2023年12月29日

キヨンの捕獲、その他の鹿猟

  キヨン猟。
キヨンは今の所、駆除名目でなければ捕獲出来ません。関東地区のハンターさん、キヨンの生息の多い地区に問い合わせて見られたら如何でしょう。
千葉県はキョン食肉化に否定的でしたが、態度を改め始めています。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟キヨンの捕獲、その他の鹿猟
              キヨンオス                    キヨンメス

2021年に初当選した熊谷新知事が有害鳥獣対策に於ける幅広く担い手を確保の為に、『千葉県有害鳥獣捕獲協力隊』を募集する等、対策にも積極的です。
キョン肉もふるさと納税返礼品とする等、考え方もかなり変わりました。

  ジャワマメ鹿猟。
ケンさんが1973年ボルネオ島ジャングル駐在1年に3頭を捕獲、ジャワマメ鹿は主に体重2㎏未満、野ウサギクラスです。角はなく、夜行性で眼は大型。下顎に臭腺(下顎腺)があります。味は野ウサギに近い味でした。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟ジャワ 豆鹿。

狩猟方法は夜間懐中電灯の夜間狙撃で距離は10~15m、ライフル銃で心臓付近を撃つと、胴体の過半が消失し、食べる所が後ろ足だけとなってしまいました。銃は他に4.5㎜の空気銃しかなく、心臓を撃っても逃げられてしまい、結局は頭を狙い、ヒットすると同時に飛び込んで抑え込む方式に落ち着きました。

  サンバー鹿猟。
これもボルネオ島の鹿です。分布は東南アジア全域、体重150~315㎏、オスのみに角があり、体格の割に角は小さく且つ捕捉、2段角に留まります。
角は基部で前方に1本、先端で更に内側に1本枝分かれします。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟サンバー鹿

体毛は灰褐色から暗褐色で、尾は暗色、頸部の体毛は長い特徴があります。
別名水鹿と言われる様に水辺の森林に棲息している事が多く、泥浴びを好み、夜行性で昼間は木陰等で休み、草食性で草や果実、また木の芽を好んで採餌し、木の葉、水草等も食べます。

サンバー鹿はボルネオ駐在時、1度だけですが、良いチャンスがありました。
距離10mで10秒程のチャンスがあったのですが、慣れないオープンサイトに自信が持てず、夜間発砲の機会を失いました。愛銃であれば、ショットガンでもライフルでも絶対に捕獲出来たチャンスでした。

翌週この鹿は他のハンターに捕獲され、肉のおすそ分けとトロフィーを戴き、世界の鹿コレクションになっています。味は本州鹿より美味しく、エゾ鹿並でしたが、脂の乗りが少ない鹿でした。

  ノロ鹿。
アジア&ヨーロッパ全域に住む中型の鹿で、オスにだけ独特形状の通常1段角、大きくなると2段角になり、体重は30㎏程度、本州鹿より小型ですが、ヨーロッパでは1番美味しい鹿に分類されています。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟ノロ鹿
キヨンの捕獲、その他の鹿猟キバノロ鹿
近縁には牙のあるキバノロと言う、更にもう少し小型の種類もいます。日本にはおらず、韓国にはいる様です。ケンさんは狩猟した事も食べた事はありませんが、美味しい鹿で、ケンさんの世界の鹿コレクションのノロ鹿は、モンゴル旅行の際に買い求めました。

  赤鹿猟。
赤鹿は大型の鹿で、分布はヨーロッパ一帯から、北アフリカに掛けての広範な地域に分布し、北米北部とユーラシア大陸北東部に分布するワピチと、中央アジアに分布するマラール鹿とは近似種類です。

オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンに狩猟獣として移入され、養殖されています。体重90~250kg、エゾ鹿クラス~かなり大型ですが、角はエゾ鹿より更に大型で、角サイズにより価格が変わり、良い物は5千㌦以上、ケンさんの捕獲は2千㌦でした。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟赤鹿
体毛は赤褐色の個体が多く、オスは枝分かれした角(枝角)を持ち、成獣の定数は14段に及びます。それを超え多数枝分れをする個体も多く、枝数の多い個体程ハンターには喜ばれます。生態は森林に生息し、最年長のメスを中心とした群れを形成します。食性は草食性で草や木の葉を食べます。

  エルク猟。
ワピチと言うのが正式名称、鹿の現生種ではムースに次いで2番目に体が大きい種となります。雄は平均体重315㎏程度、雌は225㎏程度、特に大型の雄は体重600㎏に達する事もあり、通常型の鹿では最大を誇ります。

東北アジア地域の生息地では、体が最も大きい陸生動物の
一つですが、遺伝的に最も日本鹿に近い種類です。
ワピチは別名キジリジカ、アメリカアカシカとも呼ばれ、北アメリカではエルクと呼ばれます。
ヨーロッパでエルクと言えばヘラジカを指し、アメリカではそれをムースと呼びます。

中国語では、馬鹿(ばろく)と書き、マールーと読み、モンゴルではマラールディアとなります。分布はアメリカ西部、カナダ、中国、モンゴル、ロシアに及び、角サイズで価格が変わります。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟エルク
エルクは世界中のハンターの憧れです。USA乱場猟ではトロフィー級捕獲が非常に難しく、アメリカ西部やニュージーランドでは大規模なエルク養殖が行われ、狩猟対象となっています。角サイズで 価格が大きく変動、アメリカでは良い物は1万㌦以上、グッドトロフィーサイズはNZでも鹿代だけで5千~1万ドルします。アメリカ人も物価安のニュージーランドファームを利用します。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟巨大エルク
雄のみが巨大な角を持ち、大きな物は写真の様に角長180㎝・体重600㎏に及びます。エゾ鹿怪物サイズでも90㎝・200㎏を超えませんから、その巨大さが分かります。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟
 ケンさん捕獲エルクの角長は108㎝・320㎏・3500㌦でした。

  10ファロー鹿猟。
ヨーロッパ(地中海沿岸部)からトルコに掛けて分布し、特異な角の形状が好まれ、」オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、南アフリカ、USA、に移入されています。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟
 体重40~100㎏、本州鹿と同等ないし多少大型です。角先が手のひら状に広がり、
 体毛は黄褐色の物が多いですが、白からかなり黒い物まで様々です。



  11ニュージーランドの猪猟。
ニュージーランドの入植は比較的新しく、ポリネシア系のマオリ人が10世紀後半に発見し、1642年 オランダ人タスマンが初渡来、元々はオーストラリア系の有袋類等々が生息していましたが、NZは先史時代に永らく水没し、再浮上した島には鳥とコーモリしかいなく、多くの動物が持ち込まれました。
キヨンの捕獲、その他の鹿猟デカ黒猪

その中にブタもおり、元々は猪を家畜化した物がブタですが、NZではブタが野性化し猪となりました。

体色は通常の茶系の物も多少いますが、黒色が多く、稀に白黒ブチもいます。白黒ブチは余り撃つ気が起こりません。成獣は200㎏以上に達しますが、ニュージーランドでは主に格闘系の複数猟犬で足を止め、ナイフで刺す狩猟が一般的です。

その狩猟法にも驚きますが、もっと驚くのはその200㎏の猪を1人で担いで山から降りて来る事です。ケンさん捕獲のデカ黒猪は150mから狙撃ナミビアポイント1発即倒、230㎏、2000㌦でした。




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Posted by little-ken  at 17:07 │銃と弾海外狩猟