2016年09月08日

NZ大物フィッシング&ビッグバードハンティング。

NZは釣りと猟のパラダイスです。
1m大幅越えのキングフィッシュ(ヒラマサ)釣りと特別解禁日のダック猟にご一緒しませんか? 
釣れる率はやや低いのですが、ハプカ(巨大スズキ)も1m以下と言う事なく、90cm前後が
珍しくないと言う巨大マダイも狙えます。
ダック猟は銃や狩猟の経験が無くてもそれなりに楽しめます。

  キングフィッシュの1m以下は法律で要リリース、あわよくば1.5m越も期待できます。
  またハプカは写真のサイズを遥かに超えた超巨大2m越もいるとかです。
  2014年筆者と89cmの真鯛です。他に82cmが釣れました。



  定員:私を含めて3名。
  場所:NZ(ニュージーランド)北島の北部。
  日程:2月末頃の全行程7日で釣りと猟が各々2日ずつ、
      道具類はエサや弾含む無料、手ブラOKです。
      もちろん愛用の竿や銃の持ち込みも可能ですが、別途費用が必要です。
  費用:往復の航空券を含めますと実費負担が2人時で約45万円。
      現地飲食分は各自持ちですが、朝夕の食事はスーパーの食材でガイドが調理して
      くれますから非常に安価です。

ダック猟はその名もパラダイスダック(大型カモで日本では希少種のツクシガモ類)のデコイ猟を
1日と、巨大なカナダガン猟1日を予定しています。
使うのは散弾銃、到着日にクレー射撃を練習、散弾が1m弱に広がって飛ぶのですから、命中
を保証する事は出来ませんが、初回でも余程の恐銃症でない限り、必ずある程度は当たります
からご安心下さい。

     パラダイスダックはNZの固有種、カルガモの1.5倍程度、茶色がメス。
     定数は25羽ですが、実質撃ち放題に近いです。
     カナダガン、翼を広げると2m弱、白鳥に次ぐ大型鳥類です。
     狩猟鳥の中では最大、強敵です。


パラダイスダック猟は特別解禁日に猟を行う為、難易度は低く数も多い為、銃や狩猟の経験が
無くてもクレーが当たればたぶん撃墜も可能と思います。
カナダガン猟の難易度は高い物の巨大なガンが目前を飛ぶ姿だけでも感動モノです。

これぞ超大物フィッシング、これぞビッグバードハンティング、どちらも日本ではあり得ない体験
となり、間違いなく一生の思い出となります。

普通のNZ観光1週間10~20名の団体旅行が35~45万円、それに対し我々の為だけに
マンツーマン以上で全力でサポート、それでも少額差で収まるのも筆者と現地ガイドが10数年来
の友人であり実費だけで済むからです。通常は下記の様な価格です。

海外大物釣手配会社B社のキングフィッシュ釣りは2名時道具込みで約50万円、
同様に海外猟手配会社A社のパラダイスダック猟は2名時こちらも道具込みで約50万円、
この二つを合わせて道具込み45万円ですから今回が如何に安いかがお分かり頂けるかと思います。ぜひこの機会をご利用下さい。

日程を延長(500㌦/日)し、他の鳥類や中~小型獣類猟や大型鹿猟も可能ですが、大型鹿類は
高額でかなり難易度も高くMin.3日の延長が必要です。

    ポッサム200ドル、 ラビット200ドル、 ワラビー(小型のカンガルー)300ドル、

    エルク4000ドル、 黒猪1500ドル、 ターキー200ドル、 ピーコック200ドル。
    その他各種もありますが、夜撃ちのポッサム猟を除き難易度が高く、他のゲームは
    七面鳥もクジャクも上級狩猟者向きの強敵です。



    垂直旋回は地面が直角位置に見え、ループは地面が逆さまに見えます。
    グライダーは牽引飛行機を使う本格派です。視界抜群の全席搭乗です。


同様に延長して観光追加も可能です。またNZはエアースポーツのパラダイスでもあります。
WW2の戦闘機やグライダー(500~2000ドル)を操縦体験する事も可能ですが、天候絡みで
長目の日程が必要です。(飛行ライセンスは不要です。)
本格的なハンティングを含めてあまり多くを欲張らず、またの機会に再度訪れた方が良さそうです。







  


Posted by little-ken  at 14:31フィッシング海外狩猟

2016年09月06日

銃教本の間違い。

  1.銃口の管理。
銃を人に向けるなと言うのが教本の言葉です。これは間違っていませんが不十分です。
先頃受けた経験者講習会で初めて装填されていない折った状態や分解した状態であっても、
そして偶然にしても銃口が無礼な方向に向かない様にしなくてはならないと初めて教える様
になりました。かなり進歩しましたが、まだ不十分です。

正しくは銃口を何時も本人の管理下に置かなくてはならないと言う事なのです。
何時も銃口の方向は本人の責任に於いて管理し、ごく短期的に目を離して良いのは安全
が確保された方向に銃口が向いているのをキープしている時だけなのです。

方向を変える時は車の車線変更と同様に事前に安全確認し、そして良かったら更に安全
を確認しながら方向を変える、これが正しいやり方です。
我スクールでは銃口は何時も顔の前で上を向けておく様に指導し、これで何時も銃口を
自己の管理下におく様に指導しています。

肩に担ぐ事、脇に抱える事、スリングを使って担ぐ事の全てを禁止しております。
これはそうする事により、銃口が目の届かない位置になってしまうので、そう言う行為全体
を禁止しています。

但し獲物の回収時には両手が使えた方が好ましいので、スリングをその場で取り付け肩に
担ぐ事を認めていますが、その前にやる事があります。
同行者全員に対し、私の銃には弾が入ってなく安全装置を掛けた事を申告しながらその
動作を見せて了解をもらっています。

お互いにその確認動作をした後に銃を担ぎますが、リュックサックの様に両肩に掛ける
スリングをお勧めしております。
これにより銃口は頭の後方ですが何時も上を向いて固定する事が出来るからです。

  2.安全装置の取り扱い。
これは最新の講習会でもまだ全く間違っています。
安全装置は信じてはならないと言うのが相変わらずの教本の謳い文句です。
相変わらず射撃場ではその安全装置操作を全く習わせ様ともしません。

暴発事故の過半ところか90%位は安全装置さえちゃんと掛けておけば防ぐ事が出来ます。
安全装置を外して良いのは銃が肩に着いて目標を向いている時だけ、安全装置解除する
動作を肩付け行程の中に完全に入れなければなりません。
そしてそうする事によって裾銃動作が遅くなる事は全くありません。

同様に肩から銃を降ろす時には安全装置を掛ける様にしなければなりません。
確かに安全装置は絶対的な物ではありませんが、十分信頼に値するメカニズムです。
滑って転んでも銃を落としても、うっかり引き金に触れてしまっても、安全装置が掛かって
いれば暴発は殆どの場合防ぐ事が出来るのです。

多くのハンターはそろそろ獲物が出そうになると装填したまま安全装置を外した状態で
銃を携帯します。だから何かほんの僅かなアクシデントがあると暴発してしまうのです。
そして第1項の銃口の管理不十分と合わせて事故が起こるのです。

  3.装填のタイミング。
教本では獲物を見てから装填しなさいとやっています。悪くはありません。
しかし通常の銃操作技術でそのやり方では残念ながら撃たれてくれる獲物はまずいません。
その為に第2項の様に装填済の銃の安全装置を外した状態で携帯するのが普通になり、
僅かなアクシデントで暴発が起こります。

銃は装填されてなければ絶対に安全です。安全装置の項で裾銃動作の中に安全装置
解除を入れなさいと説明しましたが、実は銃の型式によっては装填までを入れても殆ど
遅くなる事はありません。
教本の絶対に安全な獲物を見てから装填しなさいは、やり方によっては十分実現可能なのです。

エゾ鹿猟ではボルトアクション銃を使います。もちろん車の中では銃にはカバーを掛け、
ボルトはオープン、安全装置を掛けた状態で乗っています。
フィールドに降りたてばマガジン内には弾があり、装填しない状態のボルト半起こし状態&
安全装置を掛けた状態で携帯し、鹿に出会って裾銃動作の一環でボルトを引いて装填し、
安全装置を解除しながらスナップショットで捕獲しております。

これによる遅れはほんの僅かであり、十分実用速度帯に成り得ます。
スライドアクション銃も同様の操作が可能ですが、残念な事にボルト半起こし状態に対する
スライドを保持するメカニズムが付いていません。

セミオート銃でもセーフティー解除で装填と安全装置の解除が同時に行われる様な
メカニズムがあれば獲物に出会ってからでも安全な装填が出来、画期的に安全度が増します。
現状ボルトアクション銃の1番残念な事はトリガーが落ちた状態で安全装置が掛けられない
事です。こうした対策がなされた銃の出現を強く望んでいます。

銃は装填しながら安全装置を外しながら、スナップショット、そして肩から銃を降ろす時はボルト
を半上げにして安全装置を掛ける、これが銃の取り扱いの基本だと思っています。

  4.銃の構え方の間違い。
教本では銃を構え、目標に十分向けてからトリガーに指を入れろとありますが、すでに装填
されている銃ですから慎重を期してこう言う教えになるのですが、これも間違いです。

銃を構えた状態の1番の欠点は視界が極端に狭くなる事す。
これにより矢先確認不十分や誤射が起こります。
銃を構えなければ視野は広い状態であり、安全を確保し易くなります。

装填しながら安全装置を外しながらスナップショットが出来る様に訓練を重ねますと、銃の
取扱い上は物凄く安全が増す事になり、時間を極限まで安全確認する事に使えます。
銃を先に構えてしまうから、視野が狭くなり、思い込みが強くなり過ぎ、矢先確認不十分や
誤射が起こるのです。

  5.優れた銃の型式は?
ボルトアクション銃はWW1の旧式銃で日本軍の38式歩兵銃はこの年代の型式、一方
アメリカ軍は新式セミオート銃、これでWW2を負けたと真しとやかに言われています。
戦争に対してはその通りの部分もありますが、こと狩猟になりますと話は大幅に変わります。

エゾ鹿猟に使われている銃の殆どがスコープ付ボルトアクションライフル銃です。
その銃を愛用しているベテランハンターですらその銃の本当の能力を知っていません。
まずボルトアクション銃は距離に関係なく、スナップショットが出来ます。
スナップショットは肩に着くや否やの撃ち方と言われていますが、それは間違いです。

正しいスナップショットは腕を伸ばして銃口を正しく指向してから肩にまっすぐ肩に引き
寄せるので肩に着く前にスコープから照準映像が入って来ます。
そして肩に着く以前でも条件が良ければ発砲しても当たる、これが正しいスナップショットです。

もちろん装填しながら安全解除しながらそれをやるので、圧倒的に安全度が高くなる事は
すでに説明しましたが、これらを全て行っても通常の早撃ちベテランの半分以下の時間で
かなり正確な射撃をする事が出来る、これが正しいスナップショットの本当の能力です。

そしてこの動作は移動目標、つまり走る鹿に対しても有効です。
筆者は平均150m先を走る鹿に対して平均2.7発で約350頭を倒しています。

但しこの射撃は直径150mmの急所に命中する事もありますが、必ずしも全てが命中して
いる訳ではありません。ショットガンと同様の複数被弾副次効果により、上半身に複数以上
の被弾があれば即死で倒れる事を利用しています。

そして驚くのはその時の連射速度が自動銃よりも速い事です。
筆者はH&KのSL-7のセミオートとサコー75ボルトを共に10年間で実戦にて数千発ずつ
使いました。そして両銃で多数の走る鹿を捕獲した結果、ボルトアクション銃の方が速い
と言う結論に達しました。

それは肩に着けたままの銃が反動で跳ね上がって、スコープから消えた鹿の映像を再捜索
するよりも、撃つと同時に肩から降ろし、再装填しながらのスナップショットの方がかなり
速くて精密な事を意味します。

筆者が両銃を共にかなり使い込みましたが、オートの時代に比べ銃をボルトに変えた途端
に射程距離は2倍、命中率も2倍、総合パフォーマンス4倍になりました。
これははっきりボルトの方が優れている事を示します。

と言う事でライフル銃に限りは、近射のスナップショットから遠射まで、そして静的でも
移動標的であっても、何と1800年代末期に開発された銃が今でも1番良いと言う事になり、
残す改良の余地は安全装置だけとなります。

安全装置に付きましては銃をちゃんと狙って撃つ時の条件を全て満足した時の自動作動に
しても良いのかも知れません。
左手の位置、右手のグリップの位置、肩当パッドプレートの位置、そしてトリガーにセンサー
を付ければよく、特に難しい要求項目でもなくぜひ実用化したい項目です。

散弾銃に付きましてはライフル銃とは使われ方が著しく違う為に、速い連射が可能なセミオート
銃が1番優れています。
ただ装填に付いては予め装填ではなく、その場装填が出来る様に改善されると良いと思います。
自動作動の装填&安全装置もぜひ実用化してもらいたい項目です。



  


Posted by little-ken  at 15:06

2016年09月01日

リローダーの愚かさ。

ライフル銃の用途は我が国では狩猟に限られています。
エゾ鹿用の銅弾は完成弾ですと600~700円/発と非常に高額です。
弾を安くするには薬莢再使用のリロードと言う手法があり、弾のコストは半額以下となり弾代を大幅に節約出来ますが、後述の様に重大な落とし穴があります。

リロードにはもう一つ射撃精度の追求と言う目的がありです。
ライフル銃身は発射の衝撃でかなり大きく振動し、振動の上下の安定期に弾頭が銃身から出る様にすれば射撃精度が大幅に上がる事になります。
その為に火薬の種類や量を超精密に調整すると言うのが精密射撃用リロードの考え方です。

その理論に間違いはなく、100mでmm単位以下の精度を追求するのであれば今でも非常に有効な手法ですが、後述の様に狩猟には超高精度は不要であり、一方で昨今は市販銃も市販装弾も画期的に精度が良くなり、今や市販弾の精度に通常のリロード法では太刀打ち出来なくなりました。

元々狩猟の実戦では150m程度の射程距離で直径15cmの急所に当てる精度があれば十分で、5cm以下の精度は全く不要です。
必要なのは早く撃つ事であり、更に言えば良い出会いを得るテクニックが最も重要です。

命中させられる能力の無い者の言い訳ではない事を証明する為に、拙者も射撃精度はそれなりに追求し、市販狩猟銃、市販安売弾、スコープ狩猟用4倍、射撃方法テーブル撃ち、それで150mから5発を撃ちベストは12mm、通常のリローダーの遥か上の性能を出せる事を証明出来ました。

そして一方、元プロの実験課員の筆者でもハンドロードではどうしても安売り工場弾の精度に至れませんでした。
通常のリローダーに拙者を大幅に上まわる実験結果が出せるとは到底思えません。

そう言う事実から、今や殆どのリローダーは自称本格派のカッコを付ける為だけにリロードを行っていると言っても過言ではありません。

そして一方で筆者自身ハンティングガイドをしている関係上、リロード弾のお粗末さを下記の様にたくさん見て来ました。ハンドロード弾には工場製弾に比べてポカミスが2桁以上高く、5シーズンに7名の生徒が下記の様に猟の全部または1部を無駄にしました。

  1.脱砲したら弾頭だけが銃身内に残ってしまい、半日を無駄にした。
  2.マガジンに入らない弾で1発も使えず、遠征猟その物が無効になった。
  3.薬室に入らない弾で1発も使えず、遠征猟その物が無効になった。
  4.1発目からオーバーロードで銃が壊れ、遠征猟その物が無効になった。  
  5.火薬のない弾が混入し弾頭が銃身半ばで停弾し、残り約半分の猟を無駄にした。
  6.肝心の時に製造ミスの不均一弾で稀に見る大物を失中し、悔やみ切れません。
  7.何時ものクセで薬莢を回収し、その間に大物チャンスを逸して悔やんでいます。

ライフル銃の所持目的はデカイ鹿を捕獲する事です。
実戦派の筆者は大物に出会う事を1番に考え、角長80cmを超える超大物チャンス40~50回から30頭の捕獲に成功し、総捕獲数は1200頭余に及びます。

そんな筆者が使う弾はその方面からすれば超粗悪品と言える弾です。
ベースは安いだけが取り柄の当たらない事で有名なロシア製工場弾、80円/発です。
そのままでは北海道で使えない鉛弾頭ですからバーンズの銅弾頭に挿げ替えています。

銅弾頭も良い物は200円/個、並でも100円/個ですが、筆者の使用弾頭はこれまた当たらない事で有名な初期型バーンズの銅弾頭、誰も買わない売れ残りを20円/個で購入しました。
この当たらない同士の組み合わせでは150mで5cm以下の精度にはなりませんが、これでも何ら不自由なく、1200頭の約50%をこれで捕獲しております。

それ以前の150mで12mmの安売り弾と超粗悪品と言われる弾で捕獲率に差は出ませんでしたから、実戦精度に50mm以下は不要と言い切れます。
実戦で最も重要な事は如何にして目標とする大物鹿に出会えるチャンスを作るかに掛かっており、出会いが無ければ射撃技術を発揮する事も出来ません。

そして次に必要なのは早く且つ冷静に撃つ事です。動かれたら普通のライフルマンではもう対処不可能、早く撃たなければ射撃チャンスその物を失ってしまい、稀なチャンスを生かせない様では大物捕獲成功は何時になるか分かりません。

銃がより当たる事は決して悪い事ではありませんが、物事には寄与率と言う物があり、その重要部分が全く分かっていない、これがリローダーの愚かさです。


  左は安売り市販弾150m 5発テーブル撃ち12mm、リロード弾以上の精度です。
  右は当たらない同士の組み合わせで5発が80mm、両者に捕獲率の差はありません。



   超粗悪品と言われる筆者の使用弾。中はバーンズ初期型銅弾頭20円/個、右は
   ロシア製の鉄薬莢のベース弾80円/発、左はヒグマから回収した20円の銅弾頭です。

  


Posted by little-ken  at 16:19射撃銃と弾

2016年08月30日

2016年度 エゾ鹿狩猟期間。


やっと、やっと北海道の狩猟期間が発表されました。
風の一説によれば道はオールA地区にしたかったとか。
本案を見ますと鹿の多い地域ほど狩猟期間が短い傾向にあります。
この所の駆除行政の動き等を見ると、地元の駆除事業の利権が絡んでいるのか外来ハンターにエゾ鹿を獲ってもらいたくない様な方向の動きを強く感じます。

エゾ鹿を減少させる事業的に言えば、それに従事するハンター数は絶望的に減少しているだけではなく、高齢著しく戦力外クラスのハンターが殆どであり、自然繁殖分すら捕獲出来ない状態が続いております。

天文学的な金額がエゾ鹿対策事業に使われているのですが、それで自然繁殖分を捕獲出来ないと言う事は底の無いバケツに水を注ぎ続けている様なものです。

これを解決するには若い有能なプロハンターを育成しなければなりません。
これには時間が掛かり過ぎますから、とりあえずは本州からの若い外来ハンターに1頭でも多く捕獲してもらう事も僅かかも知れませんが有効な手法と思います。

現状の我スクールはトロフィーオス狙いだけです。
積雪によって山から降りてくる時期と繁殖期の重なる10/25~11/15頃までしか行いませんので地図が何色であろうが関係はありません。
11/末まではオス鹿の定数が無い事は今の我々にとっては助かります。

鹿を減らすにはメスを捕獲しなければ効果は薄いのは誰にでも分かります。
オスは撃っても1頭しか減らず、オス1頭がいればメス20頭を妊娠させられますから、繁殖には全く支障が起こりません。

これに対してメスは90%以上が妊娠しているのですからメスを捕獲すればとりあえず2頭、将来ネズミ算的な分まで考えればよく分かりませんが、2頭をかなり大幅に超える頭数の捕獲に続ながるのは明らかです。

何故、我々本州からのハンターはオスしか撃たないのか?
それは鹿猟=デカイ角を持ったオス鹿だけが対象と考えているからです。
限りある僅か数日の日程でメスや小物を撃てばその処理に時間を取られ、大物オス鹿を捕獲出来る可能性が減少してしまいます。

そう言う事から北海度の鹿を減らす事業に協力出来ていない事は申し訳なく思います。
しかし全員がそう言う希望ですから、講師もデカイオス鹿に出会う事だけを考えており、昨今は出会いも捕獲もほぼ同率ですが、70%以上が3段角のオス鹿成獣です。

狩猟期間中に誰でもメスを捕獲すれば報奨金が頂けるのであれば、今までオスしか撃たない本州からのハンターも話が変わります。
講師も今まで全く探求しなかったメス鹿の行動を真剣に考える事でしょう。

現状の出猟限界は休日が得られ難い点もありますが、遠征費の負担も大きなネックとなっております。手当を頂けるのであれば積極的にメスを撃ち、更には滞在期間の延長も十分考慮され、更に更には遠征費の負担がなくなれば遠征回数を増加して下さる事でしょう。

つまり国や道は鹿を捕獲してもらって報奨金を払いますが、本州からの遠征ハンターはほぼ同額を地域活性の為に使ってくれる事になり、北海道にとってマイナスになる事は一つもないのです。
  


Posted by little-ken  at 09:22エゾ鹿猟ガイド:EHG5205近況

2016年08月15日

クレー射撃。

地元猟友会の親善クレー射撃大会に行って来ました。

俺はサボットスラグの大物狙いだから、クレー射撃や鳥猟は関係ないと言う人もおられる事でしょう。
筆者も動的ショットガン射撃と静的精密射撃は別物と考えていましたが、永らくやっていますと
二つが近寄ってくる事に気が付きました。

それはスナップショットであり、ランニングショットの場合です。
俺はスナイパーだから関係ない?  実はそれが大いに関係あるのです。
超精密射撃に於いても構えが速くセットアップする事は非常に好ましい事なのです。

スナップショットとは一般的に言えば肩に銃が着くや否やの撃ち方です。
実はそれは間違いであって、肩に銃が着く以前に照準が完了しているのがスナップショット、
つまり、西部劇的な早撃ちで撃っても当てる事が出来るのがスナップショットなのです。
かと言って腰ダメ撃ちではありません。ちゃんと照準して撃つので当たるのです。

そう言う事から スナップショットこそ、全ての銃を取り扱う基本的な撃ち方 と今は解釈しております。


クレー射撃に話を戻します。
ローカルルールの15枚撃ちのフィールドトラップ射撃で、本来は25枚撃ちです。
結果は余り調子が良くなく、12 & 14 & 11枚、命中率は82.2%でした。
数年前、連続54枚の命中を記録した事があります。

飛んでいるクレーの大きさは直径11cmです。弾は2.4mmの粒が250個ほど入っています。
クレーは左右及び上方の30度以内の任意方向に飛び出し、速度は60~80km/h程度です。

  撃った直後の写真でクレーと銃の中間付近には飛行中の散弾群が写っています。
  クレーは20m/s前後の速度で飛行し散弾群は400m/sで飛行しますからそれなりに
  前を撃たないと命中しません。


クレー1枚が40~50円程度、弾もほぼ同額です。新銃で30~100万円位、筆者の愛銃は
中古で10万円でした。タダ同然の銃で高級銃自慢の成金射手をやっつけるのが趣味です。

1度に放出されるクレーは1枚、弾は2発までOKです。
1発目で命中させても2発目であっても得点に変わりはありません。

クレーにヒットしコースが変わっても粉を吹いても命中ではなく、クレーの破片が認められて
初めて命中とされます。

  左上に割れた直後のクレーが、その手前でクレーに向かって飛んでいるのは散弾を
  包んでいたワッズです。銃の右側に飛んでいるのは空薬莢です。


オリンピックや世界選手権の場合はもう少し速いクレーで飛行範囲も広くなります。
昔は600個のクレーを6日間で撃って595~598位で優勝でしたが、今は100個撃って最高
得点者だけが決勝戦に移ります。

その時点で最高得点者が一人だけなら決勝戦はなくなります。決勝は2発目射撃が無くなり、
失中した瞬間に脱落する生き残り戦で、最後まで残った射手が優勝となります。

他にもスキート射撃やアメリカントラップやダブルトラップやトリプルトラップ、ラビットクレー
射撃があります。

写真はこの大会の物ではありませんが、射手は筆者、銃は現在の愛銃です。


冒頭の延長ですが、当初は移動標的を撃つクレー射撃と実戦の鳥猟は別物でした。
1時期の我カモ撃ちグループの実戦成績はクレー射撃の下手な順でしたが、
やがてはクレー射撃の成績順になり、射撃術の重要性を認識する様になりました。
但し上級クレー射撃選手がそのままで狩猟が上手い訳ではありません。

更に言いますと移動標的であるクレー射撃の撃ち方と静止標的の撃ち方であるライフル
射撃も当初は別物でしたが、やがてライフルでも走る鹿を撃つ様になりますと、両者の射撃
も共通点が随分多くなりました。クレー射撃を舐めてはなりません。
ただスイングの乱れない正しいクレー射撃と言う意味に於いてのみの話です。


更にもっと大切な事は出会いを得る事です。
洗練された射撃秘術も獲物に対面出来なければ、何の役にも立ちません。
出会いが得られない事から狩猟を始めても3年以内に80%が1度も勝利を味合う事なく
銃を辞めてしまいます。

そう言う事から鹿との出会いをお手伝いする事で、狩猟者を増やす事に続ながると信じて
います。事実スクールでは初年度初日から多数の鹿に出会え、初年度中に捕獲に成功し、
結果的に80%以上が生き残ってライフル銃を目指しています。

最近は筆者の技量も一段と上がり、お陰様で鹿の行動が多少分かる様になり、1度出会った
鹿は70%程が数日以内に再び会える技術が付きましたので次の生徒用に取っておけます。

但し、取っておいても意味が薄い場合は筆者が捕獲する事もあります。
筆者が撃つ鹿は次の生徒では迫力負けで撃てっこない大物鹿と走って逃げる当たりっこない
鹿だけにしております。
80cm級超大物は生徒用に全て取っておいても良いのですが、自然界に於いてはすでに
成長限界、生徒の腕が上がる数年以前までに寿命(10年弱)で死んでしまうのです。

そう言う事ですから次の生徒がそれに対戦出来そうな技量に近くなっている場合は生徒用
に保存していますが、そうでない時はもったいないので筆者が撃っていると言う訳です。
そんなことを繰り返している内に筆者の超大物捕獲成功は30頭以上になってしまいました。

今の所では走って逃げる鹿は全ての生徒の手には負えません。
そう言う背景から筆者は昨シーズンに僅か4日で81cmを筆頭に大物鹿8頭を捕獲しました。
その8頭は全て150~200m先を走って逃げる鹿でした。

筆者が捕獲する事は不本意ですが、スナップショットやランニングショットをマスターすれば、
今でも簡単に超大物も捕獲出来る見本と解釈して下さい。
皆さんの技量向上を待っています。







  


Posted by little-ken  at 14:29射撃

2016年08月08日

スポーツは基本が大切。そして次を読む心が大切です。

筆者の得意項目にバレーボールがあります。
筆者は高校の体育の授業を教師負傷で代行した事があります。
テーマはバレーボール4時間、そしてアタックが打てる様になりたいと言う生徒の希望でこれに
チャレンジしました。
そして結果的にはクラス全員が良いトスを前提に打てる様にした実績があります。

  1.たった4時間で本格的なアタックが打てる
やり方はまずスイングの型、次にジャンプする為の踏み込みの型を覚えさせます。
そして実際にネットの前で踏み込みジャンプし、ボール無の空アタックを打たせます。
型が完成した生徒にはAクイックの様に生徒のジャンプに合わせて手に当たる位置にボール
を放り込みます。ボールが手に当たった瞬間にアタックを打てたと実感出来ます。
これが出来る様になると最終工程の普通に上げたトスを自己判断で打つ練習をします。

基礎からの積み重ねが大切ですから、一つが出来なければ次のステップに進めません。
しかし出来れば次々に進め、最初の1時間で最終行程まで進んだ生徒が20%いました。
そうして自己判断でも約半分の生徒は打てる様になりましたが、進展の遅い生徒20%は
Aクイック止まり、しかし4時間で間違いなく全員がアタックを打てる様になりました。

  2.ところが誰も本格的なこの短時間トレーニングをやろうとしない。
筆者にはその実績がありますから、アタックが打てない人、間違ったフォームで打つ人にも
正しい打ち方を多数教えましたが、しかし唯の一人とて成功した試しがありません。
また来てから反応するスポーツを読んで見切りで行う上級スポーツに切り替える事は
スポーツが不得意であった筆者にも出来たのですから多くの人にも可能と思い、多くの人に
説いて来ましたが、これも唯の一人も切り変える事が出来た人はいません。

上級バレーをする人には多くがこれを身に付けていますが、一般人には通用しない様です。
当時の工業高校生徒は勉強嫌いなのに成績は上位10%をキープ出来る生徒ばかりでしたから、
例外側と見た方が良いのかも知れませんが、逆に言えばこれが出来る様になれば上位の
グループに入れ、新しい世界が開けると言っても過言ではないと思います。

  3.読みで行うスーパーバレー
筆者の読みで行動するバレーボールの素晴らしさの一端を紹介致しましょう。
条件の良い時に良いアタックが打てるのは当たり前と言えますが、そんな程度ではございません。
 例1).ダイレクトライナースパイク:味方の撃ったサーブを相手が上手く拾えず、ライナーで
     こちらに向かって来ます。筆者はレシーバーが入った位置とボールの予想コ ース
     からレシーブしたボールはライナーでこちらに来るとコースを読み、その時点から
     アタックの準備に入り、飛んで来たライナーをダイレクトスパイク出来ます。

 例2).ライナー送りスパイク:味方のレシーブが相手コートに向かってダイレクトライナーで
     飛んで行きます。これもボールが実際に動く前のそうなる事が予測出来ますので、
     コースを読みアタックの準備に入り、後方から来たダイレクトライナーを送りスパイク
     にします。これは近年筆者の反応が遅くなり成功率が低下して来ました。

 例3).クッションボールアタック:2と同様のライナーですが、セッター近くのネットに向かって
     飛行します。この時のボールのコースも読め、そしてセッターがネットボールを拾おう
     と入った位置が正しいかどうかも読め、その結果どの方に上がると予測、
     そこに向かってアタックの準備に入り、ネットのクッションボールをアタック出来ます。

 例4).ネット真上ボールのスパイク:トスがネットの真上側に流れたとします。
     ボールはまだ50%が手前側にあるとは言え、タッチネットが怖くて普通の踏み込み
     は使えません。また無理して打てばオーバーネットになってしまいます。
     筆者は早い時点でボールがネットに近過ぎる事を予測し、特別な踏切をし、スイング
     もネットに並行な特別製とし、親指1本でボールのこちら側にある部分のみを撃つ事
     が出来ます。この方法で70%位相手側にあるボールも撃つ事が出来ます。

これが読みで行動するスポーツの1部です。
上記例の項目は重点項目の違いもあって日本代表クラスの選手でも出来る人が殆ど
いないのですが、このプレーを元運動嫌いだった53歳の名も無き男が独自に開発し、そして
体重100kgの66歳の現在でもプレー出来るのですから驚きです。ボールの動き初めを読む
のも重要ですが、更にその次や次の次を読んで行動の準備をしておく事が重要です。

次を読む行動が出来る様になれば、次の次の次位までは容易に読める様になり、
スポーツでも仕事でも、次を読んでない人には絶対に勝てる様になり、大幅な有利になる事
は間違いなく、人生をかなり豊かな物にしてくれます。
当時の工業高校クラス全員からその昔には可能性を感じましたから、世の中の全員では
ないかも知れませんが、かなり多くの人にとって不可能ではないと思います。

  4.狩猟も並の手では野性鳥獣に勝てない
狩猟に関しましては相手の五感や体力面では桁違いで絶対に勝てませんが、彼らは次の次
を考えて行動していませんから、この手法であれば勝てる様になりますと言うか、
勝つ為にはこの手法しかない様に思います。
一見関係無い様に思えますが、実は何処も同じなのです。

次を読む為に必要な事は仮説です。仮説が合っていれば事象はスローモーションで動き、
今まで見えなかった細かい事まで見え、そこから更に高度な仮説作りが始まり、やがては
真髄が見える様になります。

ご当人は年齢的に無理であれば、息子さんや孫さんにこれをぜひお奨め下さい。
バレーボールの基本はパスからが定説ですが、新人生徒が1番先に求めるのはこのカッコ
よいアタックです。これが出来る様になれば他はまもなく出来る様になります。
その為には我流ではなく正しいバレーボールが出来るコーチに付かなくてはなりません。

  5.アタックの解析
なおアタックのパワーはメインが肘、次いで手首、肩の動きや上体のひねりや反りはおまけ
程度です。この手首でボールを抑えるまでの一連のタイミングが合えばパワー伝達は100%、
特別な筋力が無くても誰でもイイ感じのアタックが打てますが、それにはフォーム作りが最も
重要な項目となり、これ抜きには上達はあり得ません。

筆者の指導により4時間で全員打てる様になったのも基礎から手抜きをしなかった為ですが、
逆に言えば出来ない人もフォームが間違っている人も4時間で直せる事を意味します。
写真は世界で1番美しいと言われる迫田さおり選手のフォームです。参考にして下さい。

  1.飛び上がった直後。両手は目一杯のバックスイングから
    踏切と同時に上に振り上げ、体全体を引き上げます。
  2.迫田選手1番美しい瞬間の空中姿勢。
    左手を振り下げる事によって短時間ですが体を空中にキープ出来ます。


  3.ボールが当たる直前、肩は真上まで上がっていますが、
    肘はまだ後方に大きく曲がったままです。
  4.ボールがヒットした瞬間、後方に曲がっていた肘を瞬時に伸ばし、
    その勢いをボールにぶつけます。
  5.打った直後、肘が伸び切る直前からパワー伝達は手首に移り、
    抑え込むと同時にボールに下向きの回転を与えます。




  


Posted by little-ken  at 15:43バレーボール

2016年07月27日

1.5mm差で大きな成果。

散弾銃には照準器がなく、銃身の上に付いたリブを通して目標を見る事が照準となり、その為
にはリブの真後ろ線上に目が行く様にしなければならず、その精度は±1mm以下を要する。
これは前にもお話ししました。

  1.ストックのセッティング効果
ストック合わせが重要と言う1例ですが、2014年のNZのカナダガン猟ではレンタルのレミントン
11-87のチーク部の厚さが不足し、急遽ボール紙とガムテープで1.5mmほど厚さを増しました。
その結果、2連射9発射撃し8羽撃墜の7羽回収と言う快挙となりました。

カナダガンは強敵です。目も良く頭も良く容易に射程内まで来てくれません。
そして巨大が故の錯覚で、見た目よりも遥かに遠くを高速で飛んでおり、リードを合わせるの
が非常に難しく、筆者も初回は3度射撃にも拘らず捕獲ゼロの惨敗でした。
一方では編隊で飛ぶカナダガンはこれまた巨大が故に急速に方向を変える事は不得意で、
引き寄せに成功しリードさえ合えばダブルやトリプル撃ちは比較的容易です。

  2.使用銃
この時の使用銃は筆者も1時期使っていた頑丈さが取り柄のレミントン11-87を選びました。
レミントンはそれなりにたくさん売れている銃ですがの何処が良くないのかと言えば、
下記の4点です。1時期とは言えよくこれでベストセラーになったと思います。

機関部の重量が重過ぎ、その割に先が軽過ぎて動的バランスが良くありません。
右手グリップが細過ぎです。ストックのチーク部が薄く頬付けが決まり難いです。
パットエンドの角度が立ち過ぎていて連射時の肩への納まりが良くありません。

選択したのはインナーチョークの3/4絞りの28インチのバレルです。インナーチョークの方が
銃身先端部が厚く、適度に先重で動バランスは良好です。
グリップの細さは厚手の皮手袋でカバーし、パッドエンドの角度はどうしようもありませんから
諦め、チーク部の厚さ不足は冒頭の様に紙をガムテープで張り付け厚くしました。後は体に
馴染ませるのみ、数百回の裾銃練習をし実戦に備えます。

  3.実戦
猟場は1辺が500m位ある刈取り後の大きなトーモロコシ畑、その中央付近に10羽ほどの
カナダガンの群れが4ついます。
風下から接近、発見されない様に物陰に隠れ待機、もう一人が反対側に回り追い出す作戦です。

現地ガイドはここが良いと指差しますが筆者はそうは思わなくそこには現地ガイドが入りました。
筆者は更に50mほど離れた丘の上が良いと判断しました。
経験上カモ類は丘のすぐ左右を通り、今回は地形からやや左を通る方に掛けます。

やがて打ち合わせの時間となり、サブガイドはバギーでカナダガンの群れに突入します。
カナダガンは賑やかに鳴きながら高度を取りやがて追い風に乗って離脱します。

最初の群れと2番目の群れは高高度でパス、後続のやや低高度の群れを狙います。
コースはほぼ正面で読み通りです。最初のチャンスはほぼ正面から高度50m、速度は追い風
に乗って80~90km/hとかなりの高速です。

射撃角度70度から3号55gの3インチマグナム装弾の0.4秒毎の高速5連射の迎え撃ち、
初弾はリード不足で失中、2発目もまだややリード不足、被弾不十分ながら急速に高度を
下げつつあります。以後はリードも合い順調に命中、合計4羽が墜ち大成功です。

パッドエンドの角度不良も厚手のラバーパッドのおかげか予想外によくフィットし気分を
良くしました。ふと見ると次の群れが接近中です。
4つ目の群れはすでに散ってしまったと思っていましたが、遅れて飛び立った様です。
急いで弾込めしますが時間不足で4発しか込めない内に来てしまいました。

当初正面コースでしたが、先程と違い筆者をすでに認識しており右に切れつつありますが、
高度は先ほどより更に低く30m以下、高度を取るよりも離脱を優先した模様です。

距離も40mに詰まり射撃開始、射撃角度は丁度撃ち頃の40度です。進路は更にやや右寄り
になりましたが、先程と同じ感覚で初弾発射、1番近いのに命中、それでも離脱を急ぐ群は
編隊を崩さずに飛行を続けます。この辺は蜘蛛の子を散らす様なカモとは大違いです。

先回と同仕様の0.4秒毎の高速連射、連射の都度手前のガンに命中、次々と1直線に10m弱
の間隔で墜ちて行きます。絵に書いた様な4羽連続撃墜となりました。

僅かストックのmm単位の違いですが、大きな効果が2つあります。
1つは照準性の向上であり、頬に当たる様に構えれば自然にベスト照準ポジションが得られ
ます。もう一つは連射時の安定性の向上で、頬と肩によって上手く保持された銃は連射時
にも抜群に安定し、その為に成果も大きく変わって来ます。

初めての銃で試射無しのぶっつけ本番にも拘らず、驚異の命中率は応急製チークピースの
おかげ、1.5mmが勝負の大きな分かれ目となりました。
なお現地ガイドの方はコースが合わず射撃不能、彼の奨めに従っていたら今回も捕獲ゼロ
の惨敗に終わる所でした。カナダガン猟も筆者がガイドした方が良さそうです。

      2連射9発射撃から8羽撃墜の7羽回収の快挙でした。
      チーク部分の仕様は約1.5mm厚くなり、約1mm高くなりました。

  


Posted by little-ken  at 15:47射撃ハンティング

2016年07月25日

銃床のセッティングと動的射撃。

1.散弾銃の照準器はストック
散弾銃には照準器がなく、銃身の上に付いたリブを通して目標を見る事が照準になります。
その為にはリブの真後ろの線上に目が行く様に銃を構えなければなりません。
その精度は±1mm以下を要します。

ところが人間の顔はそれぞれ違い、従いまして銃床の形状はオーダーメイドがベストであり、
高級銃は全て特注です。旧日本軍の様に体を銃に合わせろと言うのはやや無理があり、
市販銃でも近年はアジャストが可能な物が増えつつありますが、それも当然の成り行きです。
散弾銃はスナップショットで銃を向けるだけで狙わなくても当たるのがメリットですが、良くセッティングされたストックが前提必須条件になります。

2.ライフル銃もスナップショットやスイング射撃は得意項目
実はこれライフル銃でも全く同じ事が言え、スコープ銃がスナップショットや動的に向かないと
言うのはストックのセッティングが合っていないからだったのです。
最新狙撃銃ではストックがアジャスト出来る様になっている物が増えて来ました。
ストックを正しく体格に合わせ、且つ裾銃練習をしっかり積めばスナップショットもランニング
射撃も必ず当たる様になり、それらは筆者の様に得意項目に変わる事でしょう。

    筆者が依然使っていたH&Kオート、自作の黒いチークピースがポイントです。
    オープンサイトの銃にスコープを後付けしただけではあまり成果を上げられません。

3.動的の撃ち方
今更と言う感じがしますが、飛行している鳥に対しどの様に当てるのかを考えてみます。
目に見える映像はリアルタイムの様な気がしますが、実は予想外に古い虚像です。
ではどの程度古いのかと申しますと弾の飛行時間の0.1秒も含めて経験上で約1秒です。
如何ほど古いかは別にして動的射撃はこの考え方を抜きには成立しません。

飛行速度を36km/hと仮定しますと10m/sになり、距離に関係なく見えている虚像の10m以上
前に銃を向けて撃たないと当たらない事になります。
実際はそんなに前ではなくリードは数mで撃つ人が多いと思いますが、それは銃が目標を追尾しているからです。

追尾が完璧で相対位置が変わらなければ1秒古い虚像と実像の位置関係は変わりません。
従いましてこの状態であれば弾の純飛行時間分、距離30mを300m/sで飛行すれば0.1秒
と言う事になり1m前を撃てば当たる事になり、これがリード射法の考え方です。

先ほどの一般的経験量のリードは数m、何故違うかと申せば、それは引き金を引く時に
銃が止まっている引き止まり射法をしている人が殆どである事からそうなります。
なぜスイングが止まるのかは銃の反動を体が受け止める為に力が入るからです。

4.動的射撃は散弾銃もライフル銃もスイング射撃
狩猟の実戦は距離も速度も飛行方向も定かではありません。その都度リードが変わり
ますが、これを後述のスイング射法で撃ちますと余りリードを考えずに撃っても当たります。
やり方は標的を追い越した時点で引き金を引くだけになります。実際は少し遅れて弾が
出ますが、その間も銃は目標を追い越し続け、それがリードになります。

速い目標には速いスイングで追い掛けますからリードも自動的に多くなります。
遠い目標には同じリード角度でも先が開いて距離に比例したリード量がこれも自動的に
得られると言う、恐ろしくアバウトですがかなり上手く行く射撃方法です。
実際は小粒弾で射撃距離が長くなると弾速の途中低下が大きくなり、その分のリードを
少し追加してやる必要がありますが、中距離までは非常に上手く行く射法です。

筆者はスイング射撃と秒速3発を実用化してから捕獲率はぐんと上がり、若い頃は愛銃
SKB1900でアルバイト、毎朝カモの定数5羽を捕獲してから出勤しておりました。
捕獲したカモは当時月給が5万円の時代に平均800円/羽で売れ、そのおかげで日本中の旅行に行けました。

    現在の筆者の愛銃:セミオートのSKB1900改12番フルチョーク、ベスト仕様は
    24インチリブ銃身 先台の前はバランス用の錘。ストックもパッドエンドの角度を
    多少変えていますが、それ位に銃床のチューニングは重要アイテムなのです。
    カモ撃ちバイトの頃は30インチフルチョークを使っていました。


スイング射撃で重要な事は安定した銃のスイングが不可欠と言う事になり、発射の瞬間に
サイトを見直す或いはリードの再確認を取ろうとするとスイングが乱れ、見ないで撃つと
言うのが正解になります。実はこのスイング射撃方法はライフル銃でも全く同様です。

ただ近距離パターン射撃の散弾銃はかなりラフ精度でも命中させられますが、しかし
遠距離で単弾を急所に当てるライフル銃の射撃精度は散弾時の10倍の精度を必要とし、
その為により完璧なスイングの保持が必要になります。

5.ライフルのスイング射撃の成功は散弾射撃がベース
射撃の極意のヒントになれば幸いですが、90%の普通のハンターは散弾銃で引き止まり
イカサマスイング射撃をしていますが、少し経験的補正を加えると何とか通用する程度になります。
これをヨシとすればそれ以上の上達はなく、浮き沈みの多い成果となりますが、それは
基本が間違っている点に原因があります。

しかしライフル銃の動的射撃にはそのイカサマスイングは通用しなく、それ故にチャレンジ
する気が起こらない程に当たらない、それが普通ハンターのライフル動的射撃です。
つまり、散弾銃もライフル銃も同じ撃ち方ですから、散弾銃が正しく撃てなければ
ライフル銃の動的射撃はやるだけ無駄と言う事になります。

   サコー75バーミンター改 ボルトアクション銃 口径308マガジン5発。
   本銃はStdから色々変更されていますが、これがベスト仕様だと思っています。
   変更箇所はストック後端カット2cm、軽量化、グリップの形状変更、銃身カット5cm。


本銃サコー75改ではピーク時にはほぼ連日5頭のAve.4.7頭/日を記録し、19日間に90頭
を捕獲、長期で見ても10シーズンに約750頭を捕獲、その内の350頭以上が走る鹿でした。
最大遠射は500mで2頭連続命中、300m遠射の3連続成功や、5発5中も2度達成しまして、
以後は回収が大変で遠射は撃たなくなり、複数捕獲も2頭に留める様になりました。

更にヒグマ6頭を捕獲、4頭がウォーキング又はランニング射撃、2頭は至近距離のスナップ
ショットでした。猛獣にも臆する事無く対処出来た事に満足しています。
海外猟7回では国内を遥かに超える海外の大物19頭を捕獲。
こうした多大な成果が上げられたのも、道具の選択が良かった事と、射撃の基本が間違っていなかったお陰です。

筆者の合計捕獲数は 1222頭、 29%をH&Kオート、61%をサコーボルトで仕留めた事に
なります。また散弾銃側ではアルバイトのカモ撃ちとボランティアの害鳥駆除で40年間に
軽く9000羽以上を捕獲、この95%以上を6本のSKB1900で捕獲しました。
筆者の狩猟人生の殆どはショットガンのSKB1900オートとライフル銃のサコー75改と共に過ごして来たと言えます。





  


Posted by little-ken  at 16:33射撃ハンティングランニング射撃

2016年07月20日

サボットスラグハンターのベストな出猟時期と注意事項。

サボットスラグ銃 のハンターの出猟時期・・・
・・・は当地区の場合ですと10月下旬から11月10日頃が良いと思います。
それ以外のシーズンになりますと、150m以遠の射撃が多くなります。
唯その時期は距離的にも出会い数的にも有利で、非常に人気が高くかなり早目の予約が必要です。
2016年はすでにその時期が埋まっており、宜しければ2017年度を受付けます。

昨シーズンのH生徒は10/28~10/31までに100m前後で30チャンスがありました。
彼は初回から確率1/3のフィーバーに当たり、もし100mの射撃能力を持っていれば相当の豊猟となり、迫力負けしなければ75cm級以上の大物も束にして帰還出来たと思います。

しかし50mしか射撃能力のないH生徒は残念な事にその良いチャンスの殆どを失中、結果的に50m弱の小物2頭を捕獲出来ました。それもフィーバーだからこそ至近距離の出会いも得られましたが、そうでない時期の鹿は100~150mになりチャンスもやや減少します。
11月中旬以降では近年150m以内で捕獲出来る射撃チャンスはほぼ無くなりました。

ガイド猟 の検討:要捕獲実績のチェック。
昨今は駆除が1年中となり、鹿の動きに精通していないと出会いを得る事が難しくなりました。1年中狩猟可能でそれが収入になると、移住を決意した知合いの並ハンターも複数いましたが、彼の技術では殆ど捕獲出来ずに共に屈辱の出戻りとなりました。

同様にガイド猟でも後述例の並クラスガイドでは捕獲レベルには達しない事も多くなり、ガイドの人選も重要な問題となりました。
W生徒はこの所は参加出来ていませんが、スクール以前には釧路方面ガイド猟3日間を3年連続で行い捕獲ゼロの連続でした。巷でもブログのも類似の奮闘ぶりが増えて来ました。

昨今ではご自分の都合の出猟時期では豊猟を望めません。
豊猟を望むならば、鹿の獲れる(鹿の移動)時期に出猟する事です。
特に射撃能力の低いハンターは腕の良いガイドの選択が重要な項目となりました。

エゾ鹿猟 のコストパフォーマンス:捕獲3.4倍エゾ鹿猟の圧勝です。
   1.本州鹿巻狩りは0.05頭/日-人、平均20回通わないと1頭になりません。
隣県まで高速を飛ばせば1回遠征には約1万円、1頭捕獲には約20万円が必要と言う事になります。本州巻狩りも意外と金喰い虫なのです。

3年目程度の平均的ハンターですと、3回見て1回撃って、3回撃って1回当たると言う確率、1回撃つ為の費用は6.7万円と言う事になります。
また本州猟では使用する猟犬が鹿より小型である事から大物を追い出す事が困難で、3段角の捕獲は難しく、小物オスかメスしか捕獲出来ない事が欠点です。
筆者はその昔には隣県の巻狩りで初回捕獲までには70回余通い、現価格で1頭捕獲に70万円も掛かった事になります。

   2.エゾ鹿猟遠征1回当りでは平均3.5日の実猟で総費用205万円です。
ガイド費用は17.5万円、往復には飛行機代等で3万円、合計20.5万円になります。

3年目程度の平均的な生徒ですと2頭/日の捕獲ですから、3.5日で7頭の捕獲となり、角長70cm以上の大物が1頭以上含まれます。
1頭捕獲する費用は約5.9万円、1回撃つ費用は約1.2万円と言う事になります。

   3.両者のコスト比較。
捕獲コストではエゾ鹿が本州鹿よりも約3.4倍優れている事になり、射撃コストでは約5.6倍優れている事になります。

内容的にも本州猟は小物が多いのに対し、エゾ鹿なら出会いの70%が3段角、味も圧勝、体重で2~3倍の立派な角を持ったオスを捕獲 出来ます。
元々目標が大きな角の鹿の捕獲と美味しい肉のゲットである事を考慮しますと、更にコスパは大きく広がる方向になります。

   4.コスト以外の比較。
第1にガイド猟で撃たせてもらっても面白くないと言う言葉を聞きます。本州巻狩りでは射撃こそ本人単独ですが、狩猟全体的に考えればグループと猟犬に獲らせてもらっている事になり、エゾ鹿ガイド猟ではそれがガイドに変わっただけで同等 と言えます。

第2としてエゾ鹿猟は本格的な100m以遠の高精度な射撃 を要し、ド迫力の大物 との対戦の中、全てが突然始まる為に 発砲準備動作の重要性 等々、本州猟にはない 各種課題も続出、決して射撃場の据物切りではなく、エゾ鹿猟の方が 難易度が高く、満足度も高い と思います。ぜひ体験して比較して下さい。

第3として幾らコスパに優れていても狩猟に掛けられる総額予算的限界や休暇日数的限界から、頻繁に通えない欠点 はどうしても残ります。
また捕獲だけが狩猟の楽しみではなく、本州鹿では20日楽しめるのに、同じ費用のエゾ鹿猟では3.5日しか楽しめず、この部分の評価は微妙です。

ただ北海道遠征は直行便があれば 日帰り猟 や1泊2日猟 も可能で、大掛かりで行き難いと言う言葉は必ずしも適切ではなく、飛行機も片道1万円強ですからそれ程の高額でもありません。

               この5年間の捕獲実績。
 年度  実猟日 出会い数 捕獲数 出会率回/日 捕獲頭/日 オス率% 大物率% 超大物%   備考
15年 13.5  073   18  5.41  1.33  92.4  44.4  5.5 羆1頭
14年 21.5  098   29  4.60  1.30  90.0  34.5  3.4 羆2頭、大物3頭
13年 12.0  057   23  4.75  1.92  88.0  21.7  0.0 羆出会4回
12年 18.5  116   34  6.26  1.84  94.0  29.4  0.0 最高大物出会
11年 31.0  154   60  4.96  1.94  90.0  31.7  8.3 大物新記録

               この5年間の主なトピックス。

 2011 R生徒(S)70cm   2011 T生徒(S)72cm   2011 U生徒(S)70cm
   3年目(5年) 累計16頭         3年目(4年) 撃墜累計9頭       初年度(6年) 撃墜累計2頭


 2012 I生徒(S)55cm   2012 J生徒(R)76cm   2012 D生徒(R)77cm
   初年目(2年) 累計2頭        初年目(35年) 撃墜累計200頭      6年度(16年) 撃墜累計50頭


 2013 O&M 生徒73cm他 2014 講師  ヒグマ280㎏ 2014 講師  ヒグマ400㎏超
     まとめて4頭,新記録       19年目(44年) 累計約1250頭     19年目(44年) 累計約1250頭 


  2014 U生徒78&73cm     2014 R生徒80cm       2014 R生徒
   2年目(9年目) 撃墜累計12頭        6年目 撃墜累計30頭        80,75,73cm、大物捕獲新記録


  2015 講師 ヒグマ220㎏  2015 講師 4日で大物8頭  2015 S生徒78cm他大物2頭
                過去捕獲ゼロは只の一人もございません。


  


2016年07月16日

本州鹿とエゾ鹿の比較。

エゾ鹿は永らく本州鹿とは別の種とされていましたが、今では本州鹿の亜種とされています。外観的な特徴はよく似ており、角の枝分かれ形状もポイント数も同じです。
しかし下記の様に違う点も多く、事実上別物として対処した方が正解だと思います。

  1体重:軽く2倍以上です。
本州鹿では成獣雄の体重は60㎏程度ですが、エゾ鹿では120kgを超えます。
ピン角でも大きいと体重が90kgを超え、成獣雄の最大では170kg程度です。
本州鹿は2人で軽く軽トラに積み込めますが、ピン角でも積めるかどうかの瀬戸際、
それ以上は人力積み込みでは不可能です。
エゾ鹿も本州鹿も昨今は過密で個体が共に小さくなっています。

  2角長:1.5倍、太さ2倍。
本州鹿では60cm程度ですが、70cmは全く珍しくなく80cmを超えます。
角長70cm超えを大物、80cmを超える物を超大物と呼んでおります。
超大物になりますと根元のクラウン部は缶ビールサイズです。
筆者は約1000頭を捕獲しましたが、80cm超の超大物は30頭、最大は88cm、70cm級大物は数え切れません。

  写真左:筆者が捕獲した30頭中の最大の本州鹿、群れのNO.2クラスでした。
  本州鹿には猟犬が付いておらず、単独移動中に筆者の100m射撃を受けました。

  写真右:1000頭余中のNO.3のエゾ鹿、10頭ほどの群れのボスでした。
  共に標準レンズで撮影し、2つの写真は縮尺もほぼ同じです。
  角のポイント数こそ同じですが、体格も角のサイズも開き具合も2種は全て別物です。

  3射撃距離:150m以遠。
エゾ鹿大物は積雪で山から降りる時期と繁殖時期が重なる場所ですと効率的に捕獲が出来ます。
山から降りたばかりの繁殖期の雄鹿は群れにならず単独行動を取りますが、ハンターの動きよりもライバルの動きが気になり、その地区で1番広い場所の中央で「我ここにあり」とアピールをします。

その為にボス級(ボス及びそれに準ずるNO.2)の射程距離は150mを超える事も珍しくなく、ライフル銃があると心強いと思います。

時には順位決定戦の前兆で50~100mの間隔を置いて数頭が睨み合っている事もあります。
実戦20日も通えば誰でもそんな時に出会えます。
上手く行けば睨み合いの鹿全てに対し射撃出来る事もあります。

そのアピールは5~10分程度で終わりますが、この場所と時間帯、及びどう言う日にそれが行われるかを心得ておけば、出会いを得るで事はそれほど難しい事ではなくなります。

1頭のアピールが終わると今度はそれに次ぐクラスがその近くの別の場所でアピールをし、以下それが順列に従って行われ、夕方はその逆の順序で朝とは違う場所ですがその近くで行われます。
群れのNO.2以降ならサボットスラグ銃の射程距離で捉えられます。

これに対して本州鹿の巻狩りは森の中で行われる為に射程距離は20m前後です。
4号バックショット等小粒系をフルチョークで撃つと効果的です。
   

  4大物捕獲成功率:大物の動きに精通し、迫力負けを克服すれば容易です。
狩猟形態の違いから本州鹿のボス或いはそれに次ぐクラスの捕獲には絶望的な困難を伴いますが、エゾ鹿ではそれなりに精通すればボス或いはそれに次ぐクラスの捕獲はそれほど困難ではありません。

その理由は「迫力負け」で、本州巻狩りでは猟犬が大物鹿より体格が小さく、迫力負けを起こしボス級を追い出す事が出来ないからです。

エゾ鹿では猟犬を使いませんのでその点は大丈夫なのですが、射手の体格を超えるエゾ鹿に対して射手が迫力負けを起こし、これを乗り越えないとボス級の捕獲は出来ません。
スクール生徒の統計では迫力負けを克服して超大物捕獲成功まで平均すると6.4年と22.6日を要しています。

1度迫力負けに耐性を持てばその後の捕獲は容易で、筆者はこの14年間で超大物30頭を捕獲し、生徒に5頭を捕獲させました。

  5角形状:成獣で3弾角の4ポイントである点は同様です。
しかしエゾ鹿は3歳で4ポイントになる事が多く、この時点で角長は最早本州鹿大物成獣を超えます。
全般に角の開き角度がエゾ鹿の方が大きく、角もかなり太く迫力が大違いです。

またエゾ鹿は2歳で3ポイントの2弾角になる事は少なく、先のみが分かれたカニ状の角になります。

  6:抜群です。
本州鹿には殆ど脂肪がなく、且つ肉が硬くなり、美味しいのはピン角以下の若鹿と雌とされていますが、エゾ鹿は解禁の頃ですとケツの脂肪は3cm前後有り、大きくなっても硬くならず、ベストなのは3歳前後の若鹿の雄です。
ピン角以下はは味が薄く、メスは若鹿でないとミルク臭くて敬遠されます。

またほぼ全域でエゾ鹿の方が遥かに美味しく、本州鹿の最上級とエゾ鹿の最下級が勝負の対象になる程の違いがあります。

  本州鹿に多い2段角、 エゾ鹿に多いカニ角、 巨大なエゾシカモモ、 脂肪の厚さ5cm。

  7体色:類似ですが夏毛は赤いです。
夏毛はエゾ鹿の方が遥かに赤茶色です。冬毛はほぼ類似色ですが、真っ黒から色の薄いのまで様々です。
 
  8捕獲数:一人1日で2頭捕獲は容易です。
本州鹿の巻狩りでは一人当たり複数を連日捕獲する事は絶望的な困難を伴いますが、エゾ鹿は技量があれば平均的な出会いが5回/日を超えます。
つまりモタ付かなければ1日に5回射撃出来、ミスらなければ、5頭を倒す事が出来、そして体力があればこの全てを回収する事が出来ます。

実際は出会いが朝夕に集中し体力面の限界から1日に2頭前後に留まりますが、次項のフィーバーに当たりますと1日中獲れマクリます。

  9フィーバー:鹿の移動日はバカ獲れです。
積雪により鹿が一斉に移動を開始し、山から降りてくる日を指します。
筆者は白糠で2度、数十頭の群れがあちこち全ての山で動き、合計では数え切れない推定数万頭が同一方向に一斉に山を移動するのを見た事があります。

  根室では1日に数十~数百頭の群れを何回も見ています。写真の様な群れが見渡す
  限り点在する事もあります。


  また繁殖期を過ぎるとオスだけの群れになる事も多々ありますが、巨大な雄鹿の大群
  に会える事も稀にはあります。


この様にエゾ鹿は大規模な移動をするのが特徴で、この特性は本州鹿には全くありません。
フィーバーは大きな移動の場合は前後の日にも渡り、数的にも出会いマクリ、内容的にも大物ズラズラ、何処に行っても鹿に出会え、捕獲数も5日19頭が最高で以下それに準ずる記録が目白押しです。
このフィーバーに会える確率は平均3.5日の出猟ですと約32%です。

また繁殖期の初期ですと順位決定戦でオス同士2~6頭の睨み合いの現場に遭遇する事も多く、上手く行くとその全てを捕獲出来ます。

  写真は順位決定戦の4頭を全て捕獲しました。またフィールドが広い為、ランニング射撃
  能力があれば言う前提で1つの群れから5頭を頂く事もそれ程の難易度ではありません。


   筆者も2011年にはボス争いの3頭まとめ捕獲に成功した事があります。
   まず左下に銃を向けたところ動き出し、ムービング射撃、残りは走り去りました。
   急いで車に戻って追い掛け、300m先まで車でダッシュ、上をランニング射撃1発。
   また車に戻って2km追い掛け、右下が疲れて立ち止まった所を250mから半委託1発。








  


Posted by little-ken  at 14:26ハンティング