2024年09月10日
嘘もイイ加減にしなさい。その5:本州鹿猟。
5.本州鹿の巻狩り。
炉端屋はやがて中国産の加工済焼き鳥を過熱して出すだけのビジネスとなり、カモが売れなくなりました。
カモが売れなくなったケンさんは、以前から憧れのシカ猟に転向、取り敢えず勉強させてもらうつもりで本州鹿巻狩りグループに入れて頂きました。
カモ猟を通して射撃には絶対の自信がありましたが、結果的に言えば「殺気」と「気配」を振り撒いていた為、視界内に来てくれる鹿は皆無でした。
色々試行錯誤をしましたが、9年目になっても射程内に来てくれる鹿は皆無でした。
5年を過ぎた頃、こんなアホらしい事はもう辞め様と決意しました。
しかし自ら選んだ道ですから、獲れないので逃げ出す事は絶対に避けたいと思い、1頭捕獲したら辞める事にしました。
9年目の後半、試行錯誤のアイデアが尽き、フテ腐れて大木を背に寝ていました。
ふと気配を感じ、目を開けると3頭の小物鹿がこちらに向かっていました。
間もなく射撃ポイント、高速3連射、先頭のやや大きいのがコケました。
寝ており「殺気」や「気配」を撒き散らさなかったので、鹿は射手の気配が取れず、射程内まで来てくれたのでした。
これで晴れて辞められますが、今回の捕獲から本州鹿の画期的な捕獲方法を思い付き、これを試したくなり、辞める事は延期しました。
この捕獲作戦は「禅の心作戦」と名を付けました。
「禅の心作戦」は捕獲しようと思わず、心を平静に保ち、丸見えの場所で見張りをせず、仏像の様に微動もせず、眼を閉じて待つと言うモノでした。
12年目、あれ程獲れなかった本州鹿が、3週連続で獲れました。3週連続で来たのはマグレ、射程内まで引き寄せ、射獲したのは実力でした。
銃はレミントン1100の20番スラグ専用銃をバックショット運用していました。

レミントン1100ディアーガン 22インチ無チョーク20番スラグ専用銃。
スラグは命中させ難い事が分かりバックショット使いました。無チョーク銃身からバラ撒きますとよく
当たりますが、被弾粒数不足で時に数km走られました。実質5年間本州鹿約6頭と野ウサギ
10羽余を捕獲しました。
禅の心作戦」は有効に機能しましたが、スラグ専用銃のバックショット運用は無チョークの為に散弾密度が低過ぎ、即倒させる為には連射を要しました。それで12番のチョーク付の銃を作りました。

レミントン11-87 21インチのターキーチョーク。
12番バックショット専用で出来るだけ短くと素速くを追求、グリップとチークピースは調整しました。
素早い照準にはリブ銃身、前作の無チョークの反省からフルチョークとし、本銃では実質4年運用
で本州鹿約20頭を捕獲すると言う、抜群の成果をあげました。
特筆は20戦全勝であり、失中&半矢未回収がゼロだった事です。
これで「禅の心作戦」と本銃を運用すれば無敵となり、4年間に20戦全勝、捕獲率は1桁向上しましたが、これが猟犬を使った鹿猟の限界と悟り、当初目標のドッグレスエゾ鹿猟に転向しました。
これも他グループのハンターはこの1桁向上が信じられず、「嘘もイイ加減にしなさい」と陰口を叩きました。
炉端屋はやがて中国産の加工済焼き鳥を過熱して出すだけのビジネスとなり、カモが売れなくなりました。
カモが売れなくなったケンさんは、以前から憧れのシカ猟に転向、取り敢えず勉強させてもらうつもりで本州鹿巻狩りグループに入れて頂きました。
カモ猟を通して射撃には絶対の自信がありましたが、結果的に言えば「殺気」と「気配」を振り撒いていた為、視界内に来てくれる鹿は皆無でした。
色々試行錯誤をしましたが、9年目になっても射程内に来てくれる鹿は皆無でした。
5年を過ぎた頃、こんなアホらしい事はもう辞め様と決意しました。
しかし自ら選んだ道ですから、獲れないので逃げ出す事は絶対に避けたいと思い、1頭捕獲したら辞める事にしました。
9年目の後半、試行錯誤のアイデアが尽き、フテ腐れて大木を背に寝ていました。
ふと気配を感じ、目を開けると3頭の小物鹿がこちらに向かっていました。
間もなく射撃ポイント、高速3連射、先頭のやや大きいのがコケました。
寝ており「殺気」や「気配」を撒き散らさなかったので、鹿は射手の気配が取れず、射程内まで来てくれたのでした。
これで晴れて辞められますが、今回の捕獲から本州鹿の画期的な捕獲方法を思い付き、これを試したくなり、辞める事は延期しました。
この捕獲作戦は「禅の心作戦」と名を付けました。
「禅の心作戦」は捕獲しようと思わず、心を平静に保ち、丸見えの場所で見張りをせず、仏像の様に微動もせず、眼を閉じて待つと言うモノでした。
12年目、あれ程獲れなかった本州鹿が、3週連続で獲れました。3週連続で来たのはマグレ、射程内まで引き寄せ、射獲したのは実力でした。
銃はレミントン1100の20番スラグ専用銃をバックショット運用していました。

レミントン1100ディアーガン 22インチ無チョーク20番スラグ専用銃。
スラグは命中させ難い事が分かりバックショット使いました。無チョーク銃身からバラ撒きますとよく
当たりますが、被弾粒数不足で時に数km走られました。実質5年間本州鹿約6頭と野ウサギ
10羽余を捕獲しました。
禅の心作戦」は有効に機能しましたが、スラグ専用銃のバックショット運用は無チョークの為に散弾密度が低過ぎ、即倒させる為には連射を要しました。それで12番のチョーク付の銃を作りました。

レミントン11-87 21インチのターキーチョーク。
12番バックショット専用で出来るだけ短くと素速くを追求、グリップとチークピースは調整しました。
素早い照準にはリブ銃身、前作の無チョークの反省からフルチョークとし、本銃では実質4年運用
で本州鹿約20頭を捕獲すると言う、抜群の成果をあげました。
特筆は20戦全勝であり、失中&半矢未回収がゼロだった事です。
これで「禅の心作戦」と本銃を運用すれば無敵となり、4年間に20戦全勝、捕獲率は1桁向上しましたが、これが猟犬を使った鹿猟の限界と悟り、当初目標のドッグレスエゾ鹿猟に転向しました。
これも他グループのハンターはこの1桁向上が信じられず、「嘘もイイ加減にしなさい」と陰口を叩きました。
沖縄の鹿。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その3:ボウハンティングは高効率。
エゾ鹿のボウハンティング。その2:アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その1:ハーフライフル。
皆さんに伝えたい事。その14と15:ライフルと散弾の特殊効果。
皆さんに伝えたい事。その12と13:エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。
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