2018年02月06日

愛銃サコー75改の永久保存。

さて愛銃サコーは人気モデルですから中古銃としてそれなりの価格で売れなくはありませんが、それよりもストックやトリガーガード、スコープ等々の合法小物を手元に残し、自宅展示の永久保存版を作成しようと計画し、2018.2.1.で廃銃としました。

サコーのモデルガンもエアーソフトガンも設定は無く、近似寸法と言うよりこれしかないと言う、レミントン700をモデルとした下写真のマルイVR10と言う玩具のエアーソフトガンのアクションやアウターバレルを移植して外観を整え様と言う作戦です。(安いスコープレスのブラックモデルを使います)

サコーのアクションは角型、マルイVSR10のアクション丸型でやや太く且つ短く、合わせるのはアクション側やストック側をかなり削る苦労を伴います。
バレルも根元は同径ですが先端はやや太く且つバレルのフルートも無くなりますが、ステン色の塗装をして5m離れればそれなりに見られる様にと言うのが目標です。

スコープはサコーで使っていたリューポルドを載せたいと思っております。
スコープマウントは以前使っていたレミントンの物がそのまま使えそうです。
もちろん実弾発射の機能はある筈も無く、モデルガンの様にダミーカートの操作性も無く、エアーソフトガンの時のプラスチックの丸弾を飛ばす機能もありません。
愛銃サコー75改の永久保存。


私のライフル銃歴は1990年のレミントン742オート30-06のスコープレスに始まりました。
本銃は8年間も運用したのですが、僅か3頭の捕獲と当時はまだ著しく未熟でした。

以下は全てスコープ付の308のライフルで、ルガー77ボルト、H&Kオート、レミントン700ボルト、そして最後はサコー75バーミンターのボルトを運用し、最後のサコー75のみ独自の改造を加えた改としました。

ルガー77は11年の運用で約15頭、少し捕獲技術が育ち始めたかなと言うレベルでした。
H&Kオートでは8年間の運用で約350頭と本銃の頃から捕獲技術がかなり向上しました。
元々本銃はランニング射撃の技術を習得する為の物で、それならオートが良かろうと思って採用しました。3000発の運用で一応の成果を収める事が出来ました。

次なるステップアップを目指し、再びボルトに戻そうかと思案している時、スクールの生徒の1人がレミントンを廃銃すると聞き、ボルトアクションを試験運用する事にしました。
レミントン700の運用は1年未満と短期であり捕獲も50頭に留まっていますが、通常のエゾ鹿猟にはボルトの方がむしろ優れている事、そして遠射の安定性に優れ、ボルトアクション銃を購入する事に決めました。

そして本命銃の条件はスコープマウントのラグが一体式である事、複列マガジンの着脱式である事、安全装置の操作性に優れる事(安全装置を掛けた状態で脱砲出来る)、全長が1050mm前後である事、ランニング射撃時のバランスの良い事、等々でした。もちろん100mでワンホール級の高精度である事は言うまでもありません。

そしてサコー75バーミンターモデルを選び、1年間はStdで試験運用し、改造プランを模索しました。そして改造は銃身を5cmとストックを2cmカットし、ストックを再整形し、試行錯誤は無く、予めそうなる事が決まっていたかの様に1発で全てが決まり、サコー75改となりました。
運用は12年に渡りましたが、前半6年間で約750頭を捕獲しただけに留まらず、ライフルハンターの憧れの全てを達成出来た事を非常に嬉しく思います。

ド至近距離15mヒグマのスナップショット、150m先を走るエゾ鹿を平均2.7発で捕獲、ランニング5発5中達成、遠射300m連続3回、遠射540m連続2回、400kg以上計測不能だった巨大ヒグマ、450kgクドウの380m射撃、940kgのエランドの倒れる地響き、海外の巨大獣の数々、エゾ鹿1000頭目の捕獲、その全てがサコー75改で達成されました。

私の合計捕獲数は ヒグマ6、エゾ鹿1051、本州鹿26、海外の大型獣19、中~小型獣126、合計1228頭となりましたが、最後のサコー75改はヒグマ6頭と海外大型獣19頭の全て、エゾ鹿の70%と、私のライフル銃人生≒サコー75改と言う事になりました次第です。
その発射弾数は4000発前後、70%が実戦で、射撃場の運用はイメージトレーニングの成果確認や弾着確認テストの程度です。
愛銃サコー75改の永久保存。
  仮組立状態の永久保存版、多少それらしくなって来ました。
  重量はオリジナルの半分以下です。その理由はアクションがアルミである事、バレル
  は入っておらず、ショットガンバレル並の暑さのアルミのシュラウドだけである事により
  ます。微調整と塗装で完成ですが、スコープのリヤマウントの高さ合わせが難題です。
  スコープはまだ実物ではありません。



さて愛銃サコー75改の展示ですが、ナミビアのトロフィー、NZのエルク、超大物ヒグマ、エゾ鹿88cm等々と共にリトルケン博物館のメイン展示となります。
リトルケンの約50年の狩猟歴資料もありますが、剥製の展示は殆んどありません。
規模的には滋賀サファリさんの1/100程度ですが、トロフィーでエゾ鹿、ヒグマ、クドウ、エランドは勝てます。完成は約1年後の予定、御期待下さい。

滋賀サファリさんに負けないのは古い時代のモデルガン等が100点以上、大は砲から小は22LRまで各種類ダミーカートリッジ、ショットガンの金属時代から紙薬莢そしてプラ薬莢までの各種ダミーカートリッジ類の展示があります。入場料は無料ですが要予約性です。

完成の節はまたお知らせします。狩猟ファンの人だけではなく、モデルガンマニア、カートリッジマニアの方、ぜひおいで下さい。熱い情熱を語り合いましょう。





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Posted by little-ken  at 08:08 │EHG5205近況銃と弾