2018年01月20日

憧れの大物魚釣り、シェアで行きませんか?

筆者の趣味は狩猟と魚釣りです。共に大きな魅力があります。
夢は共通で自らの力で、大きなのを捕獲する事にあり、又たくさん捕獲する事にあります。

狩猟は対象が鳥と獣に分かれます。
鳥猟は対象種も生息数も多く、高速で飛ぶ飛鳥射撃は非常に面白く、且つ食べても美味しいのですが、昨今では全般的に鳥インフルエンザ等の関係もあり、余り人気がありません。

獣猟は熊と猪と鹿が対象になりますが、熊は対象数が少な過ぎて勝負になりません。
猪猟は猟犬と猪の格闘現場に勢子が駆け付けて止め矢を撃つ事で終わってしまい、射手の撃てる確率は低く、単なる搬出要員的参加となりがちで、射手参加のハンターには魅力に大きく欠けます。そう言った事情から銃で撃つ獣猟=鹿猟のみとなります。

  鹿猟のコスト
本州鹿は地元猟であり参加費用的には安いのですが、グループ猟に限られ、また獲物が体重50kg以下と小さく、且つ20回通ってやっと1頭捕獲と低捕獲率、そう言った事情から総合魅力に欠け、これが参加への足かせとなっています。

それに対してエゾ鹿猟は本州鹿猟に比べ約40倍の2頭/日も獲れ、飛行機やガイドの費用までを入れても1頭のコストでは本州猟を大幅に下回ります。
加えて獲物が120kg前後と2倍以上デカい事もあり、エゾ鹿猟は非常に魅力的です。

しかし100m以遠を撃てる専用銃を30万円前後で購入し、射撃技術を身に付け、仕事を休み飛行機代往復約3万円を支払って、尚且つ北海道でエゾ鹿の習性に詳しいガイドと巨大なエゾ鹿を回収運搬出来る装備を持った専用車を5万円/日で雇うと言う少々大げさな猟になり、それ故に正しく理解する以前にビビって躊躇する人が多いのが現状です。

一般的には3日間の遠征1回が20万円程度の全費用であり、そこから6頭の捕獲、重量では計700kg余とんでも無い捕獲量となります。
チャーターした車には4人程度が乗れますから参加者を増し、費用をシェアする事は可能ですが、人数を増しても獲れ高の増加は期待出来ません。
初回参加者の獲れ高は30%前後に留まり、平均値に至るまでには3年前後を要します。

  大物遠征釣り
何時も狩猟の話が多いので今日は魚釣りの話ですが、魚釣りの夢も狩猟と全く同様です。
大きな魚を釣る為には狩猟時と同様、それなりの時期にその生息している地域まで仕事を休んで飛行機代を払って遠征しなければなりません。

そして狩猟と同様にそれを釣り上げる為の10~50万円の大掛かりな道具が必要ですが、こちらは幸い銃と違い1日1万円程度で借りる事が出来ます。
これも狩猟と同様にそれに詳しい船長と必要な装備のある船をチャーターしなければなりませんが、こちらは1日10~12万円と狩猟よりかなり高額です。

トローリングはシェアしても効果は費用だけで捕獲量増は期待出来ません。
他の釣りでは餌釣りでもルアー釣りでも4人程度で乗っても1人当りの釣果に増減はなく、船代はシェア出来れば狩猟に比べてかなり安いと言えます。
しかし具体的に夢を叶え様とデカイ魚を釣りを計画した場合、狩猟より2桁以上多い愛好者数でメンバー集めは容易に思えますが、実際にはメンバーは少しも集まりません。

ただ愛好者は狩猟より2桁多いので、大物釣りツアーは5社程度が募集しており、個人参加し易いと言えばそうなりますが、ツアーは後述の様に著しく割高になります。
その料金は釣りの目的と行先によって違いますが、30~100万円、しかもその価格は募集定員(多くが4名)に達した時であり、達しなかった時には更に数十%割り増しとなります。

後項で説明しますが、自前チャーターに対して大物釣りツアーの価格は想定人員が揃った上でもかなり割高です。更に主催側は参加者全員分の同じ道具を揃える事が困難な事もあって道具は全て自前と言うのが原則です。
特に大物ルアー釣りでは竿とリールで15~30万円、1個1万円前後のルアーが2個以上/日必要、これらが著しく参加し難いハードルとなっています。

  パラオGT釣りの場合
GTは大物憧れ魚の1つです。GTとはジャイアントトレバリー、1mを超える大きなアジの事です。筆者は先日パラオのGT釣りにワイフと2名で遠征しました。
飛行機&ホテルで8万円x 2名分、レンタカー25ドルx 2日、船代1日が600ドル(道具付)、ルアー1万円 計24万円でした。600ドル/日で大手釣りツアーと同じ船&ガイドなのです。

合計24万円で1m弱のGTを3匹、遠征は概ね成功に終わり、2日間の観光をして来ました。
3日間の釣りをした場合、38万円となりますが、パラオGTの3日間釣りツアーは30万円程度、しかも道具は全て自前で揃えるには15万円位が必要、更に良く釣れるルアーは1個が8000円で3日釣りではそれが5個以上必要との事、しかも4名揃った時の価格であり、2名で行ったら1.5倍位になります。

現地に行けば道具は5000円程度でレンタルが可能であり、自前2名シェアチャーター3日釣りが計38万円 に対して、ツアー3日釣りの比較は4名まとまった時に2名で60万円、2名だけだった時は90万円と相当な高額になります。

ここでも消耗品のルアーは自前とされますが、4万円ではなく、1万円程度で揃えられ、不足すれば現地でも35ドル/個で購入出来ます。
道具代15万円はずっと使えると言えばそうなりますが、無駄になると言えばそうなります。

もし1人で出掛ければホテルと飛行機で13万円、船代600ドルが3回と言う事になり、合計では34万円と言う事になり、流石にツアーの4人参加時よりは少し高額になります。
それでも道具がレンタル可能ですから、それも含めますとソロチャーターの方がまだ安く、それ故に筆者はソロチャーターしておりました。
しかしシェアチャーターが可能なら、2名以上の方が絶対に有利と言えます。

  与那国カジキ釣り
カジキは国内で6種が可能ですが、多くは黒カジキとマカジキであり、共に多くが100kg弱程度、国内では与那国がダントツです。与那国にまで飛行機代は往復8万円、民宿5000円で現地5泊25000円、3日釣りで12万円x 3 = 36万円、合計で46.5万円です。

出撃出来る確率は外海ならどこもそれほど変わらず60%程度、こちらの方が問題で遥々せっかく行っても出撃出来ない事も稀にはあります。
この釣りはトローリングですから参加者が増えても捕獲数は向上しません。
釣れる日に当たる確率は3日に1回程度ですが、当たればその日は数匹が釣れます。
そう言う事から2名程度のシェアは十分可能になります。

そしてシェアすれば船代の36万円が半分になりますから、28.5万円/人となります。
拙者も以前そう言う3人シェアチャーターの22万円程で85kgの黒カジキを釣らせて戴きましたが、その時は3人目までカジキが行き渡りませんでした。

カジキの本場はハワイ等ですが、ここでも3日程度で釣れる所は非常に少なく、沖縄本島でも同様です。更に言えば本州太平洋沖の至る所でも釣れる時は釣れるのですが、本州にカジキ釣のガイドはおらず、また釣れる日に当たる確率はハワイ等も余り変わりなく1週間程度に1回とされます。

カジキ釣りはこの様に釣れる確率が余り高くない為、何処の手配会社もツアーを行っておりません。ハワイ等でもし行われれば2人シェアを満たしてもカジキ成功は100万円に近くなると思われます。結論としてカジキを釣るなら、安く行ける沖縄本島周辺で回数を通うか、確率の高い与那国まで行くかになります。

例外的に小型のバショーカジキ釣りならマレーシアにツアーがあります。
定員を満たせば25万円程度でこちらは道具付で良く釣れるそうですが、バショーカジキは50kg前後とかなり小さく魅力に欠けます。

また与那国はカジキ釣り以外にも、カンパチ等の200m深海釣りでも有名ですが、こちらなら4人シェアも全く問題はなく、4人シェア3日釣りの1式が約20万円/人となり、他のこの手のツアーの4人シェア時の半額以下で行けます。

  シェアチャーターで行きませんか?
シェア大物釣りに行きませんか? 大物魚の定義ですが、一応1mを超える物を目指します。
良いサービス受けるにはそれなりの出費が必要であり、地元に1000回通っても1m超えは絶対に釣れません。目的魚、時期等々の5W1Hは行きたい人で相談しましょう。
2名シェア出来れば間違いなく大幅に安く行け、4名揃えば超激安になります。

筆者は今まで観光を兼ねてワイフと2人ですが、アチコチに出掛けて釣りました。
船やガイドは大手が使っているのと同じですから、釣れる確率は余り変わらず、道具レンタルもあり、単独チャーターに近い形でも割安と思いました。
筆者の今まで海水魚の経験は下記の4地方に6回遠征し、写真の様な8種類の成果でした。ニュージーランド、パラオ与那国、宮古、沖縄です。
憧れの大物魚釣り、シェアで行きませんか?

また次頁の様な淡水魚釣りも対象です。
淡水魚ではニュージーランド、バンコク、アマゾン、ナミビア、北海道の5地方に9回遠征し、写真の様な10種類の成果となりました。
また大物釣りの定義からは少々外れますが、北海道の港の鮭釣りやイワナ等の渓流魚釣りや真冬の河口や湖のワカサギ氷穴釣りも面白いと思います。
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Posted by little-ken  at 09:57 │フィッシング