2024年01月27日
サボットスラグ銃規制とエゾ鹿猟。
長野の青木容疑者のサボットスラグ銃(ハーフライフル)による、警察官2名殺害事件の結果、どうもサボットスラグ銃の所持にはライフル銃並の経験年数が付けられそうな雰囲気です。
1.基準年数に満たない初心者のエゾ鹿猟はどうなるのか?
ブレネッキスラグ弾
20年前はエゾ鹿駆除が行われておらず、エゾ鹿は50~100mにいました。
従ってノーライフルのスラグ銃とブレネッキスラグ弾でも何とか獲れました。
しかし昨今は地元ハンターのライフル銃に依る駆除が1年中行われており、エゾ鹿は大物程長射程になりますが、100~200mにいます。
ノーライフルのブレネッキスラグ銃では殆どの場合ダメとなりますが、射程150mのサボットスラグ銃なら中型鹿まで対処可能でした。
従ってサボットスラグ銃の入手が出来ないハンターに依る、エゾ鹿猟は壊滅的な状態に陥ります。
それではエゾ鹿行政も困りますから、恐らく地元ハンターには駆除に限り、その経験年数を免除する特例が設けられる事でしょうが、本州の初心者ハンターのエゾ鹿猟への道は閉ざされる事になります。
2.どう対処すべきか?
サボットスラグ銃の道が閉ざされない様に、黙っていないで運動するべきです。
黙っていれば、強行採決されてしまいます。やれる事を考えましょう。
しかし避けられないとなったら、駆け込み所持以外に方法はありません。
恐らく完全に施行されるまでには、1~2年を要すると思われ、茨の道になるかと思いますが、頑張って取り敢えずは型式問わずのボロでもハーフライフル銃なら何でも良いですから、所持を急ぐべきと言えます。
所持すれば、使用実績を作らなくてはならない事になりますが、頑張りましょう。
銃本体ではなく、お手元の自動銃やスライドアクション銃に使えるハーフライフル替え銃身追加登録と言う手法もあります。記載変更で届け出るだけで簡単ですから、本命はこちらなのかも知れません。
そうすれば既得銃はそのままになる筈ですから、後刻他のハーフライフル銃に交換する事が出来ます。こちらも新たな乱用防止の行政指導が行われる可能性もあり、早目が良いと思われます。
自動銃やスライドアクション銃のサボットスラグは、後述3項の様にボルト銃に対し、遠射性能も連射性能も大幅に劣りますが、取り敢えずサボット銃を所持する事に意義があるならば、深く考える必要はありません。即座の行動あるのみです。
3.どの型式が良いか?
精度的にはボルトアクション銃が最も高精度であり、銃身はフルフロート、反動を受けるボルトラグは片持ちではなく、スコープ取付けのガタはなく、スコープ専用銃が運用性能も高く、お奨めです。
サベージボルト銃
精度は120mまでならライフル銃に準じた、直撃照準が可能であり、あわよくばワンホール射撃が可能です。落差補正すれば150mまで使える、これがボルトアクションのサボットスラグ銃の性能です。
レミントン870スライド銃
レミントン11‐87自動銃
これに比べますと、スライドアクション銃や自動銃は構造的にかなり劣りますが、100mなら使える領域にあります。自動銃やスライドアクション銃の場合は、スコープを機関部に取り付けるタイプは、機関部と銃身の取付部にガタがあり精度が出ません。
カンチレバー型替え銃身
銃身から出た延長のバー(カンチレバー)にスコープを取り付けるタイプでないと精度が出ません。
サボット銃なら高精度は簡単なのか? 下記の理由に依り意外と難しいのが現状です。
射撃高精度が出せない原因は、銃には反動があり、体はその反動を上手く受け様とし、発射直前に体に力が入って硬くなり、それが故に照準がズレてしまう「フリンチング」にあります。
自動銃やスライドアクション銃はボルトアクション銃に比べ、連射性に優れると誰もが思います。
散弾時の連射は反動を押さえ込んだ連射が可能となりますが、高精度のサボットスラグ銃の場合は射手の介入を出来るだけ抑え、銃だけに撃たせなければ高精度が出せません。
また通常射撃技術では動的には命中させる事は不可能で、連射の意味はありません。
動的射撃は肉眼で見ている映像が「虚像」であり、「実体を伴っていない」事を理解しなければ命中しないのです。動的の実体は原理的に見えませんが、見えている「虚像」よりもう少し前方にあります。
見えている映像を狙ってリードを考えて撃つ事は、「リード射撃」なら可能ですが、通常の銃のスイングは反動を身構える事で止まってしまう「引き止まり射撃」となり、命中させる事は不可能となります。
ケンさんは自動銃で走る鹿をバッタバッタ即倒させるのが夢でした。
選んだ銃はH&Kオートの308でした。「ランニング射撃」の夢は達成する事は出来ましたが、しかしオートのそれはまだ不完全であり、ボルト銃では全くの想定外でしたが、スンナリ完全になりました。
ライフル自動銃は静的300mをクリアする事が出来ず、また動的も射程50mに留まり、1頭捕獲には5発強を要しました。銃をボルトのサコー75に換えた途端に、射程は4倍の200mになり、1頭を捕獲する弾数も半分の2.7発となり、8倍のパフォーマンスとなりました。
2か月後には更に半分の1.4発、実質16倍のパフォーマンスとなり、どちらが優れているか非常に明確に分かりました。
ボルト銃の連射は再肩付けを要する「スナップスイング射撃」ですが、射程4倍にも拘らずパフォーマンス16倍にも、そして自動銃より速かった連射にも驚きました。
オープンサイトの自動銃は最も役に立たない銃と言う事になり、最強の銃はボルトでした。
サボット銃どうしの比較も、同様にボルト銃に軍配は上がります。
ただ50m以内で、動的を捕獲すると言う事に的を絞れば、自動銃のリブ銃身に4号バックショットを連射運用し、射撃は距離に合ったチョークが、ベストな組合せとなります。
4.口径はどれが良いのか?
10年前までは12番でした。理由は弾のメーカーが多数あり、相性の良い弾を選べるのが理由でした。しかし今や20番も良く当たる弾があります。
20番の命中精度が12番を上廻る事はありません。パワー面で20番は12番に比べパワーが30%以上低下しますが、反動が軽くて撃ち易い事は確かです。
要は急所ヒットすればパワーには概ね無関係に即倒し、急所ヒットしなければ、パワー1.4倍マグナム弾で撃っても効果は皆無です。
単弾では後にも先にも「急所ヒット」するかどうかだけで評価が決まり、従って強力な3インチマグナム弾は不要です。
実戦で必要なのは当たる銃と当たる弾、そして「迫力負け」しない心と、逃げる前に撃てる早撃ち能力です。
1.基準年数に満たない初心者のエゾ鹿猟はどうなるのか?

20年前はエゾ鹿駆除が行われておらず、エゾ鹿は50~100mにいました。
従ってノーライフルのスラグ銃とブレネッキスラグ弾でも何とか獲れました。
しかし昨今は地元ハンターのライフル銃に依る駆除が1年中行われており、エゾ鹿は大物程長射程になりますが、100~200mにいます。
ノーライフルのブレネッキスラグ銃では殆どの場合ダメとなりますが、射程150mのサボットスラグ銃なら中型鹿まで対処可能でした。
従ってサボットスラグ銃の入手が出来ないハンターに依る、エゾ鹿猟は壊滅的な状態に陥ります。
それではエゾ鹿行政も困りますから、恐らく地元ハンターには駆除に限り、その経験年数を免除する特例が設けられる事でしょうが、本州の初心者ハンターのエゾ鹿猟への道は閉ざされる事になります。
2.どう対処すべきか?
サボットスラグ銃の道が閉ざされない様に、黙っていないで運動するべきです。
黙っていれば、強行採決されてしまいます。やれる事を考えましょう。
しかし避けられないとなったら、駆け込み所持以外に方法はありません。
恐らく完全に施行されるまでには、1~2年を要すると思われ、茨の道になるかと思いますが、頑張って取り敢えずは型式問わずのボロでもハーフライフル銃なら何でも良いですから、所持を急ぐべきと言えます。
所持すれば、使用実績を作らなくてはならない事になりますが、頑張りましょう。
銃本体ではなく、お手元の自動銃やスライドアクション銃に使えるハーフライフル替え銃身追加登録と言う手法もあります。記載変更で届け出るだけで簡単ですから、本命はこちらなのかも知れません。
そうすれば既得銃はそのままになる筈ですから、後刻他のハーフライフル銃に交換する事が出来ます。こちらも新たな乱用防止の行政指導が行われる可能性もあり、早目が良いと思われます。
自動銃やスライドアクション銃のサボットスラグは、後述3項の様にボルト銃に対し、遠射性能も連射性能も大幅に劣りますが、取り敢えずサボット銃を所持する事に意義があるならば、深く考える必要はありません。即座の行動あるのみです。
3.どの型式が良いか?
精度的にはボルトアクション銃が最も高精度であり、銃身はフルフロート、反動を受けるボルトラグは片持ちではなく、スコープ取付けのガタはなく、スコープ専用銃が運用性能も高く、お奨めです。

精度は120mまでならライフル銃に準じた、直撃照準が可能であり、あわよくばワンホール射撃が可能です。落差補正すれば150mまで使える、これがボルトアクションのサボットスラグ銃の性能です。


これに比べますと、スライドアクション銃や自動銃は構造的にかなり劣りますが、100mなら使える領域にあります。自動銃やスライドアクション銃の場合は、スコープを機関部に取り付けるタイプは、機関部と銃身の取付部にガタがあり精度が出ません。

銃身から出た延長のバー(カンチレバー)にスコープを取り付けるタイプでないと精度が出ません。
サボット銃なら高精度は簡単なのか? 下記の理由に依り意外と難しいのが現状です。
射撃高精度が出せない原因は、銃には反動があり、体はその反動を上手く受け様とし、発射直前に体に力が入って硬くなり、それが故に照準がズレてしまう「フリンチング」にあります。
自動銃やスライドアクション銃はボルトアクション銃に比べ、連射性に優れると誰もが思います。
散弾時の連射は反動を押さえ込んだ連射が可能となりますが、高精度のサボットスラグ銃の場合は射手の介入を出来るだけ抑え、銃だけに撃たせなければ高精度が出せません。
また通常射撃技術では動的には命中させる事は不可能で、連射の意味はありません。
動的射撃は肉眼で見ている映像が「虚像」であり、「実体を伴っていない」事を理解しなければ命中しないのです。動的の実体は原理的に見えませんが、見えている「虚像」よりもう少し前方にあります。
見えている映像を狙ってリードを考えて撃つ事は、「リード射撃」なら可能ですが、通常の銃のスイングは反動を身構える事で止まってしまう「引き止まり射撃」となり、命中させる事は不可能となります。
ケンさんは自動銃で走る鹿をバッタバッタ即倒させるのが夢でした。
選んだ銃はH&Kオートの308でした。「ランニング射撃」の夢は達成する事は出来ましたが、しかしオートのそれはまだ不完全であり、ボルト銃では全くの想定外でしたが、スンナリ完全になりました。
ライフル自動銃は静的300mをクリアする事が出来ず、また動的も射程50mに留まり、1頭捕獲には5発強を要しました。銃をボルトのサコー75に換えた途端に、射程は4倍の200mになり、1頭を捕獲する弾数も半分の2.7発となり、8倍のパフォーマンスとなりました。
2か月後には更に半分の1.4発、実質16倍のパフォーマンスとなり、どちらが優れているか非常に明確に分かりました。
ボルト銃の連射は再肩付けを要する「スナップスイング射撃」ですが、射程4倍にも拘らずパフォーマンス16倍にも、そして自動銃より速かった連射にも驚きました。
オープンサイトの自動銃は最も役に立たない銃と言う事になり、最強の銃はボルトでした。
サボット銃どうしの比較も、同様にボルト銃に軍配は上がります。
ただ50m以内で、動的を捕獲すると言う事に的を絞れば、自動銃のリブ銃身に4号バックショットを連射運用し、射撃は距離に合ったチョークが、ベストな組合せとなります。
4.口径はどれが良いのか?
10年前までは12番でした。理由は弾のメーカーが多数あり、相性の良い弾を選べるのが理由でした。しかし今や20番も良く当たる弾があります。
20番の命中精度が12番を上廻る事はありません。パワー面で20番は12番に比べパワーが30%以上低下しますが、反動が軽くて撃ち易い事は確かです。
要は急所ヒットすればパワーには概ね無関係に即倒し、急所ヒットしなければ、パワー1.4倍マグナム弾で撃っても効果は皆無です。
単弾では後にも先にも「急所ヒット」するかどうかだけで評価が決まり、従って強力な3インチマグナム弾は不要です。
実戦で必要なのは当たる銃と当たる弾、そして「迫力負け」しない心と、逃げる前に撃てる早撃ち能力です。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その3:ボウハンティングは高効率。
エゾ鹿のボウハンティング。その2:アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その1:ハーフライフル。
皆さんに伝えたい事。その14と15:ライフルと散弾の特殊効果。
皆さんに伝えたい事。その12と13:エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。
皆さんに伝えたい事。その11,難しいエゾ鹿猟。
エゾ鹿のボウハンティング。その2:アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その1:ハーフライフル。
皆さんに伝えたい事。その14と15:ライフルと散弾の特殊効果。
皆さんに伝えたい事。その12と13:エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。
皆さんに伝えたい事。その11,難しいエゾ鹿猟。