2017年06月02日
愛銃の歴史:鳥撃ち散弾銃。
SKB700 上下2連銃、28インチ、12番。
射撃と狩猟の両用と言う事で購入したのですが、当時の射撃は弾が高く余り通いません
でした。本銃は1970年から2011年まで。キジ4羽、カモ10羽、キジバト10羽程度の
運用に留まりましたが、狩猟の入り口を教えてくれた銃となり、その後は永らくスペアガン
として在籍しました。
SKB1900、ガスオペレートのセミオート、30インチフルチョーク、12番。
1番最初のカモ撃ち銃でした。本城は中々良好なバランスの良い銃で当時のベストセラー
でした。運用は1975年~現在に至ります。同型式の模様違いを5丁使い、現在は下写真
の5丁目ですが、これには思う所あって特注の24インチ銃身を付けました。
歴代5丁合計でカモ類5000羽以上、ハト類5000羽以上を捕獲しました。
SKBの3丁目から5丁目の間には次項の鹿猟用にレミントンが並行的に運用されました。
SKB1900改、24インチ、12番。
前作レミントンの改良版で長過ぎず短過ぎず、連射&速射性抜群、トラップ連続54枚、
カルガモの駆除では28チャンスからダブル6回トリプル2回、25回の命中から32羽を
撃墜、こちらもかなり理想バランスに近くなりました。
本銃の運用は2008~現在まで。本城は鹿撃ちにも十分使えるスペックですが、本銃に
よる本州鹿等大型獣の捕獲は無く、主に害鳥駆除とNZのカモ猟に活躍しました。
散弾銃は飛鳥射撃に使える事が最大のメリットです。欠点は空気銃同様弾速が遅く射程距離
が短い事にあります。通常は20~30m、遠射でも40~50mです。
またショットガンでは弾の飛行時間に獲物が移動する距離を見越して かなり大きなリードを
必要とする射撃になり、その関係位置を保つ為には銃のスイングを止めない事が重要です。
一方ショットガンには複数被弾複次効果があり、急所でなくても3粒以上の命中で撃墜出来ると
言う大きなメリットが あり、しかもその1粒のパワーはかなり低くてもよいのです。
つまり小粒弾を高密度で飛ばす事がショットガンを効率よく運用する事になり、筆者の小粒弾
運用(カルガモ 撃ちに7.5号弾)では撃墜率が3倍に上がりました。
実戦に於ける空中の距離や速度の読みの誤差はかなり大きく、このリードを合わせる事は
かなりの難易度になります。
そこで考えたのは超高速連射による弾幕射撃、飛行線上にショットコロンをバラ撒き、これに
カモを飛び込ませる3発超高速連射です。
筆者はこれに3バースト射撃と名を付けましたが、このおかげで3倍撃墜率が高くなりました。
何故超高速連射が必要かに付きましては、鳥が飛行条件を変える前に弾幕を構成する為です。
小粒弾は途中弾速低下が大きく、リードを合わせる事は一段と難しくなりますが、この3バースト
射撃と合わせて総合パフォーマンスは9倍に向上しましたから驚きです。
更に複数まとめ撃ちのテクニックや希望の方向に飛ばせて希望の場所に墜とす技術等々を併用
して筆者は7年間程ですが、連日出勤前にカモ撃ちバイトで稼いでいました。
Posted by little-ken
at 16:34
│銃と弾