2018年09月27日

我が家の電力は50%レス。

市販電力会社の電力代金には色々な物が含まれております。
本来の電気代       :これは絶対に必要です。
原子力発電の不始末代   :国民を騙した詐欺、相当高額で今後更に大幅な上乗せが
              避けがたい状況です。
太陽光発電の買電の逆さや分:原子力同様、政治の失敗のツケを払わさせられています。
送電線の使用料      :ある程度は仕方ありません。
大口ユーザー優先のツケ  :発電設備を持たない電力販売会社は大口で安く購入し、
              わざわざ別会社で小分け売りで利益を得ている程です。
管理費          :これもある程度は仕方ありません。
発電効率が余り良くない  :エネルギーの薬半分以上が冷却水と排ガスの熱損失。

そう言う事ですから、出来れば電力会社の電力を買いたくない。電気は自前で確保したいと思います。そう思って検討したのですが、どれも帯たすき状態でした。

 自前発電コージェネ:
冷却水の熱損失をお湯と言う形で有効に使えますが、大規模な物はたくさんあるのですが、家庭用は殆んどないのが現状でした。
エンジン式、燃料電池式がありますが、機器の容量が買電の補助的な物であって、全然パッとしません。カタログにも寒冷地でなければお奨め出来ないと謳われていました。

 太陽発電パネル:
これは晴れた日中は良くても、夜に使う分を溜め込まなくてはありませんが、この電池代が馬鹿高、更に曇った日や雨の日には日中でも電力不足に陥り、結局はしっかり電力会社のお世話にならなくてはなりません。
また自前電力のエネルギー代はタダですが、設備代を考えると中々償却出来ません。

電池設備を辞めて、日中の余剰電力を電力会社に売電すると言う方法もありますが、メガソーラー等を含めて売電時の電力価格は下がる一方、とても将来性があるとは思えません。勿論発電量が低い時や夜間は電力を購入しなければなりません。

 深夜電力充電:
安い半額電力が深夜に限り使え、これを電池に貯えて昼間使います。
曇りや雨が続いても電力不足にはなりませんが、電池代が馬鹿弾です。
このシステムも電池代がネックです。

筆者はこのシステムの改良型を思い付きました。
それは最も高額な電池代を半額以下にする方法です。それは日産の電気自動車「リーフ」を使います。リーフはソコソコの台数が販売されましたが、充電設備が必要、或いは航続距離の心配から中古車を購入する人が余りおらず、かなり割安で中古車があります。
200万円クラスの電池が付いて50万円前後で購入出来ます。電池がこれだけ安価であれば、可能性があるかと思い我が家の電力に採用する事にしました。

当初あてにしていた充電機器設置の補助金50万円は適用期間が終わっており受けられず、機器が100万円弱に付きましたが、単純計算で毎日20kwhの電力が半額で13円/kwh浮き、年間9万円余が節約出来る、設備とリーフの合計で今回は160万円掛かりまして、当初の12年から17年で追い付くと言うギリギリの計算ですが、バッテリーの寿命が5000サイクルと言う事でそこまで持たないかも知れません。迷いましたが、やってみる事にしました。現在工事中、11月から運用開始の予定です。

電力代が上がればもっと早く償却出来ます。
それにしても電池代が本来の1/4であっても償却はギリギリですから、電池代がまともであったら償却出来る筈がありません。バッテリーが長持ちする事を期待しています。

これに付きましては自動車メーカーは10~20年を過ぎた電気自動車のバッテリーの再利用を考えている様ですから多少期待が持てます。これがあるから筆者は踏み切りました。

また15年ほど過ぎましたら次の良さそうな中古バッテリーを入手すれば、今度はバッテリーだけの償却になりますから今度は利益が出ると思います。

 ハイブリッド車の償却:
償却と言う考えで行けば、プリウスだけではなくすべての車でのハイブリッド車両が大流行しています。ボクシーやノアの場合で行きますと150円で10km/リットルの燃費が16km/リットルになったとして、コスト差は5.6円/リットル、それに対しハイブリッドシステムは約50万円高、89000km走らないと追い付きません。燃費の差額でメリットが出るか出ないかのギリギリですね。

 プラグインの場合:
プラグインハイブリッドの場合も類似です。60万円程電池が高額となりますが、これで毎日30km年間250日が仮にタダで走れたとして元を取るまでに10.7年要し、これもギリギリですね。実際は電気代はかなり安く、ガソリンに比べれば1/3程度ですが、唯ではありませんから、もっと償却は長くなり、メリットは減少します。世の中に良い話は転がっておりません。

 ディーゼルエンジンの場合:
ディーゼル車も最近は50万円以上高額です。同様の考えで行きますと燃費の差額で追い付くには差額は5円/km程度ですから10万km以上走らないと元が取れません。ところがこの話だけは前の話とちょっと事情が違います。

それは中古車価格が相当の年式になってもディーゼルエンジンの寿命は長い為、新車価格はそのまま平行移動なのです。ならば燃費の安かった分は丸儲けと言えます。
またもう一つ大きなメリットがあり、同排気量のG対DエンジンはDの方が1.5倍程強力で、圧倒的な走りの良さの分も丸儲けなのです。
従ってディーゼルエンジンの車だけは近年にない良いお話となり、お買い得と言えます。

拙者の愛用しているランドクルーザーはすでに22年になりますが、超人気車種が故に今でも叩き売って200万円、購入するなら300万円と新車当時の半分の価格です。
拙者の愛車は勿論ディーゼルで新車はガソリンモデルより40万円高でしたが、現在の中古価格は100万円高です。





Posted by little-ken  at 08:44