2020年05月13日

リトルケンのチャレンジも終りが近付きました。

   旭川空港の家を売却、北海道コレクションで自宅玄関周辺を手直し。
リトルケンのチャレンジも終りが近付きました。リトルケンのチャレンジも終りが近付きました。
玄関に向かって進みますと右側壁面にはナミビアのクドウのトロフィーとLittle Kenの文字、そして先込フリントロックの短筒、プロペラが目に入ります。
浮き輪や船の舵は新婚旅行時に沖縄で購入した物であり、93は年代ではなく、308と共に我が家のラッキーナンバーです。

続いて左側壁面にはアラスカのムースとマレーシアのセイルフィッシュ(芭蕉カジキ)です。写真にはありませんが、大きなシャコ貝が下に置かれています。
セイルフィッシュの木彫モニュメントは50cm強ですが、実物は2~2.5mです。
最もカジキらしいカジキはブルーマーリンでこちらは2~5m、餌で釣る時は50cm前後のカツオや小さいマグロを1匹ごと丸掛けにし、与那国で2.6mのSサイズを釣りました。

  悪性リンパ所のその後。
さて今回の「悪性リンパ腫」騒動は2019年3月中旬からの病院通いに始まりました。
病名が決定し、入院が始まったのが2019年5月1日、当初の第1シリーズは1週間の入院と2週間の自宅療養の3週間サイクルを6回繰り返す治療でした。 強烈なムカムカが続き、食事は喉を通らず、髪の毛は殆ど抜け、大変な治療ですが、これに耐えれば数年間の限定かも知れませんが、ある程度の健康を取り戻せると思っておりました。

自宅2週間療養後半の1週間はムカムカも多少治まり、まだバレーボールが出来ました。
またその間は旅行も出来、マレーシアのセイルフィッシュ(芭蕉カジキ)釣りにも北海道にも行く事が出来、第1シリーズの6回コースは十分耐えられる見通しが付きました。
所が現実はそれより遥かに厳しく、4回目の投薬治療に入る直前、治療中にも拘わらず再発、治療は更に大幅に厳しい物に代わりました。

第2シリーズの治療は3週間の入院と自宅療養1週間の1ヶ月サイクルの6回コースです。
今度の治療では30%が自力で立てなくなると聞いていました。
実際にムカムカは第1シリーズとは比較にならず、バレーボールも完全に休み状態となりました。更に3ヶ月目からはとうとう食べ物が喉を通らなくなり、4ヶ月目以降は飲み水も喉を通らなくなり、殆ど寝たきりとなりました。

そんな状況下の5ヶ月目に「造血幹細胞移植」と言う治療を受けました。
これは悪性リンパ所の含まれた自分自身の造血幹細胞を全て薬品で殺してしまい、新たな細胞を移植すると言う物です。この時、体毛はまだ数%が生き残っておりましたが、投薬により爪を含む全ての皮膚も死に、新しくなりました。
完全に寝たきりであり全く飲食していないのですが、体内でも古い細胞が死にそれによる激しい下痢が続き、1時間に1回の排せつの際は地獄の苦しみでした。

水泳の池江璃花子は「急性白血病」で病名は全く違いますが、発病も退院の時期も概ね同じでした。そして受けた治療内容も同じ造血幹細胞移植でした。彼女の闘病生活もきっと同様に苦しい物だったと思います。 尚、この治療を受けた1年後の生存率は88%だそうです。

地獄の5ヶ月目にもやがて12月4日に終りの日を迎えました。
幸いケンさんは自力で立てそして歩けました。自宅資料室は2Fにあり、途中で休憩を何度も入れながら、辛うじてですが自力で上がれました。
しかしまだリハビリを頑張ればある程度の日常は取り戻せると思っておりました。
1ヶ月コース6回の予定は5回目を以って終りであると言う嬉しいお知らせも届きました。

  病気のその後。
88%の一般的解釈ですが10中8~9は大丈夫、従って心配する程ではないと言う物です。
ケンさんもそう思っており、まだ頑張れば今は中断していますがバレーボールや秘境旅行にも復帰出来ると思っていました。ただ移植後0.2~2年間は血液の外敵に対する抵抗力が低く、それを補う投薬を受けるのですが、この薬は健康な細胞の発達も阻害する弊害があり、その間はトレーニングも余り有効でない事が分かり、これには非常にガッカリでした。

投与後、2カ月が過ぎ、この辺まではリハビリも有効に機能し、食事は美味しく頂ける様になり、2Fまでスムーズの上る事も出来る様になり、復帰は可能の様な気がしました。
しかし一方でケンさんの回復は遅い方である事が分かり、抵抗力を補う薬の投与も2年コースが避けられなくなり、ここに来て如何に鈍いケンさんでも最早バレーボール再開は完全に諦めなければならない事を悟りました。
しかしそれでも短期限定かも知れませんが、まだ生き残る側に居られると思っておりました。

  最後通告を戴きました。
年度が変わり2020年早々、またもや再々発が見付かりました。あの苦しい治療は何だったのか、治療とは言え患者をあそこまで苦しめて良いのかと思う治療内容でした。
また今更治ったとしても、社会に取って役に立たない70過ぎの患者に1千万円超えの高額治療費を掛ける行為はメリットがあるのか、考えさせられる内容が多くありました。

そして2020年2月13日には担当医師から衝撃的な話を聞く事になりました。
それは、もう有効な治療方法が無くなり、薬で1時的に病状を抑えておく事は可能ですが、長くは使えませんから、「自分の最後を何処でどうしたいのか」を考えておく様にと言う、内容でした。良くない側の12%入りが決定してしまった様です。

つまり何とか健康でいられる期間は数カ月、半年後は分からないと言うレベルです。
そして5月中旬、その宣告から3ヶ月が過ぎました。
この3ヶ月間の経過を見ますと、日々の食事は順調に食べており、毎日多少の散歩もしているのですが、まるで手足の筋肉に穴が空いてしまい、そこから常時エネルギーが大量に漏れて行く様な感じがします。今の状況はWHOのコマーシャルに手足の関節だけが異様に目立ち、今にも倒れそうな栄養失調の少年少女が出て来ますが、あんな感じの老人です。

3か月目の後半、2020年5月中旬からはもう足の力だけではたった1段の階段も上がれなくなってしまいました。階段は手摺りと取手だらけになり、両手を併用して何とか2Fに辿り着いているのが現状です。これも更に1~2カ月先には限界を迎えると思われます。
取り敢えず6月中旬には久米島のマグロ釣り、6月下旬には北海道キャンプを予定しており手配しましたが、行けたらイイなのレベルです。

仮にこれらは何とか行けたにしても、その辺が限界であり、その次は無理ではないかと思います。もし行けたとしたら東北1周をしたいと思ってますが、希望だけに終りそうです。
現在コロナウイルスの暴走的感染は一応抑える目途が付いた様ですが、感染防止の対策が出来た訳ではなく不要不急の外出は避けるべきであり、ケンさんもその通りだと思いますが、ケンさんにはもう時間が無くなりました。
5月下旬には沖縄または奄美に行きたいと思っています。

リトルケンのチャンレンジもどうやらこの辺で終りを迎えそうです。
資料館見学はお急ぎ下さい。

  狩猟大全集の販売。
狩猟大全集シリーズは下記の様な手法の販売が可能であり、これはケンさんがいなくなりましても代理者のケイジが担当しますが、 ブックの在庫はかなり前に無くなりまして、現在はDVDによるPDF版の販売のみになっております。
   1.ライフル編220Pとショットガン偏180Pを1つにしたPDF・・・3500円。
   2.応用猟編375PのPDF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3500円
   3.チャレンジ編 → エゾ鹿猟の魅力編に改修した為になくなりました。   
   4.エゾ鹿の魅力編330P のPDF ・・・・・・・・・・・・・・・・5000円
   5.魅惑の海外猟編250PのPDF ・・・・・・・・・・・・・・・4とセット。
   6.狩猟人生を振り返って500PのPDF ・・・・・・・・・・・・・10000円
        全部まとめて22000円 → 20000円(税込み)


どれも税込み価格です。必要な物を指定して下さい。
最近の傾向ですと、新しい資料館見物がてら取りに来る人が多いです。
勿論ついでに半日程度でしたら、何でも聞いて下さい。古式銃の事、ライフルの精密射撃の事、ライフルの実戦射撃の事、ライフルに依るランニングショットの事、ショットガンの実戦射撃の事、知っている事は何でもお話しします。
リトルケンのチャレンジも終りが近付きました。

但し、歩けなくなってケンさんが施設に入ってしまえばそれも出来なくなります。
5月末までは大丈夫ですが、6月末付近が境目になる様な気がしています。
宜しければお急ぎ下さい。

                                  リトルケンこと立石憲司郎




同じカテゴリー(狩猟大全集)の記事画像
テレビ取材-2.
テレビ取材-4.
狩猟大全集「Fainal版」
狩猟大全集「Fainal編」新発売。
狩猟大全集最終版
同じカテゴリー(狩猟大全集)の記事
 テレビ取材-2. (2022-10-11 16:29)
 テレビ取材-4. (2022-10-04 11:20)
 狩猟大全集「Fainal版」 (2021-09-17 11:25)
 狩猟大全集「Fainal編」新発売。 (2021-02-06 11:22)
 狩猟大全集最終版 (2018-08-10 16:14)

Posted by little-ken  at 16:27 │狩猟大全集闘病