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2024年08月22日

クレー射撃、その2:スキート射撃。

  スキート射撃。
クレー射撃、その2:スキート射撃。
19.2m半径の中心から5.5m短い半円形に7つの射台が設定され、中央に8番射台があります。
クレーの飛行コースは半径中心のセンターポール上の約5m高さで交差する様に固定されています。
ストック下端が肘より下の状態からスタートします。

飛行コースは何時も一定ですが、コールしてからクレーが飛行開始まで最大3秒のランダム時間遅れがあります。弾は12番の2㎜粒が約500個入った24gの9号装弾を使います。

シングル撃ちと同時放出のダブル撃ちが混在しています。1ラウンドは25枚、予選5ラウンド、決勝1ラウンドがあり、同点の場合は4番射座或いは3~5番射台のみを使い、左からダブルと右からダブルを1回ずつ撃ち、失中者が抜けて行きます。

交点を撃てば1発で2枚にヒットしますが、撃ち直しとなります。射撃距離は8番射座を除けば何時も約20mですから、少し広がったスキートチョークを使います。8番射座だけは銃口から3mとなります。これとは別にフィールドルールと言うのがあり、クレーの速度を遅くし、タイマーを無くし、飛行コースがランダムに多少変わります。またハイタワーと言う高くを飛行するクレーが加わります。
高難度な8番射座を無くし、4番射座のダブルも無くし、20枚撃ちです。

スキート射撃は実戦飛鳥猟の練習になりそうに見えますが、距離20mを広がったスキートチョークで撃っても非現実的で練習になりません。

8番射台と同じシーンで鳥を撃って命中しますと、鳥は半分消失してしまいます。
実戦は30~40mが多く、その点でトラップ射撃は距離的にはOKですが、肩付けしたままの射撃では、これまた非現実的で実戦には使えません。
本州鹿の巻狩りには20mの射程距離的にはOKですが、速度的に合いません。

従ってトラップ射撃をスキートスタイルで撃つ練習と、スキートをフルチョークで撃つ練習と、更には後述のラビット射撃をスキートスタイルとフルチョークで撃つ事を組合わせれば、実戦の役に立ちます。

ただ15mトラップでは構えた頃にはクレーはすでに射程限界付近を飛行しており、コールしながらの肩付けが必要になります。




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Posted by little-ken  at 14:26 │銃と弾射撃