2013年07月13日

7.今回の成績まとめ 

          状況  射撃距離 射撃種類  被弾    結果      サイズ     備考
ハートビースト 6度目  200m   MS  10cm後方 50m走倒れ 62cm180kg
オリックス    5度目  200m   静止  10cm後方  その場   91cm250kg  止矢3発
ゼブラ      3度目  200m   静止  8cm後上 30m走倒れ   360kg
エランド半矢  3度目  200m   MS  かなりズレ  未回収      ??     ペ1000㌦
エランド     3度目  100m   W   狙い通り  20m走倒れ 99cm940kg  338Win
D生徒エランド 4度目  150m   静止  15cm後上 500m追付            338Win
                 50m   静止  10cm上  100m走倒れ 62cm180kg 338Win
D生徒イボ猪  6度目   50m  静止  10cm右   50m走倒れ   90kg
          (MS:ムービングスタート射撃、W:ウォーキング射撃)


と言う訳で完璧なパッタリはジャッカル以外に1度も無くこれが心残りですが、未回収のエランド以外は全て合格レベルの場所に被弾させる事が出来ました。
D生徒に付きましては慎重の上に慎重を期した発砲であったにも拘らず,かなり走られた事は残念です。

150mの場合は少々ずれても仕方ないの部分はありますが50mではありえません。ましてイボイノシシと合わせて2回連続は絶対にあり得ませんから必ず他に重大な原因があります。
それは加齢による反応遅れが主原因と思われますが、40歳を超えますと反応時間も相当遅くなり、本人は気が付いていないかも知れませんが、誰もが避けられない道です。

従いましてそれなりの対策をしないと総合能力はやがてお粗末な程までに低下してしまいます。
筆者は40歳前まではオープンサイト派でしたが、1993年43歳でスコープ派に転向し、また射撃を如何に当てるかを改めて考え直しました。そしてその延長で1999年にはスイング射撃によるランニングショットを完成させ、2001年にはベストグーピング150m5発12mmを記録出来ました。

エランド以外に対しての308は良いとしても140grの銅弾選択はやはり浸透力にやや不足があったかも知れません。
2009年の時には165grのバーンズトリプルX弾で300mのクドゥすら貫通しました。
そこで貫通し過ぎると悪評の高かった初期型バーンズXなら140grでもエゾ鹿の超大物の両肩と背骨を砕くとタッチの差で貫通しませんから、ちょうど良いだろうと思ったのですが、結果から見ると特にエランドには甘かったかも知れません。

今回借りた銃はウェザビーマークV、口径は338ウインマグ、弾頭はゴールドパーティションと言うAフレームの鉛弾の250gr、エネルギーは308の約1.5倍です。これで前足の片方の骨を貫通し、心臓を破壊し、反対側に前足の骨の手前で止まっていました。
前足を貫通する時にあの大きな弾着音が出た物と思われますが、先端部の鉛は全て飛び散り無くなっておりましたからあまり有効な弾頭の使い方とは言えません。

やはり基本的には貫通する弾頭が良いと思います。心臓や肺周辺を貫通しますと射出口から激しく出血しますが、内部で停弾する場合は余り出血せず回収まで時間が掛かります。ゴールドパーティションは鉛が前半部と後半部に分かれているとは言え、前半部が全て飛び散っており表面爆発に近い状態にありますからもう少し貫通する弾頭が良いと思います。

そう言う事ですから次回はバーンズトリトリプルXの180gr銅弾頭でやって見ようと思います。弾速も多少遅くなり、貫通力は今の140grの2倍近くになると思われエランドにも有効かと考えます。





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Posted by little-ken  at 17:29 │海外狩猟