2021年10月18日

奄美大島。   

1年前にも野性鳥獣を求めて行きましたが、台風に遭遇して何も出来ませんでした。そこで今回は日程を1日多くし、再度挑戦した次第です。結果から申しますと、またもや台風に見舞われ、釣船が出撃出来ず、2020年の知床の鮭、久米島のマグロ以来、この処はこれで5連敗となりました。台風は先回よりも遠くを通った為、ネイチャーウォッチングの方は可能となりました。
奄美大島。   奄美大島。   奄美大島。   
先回は2WDのセダンで苦労した為、今回はパジェロミニの4WDレンタカーを借り、金作原国立公園、奄美自然観察の森、そして三太郎林道を訪れました。パジェロミニの評価に付きましては後述にまとめました。
奄美大島。   奄美大島。   奄美大島。   
アマミノクロウサギは7回の出会い、大成功と言えましたが、アマミルリカケスやオーストンオオアカゲラも何度かの出会いがあったのですが、全て逆光でした。
奄美大島。   奄美大島。   奄美大島。   
アマミヤマシギは何とか撮れましたが、キジバトよりかなり大型のカワラバトも森の中の物は上手く撮れずでした。サシバの渡りも始まり、随所で見入る事が出来ましたが、良い写真は撮れずでした。
奄美大島。   奄美大島。   奄美大島。   
カエルは手の平サイズのオットーガエル、トノサマガエルクラスの奄美ハナサキガエルの2種に出会えました。三太郎林道では「ジャックと豆の木」のモデルとなった「モダマ」を見る事が出来ました。

写真のモダマは盗難前のツルに付いている状態です。1週間前には10連を満足した写真がネットにありましたが、ケンさんが撮影した時にはすでに下部が切り取られ9連になっており、更に数日後の2度目に訪れた時にはサヤ全体が持ち去られていました。

今回多大な成果を上げる事が出来た三太郎林道コースは、ケンさんが訪れた時は誰にも会いませんでしたが、平均で13台/日、ピーク時では35台/日となり、僅か2週間後から、環境省の規制が掛けられました。

それが2021年10月29日の18:00からの物で、この時に立ち入る場合は事前に予約を入れ、入場は30分に1台に規制され、しかも最も出会いの多い、奥の最も出会い率の高いエリアは立ち入り自粛地区となってしまいました。良い時期に行けたと神様に感謝しております。


次項は毎回お馴染みのレンタカー酷評コーナーです。
今回借用したパジェロミニ1型は1994年デビュー、2型は1998年~、2つの違いは軽自動車規格の拡大による物で内容的には特に進化はありません。

デビュー当時から走破性能等々も低く、それ程の車ではないと思っておりましたが、今回乗って見て改めて出来の悪い車である事を再認識しました。

まず走らない、正確にはベタ踏みして5000rpm以上まで廻せば走るのですが、ちょっとした登りでも2段ギヤダウンしなければ登れないと言うお粗末な車でした。

またその周辺の速度領域では希望の速度がキープ出来ず、踏めば超煩い5000rpmで加速しますが、希望速度になりアクセルを緩めるとシフトアップしてしまい、速度が保てないと言う状態でした。

これはファイナルを含め、ギヤ比の適正化配分や変速タイミングの調整をすればかなり防げる項目であり、それ以外にもシフトショックが酷く、またどのギヤ段もギヤ騒音が酷く、お粗末な恥ずかしい出来栄えのトランスミッションでした。

これらの比較は同年代のダイハツの「ラテ」、更にもう少し古い1995年型のスズキジムニーと比べての話です。家に帰ってからダイハツの「ウェイク」に乗ると、改めて出来の違いを感じますが、「ラテ」はその「ウェイク」に比べてそれほど劣る車ではありませんでした。

パジェロミニは室内も内装の反射光がフロントガラスに映り込み、ハンドルも永年使えばすり減るのは良いのですが、表面がボロボロに劣化しており、出来の悪いスズキ車より更に酷い出来栄えであり、総合的にまじめに検討されていないお粗末なレベルの車でした。

デビュー直後の1995年度にはパリダカ人気に支えられ、ピーク時は10万台以上/年も売れたパジェロミニですが、すぐにメッキが剥げ、5年後にはまだクロカンブームが続いていたにも拘らず1万台/年と大幅低下、僅か17年後の2012年には生産を終えました。スズキジムニーが今も高い人気を保っているのとは大違いです。

そのジムニーも決して出来が良い訳ではありませんが、所詮最初からそのジムニーのライバルにすらなれない駄作車、それがパジェロミニでした。





Posted by little-ken  at 14:39