2013年07月13日
6.狩猟ドギュメント 4日目:再びエランド。
6-4.第4/7日目:ターゲットは再びエランドです。
先日の未回収エランドはいまだコンドルのお告げもなく、生きているかも知れないと言う事で結局1000ドルのペナルティーで再チャレンジが認められました。
尚もしコンドルのお告げ等でエランド見付かった場合は予定通りの2000ドル、トロフィーはゲット出来ますが、多くの場合はすでに他の動物等に喰われて残骸化しており、捕獲写真を撮影する事は難しくなります。
この日も2回目のアプローチ時に年老いたメスの残骸を目にしました。驚いた事にあの巨大な頭蓋骨でさえオデコの硬い骨と角以外は綺麗に食べられていました。
ハイエナはこの地区にいませんからコンドルが食べたのでしょうか。
あの固い頭蓋骨も喰ってしまうアフリカの掃除屋動物のたくましさを感じます。
死体掃除屋のコンドル。
3回目のアプローチは100mまで接近に成功しました。射撃できるのは幅2mの空間しかありません。
まだノーマークです。15頭程の群れの中に良いオスが2頭います。最初に目を付けていたオスは事情を知ってか知らずしてかは分かりませんが射撃場所をすばやく通り過ぎてしまい命拾いです。
やがて待つ事5分、2番目のオスが現れました。先程の個体より明らかにデカい。
動きが非常にゆっくりでしたから固定待ち射法で撃つ事にしました。
間もなく急所(もちろん前足軸線の心臓高さのナミビアポイント)と言うタイミングで引き金を一気に引きました。
決断は悪くないタイミングに思えましたが、銃はガイドから借りたウェザビーマークVの338ウィンマグ、この銃は引き金が2ステージ制になっており、本当は僅かの時間だったと思いますが、引き金の落ちるまでの時間が非常に長く感じました。
それでも弾は概ね狙い通りの所に向かって飛び出しました。
そして大きな大きな弾着音が帰って来ました。かつてこの様な大きな弾着音は聞いた事がありません。なお本銃にはサウンドサプレッサーが付いており、撃った射手には発射音が70%レス位に大幅ダウンするのもあったかも知れませんが、それにしても大きな弾着音でした。
ガイドのダニーは撃った瞬間に「グッドショット」と言いました。しかし、しかしです。
エランドは弾着ショックを見せずに走り去りました。
なぜ倒れないのかと見ていると10秒後、今走り去ったブッシュの裏で大きな音で倒れました。地響きがする程とは申しませんが、「ズシ~ン」大きな大きな倒れる音でした。
見に行くまでも無くガイドは「コングラチュレーション」と言ってくれました。
この時、筆者には動物園で見たエランドより遥かに大きい事は分かっていましたが、それがどれ程の大物であるかはまだ知る由もありませんでした。
きっとガイドには稀に見る大物である事が発砲以前から分かっていたと思います。
帰り道に聞いた彼の言葉によればこのエリアで2番目の記録だと言います。
結果として命中個所はほぼ狙い通りの場所、体長2.9m、体重940kg、角長99cm(直線計測で70cm)でした。1トン積みのトヨタハイラックスの荷台には頭が入らない程でサスはフルボトム、ゆっくり走って帰還です。
これを見たD生徒、エランドは予定に入っていませんでしたが、男として「これを見てしまった以上やるしかない」と翌日勝負する事をガイドに告げ、一方で筆者とD生徒のインパラは共にキャンセルする事にしました。
エランドは数頭から20頭の群れで移動します。
体長2.9m、体重940kg、角長99cmのエランドの超大物。
出来るならば愛銃で倒したかった。角はビール瓶と言うより一升瓶を捩じりながら
伸ばした感じです。これ程の大きなトロフィーは剥製屋にもありませんでした。
後ほど詳しく書きますが長いナミビアのエランド猟の歴代スコアの希望的な推定
ですが25位と言う記録でした。
人力では不可能、電動ウインチで積み込み。 しかし降ろす方は5人がかりでも動きません。
体長3mを実感できる写真です。やがて解体が進みます。エランドもかなり美味しい食材です。
さてこれがどれ程の大物であるかが気になったガイドのダニーはNAPHA(ナミビア狩猟局)にエランドの部の問い合わせを入れました。
筆者の捕獲したエランドはNAPHA式の測定で総合ポイントは261になる事が分かりました。
そして結果は何と何との歴代5位、しかしすぐにこれは間違いである事が分かりました。
担当者もBowの部の記録を見ていたのでした。
ではRifle部門の記録はと申しますとトップは300.6で10位の記録でも274、261は推定で良い側に見て25位、悪い側に見て50位だろうとの事です。
Wikipediaでエランドを調べますとそれぞれMax数値で体長は2.9m、体重は900kg、角長は65cmとありますが、私のは体長で同じ2.9m、体重はそれより重い940kg、角長は大幅に長い70cm(捻じれ実長99cm)もあり、明らかにWikipediaの数値を超えております。
取りあえずリップサービスかも知れませんが、25位と言う数字を頂いておく事にしました。
何にしてもかなりの大物である事は間違いなく、最初のエランドからこれなら筆者は全然文句は有りません。
本日はゲームミートではなく昼食はポークステーキ、夕食はラムのシチュー。
先日の未回収エランドはいまだコンドルのお告げもなく、生きているかも知れないと言う事で結局1000ドルのペナルティーで再チャレンジが認められました。
尚もしコンドルのお告げ等でエランド見付かった場合は予定通りの2000ドル、トロフィーはゲット出来ますが、多くの場合はすでに他の動物等に喰われて残骸化しており、捕獲写真を撮影する事は難しくなります。
この日も2回目のアプローチ時に年老いたメスの残骸を目にしました。驚いた事にあの巨大な頭蓋骨でさえオデコの硬い骨と角以外は綺麗に食べられていました。
ハイエナはこの地区にいませんからコンドルが食べたのでしょうか。
あの固い頭蓋骨も喰ってしまうアフリカの掃除屋動物のたくましさを感じます。
死体掃除屋のコンドル。
3回目のアプローチは100mまで接近に成功しました。射撃できるのは幅2mの空間しかありません。
まだノーマークです。15頭程の群れの中に良いオスが2頭います。最初に目を付けていたオスは事情を知ってか知らずしてかは分かりませんが射撃場所をすばやく通り過ぎてしまい命拾いです。
やがて待つ事5分、2番目のオスが現れました。先程の個体より明らかにデカい。
動きが非常にゆっくりでしたから固定待ち射法で撃つ事にしました。
間もなく急所(もちろん前足軸線の心臓高さのナミビアポイント)と言うタイミングで引き金を一気に引きました。
決断は悪くないタイミングに思えましたが、銃はガイドから借りたウェザビーマークVの338ウィンマグ、この銃は引き金が2ステージ制になっており、本当は僅かの時間だったと思いますが、引き金の落ちるまでの時間が非常に長く感じました。
それでも弾は概ね狙い通りの所に向かって飛び出しました。
そして大きな大きな弾着音が帰って来ました。かつてこの様な大きな弾着音は聞いた事がありません。なお本銃にはサウンドサプレッサーが付いており、撃った射手には発射音が70%レス位に大幅ダウンするのもあったかも知れませんが、それにしても大きな弾着音でした。
ガイドのダニーは撃った瞬間に「グッドショット」と言いました。しかし、しかしです。
エランドは弾着ショックを見せずに走り去りました。
なぜ倒れないのかと見ていると10秒後、今走り去ったブッシュの裏で大きな音で倒れました。地響きがする程とは申しませんが、「ズシ~ン」大きな大きな倒れる音でした。
見に行くまでも無くガイドは「コングラチュレーション」と言ってくれました。
この時、筆者には動物園で見たエランドより遥かに大きい事は分かっていましたが、それがどれ程の大物であるかはまだ知る由もありませんでした。
きっとガイドには稀に見る大物である事が発砲以前から分かっていたと思います。
帰り道に聞いた彼の言葉によればこのエリアで2番目の記録だと言います。
結果として命中個所はほぼ狙い通りの場所、体長2.9m、体重940kg、角長99cm(直線計測で70cm)でした。1トン積みのトヨタハイラックスの荷台には頭が入らない程でサスはフルボトム、ゆっくり走って帰還です。
これを見たD生徒、エランドは予定に入っていませんでしたが、男として「これを見てしまった以上やるしかない」と翌日勝負する事をガイドに告げ、一方で筆者とD生徒のインパラは共にキャンセルする事にしました。
エランドは数頭から20頭の群れで移動します。
体長2.9m、体重940kg、角長99cmのエランドの超大物。
出来るならば愛銃で倒したかった。角はビール瓶と言うより一升瓶を捩じりながら
伸ばした感じです。これ程の大きなトロフィーは剥製屋にもありませんでした。
後ほど詳しく書きますが長いナミビアのエランド猟の歴代スコアの希望的な推定
ですが25位と言う記録でした。
人力では不可能、電動ウインチで積み込み。 しかし降ろす方は5人がかりでも動きません。
体長3mを実感できる写真です。やがて解体が進みます。エランドもかなり美味しい食材です。
さてこれがどれ程の大物であるかが気になったガイドのダニーはNAPHA(ナミビア狩猟局)にエランドの部の問い合わせを入れました。
筆者の捕獲したエランドはNAPHA式の測定で総合ポイントは261になる事が分かりました。
そして結果は何と何との歴代5位、しかしすぐにこれは間違いである事が分かりました。
担当者もBowの部の記録を見ていたのでした。
ではRifle部門の記録はと申しますとトップは300.6で10位の記録でも274、261は推定で良い側に見て25位、悪い側に見て50位だろうとの事です。
Wikipediaでエランドを調べますとそれぞれMax数値で体長は2.9m、体重は900kg、角長は65cmとありますが、私のは体長で同じ2.9m、体重はそれより重い940kg、角長は大幅に長い70cm(捻じれ実長99cm)もあり、明らかにWikipediaの数値を超えております。
取りあえずリップサービスかも知れませんが、25位と言う数字を頂いておく事にしました。
何にしてもかなりの大物である事は間違いなく、最初のエランドからこれなら筆者は全然文句は有りません。
本日はゲームミートではなく昼食はポークステーキ、夕食はラムのシチュー。
Posted by little-ken
at 17:39
│海外狩猟