 左:ムースとエルク、間には珍しい形状のピン角コレクション、そして下には歴戦のヒグマ。
 右:赤鹿、1000頭目のエゾ鹿、エルクとカリブーの落ち角です。


  380mの遠射で捕獲した角長137cmのクドウと体重940kgだったエランドです。


   オリックスと元愛銃のサコー75バーミンター改のディスプレーモデルです。
   バレルとアクションはエアーソフトガンのVSR10です。


   こちらは各種の小銃と世界の鹿コレクションです。
   手前から琉球鹿、アメリカのミュール鹿、インドネシアのサンバー鹿、モンゴルのノロ鹿、
   ニュージーランドのファロー鹿、本州鹿、そしてエゾ鹿です。


   こちらは鹿ではありませんが同じく世界のトロフィーです。
   右からニュージーランドの七面鳥、NZのワイルドボア、カナダのホワイトテール鹿、
   NZのボッグホーン、NZのワイルドゴート、アイダホのプロングホーン、NZの孔雀。
  


Posted by little-ken  at 20:04サファリ記録

2018年12月22日

エゾ鹿猟用の間違ったスペックの銃。

S牧場の同宿客に居たのですが山形で銃砲店をやっているから、俺は銃に抜群に詳しいと言うハンターがおりました。彼が選んだのはレミントン7、短いウルトラライトクラスです。
そして選んだ口径は300WSMと言う新しい太く短いマグナムです。

選んだスコープは5~20倍だったと思いますが、大きく重いスコープでした。
彼のウンチクではエゾ鹿には要マグナム?、これで命中率&回収率は大幅アップ?、そして遠射面からも大倍率スコープとマグナムは甚だ有効?なのだそうです。
甚だ上辺だけの知識の集合体、そのモノです。

言うのならそれなりの成果を出せればまだ良いのですが、腕は甚だお粗末、並のStdハンターモデルのStd口径で並のスコープであればもう少し獲れたと思いますが、中距離の並鹿でも捕獲は稀にと言う腕前でした。皆に相手にされず、その内に見なくなりました。

筆者に言わせればマグナムは撃ち難いだけでも元々当て難く、更に短銃身のウルトラライトモデルでは動バランス不良で相当照準がブレ易く、短銃身では弾速も上がらずマグナムの性能もややですが出せません。

マグナム効果は正しく命中しても元々誤差範囲で捕獲率の向上には全くならず、そんな不利の塊の銃で遠射だそうですから笑ってしまいますね。
勿論大型スコープは動バランスが悪くなるのを増長させるだけですから、何の役にも立たない処か足を引っ張っているに過ぎません。

そう言う事が分かっていないハンターが意外に多く、銃メーカーもそう言うダメ仕様でもバリエーションに入っている所が傑作ですね。
またそう言うダメスコープを高級スコープとして売り付けるのですから、そちらの業者さんもリッパです。

講師の愛銃はサコー75バーミンター改、スコープはリューポルドの3万円の安物で6倍運用でした。
本銃に換えた途端、その年の内に永年憧れていたテーマの全てが達成されましたから、講師は本銃が最高だと思いますが、少なくともかなり良い側の銃であった事の証明にはなると思います。

また308は500kg以上の海外大物にも甚だ有効、450kgのヒグマにも1発でした。
また安物スコープ+308で半委託最大380m、全依託最大540mでした。
300m遠射は外れる気がしませんし、540mは2頭連続クリーンキルでした。

またこれは良い方の期待外れでしたが、オートに比べて大幅に劣ると思われたランニング射撃でしたが、ボルト銃の方がランニング射撃に遥かに優れ、射撃距離も当初予想50mから200m以遠でも可となり、命中率も予想外の高成績、夢だった5発5中も3度達成しました。

         最高のボルトアクション銃であった、サコー75バーミンター改




  


Posted by little-ken  at 11:58銃と弾

2018年12月20日

世界の狩猟。

私がNO.1ガイドと思っている鶴居村の小山氏ですが、何かあった様でHPもブログも検索出来なくなりました。そうなりますと私ももう遠くない時期にガイドを卒業ですから極めて短い期間ですが、私がNO.1ガイドと言う事になります。
北海道でNO.1と言う事は日本中でも世界中でもその順位は特に変わりません。
皆さんが楽しまれている北海道は世界の超ダントツの鹿猟場なのです。
まだエゾ鹿猟を体験した事のない人は是非1度は体験してみましょう。

世界の平均値はガイド付で実戦5日掛けて1頭に少し足りないのが平均値です。
無ガイド時の世界標準は海外の1シーズンは多くが1カ月ですが、休暇1か月を丸々使っても1シーズンに捕獲出来る人は大目に見て20%程度です。

確実に捕獲する手段として知られているのは山奥に秘密の牧草畑を作り、そこに待ち場の小屋を常設する事ですが、1シーズンに僅か数頭を捕獲する為に掛ける手間暇とお金は相当な物になります。

お金を掛けない手法は木の上に吹き曝しの足場だけの簡易待ち場を作り、ひたすら鹿が通るのを待つのが一般的な手法です。スクールのD生徒の留学先は米国の右上のカナダに近いメーン州、ここはシーズンが1か月、毎週週末にはしっかり通って4年目にオスのホワイトテール鹿を捕獲し、田舎町のニュースに載った程です。

本州鹿の巻狩りの平均は0.05頭/日人とかなり低率ですが、世界の平均値も同じ計算で行きますと海外の無ガイド時は日本の約半分の0.025頭/日人、1頭の捕獲には40日も通わなければならないのです。ガイドを付ければ0.2頭/日人と10倍近くになりますが、スクールでは毎日軽く1頭の捕獲、2頭捕獲もかつての平均値です。

海外のガンショーや銃メーカーの取材、銃雑誌等々から仕入れた情報をまとめますと海外の狩猟とはかなり本格的で獲れる感じがするのですが、日本より遥かに獲れない狩猟を楽しんでいる、そう言う程度なのです。
皆さんが生まれたのが日本で本当に良かったですね。
更に言えばリトルケンスクールの生徒になれば更に凄い体験が出来ます。
なにせ出会いが1日5回、3段角率70%、大物率20%、超大物5%が待っているのです。

小山氏に関する情報をお持ちの方、連絡頂ければ幸いです。


  


Posted by little-ken  at 17:55海外狩猟EHG5205近況