2014年09月18日

ドイツ

ドイツに行って来ました。羨ましい事もたくさんありましたが、結果的には何時もの事ですが、北海道のエゾ鹿猟の素晴らしさを改めて認識する事になりました。

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 シュタイン城、1800年代末期に建てられた比較的新しいお城。

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      鷹匠、他にもクマタカやオオタカ、ハヤブサの鷹匠もいました。

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 プロハンター、15世紀頃の装備ですからまだ銃は普及しておらず、ロビンフットの世界。

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 当日は年に1回の古城祭り、単に仮装行列では無く、村中の全てが1500年代にタイム
 スリップ、露店の売り子も16世紀姿、奥で作っている御夫人達ももちろん16世紀姿ですが、
 何と食事も当時と同様に焚き火で作っています。
 
 更に街を歩く人も地元に人は皆16世紀姿、騎士から各町の職人たちもオールドスタイル、
 赤ちゃんまでが昔の服装で時代物のベビーカーに乗っていました。

ドイツ
  鹿注意の看板、赤鹿のメス3頭(禁猟)の群れを見たが写真に撮れませんでした。

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 狩猟の待ち屋、随所で見掛けました。これで1人数百ユーロを支払って朝夕や夜間に出て
 来る鹿や猪を射獲するらしいです。
 もちろん獲れるところか出会いの保証すらありません。ヨーロッパの狩猟は気の毒ですね。

 オス鹿の成獣が獲れる確率は殆ど絶望で、8ポイント程度のエゾ鹿大物よりも小さい位の
 トロフィーでも誇らしげに飾ってありますが、赤鹿の成獣のポイント数は14ポイントです。

 そんな中で8ポイントと言うのはエゾ鹿で言えば2段角の不完全な物程度に当ります。
 改めて70cm級成獣でも1日平均0.5頭、小物なら日々2頭以上、射撃ミスをしなければ
 ほぼ毎日最大5頭程度も獲れる北海道の有り難さを非常に強く感じます。

 なぜかライフル銃はスコープ付きボルトアクション銃よりもオープンサイトのセミオート銃
 が好まれます。高精度の1発必中よりも苦しまぎれの連射に重点が置かれているみたい
 です。新銃カタログでもこちらではもう見る事も無くなったオープンサイト付きのスコープ銃
 が多く乗っていました。

 これはスコープのメリットが認め初められた初期の頃の現象で、アメリカでも日本でも20
 年程前にはこう言う時代がありました。スコープでは走っている獲物を捉えられないとし
 ていますが、ストックさえちゃんと調整すればそう言う事はありません。
 ヨーロッパも意外と古いままである事を強く感じました。

 元々どちらのサイトであっても走っている獲物に当てる事はかなり難しいのですから、
 初弾命中に掛ける方がよほど捕獲成功率が高いと思うのですが、そう言うメカサイトレス
 のスコープ専用ボルト銃はかなり少なめでした。
 もちろん結論から言えば、スコープ銃の方がランニング射撃であっても高命中率です。

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 アイベックス、これは動物園の中、実物はヒマラヤンター等と共にもう野性の捕獲の可能性
 は非常に難しくなっています。アイベックスはモンゴルならまだ多少可能ですが、ヒマラヤン
 ターの方は本家は絶望的、NZ南島ならヘリコプター猟をすれば難しくはありません。

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 野性のハト、日本のキジバトよりも2周り大きなハト、数もたくさん居て代表的な狩猟鳥。
 こちらの狩猟鳥のNO.1人気は日本とすいぶん違って、ウズラ、2番目はシギ、3番目は
 ライチョウ、そしてカモ、キジの順となりますが、意外にも2連銃で勝負する人が多く、
 上下2連だけではなく水平2連もこちらではかなり健在です。

 しかしカモ撃ちはやはり近年オートが主力になって来ました。
 これもベネリ-ベレッターブローニングと自動銃メーカーがヨーロッパにはたくさんある事を
 考えると意外でした。なお、全てのゲームでそうですが、無料で撃てる猟場は殆ど無い
 様子で、狩猟雑誌を見ますと昔の貴族専用猟場が有料開放されている様です。

ドイツ
 こちらはかなり羨ましいブランクガン、専用のブランクカートリッジを使います。
 ちゃんとオートは回転し、ステージガン並みに実物より多い音や炎や煙が出ます。

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 酷い写真になってしまいましたが、こちらはCO2ガン、4mmの空気銃の弾を小型CO2
 ボンベのガスで撃ち出し、日本の要資格のエアーピストルに近い性能らしいです。

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 こちらはわが国と大差無さそうなプラスチックの丸弾を飛ばすBBガンです。
 これらのトイガンシリーズを見ると同じくWW2に負け、戦争を放棄した国ですが、わが国
 の異常なまでの銃規制に疑問を感じます。







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Posted by little-ken  at 16:59 │海外狩猟射撃海外旅行