2024年01月06日

野ウサギ猟。

読者の皆さん新年おめでとうございます。獲れてますか?
ケンさんは銃を始めた最初から大物猟志望、空気銃も当時は50mが限界、散弾銃も同様でした。
ライフル銃で遥か遠方の鹿を倒す、そして走る鹿を倒すのが夢でした。

しかしライフル銃には10年の経験を要し、当時はサボットスラグ銃はデビュー前でした。
取り敢えずはライフル銃型の散弾銃であるディアーガンにするか、ライフル銃を改造した、410番のノーライフルに改造した、散弾銃にするかのコースしかありませんでした。

野ウサギ猟。レミンントン1100 ディアーガン20番
野ウサギ猟。野ウサギ猟。野ウサギ猟。
     野ウサギ          タヌキ              キジとカモの定数

ケンさんは1975年にSKBオート12番を購入、当時は5連発で、カモ10羽、キジ2羽が定数でした。
メインをカモ猟と決め、カモの飛来が多い猟場が近くにあった事もあり、数年の内にカモ猟は抜群に上手くなり、毎朝SKBオートでカモの定数を捕獲してから出社していました。

レミントンディアーガン20番は無チョークですから、フルチョーク時の半分しか弾が届きません。
しかし20mまで近寄って撃てば、散弾の広がりが大きく、それを上手く利用すれば写真の様な大猟が可能でした。

  オープンサイトは欠陥照準器。
一方狩猟を始めた当初からの夢は、ライフル銃に依る大物鹿猟でした。
そこで1984年にレミントン1100デイアーガンの20番を購入しました。

本銃の運用は失敗でした。その原因はライフル型のオープンサイトの指向性ゼロにあり、これで走る鹿を即倒させる事は絶望でした。

そこでバックショットを運用しましたが、今度は絞りが無い銃身の為に、パターン密度が荒過ぎ、被弾させる事は出来ても即倒せず半矢ばかりでした。

そしてこれがやがて、フルチョーク神話の「3粒被弾撃墜のショットガン効果」の立証に発展した訳ですが、それでも本銃では本州鹿6頭と野ウサギ10羽を捕獲しました。他に若干のキツネとタヌキがありました。

  小粒3粒で撃墜のショットガン効果を立証。
結果的に小粒弾圧倒的優位を立証する事になりましたが、きっかけは狩猟用装弾価格が急に2倍以上となった為、少なくとも近距離であれば半額以下のクレー射撃用の7.5号装弾が使えないかと模索した結果でした。

フルチョーク時の7.5号は予想外に使える事が分かり、やがて当時使っていた4号装弾より、全ての場面で大幅に撃墜率が高い事が確認され、更には全装弾中の最高撃墜率は7.5号トラップ射撃用装弾でした。

当初はその理由付けに「複数被弾副次効果」があると仮定しました。
2粒被弾は2倍ではなく4倍、3粒なら9倍と言う考え方であり、それで非力な小粒弾の逆転撃墜が可能になったと考えておりましたが、後刻に「ショットガン効果」と言う物がある事を知りました。

それはある数以上の小粒弾に被弾すると、急に撃墜率が向上する特殊効果でしたが、ケンさんはある時からショットガンのパターンが見える様になり、カモ類約1万羽撃墜の結果、それが3粒であると言う事を突き止めました。

最初に感じたのは4号装弾(33㎜152粒)のパターン抜けでした。羽の先が部分的に無くなるだけでしばしば無傷で飛び去りました。

そう言う目で見るとコガモは全てがスリ抜けていました。小粒の7.5号装弾が無力に見えたのは、弾速途中低下が大きく、パターンが有効に掛からずに非力に見えたのでした。

リードを追加しますと、全ての条件下で2.4㎜粒400粒の7.5号装弾が圧勝の撃墜率でした。

綺麗に撃墜したカモの被弾状況を見ますと2.4㎜粒は僅か3粒+αしかヒットしておらず、しかも被弾深さは僅か数㎜、急所でもない数㎜深さの被弾3粒で即死撃墜、これが7.5号装弾に威力でした。

お陰で内臓は無傷、捕獲直後に内蔵処理が当たり前の様に言われておりましたが、不要でした。
近距離時のカモは弾粒が食用部分に残らない様に、頭部集中被弾で撃墜していました。

毎朝出社前に捕獲したカモを、夕方には炉端屋等に売りに行きましたが、ケンさんのカモは内臓が爛れていないので好評でした。当時は本業を遥かに凌ぐ臨時収入でした。

  本州鹿の巻狩り。
1983年より念願だった本州鹿の巻狩りを行いましたが、悲惨な日々でした。
ケンさんの待ち場に来る鹿は皆無、容易な事では諦めないのがケンさんなのですが、9年目には流石に諦め掛けましたが、それが結果オーライとなり捕獲に成功しました。

当日は諦めの心境、待ち場で「フテ寝」していました。
それに依り気配撒き散らしが大幅減となり、鹿は待ち場にやって来て捕獲成功となりました。

後刻これを分析し「全の心作戦」と言うのを確立し、4年で20頭を捕獲出来るまでになりました。
その諦めの少し前の数年間でしたが、当時は野ウサギの繁殖が良く、鹿撃ちの練習がてらで野ウサギ猟を行いました。

 3-1.野ウサギ猟。
野ウサギ猟。ノホンノウサギ
野ウサギは体長50㎝前後体重2㎏前後、積雪地では冬に白くなりますが、積雪の無い当地方では白くならず、夜行性で日中は木陰等で寝ています。

主にビーグル犬を使い寝屋から追い出しますと、30分程で元の山に戻ろうとし、この時に獣道が集まる様な視界の良い谷筋で静かに待ち続けますと、戻って来ますので、そこを撃ち獲ります。
猟犬の近くにいれば、追い出した直後を撃つ事も可能です。

待ち方は鹿の巻狩りと同じく、1番大切なのは動かない事、2番目は音を立てない事、すると遠くの方から「カサッ・カサッ」と足音がして来ます。

一段と動かずに十分引き寄せるまで待って、「スナップ・スイング射撃」で一気に高速連射を行います。野ウサギは意外と弾に弱く、7.5号装弾の2.4㎜3粒被弾で即倒してくれます。

鹿猟と似た巻狩りと言えばその通りですが、事前の見切りと待ち場を決める打ち合わせは無く、猟場の規模も小さく、各自思い思いの場所で待つのが特徴です。

鹿猟より小規模の5人前後の小集団で行え、1日に3~4ゲームが行え、捕獲率も1~2羽/日/グループと高く、退屈しない猟です。
又シカ猟に比べ、気配勝負は勝て易く、射程内まで簡単に引き寄せられました。

ケンさんも10羽のウサギを捕獲しましたが、数年後には野ウサギに肝臓病の流行し過半が死亡、生息数激減となり、1羽捕獲には鹿並の3~5日を要する様になり、ウサギ撃ちのグループは流れ解散となりました。

野ウサギ猟には旧来の考えでは、使用銃はイプシリンダー、使用弾は5号でした。
ケンさんの考えでは使用銃はフルチョーク、使用弾は7.5号トラップ射撃用装弾です。
味はウサギの味で美味しいのですが、どちらかと言えば鶏肉に近いです。

最初のしばらくだけはカモ撃ち用30インチフルでやりましたが、鹿撃ちの練習を考え、レミントン1100のディアーガンの7.5号弾でやりました。

7.5号装弾の1発では3粒被弾が難しく、連射を要しましたが、良く獲れました。次項の鹿猟に比べ、低技量でも獲れる野ウサギ猟は楽しいのですが、肝心のウサギが肝臓病の流行で壊滅状態、1部の野ウサギはレッドデーターブックに載る事となりました。





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Posted by little-ken  at 15:29 │ハンティング銃と弾