2018年11月18日

2018年紋別解禁猟の総評。

2018年度の総評
スクール開講直前に多少の冠雪はあったのですが、その後のスクール12日間の開講中は  1度も冠雪が無く、これは気象庁によれば30年ぶりの出来事です。
その為に山から新たな鹿が降りず、速射が必要であったり、遠射であったり、難しい出会いが多くなりました。

その為に出会い数は例年並をキープ出来ましたが、捕獲数はかなり低下しました。
スクールが終わった途端に皮肉な事に待望の寒波がやって来まして冠雪、ビッグフィーバーが起こりそうです。本当のフィーバーになりますと出会いは増え、大物は多くなり、射撃距離は短くなり、照準時間は長目にもらえると言った良い事ばかりとなります。
もし7&8期に予約が入っておれば、2018年度はここが非常に面白い事になったと思います。
C生徒 13チャンス 捕獲3 未回収1 失中1
K生徒  7チャンス  捕獲2       失中5 
H生徒 19チャンス 捕獲3 未回収3 失中3 発砲に至らず5 パス4
U生徒 15チャンス 捕獲4 未回収6 失中3 射撃に至らず2     
  合計11日 54チャンス 捕獲9 未回収10 失中12 その他11

平均出会数は4.9回/日ながら難しい出会いが多く、捕獲は0.82頭に留まりました。
C生徒は天候に恵まれたとは言え、未経験初回参加で堂々の大物75cmは見事と言えます。
本年度の出来事は3年に1回以下の大きなフィーバー、これもエゾ鹿猟の一端ですが、これを本当のエゾ鹿猟と誤解せず、来シーズンには更なる人間的な発展を望みます。

K生徒はフィーバーの余波が残る良い出会いが多かったのですが、先任生徒らしからぬ  5連続失中と言う不名誉な記録を達成、来シーズンに期待したいと思います。
また本物のエゾ鹿猟のやり方に気が付いて欲しいと願っています。

H生徒は唯一サボットスラグ銃ながら善戦、73cmの捕獲等順当な成果を上げる事が出来ましたが、発砲準備動作が遅く発砲に至らずが改善のテーマとなりました。

U生徒はK生徒と同様ライフル銃の3シーズン目ですが、300m遠射及びランニング射撃も入口に到達、それなりに見事と言えますが、未回収率を何とかしなければなりません。
最もヒグマチャレンジに近い位置に来ている事は確かです。来シーズンには未回収率を対策の上、ヒグマチャレンジも成功するとイイなと思います。

2018年度も無事に終了し、降雪が1度もなく、大きなフィーバーが1度もありませんでしたが、1名を除きそれなりの進化を感じさせ、且つそれなりの成果を納める事が出来ました。
80cm以上のハプニング的な2度の出会いはあった物の不慣れから共に上手く対処出来ず、成果に結び付かなかったのは残念だったのですが、これも生徒には良い経験になったと思います。


  


Posted by little-ken  at 21:38EHG5205実戦記

2018年11月18日

紋別解禁猟:その4.

第6期:山口U生徒:15チャンスから捕獲4頭、300m遠射成功。
11月10日AM:1チャンスのみ、50cm捕獲。
到着日は鹿が動かない日となり出会いは夕方の1回のみ、角長50cm強の本州鹿サイズの1頭捕獲のみ、本州鹿サイズと言ってもそれは角のサイズであり、体重は2倍近くとなります。

11月11日:5チャンスがありましたが、捕獲ゼロに終わりました。
昨日は鹿が動かない日でしたから本日は期待が持てるかと思いましたが、世の中そう甘い物ではなく、又もや出会いの少ない日となりました。
一応平均値の5回の出会いはありましたが、遠射または難しい出会いが多くなり、250mで60cm級は失中、K牧場では良い位置に6頭の群れが80mで立ち止まりましたが、準備しておらず、発砲に至らずとなりました。

PMは場所を変え読みが当たりましたが、古いすでに狩猟慣れした個体が多く、やや難しい長距離チャンスとスナップショットチャンスばかりとなりました。
80cm級に250mで良いチャンスがありましたが失中、続いて6頭の群れに80mで射撃チャンスがりましたが、撃とうとした個体が木の陰となり、その対処にモタ付いている間に群全体に逃げられてしまいました。

時間制限直前、60cm級に80mでチャンスがありましたが、これも発砲直前に動かれ、着弾が急所からずれて未回収となりました。

11月12日:スモールフィーバーで9チャンス、3頭捕獲、300m遠射成功、ヒグマ出会い。
スモールフィーバーとなり鹿との出会いはたくさんあったモノの山から新たの降りた鹿ではなく、250m以遠の出会いが多く、難しい射撃ばかりとなりました。
しかし昨日の至らなさを1晩よく考えて対策の効果はあり、失中は1回だけ、それ以外8回は全て命中しましたが、未回収が5回と非常に多くなってしまいました。

原因は失中が怖いので照準がナミビアポイントのある前足軸線ではなく、どうしても胴体の中央寄りとなってしまいます。そしてここをヒットしても残念ながら鹿は倒れません。
結果、9回撃って1回失中、5回が未回収となってしまい、確実なナミビアポイント撃ちの大きなテーマを持ち越す事になりました。

一応1晩よく考えただけの成果はあり、捕獲成功の射撃距離は300m、250m、150mであり、300mの成功はスクールで初めての出来事となりました。ただ250m前後の75cm級は全て未回収となり、当たらないよりは遥かにマシですが、まだまだ不完全な射撃となりました。
またランニング射撃もある程度はヒットする様になりましたが、決定打とする事までは出来ず、本当の成果は遠射もそうですが来シーズンに持ち越す事となりました。

11月13日AM:スモールフィーバーが終わり出会いはなくなりました。
結局15チャンス、命中4、失中3、射撃に至らず2、未回収6となりました。
300mの遠射は成功しましたが、多数の未回収は要反省です。
また特筆ですが、12日にはヒグマにも出会う事は出来ましたが、銃を向けるまでには至らない内容でした。これは上記数値に入っておりません。

左300m、右250mの遠射成功、ライフル銃の威力を多少は出せる様になりました。


  


Posted by little-ken  at 20:50EHG5205実戦記

2018年11月18日

紋別解禁猟:その3.

第5期:熊本H生徒:19チャンス、捕獲3頭(73cm&中型小型各1)。
11月7日PM:5チャンス、しかし捕獲は僅か1頭。
快晴で不猟かと思われたのですが、急速に曇り夕方には鹿が動き出し,ミニフィーバーとなりました。捕獲成功は角長55cm、本州鹿サイズ、100m射撃は命中しましたが走られました。150mで再び止まり射撃、これも命中しましたが走られ、倒れたのは撃った位置から何と250m、しかもずっと上り坂の大変な回収になりました。

他に70cm級が未回収、更に別の70cm級を2回失中、特筆は林道脇にかなり太角の開きも良好な80cm級がいたのですが、未熟な事にスコープに捉えられず、やっと銃が向いた頃にはトンズラされ、非常に残念な出会いとなりました。

11月8日:7チャンスと出会いは多かったのですが、多くが小物や中型でパス、80cm級に射撃出来ましたが未回収となり、結局は捕獲ゼロとなりました。

やっと冬らしくなり、ミニフィーバーは続き、朝はマイナス2度、急に冷え込みましたので多少の出会いが期待出来ます。昨日並に出会いが多くなりました。
但し本格的な山から降りる鹿はおらず、その為に中~小型3段角のイージーな出会いが多く、4回もありましたが、求めている鹿ではないので全パス、随分贅沢なエゾ鹿猟となりました。

今日は樺太岩魚ドリーバーデンではなく、美味しいレインボウ釣りに行きました。
1時間強で2人とも5匹ずつ、明日の肴となります。
レインボウは野性のニジマスの事ですが、スーパーで売っているモノとはまるで別種の魚であり、もちろん抜群の美味しさ、皆さんにも是非食べて戴きたい魚です。

特筆は夕方ギリギリには80cm級との出会い、廃牧草畑の背の高い雑草の中から大きな角だけが出ていました。命中し倒れたのですが、雑草の中に見え隠れのジタバタ、止矢が胴体にヒットすればそれでゲームセットになるのですが、先のC生徒の時と同様にジタバタ動くので照準の決断が付かず結局は時間切れでショックから回復してしまい、逃げられてしまいました。

初弾命中から30秒以内、起き上がったら10秒以内にブッシュもろとも胴体付近に数発撃ち込めば、スラグですからブッシュを貫通する有効度はライフルより遥かに高く、捕獲は成功する物と思われますが、またもや残念な事になりました。

60cm級中型エゾ鹿

渓流魚のレインボウ、オレンジ色の魚が樺太岩魚です。

11月9日:7チャンスからカニ角と73cmを捕獲。
昨日はパスをし過ぎましたので、本日は小型でもオスなら捕獲する予定です。
70cm級&75cm級のチャンスがありましたが、2回とも発砲準備にモタ付きチャンスを逸しました。またブッシュ超に75cm級の角だけが見え撃ちましたがこれも失中、他にも失中3、未回収1、それでも夕方には73cmを80mで捕獲、今回1発で決まったのはこれが初めてですが、やっとカッコが付きました。

やっと1発で決まった73cm。        

11月10日AM:出会いの無い日となりました。
やっと調子が上がって来たのですが、もう帰らなくてはならず、早めに猟を切り上げなくてはなりません。昨日は夕方から雨、雨上がりのミニフィーバーがあるかもと思いましたが起らず、珍しく出会いゼロとなりました。

結果、3日間で19チャンス、捕獲3頭(73cm&中型&小型各1)、発砲に至らず5、失中3、未回収3、パス4となりました。例年に比べ早撃ちが必要となる機会が多くなり、これに対処出来る様にしなければならない事が分かった本年の猟でした。


  


Posted by little-ken  at 20:48EHG5205実戦記

2018年11月06日

紋別解禁猟:その2。

第4期:大阪K生徒:7チャンスからまさかの5連続失中、73cm&カニ角捕獲。
11月4日PM:2チャンスとも何故か失中。
ライフル銃サコー85ハンターモデルも3猟期目、まだこれと言った成果なしですが、そろそろ本領を発揮する頃かと思われます。16時少し前、100m強に60cm級の射撃チャンスを戴けました。もう戴いた様な物と思っておりましたが、何とまさかの失中に終わりました。

続いてその少し後、75cm級に250m強の射撃チャンスがありました。
これはその場に倒す確率がやや悪いが、ライフル3猟期目となればそれほど困難な射撃ではないと言えます。どうなるかと見ておりますと、前のショックの延長かまたもや失中、かすりもしません。どうした事でしょう。到着日はこの2チャンスだけに終わりました。

11月5日:4チャンスから捕獲はカニ角1。
昨晩は雨が降りましたのでフィーバーとは言えないまでも、新しい鹿が降りている可能性が多少あります。 ・・・居ました。70cm級が雌2頭を連れていますがまだ3分ほど早いです。しかし時間調整の後に戻ってみると、よくある事ですがいなくなっておりました。

もう少し車を進める途中、オス4頭の群れともう少し大きい中オス3頭の群れがいます。
群れはこちら向きに歩いており、距離が近くなるのを待って廃屋の陰から射撃、射撃距離は何と僅か50m、外し様のない射撃と言えますが、3年目で本領を発揮する筈だったサコー85はまたもやの失中となってしまいました。

同じ場所の隣の群が150mで止まり振り返っています。チャンスです。
今度こそなのですが、慎重を期して狙い込んでいる内に動き始めてしまいました。
結果的に動いた直後の最低のタイミングの発砲となり、又もや失中となりました。

近年の150m射撃は駆除を受けた鹿の学習度が進んでおりますから、普通の第1撃であっても早く撃たなくては走られてしまいます。
まして今回の群れは銃声に驚いて1度走った鹿ですから、特に早撃ちしなければなりません。

PMには60cm級を僅か70mで射撃しましたが、これも失中、考えられない5連続失中です。
スクール1番のベテランが極基本的な事が出来ないと言う事は寂しい事です。
K生徒、5年ほど前までは努力方向が、鹿の現実に合っておりましたが、愛銃をライフル銃に換える前後から、努力するポイントにズレが生じた様です。
ライフル銃はサボットスラグ銃の約2倍の能力があるのは事実ですが、それは150m以遠の射撃に付いてだけの話であって、100m強までは殆んど差が出ないのが現状です。

K生徒の場合もスラグ最終時の方が好成績で、ライフル銃に変更してからはまともな成果をまだ1度も出せていない状況です。ライフル銃に過度の期待を掛け、その高性能を如何なく発揮させ様と、選んだスコープはライフル銃本体価格並の高級スコープでした。
しかしそのスコープは大きく且つ重く、大切な銃のバランスを崩しています。

筆者の多数の成功例からもナミビアポイント狙いなら308のパワーで十分であり、同様にスコープはリューポルド1番の安物で遠射もスナップショットもランニングショットも十分な成果を上げています。遠射の最大記録は半依託で380mでした。

サボットスラグ銃に取って150mは遠射となりますが、ライフル銃はその高精度と高弾速を生かして150mを近射の早撃ちにしなければ更なる発展はありません。
またそうする事により駆除で学習の進んだエゾ鹿も敵ではなくなります。
銃が高精度である事は良い方向ですが、早く撃たなければ意味がないのです。

考え方はライフル銃ならば、150mでも僅か数cmと言う高精度が出せます。急所の大きさの直径15cmはライフルの精度からすれば桁違いに大きく、その大きさなら狙い込んだ精度を出す射撃の1/10の照準時間で早撃ちしても十分に命中させる事が可能となります。
サボットスラグでは、キッチリ狙っても落差補正を要する難度の高い遠射だった150mが、ライフルならば直撃アバウト照準早撃ちに出来る、これがライフル銃の本当のメリットです。

さてさて本年度は良い所にないままで終わってしまうかに見えたK生徒ですが、夕方にはカニ角を70mで射撃、これには命中し、捕獲ゼロだけは回避されました。

11月6日AM:70cm級にランニング射撃もウォーキング射撃もバッチリ決まりました。
70cm級を250mから射撃、良い弾着音がありパッタリ、お見事と言いたい所ですが、20秒後に起き上がり走り始めました。普通ならこれでもう回収不能が確実となりますが、K生徒単発連射ながらランニングショット、1発目失中、2発目命中、3発目リードは合っていますが足元着弾、この頃には鹿の速度が落ち、立ち止まりそうになって来ました。

間もなく止まりそうですが、彼はウォーキングのままで発射、見事命中し再び倒れました。
高弾速のライフル銃は動的にかなり有利ですが、それにしてもランニングもウォーキングも見事な射撃でした。サイズは70cmオーバーかと思われましたが、僅かに不足する69cmでした。直撃に近い250mを1発で決められない射撃はお粗末だったと言えますが、ランニング射撃とウォーキング射撃は見事だったと言えます。2日間で7チャンス、5連続失中の後、カニオスと69cmを仕留めました。

K生徒の2018年の解禁猟はまだ丸1日分残っておりますが、これで終わり仕事に戻らなくてはならなくなりました。それは仕方のない事と言えますが、ここで非常に残念な事が起こりました。聞かなければ良かったと心から思います。その位残念な出来事でした。

3日目のPMと4日目のAMをキャンセルする事は勝手ですが、彼は何とこの1日分を出撃しないのであれば、実習費を2日分位してもらいたいと言う請求があったのです。全く常識外れ甚だしいです。出撃しなくても宿泊するのですからコテージ代1.5万円強は発生します。またスクールの収入もそれでは減少し損失が発生します。
世間的にもこう言う場合は直前キャンセルでは料金の減額はありません。こう言った常識が分からないとするならば、非常に気の毒な話です。

予め2日猟が分かっていれば、そう言う日程で全体を計画し、そう言う実習料に出来たのですが、残念ながら直前キャンセル扱いの勿体ない、そして情けない事になりました。

勿体ないで言えば、15年前スクール初期の頃の参加日数は平均4.5日猟でした。
せっかく遥々北海道まで来るのですからなるべく長く猟をする方が良好な効率と言えます。
それが徐々に短くなり、昨今では3.0日になりました。
3日猟ですと調子が上がるまでに1~2日を費やし、やっと調子が上がる頃にはもう下記の様に捕獲を控えなくてはならなくなります。

3日コースでは到着日の夕方猟と最終日の朝猟が可能、これがスクールの大きなメリットにもなっておりますが、最終日(4日目)の朝猟は捕獲しても解体は愚か処理時間が不足し十分に楽しめず、3日目のPM猟から多少そう言う傾向となり、やっと調子が上がった頃にはもうこの処理時間が不足して十分に堪能出来ない最終日やその前日夕方猟になってしまいます。
折角の遠征猟が効率的にもったいない事になると言うか、これでは上達出来ません。

もう一つ勿体ないのはフィーバーに会える効率です。フィーバー自体は主に5~6日サイクルの悪天候明けに起こり、その3回に1回ほどがビッグフィーバーとなります。
6日猟ならフィーバーの大きさは運次第ですが、確率的には必ずフィーバーに会える事になり、3日コースでも2年通えば平均確率からすれば会える事になります。

しかし折角のフィーバーに会えても、問題はその時期です。
まだ調子の上がらない1~2日目では意味が薄くなり、本年のK生徒の様に成果を上げらず、そして期待の後半は処理時間不足で有効に使えないのですから、折角のフィーバーも有効に生かせられません。射撃の調子が上がってから十分にフィーバーを楽しみたいモノです。

調子が上がるまでに1.5日を要すると言う考えで行きますと、3日コースでは調子が上がってからの有効日は僅か0.5日ですが、それが6日コースなら3.5日もあり、有効効率は7倍と著しく上がる事になります。
そう言う事ですから、なるべく長く連続でスクールに参加する事は、上達の効率的、フィーバーの有効利用的に言って2乗的以上の意味があります。是非長期参加をご検討下さい。

そこで短日程ながら最終日までしっかり猟が出来る方法を考えました。
それは猟無し1日追加と言う方法です。1日目は到着日の夕方猟0.5日、2~3日目は終日猟、4日目は朝猟のみ0.5日、これが普通の3日猟であり、実習料は3日分です。

その最終目のAM猟は処理時間の圧倒的不足から十分楽しめませんが、実習料を必要としない後処理日を1日を追加すれば、最終日のAM猟も旭川空港時の従来手法に比べ、1時間多い8時頃まで目一杯楽しんで戴き、仮に8時に捕獲しても紋別空港までなら2~3時間の処理時間が可能となり狩猟制限はぐんと減少します。

そして生徒入替の紋別空港送迎に同乗し、空港でレンタカーを24時間借ります。
以後はスクールを離れて丸1日で後片付けをして、翌日の飛行機に間に合う様に帰ります。スクールを離れる事になりますが、追加宿泊は宜しければ5000円で可能となります。
4日以上コースの場合は無料で追加宿泊が可能です。

これで最終日やその前日から捕獲調整をしなければならない事は殆んど無くなります。
同じ3日猟であっても調子が上がってから1.5日があり、総合効率は3倍と大幅に上がります。長期参加スクールと共に、宜しければこの猟無し1日追加制度を御検討下さい。
きっとレンタカー代や追加宿泊費以上のメリットが得られるかと思います。





  


Posted by little-ken  at 18:48EHG5205実戦記

2018年11月04日

2018年 紋別解禁猟:その1.

第3期:千葉C生徒:13チャンス、捕獲は3頭(74cm-67cm-50cm)、未回収85cm。
冒頭の様な経緯があり、本年は第3期からのスタートです。先日の低気圧の通過でフィーバーが始まった様子です。C生徒は狩猟未経験ですが、見事な成果を出しました。

冒頭の様な経緯があり、本年は第3期からのスタートです。先日の低気圧の通過でフィーバーが始まった様子です。C生徒は狩猟未経験ですが、見事な成果を出しました。

11月1日PM:4チャンスから初射撃第1弾で中型オス捕獲成功。
14時頃50cm級中型オスが80mに出現、C生徒はナミビアポイント狙いで発射多少走られましたが、森の入口で倒れました。過去スクールの記録にない、初日で初弾命中は余りに素晴らし過ぎて写真撮影を忘れてしまいました。

その後夕方までに中型の良い出会いが更に3回ありましたが、すでに1頭確保後の同クラスばかりだった為、パスする事にしました。やる気を出せば1頭以上は軽く捕獲は可能でした。

11月2日:4チャンスから4射撃、85cm未回収、74cm捕獲。
本格的なフィーバーが始まった模様です。朝1番から定刻10分前、70cm級大物が随所に多数が出ていました。どれを撃とうか迷ってしまいます。

時間調整の後、150mからおめでたそうな70cm級に撃ち、これはその場にクリーンキル、70cm級と思ったのですが、実際は67cmでした。次は75cm級かと思うのを150mで撃ちましたが、これは失中、続いて次の場所に移動する途中、道端に85cm級と思われる超大物がおり100mから撃ちました。C生徒には大物に対する迫力負けがない様です。

ヒットし倒れてジタバタ、急いで止矢を撃つ様に口頭指示、しかし急いでの意味が分かっておらず、動くので照準を躊躇っている内にやがて立ち上がり逃げられてしまいました。
急いでの意味は初弾命中から30秒以内、立ち上がってからは10秒以内に何処でも良いから追加被弾させれば良かったのですが、その緊急性を理解していなかったので稀に見る超大物でしたが、残念な結果になりました。

このクラスの捕獲チャンスはシーズン3日出撃ですと10年に1回の出来事、レピーターの生徒全員はこれを求めて通っているのです。実に勿体ない事をしました。

初回参加のC生徒、狩猟は全くの未経験ですが、何と初弾から命中、これは長いスクールの歴史でも初めての出来事でした。彼の道具は欠陥銃のレミントン700ですが、上手く使いこなしていました。

その日のPMはドリーバーデン釣りに行きました。その帰り林道で75cm級が道路を塞いでいます。C生徒は路外に降りて発砲準備を整え、鹿が路外に降りるのを待っています。
やがて路外に鹿が降りた瞬間を撃ちました。又もやナミビアポイントをややズレ、ジタバタしておりますが、今度は先の経験を生かし現場に急行し止矢に成功し74cmを捕獲しました。
初回参加でも迫力負けを起こさないC生徒は堂々の75cmを捕獲成功しました。
初回参加で大物捕獲しかも2日目、これは長いスクールの歴史の中でも初の出来事です。
もうチョイで85cmを捕獲出来たのですが、順番が逆であればと成功したと思います。

やがて路外に鹿が下りた瞬間を撃ちました。又もやナミビアポイントをややズレ、ジタバタしておりますが、今度は現場に急行し止矢に成功し74cmを捕獲しました。

11月3日:3チャンス全てパス。
初回参加のC生徒、迫力負けには無縁と悪天候明けのフィーバーも重なり、すでに予想を大幅に上廻る3頭の捕獲、冷凍庫に入る許容を超えており、加えてこの3頭の回収と解体に疲れ、以後はフォトツアーに徹する事になりました。
結果本日は3チャンス、フィーバーが終わり、出会いが減少して来ました。
3チャンスはカニ角、中型オス、70cm級オスの3頭でした。この中で70cm級オスはメスを真昼間から追い掛けていましたが、これは講師も初めて見ました。

珍しいシーンを見ました。真昼間70cm級オスがメスを追い掛けていました。

11月4日AM:フィーバーから日が過ぎ2チャンスだけ、ピン角と60cm級の良いチャンスがありましたが、昨日と同じフォトツアーとしました。

結果、C生徒の3日間は13チャンス、捕獲は3頭(74cm-67cm-50cm)、未回収85cm級1、失中70cm級1、狩猟未体験初参加者としましては迫力負けを起こさない事もあり、抜群の成果となりました。C生徒は初年度から好出会いに恵まれ過ぎ、エゾ鹿猟とはこんなに簡単なのかと思った事でしょう。これが将来にマイナスにならない事を祈ります。

エゾ鹿を獲りに来たのですから、獲れないよりも獲れた方が良いに決まっております。しかし獲れた時からは「獲れてヨカッタね」以外の何も残りません。しかし獲れなかった時は反省点が色々浮かびます。そうしてあれこれ考え、更に上級の成功に結び付ける手法の積重ねは又と得難い当人の財産になります。

講師が皆さんよりも狩猟が上手いのは、皆さんよりも多くの失敗を経験して来たからなのです。
講師が皆さんより多少収入が多くなれたのも、こうして誰も出来なかった事が出来る様になったおかげです。

過去にもありましたが、初年度が恵まれ過ぎているとエゾ鹿猟とはこの程度の物だと甘く見る様になってしまいます。何年か通って下さればやがて分かる様になりますが、当り年だけで辞めてしまう生徒の頭には間違ったエゾ鹿猟がインプットされたままになってしまい、その程度の低レベルのトレーニングだけでオレは難しいと言われている鹿猟を克服したと勘違いし、その後に生かす機会を失ってしまいます。

そう言う意味では講師は最初の本州鹿第1号捕獲まで9年間の70余日と言う、又と得難い機会を戴き、無限の財産を得る事が出来ました。




  


Posted by little-ken  at 09:27EHG5205実戦記

2017年11月20日

超大物エゾ鹿 ベスト1~5

NO.1、88cm、1998.12.27、根室S牧場、クリスマス猟。
根室猟2年目、S牧場奥、車両後方直後をスリ抜け様とした超ベテランエゾ鹿、筆者の未完成であった50mからのランニング射撃で即死となりました。
そして以後20年間で1050頭余を捕獲しましたが、これを上回るサイズは捕獲出来ておりません。


NO.2、88cm、2017.11.13、紋別解禁猟、山口U生徒。
筆者の1050頭余20年間と同じ結果を僅か18頭目の4年間で引き出してしまいました。
夕方の恐らく出勤途上のデメキン鹿に150mの距離で発砲、20cm程弾着がズレ、200m程走られ森に消えましたが、翌日カラスのお告げで回収されました。


NO.3、87cm、2008.1.10、根室正月明け猟、F誌取材の日でした。
K嬢や他のスタッフには捕獲能力が無く、彼らの飛行機の到着直前取材用に捕獲した鹿です。
発見時すでに走っていましたが、筆者は150m先の丘のトップで止まると予測、「待ってたホイ射撃」で即死となりました。

NO.4、86cm、2002.11.23、紋別解禁猟。
紋別スクール開講初年度の事でした。
150m先におり射撃、100m程で倒れました。
その後紋別では15年間に350頭以上を倒しましたが、これを超える鹿を捕獲する事は出来ませんでした。
U生徒は僅か18頭でこの記録を塗り替えました。


NO.5、86cm、2008.12.18、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
11月初旬頃に阿寒の山を降りた鹿が、根室には12月20日前後に到着します。
モンゴル丘はこの通り道の1つとなり、この頃の悪天候明けがクリスマスフィーバーとなります。
250mのボンネット射撃で即死しました。



筆者は初期には解禁猟から根室に出撃しておりましたが、やがて解禁猟は紋別に移し、10月25日頃から1カ月弱、根室にはクリスマスフィーバーと正月明けフィーバーを狙って各々2週間ほど出猟しする様になりました。

筆者の捕獲は約20年間でエゾ鹿1050頭余、80cm以上超大物は33頭となります。
内訳は紋別地区が11頭、根室地区が22頭となりましたから、80cm級超大物はやはり根室の捕獲率が2倍高く、行くなら根室となります。
更に85cm以上になりますと捕獲が8頭となっており、内7頭が根室ですから、85cm級を狙うなら最早根室しかないと思います。

下記に両エリアの特徴をまとめましたが、紋別解禁猟は交通の便も比較的良く、酷い悪天候も少なく、過去15年で予定日に到着出来なかった、または帰れなかった生徒はゼロです。出来れば必ずフィーバーが含まれる5~6日の連続出猟が望ましいのですが、3~4日の短期間出猟で初級~中級までのハンターが大物を狙うには最短コースで適していると言えます。

一方、根室ではクリスマス猟と正月明け猟のどちらも大きな鹿がたくさん居るのですが、射的距離は長く、照準時間は短く、そしてすぐに走り出します。
中級~上級向けのハンターに適しますが、本物のエゾ鹿猟を堪能出来るのは根室ですが、飛行機の便が余り良くありません。

事例は多くありませんが、根室猟の難易度の例として、紋別解禁猟で概ね並の成果を上げられた新人が、根室に行ってまるで歯が立たなかった事が複数例あります。
原因は鹿が大きく迫力負けをし易くなる事、射撃距離が長目である事、照準時間が短目である事が上げられます。過去数名がチャレンジしましたが、惨敗とまでは言えないまでも大きな成果を上げられた生徒はおりません。





  


2017年11月20日

超大物エゾ鹿 ベスト6~10

NO.6、86cm、2009.1.11、根室モンゴル丘、正月明け猟。
大きなブリザードで鹿は2日間動かず、食事が出来ていませんでした。ブリザード明け後の夕方まで待ち切れず、14時頃に餌を食べに出て来ました。
そこを150m先から狙撃1発でした。
根室の1月はこのブリザードで面白くなります。


NO.7、86cm、2011.1.21、根室、正月明け猟。
狭い根室半島ですが鹿の渡りコースは半島の南側と北側の2本があります。南部コースがモンゴル丘を通り、この鹿は北部コースで捕獲しました。
8頭の大物オスの群れから2頭を頂く事が出来ました。右が85cm、左は78cmでした。


NO.8、85cm、2005.12.23、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
モンゴル丘は基本的には通り道ですが、しばしば沢には多くの大物鹿が日中も滞在します。
後方の高い所から射撃しましたが約300mです。
沢に隠れる鹿はじっと見ているとやがて僅かに動き出し、そこを遠射します。

NO.9、85cm、2009.12.18、根室、クリスマス猟。
クリスマスフィーバーの大移動で捕獲しました。
積雪が多くなりますと大きな群れで行動をしますが、この鹿はその到着の走りでまだ単独でした。
NO.7の鹿とかなり近い位置で捕獲しました。
300m遠射で決めました。


NO.10、85cm、2011.11.14、紋別解禁猟、山口U生徒。
紋別エリアでは筆者が86cmを捕獲して以来10年間85cm級は捕獲がありませんでしたが、U生徒の120mからの第1弾は角に命中、しかし走られました。
それを追掛け第2弾は180mから、今度は頭蓋骨に命中と言う、2度のマグレが重なって捕獲出来ました。




紋別解禁猟の特徴
10月25日前後より高い山の冠雪により山を降りるエゾ鹿は調度繁殖期と重なり、ハンターの良く見える平場で繁殖行動を取りますから、大物鹿との勝負が容易になります。
群はメス鹿5頭前後にボスが付き、その近くにNO.2やNO.3が隙を伺う構造です。

メスの群れは敏感で行動を共にする群のボスを倒す難易度は高いのですが、ボスが引き上げるとNO.2が牧草地の真ん中で「我ここにあり」とアピールし、それが引き上げるとNO.3がアピールし、夕方にはこの反対が行われますが、近年はそう言う図式は多少低下しておりますが、射撃距離は150m前後に多く、解禁寄りの方が短距離、その後は徐々に遠くなる傾向にあります。アピール中の鹿は照準時間は比較的もらえますから射撃は容易です。

出会い中の70%以上が成獣3段角、角長70cm嬢が20%程度、角長80cmクラスでも5%程度の出会いが期待出来ます。3日猟で平均4頭の捕獲、捕獲中の過半以上が3段角、3~4頭捕獲すれば70cm級大物が1頭含まれ、狩猟未体験初心者でも捕獲ゼロは過去15年間なく、サボットスラグでもかなり善戦出来る、経験の少ない人向けのエリアです。
恐らく成獣オス大物に世界で1番近い猟場だと思います。

根室クリスマス猟と正月明け猟の特徴:
クリスマス猟
11月初旬頃、遠く阿寒や摩周方面の山を降りた鹿はその1部が根室半島に向かいます。
その根室半島に最初の到着が12月20日前後になりますが、根室半島は先端が細くなっているので中場より先は鹿の密度がかなり増して来ます。

エゾ鹿は元々日本鹿の中では大きいのですが、根室と別海地方の鹿は特に大型が多い事で有名です。紋別地方ですと82cmを超える鹿は激減しますが、ここでは85cm位までは特に珍しくありません。冒頭の様に80cm以上超大物33頭中、根室地区では紋別地区の倍の22頭を捕獲、85cm以上になりますと8頭中7頭が根室であり、根室の方が明らかに大物が多く、85cm以上を求めるなら根室でなければと言う事になります。

12月中旬には根室半島に取ってまだ根雪となる積雪はありません。
メスは10頭強の群れが多く、まだ遅れて発情するメス鹿もおり、群れに付いて行動する  オス鹿も稀におり、単独でアピールするオスも稀にいます。
オス群れもまだ余り大きくなっておらず、せいぜい数頭です。

エゾ鹿は150m前後に多く、サボットスラグではかなり不利になります。
また照準時間も紋別に比べて余りもらえず、射撃の難易度はかなり増します。
社会経験の多い大物ほど短時間に的確にナミビアポイントを撃ち抜かないと、被弾強い大物エゾ鹿は確実に未回収になってしまいます。そう言う場面をイヤと言う程見て来ました。

悪天候明けに大きなフィーバーとなる事が多く、筆者はこの時期に朝夕5頭ずつ1週間続けて捕獲した事があります。これはフィーバーが1週間続いた事を意味します。
85cm超も半分強はクリスマスフィーバーで捕獲しています。超大物対戦、複数捕獲、遠射、ランニング射撃等々にチャレンジするには圧倒的に根室が有利です。

正月明け猟
正月明けになりますと大きなブリザードがあり、出撃不能率が高まりますが、一方でそのブリザード明けは超ビッグフィーバーになる可能性が高くなり、夢の様な猟が出来る様になります。それにはクリスマス猟も同様ですが、フィーバーに2度会える様に10日以上の滞在が必要で、どちらかがビッグフィーバーになる可能性がかなり高いからです。

メスの群れも巨大になり、時に数百頭を超える群れになる事もあります。
オスも大群れになり、時に100頭を超す大群れになります。
2007、2009、2010年には特に超大物がズラズラ獲れました。
写真は2009年1月、21日間で10頭もの超大物が捕獲された時の物です。
また2010年にはS牧場会員約10名全員が80cm以上の超大物捕獲に成功した事もあります。

根室は北海道の東の端、最寄りの空港も中標津空港しかなく、直行便は東京からの1便だけ、交通条件的にも不利となり、超大物猟はビッグフィーバーに会わなければ成立が難しくなり、成功を得る為にはかなり長期滞在を余儀なくされ、射撃条件もかなり厳しくなります。
しかし、難易度は高い物の他地区に比べ圧倒的なエゾ鹿猟を楽しめます。



  


2017年11月15日

2017年度紋別解禁猟の総まとめ。

講師が北海道に出発しようとしたその日は大型台風で太平洋フェリーが欠航。
同日の日本海フェリーも欠航、急遽出撃を1日早めると言うアクシデントから2017年度猟は
始まりました。

台風により峠は積雪30cm以上、そんな事から第1期からフィーバーが期待されますが、
気温は相当高く、山から降りる本格的なフィーバーには至りませんでした。

それでも第1期にはかなりの出会い数と内容が得られ、スラグ2年生の熊本のH生徒は
76cmを捕獲出来ました。彼の銃はR生徒から譲り受けたサベージです。

2期がキャンセルされた為、2期と3期はまとめて岐阜のE生徒のチャーターとなりました。
出会い数は並にある物の中~小型が多く、最後にやっと大物78cmを捕獲出来ました。
その後も5日前後毎に悪天候があり、その前後にはそれなりに出会いが多くなるフィーバー
がありましたが、ビッグフィーバーには発展せず、何時も半日程度に終わりました。

4期の大阪K生徒の時には大物フィーバーが起こり、80cm超にも3度の大戦が出来ました。
内2回は至近距離で出会いでしたが、狙い込み過ぎ発砲に至らずに終わりました。
また3回目の超大物の未回収も後刻カラスのお告げで見付かりましたが、もう帰った後でした。
最初の発砲に至らなかった超大物も後刻6期の山口のU生徒により捕獲されました。
不運の塊の様に思えますが、要はやるべき事をしなかったのでそうなっただけなのです。

5期の神奈川F生徒は56歳で数か月前に銃を取得したばかり、捕獲ゼロの心配がありました。
しかし結果は開けてみればまさかの4頭捕獲、しかもそれには74cmと71cmが含まれると言う
大物2頭の快挙となりました。

捕獲はマグレの連続でしたが、初年度4頭、しかも大物複数、これでヨシと思えばもう上達は
止まってしまいます。そうならない事を期待したいと思います。
F生徒の出来事が本年度1番のトピックスかと思われましたが、違いました。

最後の6期の出会いはやや低調でしたが、U生徒が何と88cmを捕獲してしまいました。
U生徒は昨シーズンにマグレで85cmを捕獲、これを上回る事は講師が紋別で350頭以上を
捕獲しても86cm止まりでしたから半永久的に不可能の筈でした。
しかしU生徒のツキには驚きました。
僅か1年後に意図もあっさり更新、18頭目の捕獲で紋別の最高記録も大幅に塗り替えました。

しかも角長88cmは講師が1050頭捕獲した中の最大トロフィーと同じです。
僅か18頭でこれと同等に並ぶ等と言う事は、明らかにツキ過ぎですから、きっと何か大きな
良くない事が彼に降りかかる事でしょう。
因みに筆者は2000年末に交通事故で死に損ない、復帰に2年を要しました。
これを切っ掛けに仕事を卒業、スクール開設となりました事は御存じの通りです。

               2017年度 紋別解禁猟のまとめ。
    生徒名  出猟日 出会い 捕獲  失中 未回収 至らず パス 大物捕獲 経験
  熊本 H生徒   3    16    3    5    3    2   3  76cm スラグ2年生
  岐阜 E生徒   6    26    8    8    6    3   1  78cm スラグ2年生
  大阪 K生徒   3    11    3    0    3    2   3  72cm ライフル2年生
  神奈川F生徒   4   12    4    3    0    3   0  74&71cmスラグ1年生
  山口 U生徒   3    11    5    4    4    1   0  88&71cmライフル2年生  
     総出猟19.0日、出会い合計76回、捕獲合計25頭、失中合計16回。 
   平均出会い数 : 4.0回/日 、平均捕獲数: 1.21頭/日 、平均捕獲総数4.1頭/人。

2017年度の出会い数は低調で、4.0日/回と平均の5回には多少至りませんでした。
スクールの生徒も高齢者が全て卒業し大幅に変わりました。
スラグ1年生が1名、2年生が2名、ライフル2年生が2名となり、捕獲数は全盛期の2.3頭/日
には至らなくなりました。
更に出会いの減少もあって平均捕獲は全盛期の約半分の1.21頭/日に留まりました。

紋別スクールの本年度はヒグマに2回も会え、超大物にも9回会え、88cmと言う超怪物も捕獲
され、魅力が大幅に増しています。(但しヒグマは通常生徒には対象外となります。)
本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。

講師と紋別郡の大物エゾ鹿&ヒグマは皆様の参加をお待ちしています。
2018年度はすでに2カ所が埋まり、3カ所目が埋まろうとしています。お早目に。
初参加の皆さん、たぶん達成不可と思いますが、ぜひ捕獲ゼロにチャレンジして下さい。
捕獲ゼロの場合、諸条件を満たせば次回半額で再チャレンジが可能ですが、捕獲ゼロ自体が
過去15年に1度も無く、再チャレンジ制度の運用は1度もありません。

U生徒の88cmは4ポイント目が見事なほど長い超太角、1000頭に1頭級、アマチュアでこれを
捕獲した人は、長いエゾ鹿猟の歴史でもほんの数人しかいないのではと思います。
紋別スクールはこうした奇跡の出会いが可能な数少ないエリア、これぞエゾ鹿猟と言う狩猟が
出来ます。講師の出会い技術+紋別エリアですと、出会い中3段角成獣オスの比率は70%以上、
角長70cm級なら出会い中の20%前後、80cm級でも5%弱の出会いがあります。



  


Posted by little-ken  at 23:06EHG5205実戦記

2017年11月14日

第6期:山口U生徒。

11月11日:到着日はブリザード、鹿の出会いはゼロでしたが、ヒグマと出会いました。
ハンティングベースに向かう途中で国道脇にヒグマを発見、アプローチするも逃げられてしまい
ました。本年はヒグマにこれで2度遭遇、共にもう少しの所でしたが、上手く射撃ポイントまで
持ち込めず、結果は至りませんでした。
尚、ヒグマはこの日を境に冬眠に入った模様で以後の痕跡を断ちました。

11月12日:フィーバーはまだ始まらず。それでも71cmを捕獲。
60cm級を150mで失中、次いでメスをまずは肉を確保と言う事で100mで捕獲しました。

その後まだ鹿が降りていない為、林道なら降りつつある鹿に会えるかと向かい、木の間に
75cm級を発見、何とか首を撃てるポイントを見付け50mから射撃、捕獲しました。
かなり太くで大物なのですが、4ポイント目の伸びが悪く、角長は71cmでした。


           先が貧弱でなければ相当な大物の71cm。

11月13日:フィーバーが始まり、1日に2度の超大物チャンス、失中と未回収。

AMはまだフィーバーが本格化しておらず、55cmと60cm級を200mと70mから射撃、共に捕獲
しました。U生徒はライフル2シーズン目、昨シーズンはナミビアポイントを狙って頭に命中と言う
マグレで85cmを捕獲しました。本年度は一応狙った周辺に弾が飛んで行く様です。

PMは大物が動き始め、80cm級が100mにいましたが走られ、ランニング射撃を試みますが
失中となりました。タイムリミットも近付いた15:30頃、超大物を85cm級を150mに発見、狙うは
勿論ナミビアポイント、しかし結果は200m以上を走り森の中に消えてしまいました。

要はナミビアポイントにヒットせずその場に倒れなかったと言う事です。
しかし胸を撃ち抜きましたから上手く行けば回収が出来るかも知れません。
カラスのお告げに期待です。

11月14日:フィーバーは早々に終わり、2チャンス、1失中1未回収。
カラスのお告げがあり、昨日の85cm級の超大物が回収されました。
ヒット場所はナミビアポイントから後方に20cm下方に10cmでした。
本シカは11月04日のK生徒が発砲に至らなかった超大物です。


 左:2016年度角長85cm、中:2017年度は何と何と角長88cm、右:1998年講師の88cm。

昨シーズンにマグレで85cmを捕獲、これを上回る事は講師が紋別で350頭以上を捕獲しても
86cm止まりでしたから半永久的に不可能と思われました。

  しかし、何とその翌年、意図もあっさり更新される事になりました。
  しかも角長は88cm、これは講師が1050頭捕獲した中の最大トロフィーと同じです。
  そして講師のトロフィーに比べ、ややですが、太くて良好なバランスです。


U生徒は3日間で11回のチャンスがあり、88cmと71cmを含めて5頭を捕獲しました。
尚、本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。

U生徒は筆者350頭に対し、これを僅か18頭目の捕獲で紋別の最高記録も塗り替えました。
U生徒は3日間で11回のチャンスがあり、88cmと71cmを含めて5頭を捕獲しました。
明らかにツキ過ぎですから、きっと何か大きな良くない事が彼に降りかかる事でしょう。


  スケルトン仕様でトロフィーをお持ち帰りです。凱旋パレードは羽田空港3周の予定とか。

紋別スクールはヒグマにも超大物にも会え、魅力が増しています。
本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。
講師と紋別郡のエゾ鹿&ヒグマは、皆様の参加をお待ちしています。
2018年度はすでに2カ所が埋まっています。お早目に。


  


Posted by little-ken  at 22:17EHG5205実戦記

2017年11月10日

第5期:神奈川F生徒。

11月07日:到着日早々の2チャンス、発砲出来ず。
銃を所持して僅か数ヶ月、もちろん狩猟経験はなく、事前スクーリング2回を受けています。
80mのカニ角と50mの65cm級に超デメキンチャンスがありました。
後者は順位決定戦の6頭でしたが、初めてのエゾ鹿の対戦に発砲の決断がモタ付き発砲に
至らずに終わりました。明日までにアレに間に合う様に修正を考える宿題となりました。

11月08日:AMに5チャンスがありましたが、サボットの射程内は2回のみ。
朝1番は60cm級がおり今度は発砲出来ましたが、僅かに遅く動いた直後の発砲となって
しまいました。明日までにまたもう少し早く出来る様に修正が宿題となりました。
また65cm級2頭が150mにおり射撃しましたが、これは命中しませんでした。
他に250m以遠に3度程チャンスがありましたが、当然射程外で見送る事となりました。

鹿が獲れなかったので暇過ぎてPMはレインボウ釣りから始まります。レインボウは1時間程
食べ頃を5匹釣り上げました。
明日の天候異変の前に動くかと思われましたが、結局は鹿の動きは全くありませんでした。


カラスのお告げがありました。11月6日にK生徒が未回収となった超大物が見付かりました。
角長は80cm弱、太角の良型です。ヒグマによりしっかり埋められていました。
その事はすぐ近くにヒグマが潜んでいると思われ早々に退散しました。
久しぶりにヒグマの塚を見ました。

11月09日:何と初捕獲が74cmの大物でした。

 左:朝1番の堂々の太角74cm、これが銃所持初年度の初捕獲、スクールの新記録です。
 右:夕方には細角ですが、70cm1日2頭の大物捕獲もスクールの新記録です。


昨日はかなりの雨、夕方の出会いはゼロでしたから、本日朝にはそれなりの出会いが期待
されます。ところが早朝の時間帯にも拘らず情けない程しか出ておりません。

ベース前に広場には1頭出ておりますがまだ6分前、更に奥の本命場所を見に行きますが、
何と空振り、急いでベース前に戻ります。
時間は日の出後2分、まだいるかと思いましたが、何と前より好条件の所にいます。
F生徒は車を降り、クマザサの影からアプローチ、講師はエゾ鹿の気が生徒に向かない様に
する為、ウインカーを点灯しながら車を動かしたり止めたりバックさせたりします。

早く撃てば良いのですが初年度のF生徒は中々撃てません。もう距離は50m程になりました。
そしてやっと発砲、もう4度ほど対戦していますから、当たるだろうと思っていました。
狙いはナミビアポイント、そして発砲、何と信じられない事にその場に座り込みました。

実は先にも記しましたが、F生徒は銃を数ケ月前に取得したばかり、もちろん狩猟経験もあり
ません。それが見事なナミビアショット? 
結果はナミビアポイントから数十cmずれてネックショット、フェデラルの弾頭も回収出来ました。

解禁から時期も過ぎており、通常ではサボット射程内の鹿がかなり少なくなる季節、所がまだ
気温が10度もあり、本格的な積雪は無く、山から降りて来ない鹿もいる程です。
つまり解禁の時期と余り変わらない状況と言えます。

PMは日没30分前、70cm級が80mにいました。やり方はほぼ同じ、車に鹿の気を引き付けて
いる内に生徒は射撃位置に付くと言う作戦です。
横向きの鹿のナミビアポイントを狙って、今度はケツ近くの背骨に命中、腰砕けとなりました。

11月10日:本日も2頭捕獲。
朝は何と150mで65cm級に射撃、クリーンキルかと思われましたが、回収を後刻としたところ
ヒグマに先を越されてしまいました。弾着のズレに対しては証拠不十分で何とも言えませんが、
その前後を考えますとマグレ臭さは拭えません。
その後80mで50cm級に命中、20cm程ズレておりましたが50m走られただけで済みました。

イヤハヤ驚きました。マグレも4度続けば本物かも知れません。
本来の時期であれば初年度F生徒は手ブラで帰らなければならない確率は相当高かったの
ですが、手ブラを免れたばかりでなく堂々の大物、更には1日に2頭の大物と言うスクールの
ダブル新記録の捕獲となりました。それだけではなく更に2頭を捕獲、4連続命中となりました。

ただ4頭共着弾は数十cmもずれており、まだ実力で捕獲したとは言えない状態ですが、
それでも快挙である事に間違いはありません。
これも6月と9月に行った事前スクーリング2日間の成果と言えます。事前スクーリングは生徒と
して申し込まれた人を対象に愛知総合射撃場で行っている無料射撃指導です。

彼の道具はブローニングAボルト12番、弾はフェデラルです。
Aボルトはセーフティーとボルトの操作性に大きな問題がある物のそれなりに優れた銃です。
全体的な仕上がりやトリガーの具合もサベージの比ではない良い仕上がりです。
右は太い角74cmのネックから回収したフェデラルの銅弾頭です。



  


Posted by little-ken  at 22:21EHG5205実戦記

2017年11月06日

第4期:大阪K生徒。

11月04日:到着早々65cm級を捕獲。80cm級に会うも発砲に至らず。
120mから射撃しましたが、ナミビアポイントより多少ズレて走り出しました。
150mほど走って倒れ、回収出来ました。

夕方時間ぎりぎりに85cm級が出現、アプローチ中の走り出し森に入りました。
追い掛けて射撃出来そうな状態に持ち込めましたが、照準に時間が掛かり過ぎ、発砲出来ずに
終わりました。尚、この85cm級超大物は後刻6期のU生徒により捕獲されましたから、K生徒の
心は穏やかではありません。

本年は10月27日に繁殖期が始まったかに見えましたがすぐに途絶えてしまい、11月4日に
本格的に始まった様です。スクールの歴史15年中で抜群に遅い繁殖期の始まりです。


             北海道では非常に珍しい2段角。

11月05日:連休でハンターが多く、カニオス1頭の留まりました。
朝1番は積雪明けの連休で何時もより多目のハンターがウロ付いており、これに勝ち合わない様な作戦を選びました。何時も世話になっているY牧場裏に70cm級が300mにいます。ライフル2年生のK生徒は初の300m射撃のチャレンジです。
結果は命中した物の未回収に終わりました。

やがて場所を変更し林道コース、60m級が130m先にいます。
真後ろを向いており撃ち難い角度からの射撃、結果はヒットした物の又もや未回収、その直後
に今度はピンオスに出会いましたが、まだ他の大物がいる気がしてパス、結果としては大物は
おらずこれを撃つべきでしたが、後の祭りです。

11月06日:夜半から強風、朝は風の影響の少ない地域に遠征し、72cmを捕獲しました。
朝1番は80cm級が80mに出ましたが、立ち止まりの場所とタイミングが合わず、発砲に至り
ませんでした。その直後72cmを捕獲しましたが、命中度は今一でした。

その後、別の80cm級に250mで出会いましたが、命中したのですが未回収に終わりました。
この鹿は翌々日にヒグマの塚となっているのが発見されました。
本日夕方は一応フィーバーと言える様になり、400mにメス数頭を連れたハーレムが2回出現
しましたが、ライフルと言えどもやや射程が長過ぎ、共にパスとなりました。


                 ビッグボデーの72cm。

11月07日:朝猟は帰りの飛行機の関係で出来ず、2017年度が終わりました。
K生徒の紋別解禁猟は3日で11チャンス、捕獲は72cmを初めとする3頭、失中はありませんが
未回収3、発砲に至らずが2回、パスが3回となりました。弾薬消費は10発強でした。

また250~330mの大物以上のチャンスが2回あり、共に命中はさせましたが未回収となりました。
ライフル2年生のK生徒は遠射の可能性を十分に感じる事が出来ましたが、残念な結果に終わり
ました。この原因は倒せるポイントが前足軸線上にあるのですが、どうしても体の中心寄りの
照準になってしまう事により起こります。

何はともあれ、超大物に対しK生徒の時期が本年度の最高であり、K生徒自身に取っても過去
最高の内容だったと思います。

3日間に3回もの超大物チャンスがありました。特筆は発砲に至らなかった2回が共にデメキン
の超大物で距離もかなり短かったのですが、逆に近過ぎて立ち止まり時間があまり長くなく、
外したくないのでキッチリ狙っている内にチャンスを逸してしまった言う物で、スナップショットを
マスターしていれば楽勝で超大物が捕獲出来たシーンばかりでした。

銃はキッチリ狙って命中させる精度も大切ですが、それをバッチリ命中させたい場所に被せ
なければ意味がありません。
またもっと重要な事は相手が逃げ出す前に撃つ早撃ちでなければ意味がありません。
改めて射撃の基本はスナップショットであると強く思います。







  


Posted by little-ken  at 21:40EHG5205実戦記

2017年11月02日

第2期&3期:岐阜E生徒。

10月29日:到着早々3チャンス、しかし結果は未回収2。
悪天候明けで新しい鹿が降りて来ました。おかげで2回はデメキン中型オス、射撃距離も
僅か50m、ところがこの日の為の練習して来たのは100~150m、近過ぎて焦ってしまい
半共に半矢未回収となってしまいました。

10月30日:5チャンス、AMには中&小オス各1の2頭捕獲。
昨日同様おめでたいオスが多く、4チャンス、2回は失中ながら何とか2頭を捕獲。
夕方には150mで80cm級に出会うも射撃までは至りませんでした。

10月31日:4チャンスから2頭を捕獲。80cm級に80mから射撃するも未回収。


  10/30の2頭と新兵器の雨天解体場。      10/31の2頭、共に美味しいサイズです。

11月01日:フィーバー谷間に突入、出会いは2回だけ。
最近はフィーバーと谷間の差が大きくなりました。70cm級に120mから射撃するも失中、
メスに80mから射撃するも未回収、出会いだけで出なく射撃も絶不調に陥ってしまいました。

11月02日:明け方に掛けてかなりの雨、おかげで2回目のスモール
フィーバーとなりました。
朝は4カ所で射撃、しかし小物1頭を除く全てが未回収となりました。
結果は5チャンスから2頭の捕獲ですから見事と言えます。

繁殖期はすでに始まり、随所でエゾ鹿のコールが聞こえます。ところが降りて来るのは中型
以下ばかり、これから見ると本格的な繁殖期はまだと言う事になります。
なぜなら繁殖期が始まれば、小物は出番がなくなるからです。

11月3日:悪天候前になり少し動きがあり、6チャンスから60cm級と78cmを捕獲。
動きはあった物のまだ中~小型が多いが60cm級とピン角を捕獲しました。
大物の動きはまだ止まったまま、早く動き出して欲しい物です。

Y牧場裏でヒグマを見ました。追い掛けましたが残念ながら発砲には至りませんでした。
夕方には78cmを捕獲しました。残念な事にその場には倒れず100mほど走りました。
本しかを含めてすでに8頭の捕獲となっていますが、その殆どがナミビアポイントではなく、
後方20~40cmの上下方向の中央に命中ばかり、つまりまだ冷静な照準が出来ていない事を
意味します。

本日の夜半からは雪、明日及び次のK生徒は期待持てるかもです。


            待望の大物は堂々の78cm。

11月4日
:最後のチャンスは70cm級100m、結果は失中。
昨日の雪は明け方まで続き、本日朝の出会いは余り期待出来ない状態です。
雪の深くない里寄りの方面を中心に廻ります。

結果は表期の通り、結果的に6日間で26チャンス、間には1日2回しかない谷間の日も
ありました。そして捕獲は8頭、78cmが含まれます。
失中は8回、未回収は6回、弾薬は42発を消費しました。

E生徒は銃は左ですが、日常は全て右、流し猟はその特性上から右撃ちが有利です。
来年度に向け、左から右に転向するつもりで帰ったら特訓を開始するそうです。



  


Posted by little-ken  at 20:58EHG5205実戦記

2017年10月30日

第1期:熊本H生徒。

本命のエゾ鹿は3日間で3頭、76cmのビッグトロフィーも含まれます。

10月26日:中型オス1頭を捕獲。
天候は超快晴、夕方までチャンスは全く無く、最後の数分での1発勝負だけ。
角長60cm弱の中型オスを80mから射撃、鹿は命中後150m走り倒れました。
H生徒初弾命中です。

10月27日:角長76cmを捕獲。
朝1番本目は予想が外れ不在でした。2番はメス1頭の大使オス2頭が意識して遠くから
眺めていました。オスは75cm前後、多分24日の下見の時の鹿と思われます。
100m弱で射撃しようとすると走り出しましたが、立ち止まりそうな雰囲気、やがて120mで
土ち止まりH生徒ナミビアポイントを狙って射撃、1発でひっくり返りましたが、何と弾着は
40cm強も横にずれたネックショット、何はともあれ見事な大物をゲットする事が出来ました。


    ネックショットで76cmを捕獲。2年目でこの捕獲は見事と言えます。

10月28日i&29日:
1.5日で9チャンスがありましたが、失中未回収の連続となり捕獲は小物1頭に留まりました。

渓流釣り初日は岩魚チャレンジ、25cmをMax.に2人で食べる分だけを1時間ほど掛けて
釣りました。
翌日はレインボウに挑戦、こちらも26cmをMax.に11匹をやはり1時間で釣りました。
大きめの3匹は熊本の家族のお土産にするそうです。

    左写真:上から2匹が蝦夷岩魚、Max.で40cm位になります。
          次の2匹が樺太岩魚、Max.で25cm位です。
    写真右:レインボウ、岩魚よりやや美味しいです。Max.で60cm位になります。


10月28日i&29日:1.5日で9チャンスがありましたが、失中未回収の連続となり捕獲は小物1頭に留まりました。

  


Posted by little-ken  at 09:19EHG5205実戦記

2016年11月18日

2016年紋別解禁猟まとめ:

    参加者名    実猟日  出会数 捕獲 内大物   特筆事項
第1期 栃木O&M&A 4.5   26   14   4   78cm,73cm,72cm.70cm,4頭まとめ捕獲。
第2期 熊本H生徒  3.0    キャンセル       講師83cm捕獲
第3期 岐阜E生徒  3.0    9    3    0    68cm捕獲
第4期 大阪K生徒  4.0    10    2    1    77cm捕獲、80cm級5回射撃未回収。
第5期 愛知S生徒  3.0    6    3    0    68cm捕獲、出会い過去最低。
第6期 山口U生徒  3.0    17    6    2    85cm、72cm捕獲
    合計17.5日   68回  28頭  7頭  3.09回/日 1.60頭/日 0.4頭/日
 
出会い数は過去平均の5回強/日に比べてかなり少ない3.1回/日、しかし出会いは例年に
なくデメキンが多かった為に捕獲数は少なくならず1.6頭/日、大物出会いも後述の様に
1期、2期、4期、6期と以外に恵まれました。

気象的には北海道には前代未聞の1週間に台風3発がまとめ上陸、とんでもない気象条件
が続きました。そんな異常気象は解禁の10/23からかなりの積雪、それも連日の追加、通常
解禁直後はまだ鹿が降り始めていないのですが、本年は最初から降りていました。

第1組は捕獲も14頭と他の組を大幅に超える結果となり、本年に限り1番良かった期となり
ました。第2組はキャンセルされましたが、角長83cmを講師が捕獲出来ました。

第3~5組は共に出会いが少なく大苦戦、出会い数は平均値の半分以下が続きます。
出会い保証制度が初めて適用されるかに見えましたが、幸いそれが適用される事はなく、
中程の不調な期の生徒でも2~3頭の大物またはそれに準ずる捕獲が出来ました。

ところが11月4日は通常年で言えば最も安定した良い時期なのですが、この日はスクール
始まって以来最悪の出会いゼロの日となってしまいました。

しかし最後の第6組になりますと3日連続のフィーバーとなり、随所でオスが群れて順位争い
をしており、そんな一つは85cmとそれよりやや小さ目が2頭の超大物3頭のボス決定戦でした。
そしてこのトップサイズ85cmを捕獲を出来ると言う快挙がありました。
これはスクール始まって以来の超快挙です。
もう1つの快挙はO-K-Sの3生徒がランニング射撃を決めたと言う事です。



  


Posted by little-ken  at 15:52EHG5205近況EHG5205実戦記

2016年11月16日

第6期:山口U生徒

11月13日:快晴ですが、鹿の動きのある日となり、夕方に4チャンス、フィーバーが始まった
かに見えますが、はっきりしません。
出会いの1回は中オス6頭が順位争いをしている所を120mから射撃出来ましたが、命中弾は
得られる事無く終わりました。
続いてメス2頭を捕獲出来ました。
U生徒はこれで丸1年分の肉を確保出来ました。次はトロフィー級の捕獲です。


11月14日:やはりフィーバーです。何と何と前代未聞の85cmを捕獲しました。
AM8時頃、80cm級3頭がボス争いをしており、120mから手前の1番大きなやつを射撃、命中
しましたが走られました。しかし180m付近で立ち止まりこちらを振り返っています。
これを射撃、今度は倒れました。

  倒した現場まで行ってみますと驚く程デカい鹿でした。計測してみますと何と何と85cm、
  スクール生徒の記録では15年程のスクールで断トツのトロフィーとなりました。
  生徒の記録では81cmが2名と80cmが2名、それ以上の記録はありません。



    せっかくのトロフィーが被弾してしまいました。
    85cmは何をしても圧倒的な迫力です。体長200cm、体重は150kgでした。

  
講師の紋別の記録では最大が86cm、次が84cm、次が83cmとなり81cmは多数となります。
根室を含めて1000頭余のエゾ鹿を捕獲しましたが、85cmを超える鹿は6頭しか捕獲していません。
85cm捕獲はそれ位に凄い事なのです。
今年は前代未聞の気象でしたが、11月14日の85cmの超大物の捕獲も前代未聞でした。

被弾場所を見ますとこれが超傑作、1発目は右の角の中程に命中、2発目は脳に命中して
いました。鹿はほぼ真横を向いており、狙いはショルダーのナミビアポイントです。
従って、そこから角の中央までは1m以上あり、脳までも1m弱、出会いその物もマグレです
から超マグレが3度続いた結果、85cmは捕獲されました。

せっかくのトロフィーも中程に被弾し傷物になってしまいました。
しかし角に命中しなければ獲れなかったのですが、何はともあれ82cm以上はスクール15年の
歴史で誰も捕獲していないのですから凄い事です。

       同14日夕方には72cmも捕獲。

続いて14時頃には60cm級5頭が集まって順位争いをしている所に遭遇、250mからこれを
射撃しましたが、命中弾は得られませんでした。更に続いて夕方には75cm級がメス数頭を
連れています。これを150mから射撃し捕獲出来ました。

但し射撃は失中の連続、初弾は85cmの角に命中した以外はヒットした試しがありません。
ところが鹿は近年としてはあり得ない程のデメキンの連続、撃たれても撃たれても余り逃げない、
何度も撃っているとその内にはマグレヒットが起こると言う物で、10発前後消費しています。

11月15日:まだフィーバーは続いています。7チャンスから20発余を発射、
捕獲は中オス1頭に留まりました。
射撃は昨日同様パッとしないのですが、本日はツキに見放され失中の連続です。

特に夕方の最後は昨日72cmを捕獲した場所に行きました。昨日ボスを捕獲した時に我々
に向けてコールして来たライバル鹿がいたからです。昨日のボスを捕獲してしまいましたから、
きっとそこでライバルオスが番を張っていると読み、夕方最後のギリギリのタイミングに行きました。
予想通り75cm級が番を張っていましたが120m射撃は失中、少し走ってすぐに止まりまして
2発目も失中です。こちらもマグレは起こりませんでした。

11月16日:初めて初弾命中。
朝1番でメス6頭の群れを発見、ボスはいないかと見渡しますがいない模様、そこで撃つ事に
しました。150m射撃が命中、今回初めて初弾がまともに命中しました。
ひょっとしたら狙っていた隣に命中したのかも知れません。

さてU生徒の道具はレミントン、弾は出ますし射場の精度もそこそこ出せますから使えなくは
ありませんが、スクールの単発運用には開口部が短く上から弾は入れ難いし、マガジンの調子
が悪い銃でした。マガジン内で弾の位置が安定せず、その為にジャムしたり空送りになる事が
しばしばあり、ボルトも3ポジションではなくこれも残念な項目です。

     サコーの半額弱ですが、ちょっとお粗末なレミントンでした。

第6組U生徒まとめ:実猟3日17チャンスから6頭の捕獲、未回収3、失中6、発砲に至らず2と
なりました。使用弾数は30数発、お粗末な射撃ながら出会いにも恵まれ、そして超ラッキーにも
恵まれ、捕獲した超大物は角長85cm、驚きの結果となりました。
スクール15年の歴史中で断トツのビッグトロフィーです。


  


Posted by little-ken  at 23:11EHG5205実戦記

2016年11月16日

第5期:S生徒。

11月10日:名古屋からの直行便は本日から無くなり、羽田経由便となりました。
AMはブリザードで昼頃から明けた物の、夕方に鹿の動きはゼロでした。

11月11日:75cm級がカラスのお告げ待ちとなりました。
AMには多少動きがありました。朝が早くから明るく、合法射撃時間的に間に合ったチャンス
は2回のみとなりました。PMはメス2頭の出会いが1回だけ、これはパスしました。

AMの出会いは75cm級3頭の順位争い3頭の群れに120mから射撃出来ました。
しかし1年ぶりの射撃は今一つ調子が上がらず未回収、カラスのお告げ待ちとなりました。
残る2頭も本来ならば射撃が可能なのですが、雪が60cm前後と深く回収困難が予測される事
から射撃は見送りました。なお群れには何時の間にか小オス1頭が合流していました。

   250m先を逃げる75cm級2頭、2km程追い掛けると疲れたのか長く立ち止まって
   いました。250m前後ですからライフルなら十分射撃可能です。


11月12日:幸い今回の低気圧通貨の積雪はそれほどではなく、ルートが確保されていた
林道はまだ使えます。AMには2チャンス、本州鹿サイズ3段角の食べ頃サイズを100m
ランニング射撃が見事決まりました。スクールに於いても数名がランニング射撃をマスター
しつつあり嬉しく思います。

続いて70cm級を250mから射撃、ヒットはしたのですが逃げられ、300mで止まった所を
射撃出来たのですが、これはヒットする事なく終わりました。

昨日未回収に対するカラスのお告げがあり、75cm級の順位争いを回収出来ました。
所が角長は68cm、こう言う場合は見比べてどれがデカイのかとやっていると逃げられ全てを
棒に振る事になりますから、手近かなヤツ又は直感的にデカいと思った方を素早く撃たなくて
はなりませんが、今回の手近な奴は小さかった様でした。

100mランニングが見事決まった食べ頃サイズ。   手近な小さいのとなった68cm。

11月13日:朝1番で中型オス1頭を捕獲、合計で3頭を捕獲できました。

第5組S生徒まとめ:3日猟で6チャンス、申し訳ないほど少ない出会いしか得られませんでした。
そんな中でしたが、捕獲は68cmを筆頭に3頭を記録できました。
全体的に言うと大雪の為に良い出会いが得られない時期となってしまいました。


  


Posted by little-ken  at 20:45EHG5205実戦記

2016年11月08日

第4期:K生徒。

11月5日:AMはE生徒に良い出会いを与えてくれましたが、低気圧が被り始め、夕方の出会い
はゼロに終わりました。

11月6日:53年ぶりの大雪、朝の積雪は60cm、出会いはメスの群れ1回だけ、そしてそれも失中、
昼頃には雪も闇夕方の出会いが期待されましたがありませんでした。
このペースでは2012年の開講以来初1度も適用された事が無く、有形無実のお蔵入りであった
出会い保証制度が初めて適用されてしまうかも知れません。

その内容とは実猟4日以上に於いて出会い数が基準(5回/日)の半分を満たしていなく、かつ
獲れなかった時には次回再チャレンジが半額で出来ると言う物です。

11月7日:本日は快晴、昨日夕方には出会いが無かった為、出会いはある物と思われます。
AMは4チャンスとなり、PMは3チャンス、チャンスには恵まれましたが、2頭が未回収となり、
共にカラスのお告げ待ちとなりました。射撃の調子は今一つ上がりません。

小物オスが2頭150mにいます。銃を向けると走り出しましたが、K生徒これにランニング射撃、
命中、見事です。まだ好出会いが予測される為に回収は後回しにしました。
しかし後刻行ってみると立去られており、このパターンはまず追跡し切れません。

続いて予想通りの好出会いがありました。80cm級ボスが150m、チャンスです。
銃を向ける前に走り出しましたが200mで止まってくれ、これに射撃、失中です。
しかしまた250mでまた立ち止まってくれましたが、これも失中です。

更に車で追い掛け先を読んだ場所で待っていますとまもなく先程の鹿がやって来ました。
鹿はこちらに気が付いて250mで止まり、これを射撃、失中、しかしまたまた300mで立ち
止まってくれ、射撃しましたが、何とこれもまたまた失中に終わってしまいました。

射撃自体は超大物射撃を4回も楽しめたのですが、初のライフル銃に慣れなかった為か
結果は残念無念に終わりましたと言うか、大物鹿のコケにされてしまいました。

PMも超快晴、やや遅めの出撃としました。そして何とAMに4回も射撃した超大物に再び
会う事が出来ました。2kmほど違う場所ですが、しかも今度は120m、今度こそ頂けるかに
見えましたが、まさかの未回収、カラスのお告げ待ちとなりました。

更に夕方、75cm級を100mから射撃、これもカラスのお告げ待ちとなってしまいました。
どうも射撃の調子が今一つ上がりませんが、せめてどちらかだけでも回収したい物です。

11月8日:また本日の午後から低気圧、しかも意外と大きいやつが来ます。
本日朝も定刻前ならば随分出ていました。しかし定刻に間に合う物となるとチャンスは
2回のみ、相手は共に50~60cm級、前者は150mからの射撃でしたがやや当たり所が
悪く未回収、後者は100m級、これはその場に崩れ落ちました。

更に昨日のカラスのお告げ待ちの片方が回収されました。角長77cm、太角のかなりカッコ
ヨイ物でした。80cmと思われる5回も射撃した物は残念ながら未回収に留まっています。

  角長は77cm、K生徒に取ってこの10年で2番目ののトロフィーとなりました。
  特筆は角の先端部分がとにかく太い事、角の先突部に安全の為の被せる水道
  ホース大はスクール15年の歴史上2回目の運用です。K生徒堂々の帰還です。


11月9日AM:K生徒体調不良で残念な事に11月8日PMと共に出撃は見送られました。

第4組のまとめ:実猟実質3日で10チャンス、捕獲は77cmを1頭と50cm級を1頭の2頭、
失中は4回、未回収は3回、発砲に至らずは2回となりました。

前代未聞の大雪のお陰で牧草地猟が全滅は痛かったです。
悪天候の前後に小さなフィーバーがありそれが2回、過去15年の中で最も厳しい猟と
なってしまいました。
なお例年であれば3期がベストシーズンになり、この4期もかなり良いシーズンです。

悔やまれるのは都合5回も射撃した80cm級大物、特に5回目は100m級でしたから
もったいないです。結果的には未回収となりましたが、これが獲れていれば稀に見る
大戦果になる所でした。

   奥様に美味しいヤマメをお土産にしました。大きいのはレインボウです。

  


Posted by little-ken  at 17:24EHG5205実戦記

2016年11月06日

第3期:岐阜E生徒。

11月2日:名古屋からの飛行機便が遅く、夕方猟には僅かな時間しか参加出来ません。
幸い飛行機は遅れる事無く30分弱の夕方猟が楽しめ、岐阜の新人E生徒は3チャンスから
2回射撃し、6頭による順位決定戦の真っただ中を150m射撃、60cm級を捕獲成功しました。

つい2か月前まで150mで的紙からはみ出てしまったE生徒ですが、1か月強に渡る連日の
ドライファイアーのお陰でほぼ全弾が35cmの紙に当てられる様になりました。
その結果が僅か3回目の射撃で150m達成ですからお見事と言えます。

      左写真:エゾ鹿第1頭目は順位争い中6匹を150m射撃で捕獲。
      右写真:こちらは11月11月3日の120mからの68cm。

 
11月3日:マグレでない事を証明。
そしてそれがマグレでない事が翌日にまた証明されました。
朝1番は何処の畑でもと言うと言い過ぎですが、見た事が無い位にたくさんの雄鹿があちこち
で番を張っていました。その様子からはビッグフィーバーが始まるかに見えました。

120mから70cm級大物に射撃、1発で奇麗に倒しました。しかしその射撃音を合図に全ての
鹿が引っ込んでしまい、ビッグフィーバーの開始かと思われたのですが、外れでした。
捕獲した鹿は残念な事に角長68cmで70cmに僅かに届きませんが、立派な結果です。
そして夕方も鹿は出ませんでした。

    大物寸前の角長68cm、どうやって引いても非常に重く一人で動かす限界です。

11月4日:スクール14年中で初めて出会いゼロの日となりました。
朝定刻の15分前に中オスを見ただけで朝夕とも1頭も鹿を見る事なく終わりました。
考えれば今年は超前代未聞で1週間に3度も北海道の台風が直撃しました。
そう言う意味で前代未聞の出会いゼロが発生しました。

今までスクール設立以来の14年間、出会いがゼロの日は1日もなく、また3~4日の実猟を
すれば捕獲ゼロの生徒もゼロでした。
幸い今回も捕獲ゼロは免れましたが、出会いゼロの日を迎える事となりました。

11月5日:昨日の出会いゼロの分が一気に本日朝に出ましてまたもやフィーバーの開始の
様です。朝1時間だけの猟であるにも関わらず、3回のチャンスから2回射撃し、60cm級1頭
を回収し、メスが未回収となりました。

第3組のまとめ:実猟3日で9チャンス、出会い回数は少なくても濃い密度でした。
初めての参加で捕獲が危ぶまれましたが、開けてみれば68cmを筆頭に3段角を合計3頭
捕獲、射撃距離も150m&120mを決め、当初目標を完璧にクリアできました。

 写真左:ヤマメ&レインボウ釣りにもチャレンジ、食べ頃サイズを8匹ゲット、最高の味でした。
 写真右:そして3頭のトロフィーを肩に掛けさっそうと帰還、凱旋パレードもしなければなりません。

  


Posted by little-ken  at 12:00EHG5205実戦記

2016年11月01日

第2期:熊本H生徒。

熊本地震で被災、更に出発直前に父上殿が倒れられ、受難の年になりました。
10月31日:筆者単独で先日ヒグマを見掛けた林道に行ってみました。
ヒグマは居ませんでしたが、代わりに居たのが角長83cmの堂々たるボス、ブリザードの中で
林道を塞ぎ、ここから先は俺の縄張りだと林道の真ん中でアピールしていました。

車を接近させ圧力を掛けますとボス鹿は斜面を少し登り、そこから再びこちらを睨み付けて
います。そこで車を降り斜面入り口まで移動し、装填&狙いを付けます。
距離は50m足らずで撃ち難い正面向きです。

発射、この距離ですからもちろん命中、斜面から墜ちますが、もがいてまた登ろうとしています。
2発目発射、また墜ち、林道の中央で息絶えましたので回収を省けます。
喧嘩角は片方折れていますが、角長83cmの超太角です。

体調2m超はこの紋別郡山中15年のスクールでNO.2、角長83cmは同NO.3の記録です。
  


Posted by little-ken  at 20:41EHG5205実戦記

2016年11月01日

第1期:O生徒一行

10月25日:到着日に付きPMだけの半日猟:3チャンスがあったのですが、1年ぶりの射撃
で命中弾は得られませんでした。

10月26日:10チャンスから小物3頭。
ブリザード明けのフィーバーとなり出会い数及び内容には恵まれ、8チャンスもありました。

フィーバーで出会数は急速に増えましたが、ボス級の出現はまだ少ない状態、本格的な
繁殖期の開始はもう数日掛かりそうです。
射撃距離は50~100mと短いのですが、何故か片っ端から失中でした。

         夕方には本年度初めて見たハーレムボスに300mから
           射撃出来ましたが、命中弾は得られませんでした。


10月27日:完全にブリザード明けとは言えなくまだブリザード中ですが、昨日に続き
フィーバーでAMには3チャンスから3頭、PMも2チャンスから2頭となりました。
やや大物の出会いが多くなり、72cm大物を含む5頭の捕獲となりました。

AMには片側は72cmなのですが、もう一方は2段角の60cmと言う珍しいのが捕獲され、
PMは74cmを捕獲しましたが片角でした。
最後に捕獲した片角の大物も50mランニングでした。

栃木猟友会は数年前から猟友会親善射撃大会にもランニング射撃を取り入れた結果、
ある程度のランニング射撃能力を多くの会員が持つ様になりました。

           バランスが悪かった2頭、左は3段角と2弾角、右は決闘の
               結果根元からぽっきり折れてしまった大物エゾ鹿。


10月28日:初回フィーバーは終わり、出会いは極端に少なくなり、AMには70cm級大物を
150mで射撃命中しました、出会いはAMが3チャンス、PMはありませんでした。
一応大物が獲れて良かったと思います。尚この大物はちょっと貧弱でしたが、ハーレムボス
でした。また脂の乗りは超最高、脂肪の厚さが5cmもある超絶品でした。

  3人で引いても重労働の大物鹿。右はその鹿の脂肪層で厚さは5cmもありました。

10月29日:昨日はフィーバーの谷間に入ってしまい出会いに恵まれませんでしたが、本日
はまた降雪が多く、まだ新しいフィーバーは始まらないと見たのですが、動き始め大物
フィーバーが始まりました。

2回目のフィーバーには大物もかなり動く様になり、AMには6チャンス中4頭捕獲に成功、
久しぶりに4頭並べた写真を更新出来ました。
4頭は73cmのハーレムボスを筆頭にデラックスな4頭が並びました。
65cm級の2頭は順位決定戦の最中を2頭共頂く事が出来ました。
PMには本年度最大の78cmを捕獲出来ました。この鹿もハーレムボスでした。

                 左から55cm、73cm、68cm、65cmの4頭。

第1組のまとめ:4.5日の実猟から26チャンス、捕獲は大物4、中型5、小型3、メス2頭の14頭
となりました。特筆は最終日の朝1番の4頭まとめ捕獲とPMの78cmの捕獲です。
結果的に言えば今年の繁殖シーズンの本格的な始まりは10月29日からとなりました。

   左は4頭中の1頭の72cm、ハーレムのボス鹿でした。 右は78cmのハーレムボス鹿。



  


Posted by little-ken  at 07:09EHG5205実戦記