2023年03月18日
新旧スナップショット。
１１．旧スナップショット：散弾銃は主に鳥猟に使い、Ｍａｘ.５０ｍの短射程です。
一方鳥は時速５０㎞/ｈで飛行し、秒速で約１４ｍです。２０ｍから踏み出した鳥も２秒で僅か射程外になってしまいます。
と言う事はＭａｘ.２秒以内、目標は１秒以内の、瞬時に銃を構えて狙って撃てる様にしなければなりません。適したチョークは射撃距離からフルチョークが最適となります。射撃はクレー射撃で練習出来るとは言え、トラップ射撃は距離的には良いのですが、銃を肩に付けてからクレーをコールし、実戦向きではありません。
スキート射撃では肩付け前の状態からクレーをコールし、やはり１秒以内に銃を構えて狙って撃たなくてはならず、その点は良いのですが、クレーまで２０ｍは余りにも実戦向きではありません。スキート射撃は猟犬を使ったキジ猟であればスキート射撃は良い練習になります。
この瞬時に銃を構えて狙って撃つ手法がスナップショットです。ケンさんもこのスナップショットの練習をしました。やり方は適当な目標を定め、目を閉じたまま銃を速やかに肩に着け、目を開けて銃身のリブを通して見ると、正しく目標に銃が向く様になるまで、しぶとく肩付けの練習をすると言う手法で した。結果的に正味３カ月、１年後にはスナップ射撃が出来る様になりました。
これが旧スナップショットです。マスターすれば、それなりの効果は十分ありました。
キジバトやカモの踏み出し猟が可能となり、カモの半矢撃ちにも大きな効果があり、素速いコジュケイやウズラのフラッシュにも対応出来る様になりました。ケンさんの初期のカモ猟は、カモの大きな渡来地で群れから、脱落したカモを狙う拾い撃ちでした。
カモは往復の渡りで、３０%ずつの損失が出ます。損失の多くは海上で起こりますが、中には辛うじて到着したものの、体力低下から群れと行動を共に出来ない個体も少なからずいます。そう言うカモは渡来地周辺のヨシの中に潜んでおり、これを踏み出して撃つ方法でした。
抜群の視力と旧スナップショットをマスターしたお陰で、落ち零れガモは良く獲れました。
ただ痩せていて余り美味しくないのが欠点でした。
１２．新スナップショット：落ち零れカモ猟を続けている内にカモの習性が分かって来ました。
特定の潮の高さの時、砂と泥が混じった浜はカモの餌場になりました。そして非常に警戒心の強いカモに対し、当初は隠密接近は不可能に見えましたが、特定条件を満足すれば、隠密接近は可能でした。こちらは健全な良いカモでした。
カモは警戒すると首を高く上げ、その後はほんの僅かな異常で飛び去りますが、この警戒で首を上げた時、完全にフリーズすればカモは飛び去らず、警戒も数分で溶ける事が分かりました。カモの目は両側に付いており、カモの見ている映像は立体感の無い物ですから、半見えであっても動かなければ、彼らには分らないのです。
一方、スナップショットに付きましても、新しい手法を思い付きました。
それは旧スナップショットよりも速く、かつ正確に撃て、しかも短期でマスター出来る物でした。旧スナップショットでは、銃と言う物は反動が大きいので、正しく肩に着けないと、肩を痛める事があり、その為にまずは正確な肩付けを行わなければならないと言う考えでした。
肩に銃をまず着け、頭が前進し、リブを通して見た時に目標がリブに載っている、そんな名人芸を要求されるのが、旧スナップショットでした。ショットガンには照準器がありませんが、ストックの形状を体格に合わせる事で、これをやり易くすると言う考えでした。その為、高級銃のストックは全てオーナーの体格に合わせた１品製作でした。
庶民の普及銃では銃に慣れる以外の手法はありません。
ケンさんは命中させる為の条件を改めて考えてみました。
まず銃身が目標を正しく指向していなければ、銃は絶対に命中しません。
次に反動を上手く受けなければ肩を痛めてしまいます。
まずは銃身を正しく指向する、どうしたら良いのか？ 銃を目の高さで、銃身のリブを通して目標を 指向すれば、これだけで照準は完璧と言え、肩に銃を着ける着けないは、初弾命中には無関係と 言えました。ただ反動は上手く受ける必要があり、連射を考えますと、やはり正しい肩付けを要する事になりますが、どうしたら肩に正しく付けられるのか？
それが意外と簡単でした。肩着けより先に銃の発射を決意した時、最終姿勢に体を持って行くのです。すると銃は素手に目標を指向していますから、銃のチークピースさえ調整してあれば、頭はすでに最終位置に先に到着しており、ホッペをかすめて銃を真直ぐ肩に引き寄せれば、銃は必然的に肩の正しい位置に着く付く事になります。
これが新スナップショットです。これなら僅か数週間でスナップショットをマスタ―出来る事になり、目標を指差す様に銃身で指向しますから、必然的に照準は完璧となり命中します。そして肩に着く前に無修正で撃てますから、旧スナップショットよりかなり速く撃てる事になります。
短期練習ですぐにマスタ―出来、速く撃て、しかも正確なのですから、どちらが優れているのかは火を見るよりも明らかです。
一方鳥は時速５０㎞/ｈで飛行し、秒速で約１４ｍです。２０ｍから踏み出した鳥も２秒で僅か射程外になってしまいます。
と言う事はＭａｘ.２秒以内、目標は１秒以内の、瞬時に銃を構えて狙って撃てる様にしなければなりません。適したチョークは射撃距離からフルチョークが最適となります。射撃はクレー射撃で練習出来るとは言え、トラップ射撃は距離的には良いのですが、銃を肩に付けてからクレーをコールし、実戦向きではありません。
スキート射撃では肩付け前の状態からクレーをコールし、やはり１秒以内に銃を構えて狙って撃たなくてはならず、その点は良いのですが、クレーまで２０ｍは余りにも実戦向きではありません。スキート射撃は猟犬を使ったキジ猟であればスキート射撃は良い練習になります。
この瞬時に銃を構えて狙って撃つ手法がスナップショットです。ケンさんもこのスナップショットの練習をしました。やり方は適当な目標を定め、目を閉じたまま銃を速やかに肩に着け、目を開けて銃身のリブを通して見ると、正しく目標に銃が向く様になるまで、しぶとく肩付けの練習をすると言う手法で した。結果的に正味３カ月、１年後にはスナップ射撃が出来る様になりました。
これが旧スナップショットです。マスターすれば、それなりの効果は十分ありました。
キジバトやカモの踏み出し猟が可能となり、カモの半矢撃ちにも大きな効果があり、素速いコジュケイやウズラのフラッシュにも対応出来る様になりました。ケンさんの初期のカモ猟は、カモの大きな渡来地で群れから、脱落したカモを狙う拾い撃ちでした。
カモは往復の渡りで、３０%ずつの損失が出ます。損失の多くは海上で起こりますが、中には辛うじて到着したものの、体力低下から群れと行動を共に出来ない個体も少なからずいます。そう言うカモは渡来地周辺のヨシの中に潜んでおり、これを踏み出して撃つ方法でした。
抜群の視力と旧スナップショットをマスターしたお陰で、落ち零れガモは良く獲れました。
ただ痩せていて余り美味しくないのが欠点でした。
１２．新スナップショット：落ち零れカモ猟を続けている内にカモの習性が分かって来ました。
特定の潮の高さの時、砂と泥が混じった浜はカモの餌場になりました。そして非常に警戒心の強いカモに対し、当初は隠密接近は不可能に見えましたが、特定条件を満足すれば、隠密接近は可能でした。こちらは健全な良いカモでした。
カモは警戒すると首を高く上げ、その後はほんの僅かな異常で飛び去りますが、この警戒で首を上げた時、完全にフリーズすればカモは飛び去らず、警戒も数分で溶ける事が分かりました。カモの目は両側に付いており、カモの見ている映像は立体感の無い物ですから、半見えであっても動かなければ、彼らには分らないのです。
一方、スナップショットに付きましても、新しい手法を思い付きました。
それは旧スナップショットよりも速く、かつ正確に撃て、しかも短期でマスター出来る物でした。旧スナップショットでは、銃と言う物は反動が大きいので、正しく肩に着けないと、肩を痛める事があり、その為にまずは正確な肩付けを行わなければならないと言う考えでした。
肩に銃をまず着け、頭が前進し、リブを通して見た時に目標がリブに載っている、そんな名人芸を要求されるのが、旧スナップショットでした。ショットガンには照準器がありませんが、ストックの形状を体格に合わせる事で、これをやり易くすると言う考えでした。その為、高級銃のストックは全てオーナーの体格に合わせた１品製作でした。
庶民の普及銃では銃に慣れる以外の手法はありません。
ケンさんは命中させる為の条件を改めて考えてみました。
まず銃身が目標を正しく指向していなければ、銃は絶対に命中しません。
次に反動を上手く受けなければ肩を痛めてしまいます。
まずは銃身を正しく指向する、どうしたら良いのか？ 銃を目の高さで、銃身のリブを通して目標を 指向すれば、これだけで照準は完璧と言え、肩に銃を着ける着けないは、初弾命中には無関係と 言えました。ただ反動は上手く受ける必要があり、連射を考えますと、やはり正しい肩付けを要する事になりますが、どうしたら肩に正しく付けられるのか？
それが意外と簡単でした。肩着けより先に銃の発射を決意した時、最終姿勢に体を持って行くのです。すると銃は素手に目標を指向していますから、銃のチークピースさえ調整してあれば、頭はすでに最終位置に先に到着しており、ホッペをかすめて銃を真直ぐ肩に引き寄せれば、銃は必然的に肩の正しい位置に着く付く事になります。
これが新スナップショットです。これなら僅か数週間でスナップショットをマスタ―出来る事になり、目標を指差す様に銃身で指向しますから、必然的に照準は完璧となり命中します。そして肩に着く前に無修正で撃てますから、旧スナップショットよりかなり速く撃てる事になります。
短期練習ですぐにマスタ―出来、速く撃て、しかも正確なのですから、どちらが優れているのかは火を見るよりも明らかです。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その３：ボウハンティングは高効率。
エゾ鹿のボウハンティング。その2：アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その１：ハーフライフル。
皆さんに伝えたい事。その１４と１５：ライフルと散弾の特殊効果。
皆さんに伝えたい事。その１２と１３：エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。
皆さんに伝えたい事。その１１，難しいエゾ鹿猟。
エゾ鹿のボウハンティング。その2：アメリカの現状と射程距離の変化。
エゾ鹿ボウハンティングの可能性。その１：ハーフライフル。
皆さんに伝えたい事。その１４と１５：ライフルと散弾の特殊効果。
皆さんに伝えたい事。その１２と１３：エゾ鹿の習性、ナンバーランキングのオス。
皆さんに伝えたい事。その１１，難しいエゾ鹿猟。
