2016年08月15日
クレー射撃。
地元猟友会の親善クレー射撃大会に行って来ました。
俺はサボットスラグの大物狙いだから、クレー射撃や鳥猟は関係ないと言う人もおられる事でしょう。
筆者も動的ショットガン射撃と静的精密射撃は別物と考えていましたが、永らくやっていますと
二つが近寄ってくる事に気が付きました。
それはスナップショットであり、ランニングショットの場合です。
俺はスナイパーだから関係ない? 実はそれが大いに関係あるのです。
超精密射撃に於いても構えが速くセットアップする事は非常に好ましい事なのです。
スナップショットとは一般的に言えば肩に銃が着くや否やの撃ち方です。
実はそれは間違いであって、肩に銃が着く以前に照準が完了しているのがスナップショット、
つまり、西部劇的な早撃ちで撃っても当てる事が出来るのがスナップショットなのです。
かと言って腰ダメ撃ちではありません。ちゃんと照準して撃つので当たるのです。
そう言う事から スナップショットこそ、全ての銃を取り扱う基本的な撃ち方 と今は解釈しております。
クレー射撃に話を戻します。
ローカルルールの15枚撃ちのフィールドトラップ射撃で、本来は25枚撃ちです。
結果は余り調子が良くなく、12 & 14 & 11枚、命中率は82.2%でした。
数年前、連続54枚の命中を記録した事があります。
飛んでいるクレーの大きさは直径11cmです。弾は2.4mmの粒が250個ほど入っています。
クレーは左右及び上方の30度以内の任意方向に飛び出し、速度は60~80km/h程度です。
撃った直後の写真でクレーと銃の中間付近には飛行中の散弾群が写っています。
クレーは20m/s前後の速度で飛行し散弾群は400m/sで飛行しますからそれなりに
前を撃たないと命中しません。
クレー1枚が40~50円程度、弾もほぼ同額です。新銃で30~100万円位、筆者の愛銃は
中古で10万円でした。タダ同然の銃で高級銃自慢の成金射手をやっつけるのが趣味です。
1度に放出されるクレーは1枚、弾は2発までOKです。
1発目で命中させても2発目であっても得点に変わりはありません。
クレーにヒットしコースが変わっても粉を吹いても命中ではなく、クレーの破片が認められて
初めて命中とされます。
左上に割れた直後のクレーが、その手前でクレーに向かって飛んでいるのは散弾を
包んでいたワッズです。銃の右側に飛んでいるのは空薬莢です。
オリンピックや世界選手権の場合はもう少し速いクレーで飛行範囲も広くなります。
昔は600個のクレーを6日間で撃って595~598位で優勝でしたが、今は100個撃って最高
得点者だけが決勝戦に移ります。
その時点で最高得点者が一人だけなら決勝戦はなくなります。決勝は2発目射撃が無くなり、
失中した瞬間に脱落する生き残り戦で、最後まで残った射手が優勝となります。
他にもスキート射撃やアメリカントラップやダブルトラップやトリプルトラップ、ラビットクレー
射撃があります。
写真はこの大会の物ではありませんが、射手は筆者、銃は現在の愛銃です。
冒頭の延長ですが、当初は移動標的を撃つクレー射撃と実戦の鳥猟は別物でした。
1時期の我カモ撃ちグループの実戦成績はクレー射撃の下手な順でしたが、
やがてはクレー射撃の成績順になり、射撃術の重要性を認識する様になりました。
但し上級クレー射撃選手がそのままで狩猟が上手い訳ではありません。
更に言いますと移動標的であるクレー射撃の撃ち方と静止標的の撃ち方であるライフル
射撃も当初は別物でしたが、やがてライフルでも走る鹿を撃つ様になりますと、両者の射撃
も共通点が随分多くなりました。クレー射撃を舐めてはなりません。
ただスイングの乱れない正しいクレー射撃と言う意味に於いてのみの話です。
更にもっと大切な事は出会いを得る事です。
洗練された射撃秘術も獲物に対面出来なければ、何の役にも立ちません。
出会いが得られない事から狩猟を始めても3年以内に80%が1度も勝利を味合う事なく
銃を辞めてしまいます。
そう言う事から鹿との出会いをお手伝いする事で、狩猟者を増やす事に続ながると信じて
います。事実スクールでは初年度初日から多数の鹿に出会え、初年度中に捕獲に成功し、
結果的に80%以上が生き残ってライフル銃を目指しています。
最近は筆者の技量も一段と上がり、お陰様で鹿の行動が多少分かる様になり、1度出会った
鹿は70%程が数日以内に再び会える技術が付きましたので次の生徒用に取っておけます。
但し、取っておいても意味が薄い場合は筆者が捕獲する事もあります。
筆者が撃つ鹿は次の生徒では迫力負けで撃てっこない大物鹿と走って逃げる当たりっこない
鹿だけにしております。
80cm級超大物は生徒用に全て取っておいても良いのですが、自然界に於いてはすでに
成長限界、生徒の腕が上がる数年以前までに寿命(10年弱)で死んでしまうのです。
そう言う事ですから次の生徒がそれに対戦出来そうな技量に近くなっている場合は生徒用
に保存していますが、そうでない時はもったいないので筆者が撃っていると言う訳です。
そんなことを繰り返している内に筆者の超大物捕獲成功は30頭以上になってしまいました。
今の所では走って逃げる鹿は全ての生徒の手には負えません。
そう言う背景から筆者は昨シーズンに僅か4日で81cmを筆頭に大物鹿8頭を捕獲しました。
その8頭は全て150~200m先を走って逃げる鹿でした。
筆者が捕獲する事は不本意ですが、スナップショットやランニングショットをマスターすれば、
今でも簡単に超大物も捕獲出来る見本と解釈して下さい。
皆さんの技量向上を待っています。
俺はサボットスラグの大物狙いだから、クレー射撃や鳥猟は関係ないと言う人もおられる事でしょう。
筆者も動的ショットガン射撃と静的精密射撃は別物と考えていましたが、永らくやっていますと
二つが近寄ってくる事に気が付きました。
それはスナップショットであり、ランニングショットの場合です。
俺はスナイパーだから関係ない? 実はそれが大いに関係あるのです。
超精密射撃に於いても構えが速くセットアップする事は非常に好ましい事なのです。
スナップショットとは一般的に言えば肩に銃が着くや否やの撃ち方です。
実はそれは間違いであって、肩に銃が着く以前に照準が完了しているのがスナップショット、
つまり、西部劇的な早撃ちで撃っても当てる事が出来るのがスナップショットなのです。
かと言って腰ダメ撃ちではありません。ちゃんと照準して撃つので当たるのです。
そう言う事から スナップショットこそ、全ての銃を取り扱う基本的な撃ち方 と今は解釈しております。
クレー射撃に話を戻します。
ローカルルールの15枚撃ちのフィールドトラップ射撃で、本来は25枚撃ちです。
結果は余り調子が良くなく、12 & 14 & 11枚、命中率は82.2%でした。
数年前、連続54枚の命中を記録した事があります。
飛んでいるクレーの大きさは直径11cmです。弾は2.4mmの粒が250個ほど入っています。
クレーは左右及び上方の30度以内の任意方向に飛び出し、速度は60~80km/h程度です。
撃った直後の写真でクレーと銃の中間付近には飛行中の散弾群が写っています。
クレーは20m/s前後の速度で飛行し散弾群は400m/sで飛行しますからそれなりに
前を撃たないと命中しません。
クレー1枚が40~50円程度、弾もほぼ同額です。新銃で30~100万円位、筆者の愛銃は
中古で10万円でした。タダ同然の銃で高級銃自慢の成金射手をやっつけるのが趣味です。
1度に放出されるクレーは1枚、弾は2発までOKです。
1発目で命中させても2発目であっても得点に変わりはありません。
クレーにヒットしコースが変わっても粉を吹いても命中ではなく、クレーの破片が認められて
初めて命中とされます。
左上に割れた直後のクレーが、その手前でクレーに向かって飛んでいるのは散弾を
包んでいたワッズです。銃の右側に飛んでいるのは空薬莢です。
オリンピックや世界選手権の場合はもう少し速いクレーで飛行範囲も広くなります。
昔は600個のクレーを6日間で撃って595~598位で優勝でしたが、今は100個撃って最高
得点者だけが決勝戦に移ります。
その時点で最高得点者が一人だけなら決勝戦はなくなります。決勝は2発目射撃が無くなり、
失中した瞬間に脱落する生き残り戦で、最後まで残った射手が優勝となります。
他にもスキート射撃やアメリカントラップやダブルトラップやトリプルトラップ、ラビットクレー
射撃があります。
写真はこの大会の物ではありませんが、射手は筆者、銃は現在の愛銃です。
冒頭の延長ですが、当初は移動標的を撃つクレー射撃と実戦の鳥猟は別物でした。
1時期の我カモ撃ちグループの実戦成績はクレー射撃の下手な順でしたが、
やがてはクレー射撃の成績順になり、射撃術の重要性を認識する様になりました。
但し上級クレー射撃選手がそのままで狩猟が上手い訳ではありません。
更に言いますと移動標的であるクレー射撃の撃ち方と静止標的の撃ち方であるライフル
射撃も当初は別物でしたが、やがてライフルでも走る鹿を撃つ様になりますと、両者の射撃
も共通点が随分多くなりました。クレー射撃を舐めてはなりません。
ただスイングの乱れない正しいクレー射撃と言う意味に於いてのみの話です。
更にもっと大切な事は出会いを得る事です。
洗練された射撃秘術も獲物に対面出来なければ、何の役にも立ちません。
出会いが得られない事から狩猟を始めても3年以内に80%が1度も勝利を味合う事なく
銃を辞めてしまいます。
そう言う事から鹿との出会いをお手伝いする事で、狩猟者を増やす事に続ながると信じて
います。事実スクールでは初年度初日から多数の鹿に出会え、初年度中に捕獲に成功し、
結果的に80%以上が生き残ってライフル銃を目指しています。
最近は筆者の技量も一段と上がり、お陰様で鹿の行動が多少分かる様になり、1度出会った
鹿は70%程が数日以内に再び会える技術が付きましたので次の生徒用に取っておけます。
但し、取っておいても意味が薄い場合は筆者が捕獲する事もあります。
筆者が撃つ鹿は次の生徒では迫力負けで撃てっこない大物鹿と走って逃げる当たりっこない
鹿だけにしております。
80cm級超大物は生徒用に全て取っておいても良いのですが、自然界に於いてはすでに
成長限界、生徒の腕が上がる数年以前までに寿命(10年弱)で死んでしまうのです。
そう言う事ですから次の生徒がそれに対戦出来そうな技量に近くなっている場合は生徒用
に保存していますが、そうでない時はもったいないので筆者が撃っていると言う訳です。
そんなことを繰り返している内に筆者の超大物捕獲成功は30頭以上になってしまいました。
今の所では走って逃げる鹿は全ての生徒の手には負えません。
そう言う背景から筆者は昨シーズンに僅か4日で81cmを筆頭に大物鹿8頭を捕獲しました。
その8頭は全て150~200m先を走って逃げる鹿でした。
筆者が捕獲する事は不本意ですが、スナップショットやランニングショットをマスターすれば、
今でも簡単に超大物も捕獲出来る見本と解釈して下さい。
皆さんの技量向上を待っています。
Posted by little-ken
at 14:29
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