2019年01月11日

男のロマン(アフリカ猟)は200万円?

アフリカ猟はハンターたる者の一生の憧れです。
筆者も少年の頃にアフリカ猟を知り、何時かは必ずアフリカ猟に行くと心に決めました。
それが実現したのは40数年後の2009年の事になりました。
この時にその方面の業者のカラクリを垣間見る事が出来ました。

その昔、日本にも「シンワールド」と言う海外狩猟手配会社がありました。
ここのやり方は日本人に商習慣や狩猟制度の違いを説明するのは不可能とし、かなりの現地追加費用が避けられませんとだけの説明でした。1990年代末期にアフリカ猟に行った歯科医の話では、1式100万円の価格に対し日本式撃ち放題の結果、現地請求は約200万円となり、剥製代(全身剥製)や送料等を含めて全合計では約400万円になったそうです。
彼はアフリカ猟に先立ち、450万円でキングクラフトのカスタムライフルを購入したそうです。

これには後刻、更に酷いイカサマがある事が解かりました。それは日本での1式金額100万円の内40万円程度は現地に支払われる筈ですが、どの道、現地追加金額は日本式撃ち放題をすれば膨大になる為、現地支払いは全く行っていなかったと言う事が解かりました。

それは2000年に筆者がアラスカのカリブー猟を「シンワールド」に120万円で申し込んだのですが、現地には全く予約金すら支払われていなく、結果的に狩猟は出来ず、120万円の全額が無駄になった事がありました。その過程で現地の日本人手配会社のA&Pの社長に会う事が出来、社長からそう言う話を聞き、こう言った経緯が分かった次第でした。

また2009年に筆者がナミビア行を検討する際、現地日本人会社数社にハンティングの見積りをお願いした所、2社から回答があり、1式は200万円と400万円でした。
一方ネットの直接現地価格は60万円でした。余りの違いに50~100万円をブったくられる位のつもりで現地業者の所に行きました。

やはりと言うか現地請求は40万円程ありましたが、話し合いの結果、これも殆どがなくなり、飛行機代とトロフィー代(袋角だけ)&送料や飛行機代を含めた全合計は85万円程度に収まりました。

2009年は現地見積り400万円が僅か85万円(80%レス)で行けたのですから、驚きの大成功でした。その価格も今は毎年10%程度のインフレで、その頃に比べて2倍以上になっています。
先の90年代末期の100万円もこれも2009年の85万円を年代逆算しますと50万円以下ですから1式100万円自体がすでに酷いぶっ掛けでした。

と言う事で憧れのアフリカ猟はぶっ掛け放題と言う感じがしない訳でもありませんが、現地業者の中には極めて真面目な業者もいます。筆者が何回も利用した現地ガイドは間違いなく信頼に値します。

これをそのまま皆さんに紹介する事は可能です。
    http://trophytracking.com/
ここと独自に直接契約をする、それが究極の安さとなりますが、しかし日本とは余りに狩猟制度が違い商習慣も違い、海外猟未経験の人が行けばNZの日本人ガイド相手でもトラブルが起こるのですから、白人相手では最早トラブルは必須となります。

それでは良い方法はないのかと言う事になりますが、今後数年内であれば筆者が一緒に手配し、一緒にナミビアまで行く事は不可能ではありませんが、それには実費60万円程を要し、銃やトロフィーの輸出入まで行いますと1式の実費は100万円近くになります。
しかしそれでもプロの業者を入れるより超大幅に安く行けるのは先の説明の通りです。

では夢のアフリカ猟は今なら幾らなのか? 勝負の内容で多少変わりますが、4動物で2016年現地支払いは8千㌦程度、今なら推定1万㌦程度です。チップ10%、飛行機は25万円程度、剥製はスケルトンで梱包輸送費まで入れて20万円程度、猟の手配と筆者同行で60万円程度、銃やトロフィーの輸出入手続きに30万円程度、合計は255万円、夢のアフリカ猟は自分で出来る事は自分で行う等々に+多少節約すれば200万円、高いと思えばそうですが、一生の夢が200万円なら安いとも言えます。

猟の手配と同行に60万円程度を要するのは大きなデメリットと言えますが、考え方によってはそれを上廻る大きなメリットも得られます。
1つ目は筆者同行なら絶対に吹っ掛けられる事が無く、所定の注意を守れば予定通りの予算に必ず収まります。巷の見積り価格と比較すればその差は軽く200万円です。
2つ目はトロフィー級との勝負はレピーターにならなければ不可能ですが、筆者同行ならレピーター扱い、トロフィー級狙いならアフリカ猟1回分100~200万円の節約になります。
3つ目は筆者が申し込めばレピーター扱いで10%レスの適用が受けられます。

アフリカ猟の概要ですが、銃も弾も下記の様にエゾ鹿猟用がそのまま使えます。
筆者の愛銃:サコー75バーミンター改、口径308。
        愛銃の1時輸出入は事前申請すれば可能です。
筆者使用弾:現地購入の市販弾でバーンズ銅弾頭165grの物。現地購入がお奨めです。
        愛用の弾は事前申請すれば持ち出せますが、余っても持ち帰れません。
射撃方法 :携帯3脚(ガイドが準備)使用の立ち撃ち200mです。
        ちょっと練習が必要です。
臨時出費 :射撃ミスで最大動物代の費用が発生します。
        何時もの様に撃てれば必ず命中します。
弾頭の選択:骨に当たっても威力を失わない銅弾頭は非常に有利です。

男のロマン(アフリカ猟)は200万円?
  写真左:エランド、体重940kg、角長99cm、150mからウォーキング射撃。
  写真右:クドウ、体重450kg、角長137cm、380mからの半依託射撃。  
  背景:ゼブラ、体重350kg、150mからの普通射撃。
  写真右端:ヒグマ250kg、50mランニング射撃。





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Posted by little-ken  at 15:03 │海外狩猟