2024年06月30日

6.銃の偉大な発明と運用新技術のまとめ。

 6-1.照準器:そもそも銃その物が偉大な発明と言え、更に何時でもすぐに撃てるフリントロック式も優れた発明と言えました。特に照準器が付いた事は偉大でした。

これによりベテランでなくても「照準器を使えば、誰でも狙って命中させる事が出来る」様になりました。

 6-2.管打ち銃+ライフリング+小口径ミニエー弾:管打ち式は全天候性や、紙に包まれた弾薬に直接着火出来るメリットも大きかったのです。

ミニエー弾はドングリ型新弾丸であり、小口径化とライフリングのお陰で「弾速が向上し遠くまで正確に飛行」が可能となり、従来比数倍の現在のサボットスラグ銃並150mの狩猟の急所が狙える様になりました。

また管打ち式リボルバー型は予め前装銃6発分の装填時間を要しますが、抜撃ちや連射が可能となりました。一方小口径化は散弾との併用が出来ず、散弾専用2連銃が生まれました。

 6-3.カートリッジ:1864年弾丸と主火薬と発火薬を一体化したカートリッジが発明されました。
ウインチェスターレバーアクション銃等の各種連発銃が発明されました。

銃は長年の夢の全てが実現した様に見えましたが、それは僅か20年で終わりました。
また近代銃の原型であるボルトアクションのシャスポー・グラース銃等もこの頃に出来上がりました。

 6-4.無煙火薬:1884年に発明された無煙火薬は「弾速が2倍」となり、発煙量も激減、安全性も保存性も大幅向上、従来の黒色火薬の銃を一気に旧式化させてしまいました。

銃も無煙火薬用に新規設計され、1898年には現在のライフル銃の直系となるモーゼル1898が出現、無煙火薬弾も先丸重量弾頭でデビューしましたが、1900年前後に現在型30-06の様な先突軽量弾になりました。

 6-5.ライフルスコープ:ライフル銃はスコープの取付け高さを利用した、微少上向き発射のお陰で「実用射程が2倍」となりました。

遠距離射撃や精密射撃性能が大幅向上し、殆どのライフル銃に後付けされましたが、スコープは視野が極端に狭く、早撃ちや走る獲物には対応不可でした。

 6-6.スコープ専用銃+スナップショット: スコープ専用銃はチークピースが調整され、構えるとスコープが目の前にあり、ケンさん考案の銃を指向した「スナップショット」は正確な早撃ちが可能となりました。

またボルト銃のスナップショットは安全装置解除や装填を入れても時間的に殆ど変わらず、著しく安全性が改善され、「素早く正確な射撃と安全性の向上に著しい効果」がありました。

 6-7.再肩付け連射:旧来から銃はとにかく肩に着ける事から始まり、肩に着けて照準し発砲までにはかなりの時間を要し、旧来の連射は銃を肩に着けたまま、行う事が前提となっていました。

しかしスコープ専用銃の指向から入るスナップショットにより、肩付けは瞬時に済む事が判明、再肩付け射撃の方が反動でブレた態勢の立て直しよりも速く、且つ高精度である事が立証されました。

結果的に最も連射が遅いと思われていた、ボルト銃の順位が大幅に向上し、最も速い連射が可能とと思われていた自動銃は、ボルト銃より遅かった事が立証され、大幅に順位が低下しました。

更に自動銃は反動で見失った目標の再補足に時間を要し、それが焦りの心を生み出し、短射程&低命中率となりました。

一方ボルト銃の再肩付け射撃は反動をまともに受けない為、反動で目標を見失わず、焦りの心は発生せず、射撃動作も安定し、射程距離4倍となりました。

更に長射程にも拘らず、命中率維持ではなく4倍と著しく向上となり、「再肩付けボルト銃は最強」となり、更に安全性面でもボルト銃は未装填で携帯出来、大差が付きました。

 6-8.フリンチング:銃の発射には反動が避けられず、それを上手く受け様として体が硬くなり 動的の場合は発射直前に銃のスイングが止まってしまう引止まり射撃となり、リード合わせを困難にしました。

静的の場合は銃の照準がズレてしまい、共に銃の命中率を著しく低下させでしまいました。

銃の発射には反動を伴わないと体を騙す為に、「弾を入れないで引き金を引くドライファイアの練習を長期行いますと、フリンチングが起こらなくなります。

動的時はリードを1/3に小さく出来、命中率が格段に上がり、ライフル銃の静的時は最も上手く行けば150mでワンホール射撃が可能となります。

 6-9.スイング射撃:動的には弾の飛行時間中に目標が動く分の前を撃たなくてはなりません。
このリード量は目標の移動速度や、目標までの距離や相対角度により大幅に変動し、ライフル銃で 急所に照準を合わせる事は絶望的と言えました。

また「肉眼で見えるのは少し古い虚像」であり、肉眼で見えない実体は虚像とは違う別の位置になり、動的射撃には絶望的な難しさがあります。

動的射撃は散弾をバラ撒くショットガンでも低命中率です。
所がフリンチング対策済の引止まりのないスイングの一定リズムで追越す時に引き金を引きますと、弾が出るまでの時間遅れ分がリードとなる「スイング射撃」となります。

このリードは目標の速度と目標までの距離に比例しますので、リード調整が不要となり、命中率は著しく改善されます。ライフル銃の動的射撃にもこのスイング射撃考え方は そのまま使え、150m先を走る鹿に急所直撃率70%でした。

 6-10.ナミビアポイント効果とショットガン効果:ライフル銃で被弾すれば、やがて死ぬのですが、急所を撃たないと逃げられてしまいます。特定のエリアを撃つと即倒、それを「急所」と呼んでいます。

急所は多数ありますが「前足軸線上の背骨との交点のナミビアポイント」は最も即倒し易い急所です。「急所を正しくヒットすると、弾頭のパワーには概ね無関係」に即倒します。
マグナムは倒れ易い事や、大型動物には相応のマグナム弾が必要と言う事は全くの嘘でした。

308比50%の非力弾でも、150%のマグナム弾でも急所なら同じ様に即倒し、また急所を少しハズした時は同じ様に逃げられ、捕獲に必要なのは弾のパワーではなく、急所に正しくヒットさせる精度です。

体の中心部の「ナミビアポイントまで正しく銅弾頭が届けば、パワーには無関係」と言えました。

そう言う事であれば有利なのは、反動の大きなマグナムではなく、低反動のStd口径や非力弾でも命中させ易い口径となります。

同様にショットガンの場合には「ショットガン効果」があります。

上半身3粒ヒットだけでパワーには無関係に即死撃墜」出来ます。
弾粒が皮下まで侵入するパワーを満たせば、パワーには無関係と言えました。

3粒被弾を満足するには鳥猟ではカモ猟でも、7.5号トラップ射撃小粒装弾とフルチョークが不可欠、鹿猟では4号バックショット27粒弾とインプシリンダーチョークになります。

ショットガン効果を使えば撃墜率が最大1桁以上に向上します。
ナミビアポイントとショットガン効果は、ケンさん考案ではありませんが、「大発明級の著しい効果がありました。」

 6-11.全弾命中の夢:100発100中はハンターの夢ですが、現実はそれとは遥かに遠いレベルにあります。

6-6~6-10集合体のフリンチングを克服した静的射撃や動的スイング射撃ではライフルでもショットガンでも、これが70%程度まで達成出来る様になり、5発5中も夢では無くなります。

静的射撃では撃てば殆どを即倒に出来ますが、相手にも逃げる権利があり、早く撃たなければと言う焦りの心が発生します。焦りの心があれば命中率は著しく低下し、100%は遥か遠くになります。

同様にショットガンの動的射撃では最大射程が僅か50m、一方逃げる獲物は秒速10~20m、かなり素速く対応しなければすぐに射程となってしまい、これにも焦りの心が生じます。

それらの条件下でありながら、市販普及銃等の安価な普及装備品+安売り弾薬で、70%確率で即倒或いは撃墜させられる事を立証出来ました。下記にその内容を紹介します。
6.銃の偉大な発明と運用新技術のまとめ。
写真は愛銃サコー75 バーミンター 口径308、銃本体は2005年に22万円で入手、付属品まで入れ 25万円弱、スコープ3万円、ストックを2㎝、銃身を5㎝カット、ストックをやや細めに再成形し「」となりました。

使用弾は「酷評激安のロシア弾」これに命中しない事&貫通するだけで倒れない事で 「酷評の初期型バーンズ銅弾頭」に挿げ替えた「酷評コンビ弾」でした。

酷評コンビ弾」の実際は巷の酷評より遥かに優れ、150mテーブル撃ち3発が11㎜、ヒグマ6頭含む総捕獲1200頭余中の3/4程度を捕獲、よく当たり良く倒れたと言える銃と弾でした。
尚、エゾ鹿猟には連発機能は不要と言えますが、単列マガジン式は適しません。

散弾銃の愛銃SKB1900改は24㌅銃身、銃砲店のスクラップから摩耗の少ない部品を選択し組立た 「リビルト銃」本体1万円でした。
6.銃の偉大な発明と運用新技術のまとめ。
これに取寄せ24㌅銃身4万円、フロントバランサー自作、ストック下側のみ 2㎝カットしピッチダウンを変更、「」となりました。

実戦には安売り7.5号トラップ32g装弾、チョークは狩猟も射撃も何時もフルチョーク、近距離時は散弾密度の低いパターンの端で撃っていました。



カルガモ駆除では50発で32羽を捕獲の記録があり、クレー射撃では24gの安売り装弾でフィールド トラップ15mで54枚連続、5mダブルトラップ同時放出で58枚連続の記録があります。

用途により散弾銃やライフル銃の複数銃を使い分ける事は非効率と思います。
多数銃所持は一見すると本格派に見えますが、実際はその反対です。

国内猟はオートの散弾銃1丁、ボルトライフル銃1丁、この2丁で全てに使え、もう1丁欲しい銃と言えば、国内では禁止されている小口径22LRです。

SKBオート30㌅フルチョーク銃身ではカモ類1万羽以上、ハト類5千羽以上を捕獲、クレ―射撃では 国際ルール連続64枚の記録があり、SKBオートは狩猟・駆除・射撃共々の大活躍をしてくれました。

高級カスタム銃ではなく、極くありふれた普及機材でも、大きな夢が達成出来る事が判ったのは「偉大な発見」と言えました。






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Posted by little-ken  at 08:23 │銃と弾