2024年03月25日
散弾の流れ弾が及ぶ範囲。
ケンさんのカモ撃ち猟場全国№2のカモの渡来地である、写真の汐川の干潟(銃猟禁止)と豊橋港(銃禁)に挟まれた私有地の元ウナギ養殖廃池で、所有者の許可を戴き使用していました。
猟場の中央に廃屋1軒がありました。且つて友人複数を案内し、廃屋とは言え弾を撃ち込まない様に指示し、全員が了解しましたが、全員が撃ち込んでしまいました。
それで今回は角度で「何度手前までなら、撃ち込まないのか」を計算してみました。
散弾はバラ弾群をパターンで獲物に掛ける為、ライフル銃の様な精密な照準は不要ですが、それ程広範囲に撒き散らす訳ではなく、ちゃんと照準しないと命中せしません。
更に弾速が遅いので、弾の飛行時間中に獲物が移動する分の、リード(意外と大きい)を取って前を撃たないと命中せず、このリード合わせは高難度です。
命中しない銃は撃っても無意味ですから、よく狙ってと言う事になりますが、銃は獲物を狙うと極めて視野狭窄症に陥り、獲物周辺の極狭エリアしか見えなくなり、流れ弾危害が及ぶエリア境界が見えなくなってしまいます。
1.通常射撃1発撃ち。
飛鳥速度36㎞/h(秒速10m)、決断から2秒で発射、射程を30mと仮定しました。
すると2秒間で撃てる従来スナップショット時の鳥の移動距離は20m、射程30mとのtan⁻¹は33.7度、1口で言えば、背にして撃てばOKですが、45度手前までが通常安全限界と言えました。
1秒で撃てる「新スナップショット」でも18.4度となり、30度手前が通常安全限界と言えました。
思っていたよりかなり手前が、安全限界だった事にはケンさんも驚きました。
2.追い風遠射の3連射。
飛鳥速度72㎞/h(秒速20m)、決断から2秒で初弾発射、以後1.5秒間隔の連射で射程を40mと仮定しました。
すると驚きの66度と言う答えが返って来ました。危険地域を背にして撃っていればOKですが、90度手前決断でも早目に連射を切り上げを心掛けないと、ヤバいと言う結論になりました。
3.誤射を避ける為には。
通常射撃では咄嗟の出会いには間に合わなくなる為、事前に装填を済ませ、安全解除も行っており、故に暴発はしばしば起こり時間と確率の問題となっています。
それでもいざと言う時に間に合う自信がなく、銃を早目に構えてしまい、視野狭窄症と共に撃ち気モードに陥ってしまいます。この為、旧来の射法では保護鳥獣誤射や、人間誤射の「ガサポン事故」が構造的に避けられません。
新スナップショットは手動装填銃なら装填も安全解除を含めて、全てを1秒でこなす事が出来、しかもそれは熟練をそれ程積み上げなくても、原理的にきちんとした照準から組立てられており、よく当たる射撃方法です。
咄嗟の場合にも間に合う事は、非常に大きなメリットと言え、心の余裕が生まれます。
そう言う意味ではスライドアクション銃は安全な銃と言えますが、2連発になってしまいます。
しかし動的の連射には安定したスイングが絶対的な条件ですが、スイング中に装填動作を入れると スイングが乱れてしまい、圧倒的不利に陥ります。従って自動銃を装填し、「安全装置を掛けて」運用すると言うのが実用ラインとなります。
「新スナップショット」は発砲の決断で、体を最終位地に移動し、眼に高さで銃身で目標を指差す様に指向し、その行程中に安全装置の解除を行います。
この時にはもう目標に銃が向いており、発砲すれば命中します。しかし目標は動的ですから体全体に指向追尾を行い、銃身指向も追尾を行います。そして銃はホッペをかすめて肩に引き寄せます。
引き寄せながらスイングを加速し、目標を追い越した時点で、引き金を引きます。弾が出るまでの オーバースイング量がリードとなりますが、これは上手い事に目標のすくどのそこまでの距離に自動比例します。
つまり適正な一定タイミングで目標を追い越す様にすれば、リードは自動調整となり、命中率は格段に向上します。これが「スイング射撃」です。
新取扱いでは暴発をゼロに出来、発砲直前まで視野狭窄や、撃ち気モードにもならず、流れ弾事故を激減させられ、誤射も大幅に減らす事が可能となります。
4.散弾銃は速く撃たないと、すぐに射程外になってしまいます。
鳥の飛ぶ速度は秒速10m以上、一方で射程は僅か40~50m、モタ付けばすぐに射程外となってしまいますが、これが新スナップショットでは従来より1秒以上早く構えられます。
これは射撃チャンスが大幅に増えると共に強力な散弾領域で勝負出来る事を意味し、またこの1秒の短縮は心の余裕となり、前期の様に安全にも大きく貢献しますが、命中率にも大きく貢献します。
又新スナップショットは原理的に既に初期からちゃんと銃を指向した状態から、肩に引き寄せますから、微調整不要のままでも抜群によく当たります。
そして銃が肩に着くまで待つ必要もありませんから、更に速く撃てます。反動を押さえ込む様に撃ちますと、秒速3発の連射が可能となり、横長の弾幕に鳥を飛び込ませる射撃が可能となり、遠射のリード合わせが非常に簡素化します。
ケンさんの地区は害鳥駆除を10数人で行いますが1985年頃~2015年頃に渡り、しばしばケンさん 独りで全体の過半以上を撃墜していました。それには「下表の様な原理的な差」がありました。
NO. 項目 ケンさんの射撃方法 一般猟友会員射撃方法 主な効果効能
1.銃の構え方 新スナップショット 旧スナップショット 構え方が1秒早く、且つ正確。
2. 射撃法 スイングショット 引き止まり射法 自動リード合わせ。
3. 連射法 高速3連射 普通連射 濃いパターンを浴びせられる。
4. 使用弾 7.5号小粒弾 5~6号弾 フルチョークと小粒弾で高密度弾着
5. チョーク フル インプシリンダー ショットガン効果が使え、高撃墜率
猟場の中央に廃屋1軒がありました。且つて友人複数を案内し、廃屋とは言え弾を撃ち込まない様に指示し、全員が了解しましたが、全員が撃ち込んでしまいました。
それで今回は角度で「何度手前までなら、撃ち込まないのか」を計算してみました。
散弾はバラ弾群をパターンで獲物に掛ける為、ライフル銃の様な精密な照準は不要ですが、それ程広範囲に撒き散らす訳ではなく、ちゃんと照準しないと命中せしません。
更に弾速が遅いので、弾の飛行時間中に獲物が移動する分の、リード(意外と大きい)を取って前を撃たないと命中せず、このリード合わせは高難度です。
命中しない銃は撃っても無意味ですから、よく狙ってと言う事になりますが、銃は獲物を狙うと極めて視野狭窄症に陥り、獲物周辺の極狭エリアしか見えなくなり、流れ弾危害が及ぶエリア境界が見えなくなってしまいます。
1.通常射撃1発撃ち。
飛鳥速度36㎞/h(秒速10m)、決断から2秒で発射、射程を30mと仮定しました。
すると2秒間で撃てる従来スナップショット時の鳥の移動距離は20m、射程30mとのtan⁻¹は33.7度、1口で言えば、背にして撃てばOKですが、45度手前までが通常安全限界と言えました。
1秒で撃てる「新スナップショット」でも18.4度となり、30度手前が通常安全限界と言えました。
思っていたよりかなり手前が、安全限界だった事にはケンさんも驚きました。
2.追い風遠射の3連射。
飛鳥速度72㎞/h(秒速20m)、決断から2秒で初弾発射、以後1.5秒間隔の連射で射程を40mと仮定しました。
すると驚きの66度と言う答えが返って来ました。危険地域を背にして撃っていればOKですが、90度手前決断でも早目に連射を切り上げを心掛けないと、ヤバいと言う結論になりました。
3.誤射を避ける為には。
通常射撃では咄嗟の出会いには間に合わなくなる為、事前に装填を済ませ、安全解除も行っており、故に暴発はしばしば起こり時間と確率の問題となっています。
それでもいざと言う時に間に合う自信がなく、銃を早目に構えてしまい、視野狭窄症と共に撃ち気モードに陥ってしまいます。この為、旧来の射法では保護鳥獣誤射や、人間誤射の「ガサポン事故」が構造的に避けられません。
新スナップショットは手動装填銃なら装填も安全解除を含めて、全てを1秒でこなす事が出来、しかもそれは熟練をそれ程積み上げなくても、原理的にきちんとした照準から組立てられており、よく当たる射撃方法です。
咄嗟の場合にも間に合う事は、非常に大きなメリットと言え、心の余裕が生まれます。
そう言う意味ではスライドアクション銃は安全な銃と言えますが、2連発になってしまいます。
しかし動的の連射には安定したスイングが絶対的な条件ですが、スイング中に装填動作を入れると スイングが乱れてしまい、圧倒的不利に陥ります。従って自動銃を装填し、「安全装置を掛けて」運用すると言うのが実用ラインとなります。
「新スナップショット」は発砲の決断で、体を最終位地に移動し、眼に高さで銃身で目標を指差す様に指向し、その行程中に安全装置の解除を行います。
この時にはもう目標に銃が向いており、発砲すれば命中します。しかし目標は動的ですから体全体に指向追尾を行い、銃身指向も追尾を行います。そして銃はホッペをかすめて肩に引き寄せます。
引き寄せながらスイングを加速し、目標を追い越した時点で、引き金を引きます。弾が出るまでの オーバースイング量がリードとなりますが、これは上手い事に目標のすくどのそこまでの距離に自動比例します。
つまり適正な一定タイミングで目標を追い越す様にすれば、リードは自動調整となり、命中率は格段に向上します。これが「スイング射撃」です。
新取扱いでは暴発をゼロに出来、発砲直前まで視野狭窄や、撃ち気モードにもならず、流れ弾事故を激減させられ、誤射も大幅に減らす事が可能となります。
4.散弾銃は速く撃たないと、すぐに射程外になってしまいます。
鳥の飛ぶ速度は秒速10m以上、一方で射程は僅か40~50m、モタ付けばすぐに射程外となってしまいますが、これが新スナップショットでは従来より1秒以上早く構えられます。
これは射撃チャンスが大幅に増えると共に強力な散弾領域で勝負出来る事を意味し、またこの1秒の短縮は心の余裕となり、前期の様に安全にも大きく貢献しますが、命中率にも大きく貢献します。
又新スナップショットは原理的に既に初期からちゃんと銃を指向した状態から、肩に引き寄せますから、微調整不要のままでも抜群によく当たります。
そして銃が肩に着くまで待つ必要もありませんから、更に速く撃てます。反動を押さえ込む様に撃ちますと、秒速3発の連射が可能となり、横長の弾幕に鳥を飛び込ませる射撃が可能となり、遠射のリード合わせが非常に簡素化します。
ケンさんの地区は害鳥駆除を10数人で行いますが1985年頃~2015年頃に渡り、しばしばケンさん 独りで全体の過半以上を撃墜していました。それには「下表の様な原理的な差」がありました。
NO. 項目 ケンさんの射撃方法 一般猟友会員射撃方法 主な効果効能
1.銃の構え方 新スナップショット 旧スナップショット 構え方が1秒早く、且つ正確。
2. 射撃法 スイングショット 引き止まり射法 自動リード合わせ。
3. 連射法 高速3連射 普通連射 濃いパターンを浴びせられる。
4. 使用弾 7.5号小粒弾 5~6号弾 フルチョークと小粒弾で高密度弾着
5. チョーク フル インプシリンダー ショットガン効果が使え、高撃墜率
Posted by little-ken
at 11:32