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2024年09月23日

嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。

  12ランクルの強度と耐久性。
ランクル76は最強のハンティングカーでした。パジェロは1993~2000まで運用、三菱車のファンだった訳ではありませんが中古車が圧倒的に安かったのでそうなりました。
嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。
初代パジェロはその時代としては良い車でしたが、旋回半径は大きく、走破性脳は低く、低温時の始動性は悪く、余り良いとは言えない車でした。それでも根室クラブもパジェロ4台とストラーダ1台、100%三菱でした。
嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。
ケンさんの2台目パジェロは交通事故に巻込まれ大破、2001年に待望だったランクル78プラドになりました。良い車でしたが、デフにトルクロッドが無い為、大きな駆動を掛けるとジャダーを起こし、足廻りの損耗が激しい車でした。
嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。
次はランクル76バン、前後共デフロックを装備し強度も走破能力も最高でした。
基本的には77と言うバンがあり、同時期にそこからプラドもデビューしました。
嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。
ランクルは1990年77バンと78プラドがデビュー以来、現在の2024年型も、すでに34年間同じボデーを使っていますが、そして何時まで続くか分かりません。

77は非常に頑丈ですが、前後共リーフスプリングだった為、乗り心地がトラックその物でした。
78はコイルバネとした為、乗り心地は良くなりましたが、トルクロッド以外にもボトムに弱くハードには使えない車でした。

76は77の足廻りを大幅改良して乗り心・走破性。強度を向上させた究極の車と言え、1994年デビュー以来、2024年現在で30年間も同じモデルが製造され続けています。
これ程のロングモデルは西側ではかつてのカブトムシワーゲン位です。

フロントサスは車の乗り心地や走破性を決定する重要な部分です。
バネは大きな衝撃でボトムする事は避け難く、通常はボトム時の衝撃緩和の為にラバー製バンプストッパーが付いています。
嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。
76もリヤには今もそれが付いています。フロントはコイルバネが付いていますが、その中に円筒状の長いラバーのバンプストッパーが付いています。

これは通常領域でも補助スプリングとして機能し、大きな衝撃を受けても激しく突き上げられる事が無く、ランクル80で実用化された素晴らしいアイデアでした。

このお陰で乗り心地が非常に向上、大きな衝撃にも耐えられ、長いサスストロークが可能となりました。ランクルは60の時は4輪リーフでしたが、80になり4輪コイルになり、乗り心地と走破能力が圧倒的に向上しました。

100になった時はもう圧倒的改良点は無いと思いましたが、乗り心地は更に大幅に改良されました。、ハンティングスクール後期には時代の変化で短期間の生徒が多くなり、空港送迎往復の比率が高まり、疲労軽減を目的に思い切ってハンティングカーをランクル100に換えました。
嘘もイイ加減にしなさい。その12:ランクルの強度と耐久性。
ランクル100は途中ディーゼルモデルが無くなった為、22年間20万㎞の長期運用となりました。
驚かされたのはその耐久性でした。10年10万㎞アンタッチャブルは当然でしたが、何と22年目に ブレーキランプが1個切れたのが最初の消耗品でした。

勿論22万㎞を全く何も交換しなかった訳ではありません。タイヤ4回、バッテリー3回換えました。
ブレーキパッド・ドライブシャフトブーツ・ 燃料ポンプ・フロントサスのボールジョイントも1回換えました。

驚いた事にベルトもホース類も全て新車時のままでした。
22年間全てユーザー車検でしたから車検整備と言う物は1度もしていません。
トヨタ品質には改めて感心しました。世界1になって当然と言え ました。

22年後もまだ新車の半分以上の中古車価格ですから、まだ寿命の半分も来ていないと言う事になります。従来日本的感覚で言えば「嘘もイイ加減にしなさい」になりますが、100%本当です。

さて前置きが長くなってしまいましたが、本命のランクル76の強度のお話をしたいと思います。
元々ランクル70はジープを参考にジープやパジェロより遥かに頑丈に設計してありました。

ケンさんのランクル76は牧場で鹿を追い掛け、100㎞/hで10m近い崖にダイビングしてしまいました。そもそも牧草地はずっと前方に見える牧草に続いているつもりで走っていたのですが、突然崖が現れました。

随分長い間空中を飛んでいた様に思います。幸い姿勢を崩す事は無く、やがてボトムの少し手前に斜面に接地、頭を嫌と言うほど天井に打ち付け、そして今まで経験した事もない程、車は高く高く跳ね上がりました。

2mや3mではなく、推定5m位と思われました。そして着地は続いていると思っていた牧草地直前の斜面でしたが、2回目のバウンドで牧草地まで上がれました。流石にダメージは避け難いと思われました。

見た所のダメージは無さそうですが、直進時のハンドルセンターが15~20度ズレました。斜面着地が幸いしたと思われます。デーラー点検でも特に異常はなく、センター再調整だけで終わりました。

牧場オーナーによれば、前に落ちたパジェロは谷底に留まり、足廻りもフレームもボデーも大きく歪み、全損だったそうです。これも「嘘もイイ加減にしなさい」レベルの信じ難い話です。

しかし、パジェロが全損した崖をランクルも落ちましたが、バウンドして向かいの牧草地に着地、ノー ダメージで生還したのは本当です。
高さは計っていませんから、話半分で聞いておいて下さい。

さて根室グループ5台の三菱車はこの件の影響がどの程度か分かりませんが、多くの会員はケンさんのランクル78や76に何度もレスキューされた事もあり、何時の間にかランクル100%に換わりました。

ランクルは走破能力・高強度・高寿命部品が重なり、「ネバー・ダイ」のベストセラー車になりました。

昨今は4WDブーム再来なのですが、サファリもパジェロも国内の再投入はまだ様子見の様です。
2023国内販売は1位トヨタ、2位スズキ、3位ダイハツ、4位ホンダ、かつて1位の技術の日産は5位、かつてパジェロが爆発的に売れたエンジンの三菱は3位から火が消えて最下位の8位でした。




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Posted by little-ken  at 14:42 │ハンティング銃と弾ハンティングカー