2017年11月20日

超大物エゾ鹿 ベスト1~5

超大物エゾ鹿 ベスト1~5NO.1、88cm、1998.12.27、根室S牧場、クリスマス猟。
根室猟2年目、S牧場奥、車両後方直後をスリ抜け様とした超ベテランエゾ鹿、筆者の未完成であった50mからのランニング射撃で即死となりました。
そして以後20年間で1050頭余を捕獲しましたが、これを上回るサイズは捕獲出来ておりません。


NO.2、88cm、2017.11.13、紋別解禁猟、山口U生徒。
筆者の1050頭余20年間と同じ結果を僅か18頭目の4年間で引き出してしまいました。
夕方の恐らく出勤途上のデメキン鹿に150mの距離で発砲、20cm程弾着がズレ、200m程走られ森に消えましたが、翌日カラスのお告げで回収されました。


NO.3、87cm、2008.1.10、根室正月明け猟、F誌取材の日でした。
K嬢や他のスタッフには捕獲能力が無く、彼らの飛行機の到着直前取材用に捕獲した鹿です。
発見時すでに走っていましたが、筆者は150m先の丘のトップで止まると予測、「待ってたホイ射撃」で即死となりました。

NO.4、86cm、2002.11.23、紋別解禁猟。
紋別スクール開講初年度の事でした。
150m先におり射撃、100m程で倒れました。
その後紋別では15年間に350頭以上を倒しましたが、これを超える鹿を捕獲する事は出来ませんでした。
U生徒は僅か18頭でこの記録を塗り替えました。


NO.5、86cm、2008.12.18、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
11月初旬頃に阿寒の山を降りた鹿が、根室には12月20日前後に到着します。
モンゴル丘はこの通り道の1つとなり、この頃の悪天候明けがクリスマスフィーバーとなります。
250mのボンネット射撃で即死しました。



筆者は初期には解禁猟から根室に出撃しておりましたが、やがて解禁猟は紋別に移し、10月25日頃から1カ月弱、根室にはクリスマスフィーバーと正月明けフィーバーを狙って各々2週間ほど出猟しする様になりました。

筆者の捕獲は約20年間でエゾ鹿1050頭余、80cm以上超大物は33頭となります。
内訳は紋別地区が11頭、根室地区が22頭となりましたから、80cm級超大物はやはり根室の捕獲率が2倍高く、行くなら根室となります。
更に85cm以上になりますと捕獲が8頭となっており、内7頭が根室ですから、85cm級を狙うなら最早根室しかないと思います。

下記に両エリアの特徴をまとめましたが、紋別解禁猟は交通の便も比較的良く、酷い悪天候も少なく、過去15年で予定日に到着出来なかった、または帰れなかった生徒はゼロです。出来れば必ずフィーバーが含まれる5~6日の連続出猟が望ましいのですが、3~4日の短期間出猟で初級~中級までのハンターが大物を狙うには最短コースで適していると言えます。

一方、根室ではクリスマス猟と正月明け猟のどちらも大きな鹿がたくさん居るのですが、射的距離は長く、照準時間は短く、そしてすぐに走り出します。
中級~上級向けのハンターに適しますが、本物のエゾ鹿猟を堪能出来るのは根室ですが、飛行機の便が余り良くありません。

事例は多くありませんが、根室猟の難易度の例として、紋別解禁猟で概ね並の成果を上げられた新人が、根室に行ってまるで歯が立たなかった事が複数例あります。
原因は鹿が大きく迫力負けをし易くなる事、射撃距離が長目である事、照準時間が短目である事が上げられます。過去数名がチャレンジしましたが、惨敗とまでは言えないまでも大きな成果を上げられた生徒はおりません。









同じカテゴリー(サファリ記録)の記事画像
リトルケンの資料館。
自宅と資料館
超大物エゾ鹿 ベスト6~10
40年余のサファリ記録。
同じカテゴリー(サファリ記録)の記事
 達成記録。 (2019-02-01 10:58)
 リトルケンの資料館。 (2019-01-22 15:45)
 自宅と資料館 (2018-10-26 10:18)
 超大物エゾ鹿 ベスト6~10 (2017-11-20 17:22)
 40年余のサファリ記録。 (2012-12-09 14:01)

Posted by little-ken  at 17:41 │サファリ記録EHG5205実戦記EHG5205近況ハンティング