楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
2012年05月18日
戦闘機の操縦
NZでの2週間は戦闘機操縦とハンティングと魚釣りが目的です。
1.戦闘機操縦
まずは空中感覚を思い出す為にT6に乗ります。エンジンがエナーシャスタート式(電動式ですが)だったのは初めて知りました。ライセンス取得で45時間乗ったCJ6は約1トンで300hp、T6は1.8トンで600hp、CJ6はプロペラ反力の塊で同じような物かこちらの方が強いかとと覚悟していましたが、拍子抜けするほど素直な期待でした。

約1.8トン、星型9気筒600馬力です。
チャックイェーガー将軍が若い頃これでシカ撃ちをしたそうですがこの機体なら出来そうです。
やった内容は次のL39とほぼ同じで攻撃ミッションだけはありません。

T6終了後、少し休憩を入れて今度は憧れのL39です。
L39は良く出来た練習機でエンジンは捕機を自力スタートしその後メインエンジンスタートとなります。搭乗する為のステップも全て機体側に付いており燃料さえ入っていればいつでも自力で飛べる飛行機でした。
コクピットから降りる時はそのステップの位置が分かり難いので機体に線が入れてあるのは親切でした。
さてエンジンスタート、その後タキシングですが、ここで驚きました。
ラダーと機首輪がリンクしていないのです。それはT33もそうですが、あれはブレーキを左右使い分ける事によって進路をキープできますが、このL39はブレーキは操縦かんにバイクの手動ブレーキみたいなレバーが付いており、左右同時にしか利きません。
この設計思想はYak18やその中国版のCJ6も同じラダーとブレーキシステムでした。しかしプロペラ機はそのプロペラ後流をラダーに与える事でラダーが良く利きますが、このL39ジェットエンジン後流がラダーに当りません。
当日はタキシングコースが強い横風で教官の腕を以ってしても針路保持は難しそうでした。
ではどうやって進路を変えるかと言えばラダーを思い切りしばらく前進すると少しですが向きが変わり始めます。ここでブレーキを掛けるとその減速状態にある時だけがにオーバーステアになりますのでこれを利用するのです。
この特性を上手く使いますとCJ6は片輪を中心にその場ターンする事も出来ます。L39もたぶん出来ると思いますが、かなり速いタキシング速度(40km/h位)が必要です。

今も多くの国で現役のジェット練習機で、1部は1トン搭載の実戦機としても使われています。
さて地上ではモタモタしたL39も空中に上がれば軽快そのものです。流石にパワーはそれほどではありませんので離陸直後からそれほど機首を上げる事は出来ません。しばらくは速度が付くのを待ちますがその後は本当に軽快でした。
操縦は教官ですが操縦かんを通して感触は伝わって来ます。やがて先方に訓練機のセスナが見えますがこれを300ktであっという間に追い抜きます。そしてバレルロール、次いでループです。
そしてここから操縦を「ユー ハブ」になり、私の操縦になります。
まずは30度旋回、次いで45度、そして60度、更に垂直旋回を試しました。
次は先ほど教官が見本を示してくれたバレルロールです。

バレルロールです、地上が右上に見えます。
やや機首を突っ込んで速度を上げて、少し引き起こし気味にして操縦かんをエイと左に倒します。教官ほどは上手く廻りませんが何とか廻りました。1回転して思ったよりも機首が下を向いていました。プロペラ機と違ってもっと軸線のままクルクルと廻るかと思いましたが、そうでもない様です。
続いてル-プです。先と同様に機首を突っ込んで速度を上げて操縦かんを引きます。機種はどんどん上を向いて空ばかりになりました。ここで教官がブレーク信号を入れて来ました。左に切り返してやりなおしです。
どうもGを恐れて操縦かんの引きが甘かった様です。今度はもう少し強くひきました。やがてまた反対側から地面が見えて来ます。ここからの引き起こしが1番Gが掛かります。操縦かんをやや緩めてゆっくり引き起こします。
綺麗には回りませんでしたが、これがやりたかったのです。ここで教官が「アイ ハブ」を伝えて来ました。もう飛行時間は終わりが近くなり飛行場に帰りますが、帰投はスペシャル越すが用意されています。レーダーに引っ掛らずに敵地に向かう攻撃ミッションを模して山の稜線より低い高度を45~60度旋回で縫いながら飛行場に向かいます。

着陸進入です。横風に備えて機首を少し振り右に傾けています。
本当はココでハイスピードローパスからビクトリーロールをやりたい所ですが、そのまま着陸となりました。
後席からでも滑走路は良く見えます。着陸はジェットだからの特別のやり方は無くCJ6より速度が速いだけと言った感じでした。
飛行終了後自力で機体から降りられるかが心配でしたが、以外にもケロンパでした。握手をして写真を撮って、これで料金を支払いに行きます。2000ドルと500ドル、合計2500ドル(17.8万円)でした。

T6は500NZドル、L39は2000NZドルでした。
こちらにアルバムあります。大物釣りは天候不良でダメでした。
戦闘機操縦:http://smcb.jp/_as01?album_id=832865
キャンピング:http://smcb.jp/_as01?album_id=834387
1.戦闘機操縦
まずは空中感覚を思い出す為にT6に乗ります。エンジンがエナーシャスタート式(電動式ですが)だったのは初めて知りました。ライセンス取得で45時間乗ったCJ6は約1トンで300hp、T6は1.8トンで600hp、CJ6はプロペラ反力の塊で同じような物かこちらの方が強いかとと覚悟していましたが、拍子抜けするほど素直な期待でした。
約1.8トン、星型9気筒600馬力です。
チャックイェーガー将軍が若い頃これでシカ撃ちをしたそうですがこの機体なら出来そうです。
やった内容は次のL39とほぼ同じで攻撃ミッションだけはありません。
T6終了後、少し休憩を入れて今度は憧れのL39です。
L39は良く出来た練習機でエンジンは捕機を自力スタートしその後メインエンジンスタートとなります。搭乗する為のステップも全て機体側に付いており燃料さえ入っていればいつでも自力で飛べる飛行機でした。
コクピットから降りる時はそのステップの位置が分かり難いので機体に線が入れてあるのは親切でした。
さてエンジンスタート、その後タキシングですが、ここで驚きました。
ラダーと機首輪がリンクしていないのです。それはT33もそうですが、あれはブレーキを左右使い分ける事によって進路をキープできますが、このL39はブレーキは操縦かんにバイクの手動ブレーキみたいなレバーが付いており、左右同時にしか利きません。
この設計思想はYak18やその中国版のCJ6も同じラダーとブレーキシステムでした。しかしプロペラ機はそのプロペラ後流をラダーに与える事でラダーが良く利きますが、このL39ジェットエンジン後流がラダーに当りません。
当日はタキシングコースが強い横風で教官の腕を以ってしても針路保持は難しそうでした。
ではどうやって進路を変えるかと言えばラダーを思い切りしばらく前進すると少しですが向きが変わり始めます。ここでブレーキを掛けるとその減速状態にある時だけがにオーバーステアになりますのでこれを利用するのです。
この特性を上手く使いますとCJ6は片輪を中心にその場ターンする事も出来ます。L39もたぶん出来ると思いますが、かなり速いタキシング速度(40km/h位)が必要です。
今も多くの国で現役のジェット練習機で、1部は1トン搭載の実戦機としても使われています。
さて地上ではモタモタしたL39も空中に上がれば軽快そのものです。流石にパワーはそれほどではありませんので離陸直後からそれほど機首を上げる事は出来ません。しばらくは速度が付くのを待ちますがその後は本当に軽快でした。
操縦は教官ですが操縦かんを通して感触は伝わって来ます。やがて先方に訓練機のセスナが見えますがこれを300ktであっという間に追い抜きます。そしてバレルロール、次いでループです。
そしてここから操縦を「ユー ハブ」になり、私の操縦になります。
まずは30度旋回、次いで45度、そして60度、更に垂直旋回を試しました。
次は先ほど教官が見本を示してくれたバレルロールです。
バレルロールです、地上が右上に見えます。
やや機首を突っ込んで速度を上げて、少し引き起こし気味にして操縦かんをエイと左に倒します。教官ほどは上手く廻りませんが何とか廻りました。1回転して思ったよりも機首が下を向いていました。プロペラ機と違ってもっと軸線のままクルクルと廻るかと思いましたが、そうでもない様です。
続いてル-プです。先と同様に機首を突っ込んで速度を上げて操縦かんを引きます。機種はどんどん上を向いて空ばかりになりました。ここで教官がブレーク信号を入れて来ました。左に切り返してやりなおしです。
どうもGを恐れて操縦かんの引きが甘かった様です。今度はもう少し強くひきました。やがてまた反対側から地面が見えて来ます。ここからの引き起こしが1番Gが掛かります。操縦かんをやや緩めてゆっくり引き起こします。
綺麗には回りませんでしたが、これがやりたかったのです。ここで教官が「アイ ハブ」を伝えて来ました。もう飛行時間は終わりが近くなり飛行場に帰りますが、帰投はスペシャル越すが用意されています。レーダーに引っ掛らずに敵地に向かう攻撃ミッションを模して山の稜線より低い高度を45~60度旋回で縫いながら飛行場に向かいます。
着陸進入です。横風に備えて機首を少し振り右に傾けています。
本当はココでハイスピードローパスからビクトリーロールをやりたい所ですが、そのまま着陸となりました。
後席からでも滑走路は良く見えます。着陸はジェットだからの特別のやり方は無くCJ6より速度が速いだけと言った感じでした。
飛行終了後自力で機体から降りられるかが心配でしたが、以外にもケロンパでした。握手をして写真を撮って、これで料金を支払いに行きます。2000ドルと500ドル、合計2500ドル(17.8万円)でした。
T6は500NZドル、L39は2000NZドルでした。
こちらにアルバムあります。大物釣りは天候不良でダメでした。
戦闘機操縦:http://smcb.jp/_as01?album_id=832865
キャンピング:http://smcb.jp/_as01?album_id=834387
国防費の無駄。その6:次期自衛隊車。
国防費の無駄。その5:F15&F16戦闘機。
国防費の無駄。その4:P51戦闘機。
国防費の無駄。その3:F4Uコルセア戦闘機とA1スカイレーダー攻撃機。
国防費の無駄。その2:モスキート多用途機とFM-2軽戦闘機。
国防費の無駄。その1:液冷戦闘機と双発戦闘機。
国防費の無駄。その5:F15&F16戦闘機。
国防費の無駄。その4:P51戦闘機。
国防費の無駄。その3:F4Uコルセア戦闘機とA1スカイレーダー攻撃機。
国防費の無駄。その2:モスキート多用途機とFM-2軽戦闘機。
国防費の無駄。その1:液冷戦闘機と双発戦闘機。
Posted by little-ken
at 11:09
│飛行機&滑空機