2023年12月17日

散弾サイズと新旧用途一覧表

散弾重量    32 (g) 散弾サイズ㎜   主な新用途      主な旧用途   
 スラグ     1 粒     18.0        使わない        熊・猪・鹿 
 OOO      6粒     9.14           ↑            ↑      
  OO      9粒     8.38           ↑            ↑
   O      12粒     8.13          ↑            ↑

 NO.1     16粒    7.62          ↑          猪・鹿・中型獣  
 NO.3     20粒    6.35          ↑             ↑
 NO.4     27粒    6.10       猪・鹿・中型獣          ↑     最大効率
 NO.5     38粒    5.50          ↑             ↑
(昔はAの上がOでした。1~4号バックショットに換わり、AAA・5.50㎜・32粒、AA・5.25㎜・37粒、A・5.00㎜・43粒、BBB・4.75㎜・50粒があり、BB・4.50㎜・59粒、B・4.25㎜・84粒、1号等が続き、小粒バックは多少寸法違いですが、F・T・SG・SSG・SSSGがあり、様々な名称でした。)
 
 BB(号)   55粒     4.57       中型獣(キヨン)   沖鴨・中小型獣  
 1(号)    80粒     4.06         ↑ ( ↑ )     遠鴨・小型獣    
 2(号)    95粒     3.81       使わない          ↑      
 3(号)   123粒     3.56         ↑             ↑     
 4(号)   152粒     3.30       小型獣(キツネ等)     ↑

 5(号)   191粒     3.05       使わない         雉・山鳥       
 6(号)   253粒     2.79         ↑             ↑         
 7(号)   336粒     2.54         ↑           雉鳩        
 7.5(号)  394粒     2.41    マカモ・雉・山鳥・雉鳩      ↑   最大効率

 8(号)   461粒     2.29         ↑            ↑
 9(号)   658粒     2.03      タシギ・小鳥類       ←     


  鳥猟。
国内最大の狩猟鳥はマガモです。これに最も適合するのは旧適合表からすると信じられない程の小粒ですが、7.5号のトラップ射撃装弾です。これをフルチョークから撃ちますと50mまで3粒被弾撃墜の「ショットガン効果」が使えます。

その効果は散弾粒のパワーには概ね無関係に、3粒被弾だけで撃墜出来る特殊効果です。

従来から多用されている比較的大粒の散弾と、広範囲にバラ撒くインプシリンダーでは、殆どの3粒被弾のショットガン効果を満たす事は出来ず、良い命中個所時しか撃墜出来ません。

フルチョーク+小粒7.5号装弾は従来比1桁アップで撃墜出来ます。

この運用には1つだけ前提条件があり、それは小粒弾の場合は弾速の途中低下が大きく、その分のリードの追加が必要になる事です。

6号弾で丁度リードが合っている遠射を、7.5号で撃つとパターンの端しか掛からず、小粒弾は非力に見えましたが、リードを修正し、真面にブッ掛かかる様にしますと、6号時より遥かによく墜ちます。

半額の弾で撃墜率が最大なのですから、笑いが止まりません。
但し近距離で真面に当たると散弾だらけになってしまいます。
この対策はリードを20㎝程増し、頭部だけに散弾を集中させて撃墜します。

また国内最大の狩猟鳥のマガモにも、7.5号がベストパフォーマンスであり、カワウに対しても同様でしたから、国内の鳥類全ての狩猟にはトラップ用の7.5号が最も有効です。

ヨーロッパでは小鳥寄りの狩猟鳥も多く、8号装弾がベストとされています。
ヒヨドリやスズメ等小型鳥用にはスキート用の9号装弾が同様に最も有効です。

キジ撃ちにインプシリンダーに5号弾、カモ撃ちに1~4号弾? そんな大粒では無傷でパターンをスリ抜けてしまう事もある程で、それが昔の設定です。

今は鳥猟用途の全てにフルチョーク、弾は7.5号、小鳥用の9号を含め、共に射撃用装弾は狩猟用装弾の半額以下ですが、これで「ショットガン効果」のお陰で、純撃墜率だけを比較しても桁違いの最高パフォーマンスが得られます。

  獣猟。
同様に3粒被弾撃墜効果は獣類にも有効です。鹿や猪に対する射撃では4号又は5号のバックショットがベストパフォーマンスを示すと思います。こちらの射撃も4号バックをフルチョークで撃てば、50mまで3粒被弾撃墜のショットガン効果が使えます。

近距離時にリードを増し頭部に散弾を集中させる撃ち方が出来れば、フルチョークが圧倒的に有利と言えますが、距離に応じたスキートチョークや、インプシリンダーが良好です。ショットガン効果を上手く使えば、総合効率は最大1桁違って来ます。

更なる小型獣類(キヨン)にはフルチョーク+4号鳥猟用装弾クラスが良好だと思われます。

胴体に3粒以上の被弾させる事が、最も重要ですから、それが可能な粒数とチョークの組合せがベスト効率です。ショットガン効果に1粒パワーは関係ないと申しましたが、余りに小粒や弾速低下ですと、皮膚を貫通出来ない無効弾になってしまいます。

従って粒数が圧倒的に多い、7.5号装弾で鹿を撃っても、流石に無意味です。

一方で 「ショットガン効果」を「使えない」或いは「使わない」狩猟はヒットしても撃墜出来ず、情けない程ショットガンの非力さを味合う事になります。

ショットガンの照準器はリブ銃身が最高です。光学照準やホローサイト類を使う人もいますが、ショットガンはリブ銃身がベストパフォーマンスです。
散弾サイズと新旧用途一覧表
チークピースの調整は重要で成果が大きく分かれます。写真のレミントン1100のストックにはガムテープでチークピースを調整、お陰で9発9中の大戦果でした。

チークピースの僅か2~3㎜の調整は、非常に大きな成果をもたらします。




同じカテゴリー(銃と弾)の記事画像
7.各国の機関銃の考え方。
5.戦闘機の照準。
3.飛行機の特性。
2.日本の兵器製造。
1.日本製品がダメだった理由。
5種類もあった日本の弾薬。
同じカテゴリー(銃と弾)の記事
 7.各国の機関銃の考え方。 (2024-12-08 09:09)
 5.戦闘機の照準。 (2024-12-02 09:05)
 4.現代の空戦。 (2024-12-02 08:54)
 3.飛行機の特性。 (2024-11-27 16:06)
 2.日本の兵器製造。 (2024-11-24 09:06)
 1.日本製品がダメだった理由。 (2024-11-22 09:27)

Posted by little-ken  at 11:46 │銃と弾