2016年03月11日
月刊狩猟雑誌「けもの道」の休刊

日本で唯一の 月刊狩猟雑誌「けもの道」 が残念な事に 2016年3月号を以って休刊 する事になったそうです。
発行元のAEGによれば、「誌面は一旦終了致しますが、弊社は今後も狩猟の世界の発展のため尽力して参ります。」とあり、今後も非定期等の活動はある模様です。
拙書第1シリーズ「魅惑のダックハンティング」の14シリーズは終わり、ダックシリーズの半ばからは第2シリーズ「魅惑のエゾ鹿猟」の15シリーズの最終が今回です。
ダックシリーズの終了後は第3シリーズ「銃と弾」に引き継がれました。
銃と弾のシリーズにはまだまだ続編がたくさんあるのですが、ハンティングは永遠に不滅ですからその内にまた発表出来る機会が訪れる事でしょう。
月刊狩猟雑誌 けもの道 3月号。
今回のエゾ鹿シリーズ最終テーマは「エゾ鹿ガイド猟は最も安価に手軽に楽しめる猟です。」
主な内容は次の通りです。
1.ガイド猟は的撃ちに過ぎないのか?
そんな事は決してありません。本州猟より遥かに「本格的な100~150mの射撃技術」とそれでいながら「早撃ち」が必要であり、そして対大物には本州猟では起こり得ない「迫力負け」の克服が必要です。
2.巻狩りとは?
鹿との気配先取り合戦が本当の勝負です。これは非常に高度な技術でこれをマスターしない限り、高効率の豊猟は望めません。
また紙面にはありませんが、猟犬は大物鹿を追い出す勝負で「迫力負け」から追い出す事が出来ず、巻狩りでボス級或いはそれに次ぐNO.2捕獲は不可能となり、若い3段角程度に留まります。
3.エゾ鹿ガイド猟のメリットデメリット。
出会いが約40倍もあります。エゾ鹿は元々本州鹿に比べれば相当巨大なのですが、その群れのNO.2(それでも上手く行けば角長80cm超えの超大物)でも十分捕獲の可能性があります。
一方で撃たせて貰って自ら獲ったと言う感覚が薄くなると思われがちですが、これは巻狩りで言えばグループと猟犬に獲らせて貰っているに過ぎませんから同じです。
獲らせて貰っては同じであっても結果には大きな違いが出て来ます。
エゾ鹿ガイド猟の方が遥かに数多くを捕獲出来、且つ遥かに巨大なNO.2オスの捕獲が可能であり、更には憧れの単独猟に発展し易いメリットがあります。
4.巻狩りのメリット。
自宅から毎週通える事が最大のメリットと言えますが、それでも高速代等でそれなりのコストが掛かっています。捕獲率も低率で元々小柄な本州鹿なのですが、その上位オスの捕獲の可能性はほぼありません。
その点ではエゾ鹿猟では高額な飛行機代とガイド代が必要ですが、出会いや捕獲が一桁以上高く、1頭捕獲のコストや1回勝負当たりのコストではエゾ鹿猟の側の圧倒的な勝利になります。また群れのNO.2クラスの巨大なエゾ鹿オスの捕獲も可能です。
5.憧れの単独猟。
多くの人が目指すのは「大自然の中、誰の助けも借りず、狼の様に自らの気配を消し、鷹の様な眼で潜んでいる鹿を遠方から発見し、忍者の様に隠密アプローチし、そして立ち木の間を縫う様な困難な射撃を、ゴルゴ13の様に冷静にこなす」こう言った単独猟ではないのでしょうか。
現実は甘くありませんが、これに最も近いのは本州鹿の巻狩りではなく、エゾ鹿ガイド猟です。
「夢への最短距離はこのガイド猟を累計で50日こなす事」であり、そうすれば必ず道が開けます。
単独猟で精進すれば、何時か国内最大の猛獣である「ヒグマとの勝負」が出来る日も来る事でしょう。筆者の経験で行きますとエゾ鹿200頭を捕獲するとヒグマ1頭を神様が授けてくれました。
ぜひ最終号は購入してお読みください。
http://www.kemonomichi.com/index.html
沖縄の鹿。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その3:ボウハンティングは高効率。
エゾ鹿のボウハンティング。その2:アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その1:ハーフライフル。
皆さんに伝えたい事。その14と15:ライフルと散弾の特殊効果。
皆さんに伝えたい事。その12と13:エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その3:ボウハンティングは高効率。
エゾ鹿のボウハンティング。その2:アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その1:ハーフライフル。
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皆さんに伝えたい事。その12と13:エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。