2017年11月15日

2017年度紋別解禁猟の総まとめ。

講師が北海道に出発しようとしたその日は大型台風で太平洋フェリーが欠航。
同日の日本海フェリーも欠航、急遽出撃を1日早めると言うアクシデントから2017年度猟は
始まりました。

台風により峠は積雪30cm以上、そんな事から第1期からフィーバーが期待されますが、
気温は相当高く、山から降りる本格的なフィーバーには至りませんでした。

それでも第1期にはかなりの出会い数と内容が得られ、スラグ2年生の熊本のH生徒は
76cmを捕獲出来ました。彼の銃はR生徒から譲り受けたサベージです。

2期がキャンセルされた為、2期と3期はまとめて岐阜のE生徒のチャーターとなりました。
出会い数は並にある物の中~小型が多く、最後にやっと大物78cmを捕獲出来ました。
その後も5日前後毎に悪天候があり、その前後にはそれなりに出会いが多くなるフィーバー
がありましたが、ビッグフィーバーには発展せず、何時も半日程度に終わりました。

4期の大阪K生徒の時には大物フィーバーが起こり、80cm超にも3度の大戦が出来ました。
内2回は至近距離で出会いでしたが、狙い込み過ぎ発砲に至らずに終わりました。
また3回目の超大物の未回収も後刻カラスのお告げで見付かりましたが、もう帰った後でした。
最初の発砲に至らなかった超大物も後刻6期の山口のU生徒により捕獲されました。
不運の塊の様に思えますが、要はやるべき事をしなかったのでそうなっただけなのです。

5期の神奈川F生徒は56歳で数か月前に銃を取得したばかり、捕獲ゼロの心配がありました。
しかし結果は開けてみればまさかの4頭捕獲、しかもそれには74cmと71cmが含まれると言う
大物2頭の快挙となりました。

捕獲はマグレの連続でしたが、初年度4頭、しかも大物複数、これでヨシと思えばもう上達は
止まってしまいます。そうならない事を期待したいと思います。
F生徒の出来事が本年度1番のトピックスかと思われましたが、違いました。

最後の6期の出会いはやや低調でしたが、U生徒が何と88cmを捕獲してしまいました。
U生徒は昨シーズンにマグレで85cmを捕獲、これを上回る事は講師が紋別で350頭以上を
捕獲しても86cm止まりでしたから半永久的に不可能の筈でした。
しかしU生徒のツキには驚きました。
僅か1年後に意図もあっさり更新、18頭目の捕獲で紋別の最高記録も大幅に塗り替えました。

しかも角長88cmは講師が1050頭捕獲した中の最大トロフィーと同じです。
僅か18頭でこれと同等に並ぶ等と言う事は、明らかにツキ過ぎですから、きっと何か大きな
良くない事が彼に降りかかる事でしょう。
因みに筆者は2000年末に交通事故で死に損ない、復帰に2年を要しました。
これを切っ掛けに仕事を卒業、スクール開設となりました事は御存じの通りです。

               2017年度 紋別解禁猟のまとめ。
    生徒名  出猟日 出会い 捕獲  失中 未回収 至らず パス 大物捕獲 経験
  熊本 H生徒   3    16    3    5    3    2   3  76cm スラグ2年生
  岐阜 E生徒   6    26    8    8    6    3   1  78cm スラグ2年生
  大阪 K生徒   3    11    3    0    3    2   3  72cm ライフル2年生
  神奈川F生徒   4   12    4    3    0    3   0  74&71cmスラグ1年生
  山口 U生徒   3    11    5    4    4    1   0  88&71cmライフル2年生  
     総出猟19.0日、出会い合計76回、捕獲合計25頭、失中合計16回。 
   平均出会い数 : 4.0回/日 、平均捕獲数: 1.21頭/日 、平均捕獲総数4.1頭/人。

2017年度の出会い数は低調で、4.0日/回と平均の5回には多少至りませんでした。
スクールの生徒も高齢者が全て卒業し大幅に変わりました。
スラグ1年生が1名、2年生が2名、ライフル2年生が2名となり、捕獲数は全盛期の2.3頭/日
には至らなくなりました。
更に出会いの減少もあって平均捕獲は全盛期の約半分の1.21頭/日に留まりました。

紋別スクールの本年度はヒグマに2回も会え、超大物にも9回会え、88cmと言う超怪物も捕獲
され、魅力が大幅に増しています。(但しヒグマは通常生徒には対象外となります。)
本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。

講師と紋別郡の大物エゾ鹿&ヒグマは皆様の参加をお待ちしています。
2018年度はすでに2カ所が埋まり、3カ所目が埋まろうとしています。お早目に。
初参加の皆さん、たぶん達成不可と思いますが、ぜひ捕獲ゼロにチャレンジして下さい。
捕獲ゼロの場合、諸条件を満たせば次回半額で再チャレンジが可能ですが、捕獲ゼロ自体が
過去15年に1度も無く、再チャレンジ制度の運用は1度もありません。

U生徒の88cmは4ポイント目が見事なほど長い超太角、1000頭に1頭級、アマチュアでこれを
捕獲した人は、長いエゾ鹿猟の歴史でもほんの数人しかいないのではと思います。
紋別スクールはこうした奇跡の出会いが可能な数少ないエリア、これぞエゾ鹿猟と言う狩猟が
出来ます。講師の出会い技術+紋別エリアですと、出会い中3段角成獣オスの比率は70%以上、
角長70cm級なら出会い中の20%前後、80cm級でも5%弱の出会いがあります。







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Posted by little-ken  at 23:06 │EHG5205実戦記