2017年12月12日

「禅の心」作戦 その1。

「禅の心」作戦で 本州鹿大戦果。
本州鹿巻狩りの初心者及びこれから始めようとする人に助言です。
銃を所持するには1年間を要する数々の高いハードル、これを乗り越えて所持を達成した
のですから、3日坊主は1人もいない筈です。
しかしその新人ハンターが3年以内に80%も何故か辞めてしまいます。

野生動物の気配察知能力は理解不能の超能力レベルです。
それは鹿猟で射程内まで鹿を引き寄せる事が余りにも絶望的に難しく、姿すら見せてもらえ
ない連続敗戦が永遠の続くかの様に感じるからです。
その原因は鹿の五感が人間の想像以上に鋭く、人間は鹿の五感から隠れる事は出来ず、
射手の視界外で軽く交わされています。

鹿の感度はどの程度か? それは分かりませんが、以前の我が家の番犬は筆者の帰宅を
5km以遠から感じ取る事が出来ました。多数の車の中で筆者の愛車の接近が分かるのです。
勿論全ての番犬がそうではありませんが、飼い犬でもそうですから、命が掛かる野性の鹿の
行動もそれに準ずる程度と見た方が良さそうです。鳥も行動は違いますが同難易度です。
つまり人間の考えでは何をしても絶望的、鹿の欠点を突かなければ勝てる方法はないのです。

初回捕獲までは平均で30日以上を要します。
そんな連続敗戦出撃10日間までに、捕獲の可能性がもし見出せれば新人ハンターは生き残れ
ますが、見出せなければ辞めてしまうと筆者は考えております。
筆者の様に捕獲成功まで70余日も諦めない人はまずいないのです。
生き残った僅かな人はこの10日までに運良く出会いがあって失中或いはマグレヒット等々、
その捕獲の可能性を体験出来たラッキーな人達だけとなります。

.低率捕獲の原因とラッキーな初心者が生き残るメカニズム。
そのマグレのメカニズムとそれが低率である理由は次の通りです。鹿は圧倒的に足が速く、
猟犬はジグザグに歩き匂い追跡をします。鹿は数kmのリードを保っている事が通例ですが、
ゆっくり歩き数十m毎に立ち止まって気配を取りながら進む事を繰り返します。

この状態が全体の推定80%程度、この間で勝負すれば待ち場の射手との気配勝負となり、
射手が相当ベテランでも殆どが鹿の一方勝ちに終わります。
本州鹿巻狩りの獲れる率が低いのもここに原因があり、また初心者が鹿に会えなくて辞めて
しまうのもこれが原因です。

マグレのメカニズムはこうです。全体からすれば10%程度と思われますが、鹿はたくさんおり、
前の鹿を追跡中の猟犬は時に近くに隠れていた別の鹿を追い出します。
そうなれば鹿は数百mをダッシュして猟犬を引き離そうとします。この間に射手がいれば気配
勝負ではなくなります。
走る鹿の音は大きく未経験射手でも鹿の接近を感じ、ダメ元射撃で捕獲の可能性を感ずる事
が出来、マグレ被弾であわよくば捕獲成功となる事もあります。

筆者がもがいていた頃に比べて現在は10倍以上の鹿がおり、もっと簡単に獲れそうに思え
ますが、基本的な勝負の図式は今も全く変わっていない為、その難易度は変わりません。
しかし圧倒的に増えた鹿により、前の鹿を追跡中の猟犬が、別の新たな鹿を追い出す確率は
増えており、そのお陰で多少獲り易くなっていると思われます。

諦めから「禅の心作戦」
後刻に分かったのですが、筆者の獲れなかった原因は自己の気配の撒き散らしにありました。
野性動物の気配察知能力は予想より遥かに高く、理解不能のとんでもないレベルだったのです。

筆者は捕獲第1号までに70余日を要しましたが、その間も唯々何もせずに通い続けていた
のではなく、思い付く限りのあらゆる手法を試しましたが、それでもずっと連続敗戦でした。
その捕獲第1号達成となった当日は、もう考えられる手法は全て試し諦めの心境、大木を背
に丸見えの位置で見張りもせず「今日も絶対に獲れる筈がない」と「フテ寝」をしていました。
つまり何時もの撃ち獲ってやろうと言う「殺気」が消えていたのです。

これが結果的に「禅の心作戦」に近くなり、鹿は射手の気配を取れずに射程内まで来ました。
何時もは強い自からの気配の影で隠密接近中の鹿の気配を感じなかったのですが、自己気配
の低下により接近を感じ、心の中で射撃準備態勢が取れましたので、捕獲成功となりました。

「禅の心作戦」は鹿を何処まで引き寄せられるか?
つまり、本州鹿猟成功の最大のポイントは自己気配の振り撒きを如何に低下させるかと言う事
にあったのです。これだけ守れば他は全て誤差範囲だったのです。
1頭捕獲成功の後はすでに決心していた様にこの低捕獲率のアホらしい猟を辞める予定
でしたが、もう少し試したい項目が頭に浮かび、続ける事にしました。

9年目のその後は獲れず、物陰作戦を改良した10年目と11年目は平均値程度の捕獲でした。
開花したのは12年目、物陰作戦から「禅の心作戦」に変更した時です。
あれ程までに獲れなかった本州鹿を何と3週連続で捕獲成功しました。
鹿が連続で来たのはマグレですが、気配合戦と射撃勝負に勝利したのは実力です。

その後に「禅の心作戦」は一体何処まで鹿を引き寄せられるのかを試しました。
2回試し、結果は何と2mと5mでした。鹿の眼は左右に付いており立体的に見えず、丸見え
でもじっとしていれば発見される事は無いと言う事が、これで完全に証明出来ました。
これが鹿の欠点を突く手法であり、勝てるのはこの手法だけ、他の手法は殆どダメでした。

人間的に考えれば絶対に物陰の方が良い様に思えますが、物陰からでは周囲の動向が
見えず、ゴソゴソ周りを伺い、物陰とは言えGPSや無線等を運用するので、鹿に感付かれて
しまったのです。
本州鹿巻狩りの殆ど全員がこの物陰作戦を運用し、その結果の平均捕獲が0.05頭/人-日です。

筆者が禅の心作戦に変更してからは0.5頭/日-人となり、従来より一桁捕獲率が上がりました。
こうして筆者は本州鹿猟に12年間の約100日余を費やして開眼したのです。

               丸見え作戦の結果、3週連続3段角若鹿の捕獲。

本州鹿巻狩りの気配勝負を勝つ為には「禅の心作戦」。
筆者の開眼から次の4点を全て守れば、鹿は5日以内に貴方の射程内まで絶対に来ますが、
超能力を持った鹿との気配勝負である事を十分に自覚して下さい。

  1.けもの道が多数ある視界の良い場所で、大きな木等を背に座ってじっと待機します。
    更に肝心の1時間だけは呼吸も半分に控え、眼球を除き、仏像の様に微動もしない。
  2.見張りは全くする必要はありません。鹿が来れば自然に分かります。
  3.撃ち獲ってやろうと言う殺気を持たない様に、何も考えず禅の心の様に瞑想する。
  4.鹿が来ても銃を引き寄せない。銃は予め膝の上等に置き、撃つ時はスナップショットです。

禅の心で完璧に動かなければ、横に付いている鹿の眼では絶対に判別出来ず、彼らの
超能力でも絶対に感知不能です。
その為には肝腎の1時間だけはGPSや無線の運用中止に徹しなければなりません。
GPS上ではまだ遠くても鹿と猟犬はしばしば数kmも離れており、僅かな微動でも音声でも近く
にいる鹿には立ち所にバレてしまいます。

一方で自らの気配が低下していれば、隠密接近中の鹿は木の影で見えなくても手に取る様に
分かります。そして充分に引き付けスナップショット、気配勝負に完全勝利しておれば、鹿は
その瞬間にフリーズとなり、ダブルもイージーです。

射撃すると、発射音に続きボルト等の複数のメカ音が「ドガシャッ」としながらから空薬莢が
ゆっくり飛んで行き、僅かに遅れて「ボココッ」とバックショットの複数弾着音がします。
同時に各射入口周りの毛が立ち、それが波の伝搬状に広がって行き、それらが重なり合い
ながら直径30cm程でゆっくり消えて行きます。そして鹿がゆっくり倒れて行きます。

心が平静で頭が冴えている時、想定通りの動きならば、事象が非常にゆっくり進み、且つ
良く見えるのです。想定通りでない時は全ての事象が早送りになります。
  


Posted by little-ken  at 09:03ハンティング

2017年12月11日

「禅の心」作戦 その2。

本鹿猟とエゾ鹿猟の比較。
エゾ鹿猟は2倍のデカ鹿と3倍の勝負、頭数で6倍が獲れます
「禅の心」作戦で本州鹿の小物なら獲れる様になりましたが、ハンターなら誰にも更なる夢が
あります。それは寄り大きな獲物の捕獲、多数捕獲、難易度の高い捕獲、等々の達成です。
エゾ鹿猟なら本州鹿に比べかなり夢が近くなります。本州鹿に比べエゾ鹿は3倍も出会え、
要遠射技術ですが6倍も獲れます。捕獲したエゾ鹿は本州鹿の2倍以上です。
そしてそれでいながら1頭当たりのコストは1/7程度で済みます。

エゾ鹿には次の4つの狩猟方法があります。
  7-1.民宿巻狩り。
早朝に射手を待ち場に配置した後、猟犬を多数放して鹿の移動を促進させる通過待ち猟です。
本州鹿巻狩りの様に待ち場に来る鹿を待ち受けて撃ち獲ります。
手軽ですが難易度の高い気配勝負を要し、0.3頭/日-人の程度の捕獲ですが、初心者が
勝てるのはデメキン小物だけ、大物捕獲は絶望的です。

  7-2.忍び猟。
森の中を鹿の様に歩き、木の陰に隠れるエゾ鹿を先に発見して撃ち獲ります。
難易度も非常に高く、且つ脚力や体力もかなり必要であり、決して初心者向きではありません。
また相当なベテランでも捕獲成功率は流し猟には大きく至りません。

  7-3.流し猟:最も多く行われている狩猟法です。
牧草地に出て来る鹿を車で走りながら捜索し、比較的遠距離から撃ち獲ります。
気配勝負はありませんから、比較的捕獲率は高いのですが、150m以遠の本格的な射撃術と、
1年中駆除が行われる昨今で出会いを確保するには優秀なガイドが不可欠になります。
並以上のガイドであれば、捕獲成功率は民宿巻狩りの3倍程度の1日1頭程度となりますが、
ガイドが優秀でないと捕獲ゼロの可能性が高くなります。1番初心者向きですが、大物は特別な
行動を取り、大物に精通したガイドでないと大物は殆ど期待出来ません。

  7-4.ポイント猟。
筆者が開発した猟法ですが、大物鹿の行動を特に入念に調査し、天候の変化や鹿の行動等
を1週間程遡って考え、当日の大物鹿が出現する場所と時間をかなりピンポイントで特定し、
そこに直行する手法です。最高の出会い数と出会い内容が可能です。

そんな事が可能なのかと思われるでしょうが、出会い数は平均で5回/日まで高める事が出来、
出会い中の成獣オスの3段角の率は70%程度、角長70cmオ―バーの大物率が20%程度、
角長80cmオーバーの超大物率が5%程度まで高められる様になりました。

  エゾ鹿の最大捕獲は5日間で19頭、左:2週間で大物15頭、右:朝1番の大物4頭捕獲。

ポイント猟では3年程度で平均値の腕となり、捕獲成功率は2頭/日程度となり、その中には
0.5頭の大物が含まれます。超大物捕獲成功までは5年目の末期、平均19.3日の時です。
この様にポイント猟は1人チャーター時なら、本州巻狩りより40倍も高い捕獲率となり、しかも
大物や超大物の確率も2桁高く、魅力は超々のレベルであると言えます。

費用効率を飛行機代とガイド代も含めて考えますと1回の勝負が1万円強に付き、1頭が
3万円程になります。本州巻狩りの1頭に20回通う費用と比べてみて下さい。
1頭捕獲コストは絶対にエゾ鹿の方が大幅安価、しかもエゾ鹿は異次元の大物揃いです。

初心者初年度でも辛うじてですが捕獲ゼロは過去1人も無く、これは講師の指導力と本人の
努力の賜物です。90%以上が生き残ってエゾ鹿猟を楽しんでおり、本州巻狩りの80%が
辞めてしまうのと比べ、出会いを与える効果は一目瞭然、出会いが得られないから辞めて
行く裏付けが取れました。

ハンティングガイドの必要性
さてハンティングガイドに頼って獲らせてもらう事は非常に効率的である事はお分かり頂けた
かと思いますが、それは好ましくない事なのでしょうか?
筆者は本州鹿の巻狩りで12年間もがき苦しんだ末、独力で開眼する事が出来ましたが、
それとて筆者の完全な独力ではなく、グループと猟犬に獲らさせて頂きました。

エゾ鹿ガイド猟ではこれがガイドに置き換わっただけと言えばそうなりますが、ガイド猟は簡単
過ぎる据え物切りで魅力に欠けるのでしょうか? 
決してその様な事は無く、エゾ鹿は100~150mにおり、超本格的な射撃術が必要です。
ガイドは単に出会いを得る手伝いをしてくれるだけです。

銃は反動が強くそれを体が怖がり、発射直前に筋肉が硬くなり照準がずれてドカン、50mで
50cmの的紙に当たりません。
一方エゾ鹿の急所は直径15cm、それを100~150mで撃たねばなりません。
通常のハンターの70%以上がこの射撃能力を持っていませんが、この絶望的な差を約1年間
の事前射撃トレーニングで埋めるには、それなりのコーチが必要です。

50mで5cm以内を達成の後に初出撃を迎えますが、それでも捕獲は決して甘くなく、エゾ鹿
第1号の捕獲は実戦で5回以上の失敗を経験した後に、適当なサイズの小物と比較的近距離
で出会い、且つそのエゾ鹿がデメキンであった時に限られます。
デメキンとはめでたい(目出鯛)目が出ている鯛を上廻る超目出鯛の意味です。つまりガイド
抜きでは出会いが少な過ぎて、捕獲成功は余りにも遠い日のモノとなってしまいます。

超大物猟は通常の猟法では出会いを得る事が余りにも難しく、一般のハンターでは男の一生
を掛けても手が届かない存在です。
それが講師のスクールなら平均19.3日で手が届きますが、それとて6年以上になります。

ベストシーズンは10月25日から1ケ月弱です
本州鹿巻狩りより結果的に費用が決違いに安く済むのがエゾ鹿ガイド猟、大物が桁違いに
獲れるのがエゾ鹿のポイント猟です。
これが出来るガイドは北海道でも僅か数人だけ、本州では講師のみ、ぜひ10月25日~
11月20日のベストシーズンの出猟を検討して下さい。
残念ながら年末年始の頃は鹿が半減以下となり、そこに数倍のハンターが来て最悪です。

初年度は「手ブラで帰らない」の程度ですが、2年目には家を出たその日の夕方猟で早々と
捕獲成功は何ら珍しい事ではありません。初大物捕獲成功も上手く行けば2年目の後半です。
2017年度は初心者を含めて全員が大物捕獲に成功しました。
到着当日の夕方猟と翌日の朝猟だけでも可能な程、手軽に来れるのも特徴の1つです。
U生徒は僅か4年間の12日の出猟、そして18頭の捕獲でNO.2とNO.10の2頭もベスト10入り、
他に紋別の超大物では下写真の様に81cmが3名、80cmが2名います。
これを見ますと遠く根室まで行かなくても、超大物は紋別でも十分な可能性があります。

    生徒による大物記録と本州鹿の比較。

NO.2、88cm、2017.11.13、紋別解禁猟、山口U生徒。
筆者の1050頭余20年間と同じ結果を、僅か18頭目の4年間で引き出してしまいました。
夕方の恐らく出勤途上のデメキン鹿に150mの距離で発砲、弾着は20cmズレ、200m程走られ
森に消えましたが、翌日のカラスのお告げで回収されました。

NO.10、85cm、2016.11.14、紋別解禁猟、山口U生徒。
紋別エリアでは筆者が86cmを捕獲して以来15年間で350頭以上を捕獲、84cmを超える捕獲
はありませんでした。生徒による81cmを超える捕獲はありません。
U生徒の120mからの第1弾は角に命中、しかし走られました。それを追掛け第2弾は180mから、
今度は頭蓋骨に命中と言う、2度のマグレが重なって捕獲出来ました。

最大の本州鹿、推定53cm、1995年頃の12月、愛知県額田郡山中。
筆者捕獲26頭中の最大のみならず、本州鹿巻狩り18年間で100頭程を見た中でも最大でした。
首の毛がかなりスレる戦いの痕跡が多数あり、ボス鹿と思われます。
筆者は80m時に接近を感じ、同時に鹿も筆者を感じたらしく、70m付近の林の中で10~20分に
渡りフリーズとなり、「禅の心作戦」で唯一寄せ切れなかった鹿となりました。
やがて木々の間に急所が僅かに見え、正面70mから心臓狙いで発射、捕獲に成功しました。

  超大物捕獲は24~39位(81~80cm)間に4名の生徒が5頭の超大物を捕獲しています。
  


Posted by little-ken  at 10:47ハンティング

2017年11月20日

超大物エゾ鹿 ベスト1~5

NO.1、88cm、1998.12.27、根室S牧場、クリスマス猟。
根室猟2年目、S牧場奥、車両後方直後をスリ抜け様とした超ベテランエゾ鹿、筆者の未完成であった50mからのランニング射撃で即死となりました。
そして以後20年間で1050頭余を捕獲しましたが、これを上回るサイズは捕獲出来ておりません。


NO.2、88cm、2017.11.13、紋別解禁猟、山口U生徒。
筆者の1050頭余20年間と同じ結果を僅か18頭目の4年間で引き出してしまいました。
夕方の恐らく出勤途上のデメキン鹿に150mの距離で発砲、20cm程弾着がズレ、200m程走られ森に消えましたが、翌日カラスのお告げで回収されました。


NO.3、87cm、2008.1.10、根室正月明け猟、F誌取材の日でした。
K嬢や他のスタッフには捕獲能力が無く、彼らの飛行機の到着直前取材用に捕獲した鹿です。
発見時すでに走っていましたが、筆者は150m先の丘のトップで止まると予測、「待ってたホイ射撃」で即死となりました。

NO.4、86cm、2002.11.23、紋別解禁猟。
紋別スクール開講初年度の事でした。
150m先におり射撃、100m程で倒れました。
その後紋別では15年間に350頭以上を倒しましたが、これを超える鹿を捕獲する事は出来ませんでした。
U生徒は僅か18頭でこの記録を塗り替えました。


NO.5、86cm、2008.12.18、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
11月初旬頃に阿寒の山を降りた鹿が、根室には12月20日前後に到着します。
モンゴル丘はこの通り道の1つとなり、この頃の悪天候明けがクリスマスフィーバーとなります。
250mのボンネット射撃で即死しました。



筆者は初期には解禁猟から根室に出撃しておりましたが、やがて解禁猟は紋別に移し、10月25日頃から1カ月弱、根室にはクリスマスフィーバーと正月明けフィーバーを狙って各々2週間ほど出猟しする様になりました。

筆者の捕獲は約20年間でエゾ鹿1050頭余、80cm以上超大物は33頭となります。
内訳は紋別地区が11頭、根室地区が22頭となりましたから、80cm級超大物はやはり根室の捕獲率が2倍高く、行くなら根室となります。
更に85cm以上になりますと捕獲が8頭となっており、内7頭が根室ですから、85cm級を狙うなら最早根室しかないと思います。

下記に両エリアの特徴をまとめましたが、紋別解禁猟は交通の便も比較的良く、酷い悪天候も少なく、過去15年で予定日に到着出来なかった、または帰れなかった生徒はゼロです。出来れば必ずフィーバーが含まれる5~6日の連続出猟が望ましいのですが、3~4日の短期間出猟で初級~中級までのハンターが大物を狙うには最短コースで適していると言えます。

一方、根室ではクリスマス猟と正月明け猟のどちらも大きな鹿がたくさん居るのですが、射的距離は長く、照準時間は短く、そしてすぐに走り出します。
中級~上級向けのハンターに適しますが、本物のエゾ鹿猟を堪能出来るのは根室ですが、飛行機の便が余り良くありません。

事例は多くありませんが、根室猟の難易度の例として、紋別解禁猟で概ね並の成果を上げられた新人が、根室に行ってまるで歯が立たなかった事が複数例あります。
原因は鹿が大きく迫力負けをし易くなる事、射撃距離が長目である事、照準時間が短目である事が上げられます。過去数名がチャレンジしましたが、惨敗とまでは言えないまでも大きな成果を上げられた生徒はおりません。





  


2017年11月20日

超大物エゾ鹿 ベスト6~10

NO.6、86cm、2009.1.11、根室モンゴル丘、正月明け猟。
大きなブリザードで鹿は2日間動かず、食事が出来ていませんでした。ブリザード明け後の夕方まで待ち切れず、14時頃に餌を食べに出て来ました。
そこを150m先から狙撃1発でした。
根室の1月はこのブリザードで面白くなります。


NO.7、86cm、2011.1.21、根室、正月明け猟。
狭い根室半島ですが鹿の渡りコースは半島の南側と北側の2本があります。南部コースがモンゴル丘を通り、この鹿は北部コースで捕獲しました。
8頭の大物オスの群れから2頭を頂く事が出来ました。右が85cm、左は78cmでした。


NO.8、85cm、2005.12.23、根室モンゴル丘、クリスマス猟。
モンゴル丘は基本的には通り道ですが、しばしば沢には多くの大物鹿が日中も滞在します。
後方の高い所から射撃しましたが約300mです。
沢に隠れる鹿はじっと見ているとやがて僅かに動き出し、そこを遠射します。

NO.9、85cm、2009.12.18、根室、クリスマス猟。
クリスマスフィーバーの大移動で捕獲しました。
積雪が多くなりますと大きな群れで行動をしますが、この鹿はその到着の走りでまだ単独でした。
NO.7の鹿とかなり近い位置で捕獲しました。
300m遠射で決めました。


NO.10、85cm、2011.11.14、紋別解禁猟、山口U生徒。
紋別エリアでは筆者が86cmを捕獲して以来10年間85cm級は捕獲がありませんでしたが、U生徒の120mからの第1弾は角に命中、しかし走られました。
それを追掛け第2弾は180mから、今度は頭蓋骨に命中と言う、2度のマグレが重なって捕獲出来ました。




紋別解禁猟の特徴
10月25日前後より高い山の冠雪により山を降りるエゾ鹿は調度繁殖期と重なり、ハンターの良く見える平場で繁殖行動を取りますから、大物鹿との勝負が容易になります。
群はメス鹿5頭前後にボスが付き、その近くにNO.2やNO.3が隙を伺う構造です。

メスの群れは敏感で行動を共にする群のボスを倒す難易度は高いのですが、ボスが引き上げるとNO.2が牧草地の真ん中で「我ここにあり」とアピールし、それが引き上げるとNO.3がアピールし、夕方にはこの反対が行われますが、近年はそう言う図式は多少低下しておりますが、射撃距離は150m前後に多く、解禁寄りの方が短距離、その後は徐々に遠くなる傾向にあります。アピール中の鹿は照準時間は比較的もらえますから射撃は容易です。

出会い中の70%以上が成獣3段角、角長70cm嬢が20%程度、角長80cmクラスでも5%程度の出会いが期待出来ます。3日猟で平均4頭の捕獲、捕獲中の過半以上が3段角、3~4頭捕獲すれば70cm級大物が1頭含まれ、狩猟未体験初心者でも捕獲ゼロは過去15年間なく、サボットスラグでもかなり善戦出来る、経験の少ない人向けのエリアです。
恐らく成獣オス大物に世界で1番近い猟場だと思います。

根室クリスマス猟と正月明け猟の特徴:
クリスマス猟
11月初旬頃、遠く阿寒や摩周方面の山を降りた鹿はその1部が根室半島に向かいます。
その根室半島に最初の到着が12月20日前後になりますが、根室半島は先端が細くなっているので中場より先は鹿の密度がかなり増して来ます。

エゾ鹿は元々日本鹿の中では大きいのですが、根室と別海地方の鹿は特に大型が多い事で有名です。紋別地方ですと82cmを超える鹿は激減しますが、ここでは85cm位までは特に珍しくありません。冒頭の様に80cm以上超大物33頭中、根室地区では紋別地区の倍の22頭を捕獲、85cm以上になりますと8頭中7頭が根室であり、根室の方が明らかに大物が多く、85cm以上を求めるなら根室でなければと言う事になります。

12月中旬には根室半島に取ってまだ根雪となる積雪はありません。
メスは10頭強の群れが多く、まだ遅れて発情するメス鹿もおり、群れに付いて行動する  オス鹿も稀におり、単独でアピールするオスも稀にいます。
オス群れもまだ余り大きくなっておらず、せいぜい数頭です。

エゾ鹿は150m前後に多く、サボットスラグではかなり不利になります。
また照準時間も紋別に比べて余りもらえず、射撃の難易度はかなり増します。
社会経験の多い大物ほど短時間に的確にナミビアポイントを撃ち抜かないと、被弾強い大物エゾ鹿は確実に未回収になってしまいます。そう言う場面をイヤと言う程見て来ました。

悪天候明けに大きなフィーバーとなる事が多く、筆者はこの時期に朝夕5頭ずつ1週間続けて捕獲した事があります。これはフィーバーが1週間続いた事を意味します。
85cm超も半分強はクリスマスフィーバーで捕獲しています。超大物対戦、複数捕獲、遠射、ランニング射撃等々にチャレンジするには圧倒的に根室が有利です。

正月明け猟
正月明けになりますと大きなブリザードがあり、出撃不能率が高まりますが、一方でそのブリザード明けは超ビッグフィーバーになる可能性が高くなり、夢の様な猟が出来る様になります。それにはクリスマス猟も同様ですが、フィーバーに2度会える様に10日以上の滞在が必要で、どちらかがビッグフィーバーになる可能性がかなり高いからです。

メスの群れも巨大になり、時に数百頭を超える群れになる事もあります。
オスも大群れになり、時に100頭を超す大群れになります。
2007、2009、2010年には特に超大物がズラズラ獲れました。
写真は2009年1月、21日間で10頭もの超大物が捕獲された時の物です。
また2010年にはS牧場会員約10名全員が80cm以上の超大物捕獲に成功した事もあります。

根室は北海道の東の端、最寄りの空港も中標津空港しかなく、直行便は東京からの1便だけ、交通条件的にも不利となり、超大物猟はビッグフィーバーに会わなければ成立が難しくなり、成功を得る為にはかなり長期滞在を余儀なくされ、射撃条件もかなり厳しくなります。
しかし、難易度は高い物の他地区に比べ圧倒的なエゾ鹿猟を楽しめます。



  


2017年11月15日

2017年度紋別解禁猟の総まとめ。

講師が北海道に出発しようとしたその日は大型台風で太平洋フェリーが欠航。
同日の日本海フェリーも欠航、急遽出撃を1日早めると言うアクシデントから2017年度猟は
始まりました。

台風により峠は積雪30cm以上、そんな事から第1期からフィーバーが期待されますが、
気温は相当高く、山から降りる本格的なフィーバーには至りませんでした。

それでも第1期にはかなりの出会い数と内容が得られ、スラグ2年生の熊本のH生徒は
76cmを捕獲出来ました。彼の銃はR生徒から譲り受けたサベージです。

2期がキャンセルされた為、2期と3期はまとめて岐阜のE生徒のチャーターとなりました。
出会い数は並にある物の中~小型が多く、最後にやっと大物78cmを捕獲出来ました。
その後も5日前後毎に悪天候があり、その前後にはそれなりに出会いが多くなるフィーバー
がありましたが、ビッグフィーバーには発展せず、何時も半日程度に終わりました。

4期の大阪K生徒の時には大物フィーバーが起こり、80cm超にも3度の大戦が出来ました。
内2回は至近距離で出会いでしたが、狙い込み過ぎ発砲に至らずに終わりました。
また3回目の超大物の未回収も後刻カラスのお告げで見付かりましたが、もう帰った後でした。
最初の発砲に至らなかった超大物も後刻6期の山口のU生徒により捕獲されました。
不運の塊の様に思えますが、要はやるべき事をしなかったのでそうなっただけなのです。

5期の神奈川F生徒は56歳で数か月前に銃を取得したばかり、捕獲ゼロの心配がありました。
しかし結果は開けてみればまさかの4頭捕獲、しかもそれには74cmと71cmが含まれると言う
大物2頭の快挙となりました。

捕獲はマグレの連続でしたが、初年度4頭、しかも大物複数、これでヨシと思えばもう上達は
止まってしまいます。そうならない事を期待したいと思います。
F生徒の出来事が本年度1番のトピックスかと思われましたが、違いました。

最後の6期の出会いはやや低調でしたが、U生徒が何と88cmを捕獲してしまいました。
U生徒は昨シーズンにマグレで85cmを捕獲、これを上回る事は講師が紋別で350頭以上を
捕獲しても86cm止まりでしたから半永久的に不可能の筈でした。
しかしU生徒のツキには驚きました。
僅か1年後に意図もあっさり更新、18頭目の捕獲で紋別の最高記録も大幅に塗り替えました。

しかも角長88cmは講師が1050頭捕獲した中の最大トロフィーと同じです。
僅か18頭でこれと同等に並ぶ等と言う事は、明らかにツキ過ぎですから、きっと何か大きな
良くない事が彼に降りかかる事でしょう。
因みに筆者は2000年末に交通事故で死に損ない、復帰に2年を要しました。
これを切っ掛けに仕事を卒業、スクール開設となりました事は御存じの通りです。

               2017年度 紋別解禁猟のまとめ。
    生徒名  出猟日 出会い 捕獲  失中 未回収 至らず パス 大物捕獲 経験
  熊本 H生徒   3    16    3    5    3    2   3  76cm スラグ2年生
  岐阜 E生徒   6    26    8    8    6    3   1  78cm スラグ2年生
  大阪 K生徒   3    11    3    0    3    2   3  72cm ライフル2年生
  神奈川F生徒   4   12    4    3    0    3   0  74&71cmスラグ1年生
  山口 U生徒   3    11    5    4    4    1   0  88&71cmライフル2年生  
     総出猟19.0日、出会い合計76回、捕獲合計25頭、失中合計16回。 
   平均出会い数 : 4.0回/日 、平均捕獲数: 1.21頭/日 、平均捕獲総数4.1頭/人。

2017年度の出会い数は低調で、4.0日/回と平均の5回には多少至りませんでした。
スクールの生徒も高齢者が全て卒業し大幅に変わりました。
スラグ1年生が1名、2年生が2名、ライフル2年生が2名となり、捕獲数は全盛期の2.3頭/日
には至らなくなりました。
更に出会いの減少もあって平均捕獲は全盛期の約半分の1.21頭/日に留まりました。

紋別スクールの本年度はヒグマに2回も会え、超大物にも9回会え、88cmと言う超怪物も捕獲
され、魅力が大幅に増しています。(但しヒグマは通常生徒には対象外となります。)
本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。

講師と紋別郡の大物エゾ鹿&ヒグマは皆様の参加をお待ちしています。
2018年度はすでに2カ所が埋まり、3カ所目が埋まろうとしています。お早目に。
初参加の皆さん、たぶん達成不可と思いますが、ぜひ捕獲ゼロにチャレンジして下さい。
捕獲ゼロの場合、諸条件を満たせば次回半額で再チャレンジが可能ですが、捕獲ゼロ自体が
過去15年に1度も無く、再チャレンジ制度の運用は1度もありません。

U生徒の88cmは4ポイント目が見事なほど長い超太角、1000頭に1頭級、アマチュアでこれを
捕獲した人は、長いエゾ鹿猟の歴史でもほんの数人しかいないのではと思います。
紋別スクールはこうした奇跡の出会いが可能な数少ないエリア、これぞエゾ鹿猟と言う狩猟が
出来ます。講師の出会い技術+紋別エリアですと、出会い中3段角成獣オスの比率は70%以上、
角長70cm級なら出会い中の20%前後、80cm級でも5%弱の出会いがあります。



  


Posted by little-ken  at 23:06EHG5205実戦記

2017年11月14日

第6期:山口U生徒。

11月11日:到着日はブリザード、鹿の出会いはゼロでしたが、ヒグマと出会いました。
ハンティングベースに向かう途中で国道脇にヒグマを発見、アプローチするも逃げられてしまい
ました。本年はヒグマにこれで2度遭遇、共にもう少しの所でしたが、上手く射撃ポイントまで
持ち込めず、結果は至りませんでした。
尚、ヒグマはこの日を境に冬眠に入った模様で以後の痕跡を断ちました。

11月12日:フィーバーはまだ始まらず。それでも71cmを捕獲。
60cm級を150mで失中、次いでメスをまずは肉を確保と言う事で100mで捕獲しました。

その後まだ鹿が降りていない為、林道なら降りつつある鹿に会えるかと向かい、木の間に
75cm級を発見、何とか首を撃てるポイントを見付け50mから射撃、捕獲しました。
かなり太くで大物なのですが、4ポイント目の伸びが悪く、角長は71cmでした。


           先が貧弱でなければ相当な大物の71cm。

11月13日:フィーバーが始まり、1日に2度の超大物チャンス、失中と未回収。

AMはまだフィーバーが本格化しておらず、55cmと60cm級を200mと70mから射撃、共に捕獲
しました。U生徒はライフル2シーズン目、昨シーズンはナミビアポイントを狙って頭に命中と言う
マグレで85cmを捕獲しました。本年度は一応狙った周辺に弾が飛んで行く様です。

PMは大物が動き始め、80cm級が100mにいましたが走られ、ランニング射撃を試みますが
失中となりました。タイムリミットも近付いた15:30頃、超大物を85cm級を150mに発見、狙うは
勿論ナミビアポイント、しかし結果は200m以上を走り森の中に消えてしまいました。

要はナミビアポイントにヒットせずその場に倒れなかったと言う事です。
しかし胸を撃ち抜きましたから上手く行けば回収が出来るかも知れません。
カラスのお告げに期待です。

11月14日:フィーバーは早々に終わり、2チャンス、1失中1未回収。
カラスのお告げがあり、昨日の85cm級の超大物が回収されました。
ヒット場所はナミビアポイントから後方に20cm下方に10cmでした。
本シカは11月04日のK生徒が発砲に至らなかった超大物です。


 左:2016年度角長85cm、中:2017年度は何と何と角長88cm、右:1998年講師の88cm。

昨シーズンにマグレで85cmを捕獲、これを上回る事は講師が紋別で350頭以上を捕獲しても
86cm止まりでしたから半永久的に不可能と思われました。

  しかし、何とその翌年、意図もあっさり更新される事になりました。
  しかも角長は88cm、これは講師が1050頭捕獲した中の最大トロフィーと同じです。
  そして講師のトロフィーに比べ、ややですが、太くて良好なバランスです。


U生徒は3日間で11回のチャンスがあり、88cmと71cmを含めて5頭を捕獲しました。
尚、本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。

U生徒は筆者350頭に対し、これを僅か18頭目の捕獲で紋別の最高記録も塗り替えました。
U生徒は3日間で11回のチャンスがあり、88cmと71cmを含めて5頭を捕獲しました。
明らかにツキ過ぎですから、きっと何か大きな良くない事が彼に降りかかる事でしょう。


  スケルトン仕様でトロフィーをお持ち帰りです。凱旋パレードは羽田空港3周の予定とか。

紋別スクールはヒグマにも超大物にも会え、魅力が増しています。
本年は初参加生徒を含む全員が70cm級以上をお持ち帰りと言う新記録も生まれました。
講師と紋別郡のエゾ鹿&ヒグマは、皆様の参加をお待ちしています。
2018年度はすでに2カ所が埋まっています。お早目に。


  


Posted by little-ken  at 22:17EHG5205実戦記

2017年11月10日

第5期:神奈川F生徒。

11月07日:到着日早々の2チャンス、発砲出来ず。
銃を所持して僅か数ヶ月、もちろん狩猟経験はなく、事前スクーリング2回を受けています。
80mのカニ角と50mの65cm級に超デメキンチャンスがありました。
後者は順位決定戦の6頭でしたが、初めてのエゾ鹿の対戦に発砲の決断がモタ付き発砲に
至らずに終わりました。明日までにアレに間に合う様に修正を考える宿題となりました。

11月08日:AMに5チャンスがありましたが、サボットの射程内は2回のみ。
朝1番は60cm級がおり今度は発砲出来ましたが、僅かに遅く動いた直後の発砲となって
しまいました。明日までにまたもう少し早く出来る様に修正が宿題となりました。
また65cm級2頭が150mにおり射撃しましたが、これは命中しませんでした。
他に250m以遠に3度程チャンスがありましたが、当然射程外で見送る事となりました。

鹿が獲れなかったので暇過ぎてPMはレインボウ釣りから始まります。レインボウは1時間程
食べ頃を5匹釣り上げました。
明日の天候異変の前に動くかと思われましたが、結局は鹿の動きは全くありませんでした。


カラスのお告げがありました。11月6日にK生徒が未回収となった超大物が見付かりました。
角長は80cm弱、太角の良型です。ヒグマによりしっかり埋められていました。
その事はすぐ近くにヒグマが潜んでいると思われ早々に退散しました。
久しぶりにヒグマの塚を見ました。

11月09日:何と初捕獲が74cmの大物でした。

 左:朝1番の堂々の太角74cm、これが銃所持初年度の初捕獲、スクールの新記録です。
 右:夕方には細角ですが、70cm1日2頭の大物捕獲もスクールの新記録です。


昨日はかなりの雨、夕方の出会いはゼロでしたから、本日朝にはそれなりの出会いが期待
されます。ところが早朝の時間帯にも拘らず情けない程しか出ておりません。

ベース前に広場には1頭出ておりますがまだ6分前、更に奥の本命場所を見に行きますが、
何と空振り、急いでベース前に戻ります。
時間は日の出後2分、まだいるかと思いましたが、何と前より好条件の所にいます。
F生徒は車を降り、クマザサの影からアプローチ、講師はエゾ鹿の気が生徒に向かない様に
する為、ウインカーを点灯しながら車を動かしたり止めたりバックさせたりします。

早く撃てば良いのですが初年度のF生徒は中々撃てません。もう距離は50m程になりました。
そしてやっと発砲、もう4度ほど対戦していますから、当たるだろうと思っていました。
狙いはナミビアポイント、そして発砲、何と信じられない事にその場に座り込みました。

実は先にも記しましたが、F生徒は銃を数ケ月前に取得したばかり、もちろん狩猟経験もあり
ません。それが見事なナミビアショット? 
結果はナミビアポイントから数十cmずれてネックショット、フェデラルの弾頭も回収出来ました。

解禁から時期も過ぎており、通常ではサボット射程内の鹿がかなり少なくなる季節、所がまだ
気温が10度もあり、本格的な積雪は無く、山から降りて来ない鹿もいる程です。
つまり解禁の時期と余り変わらない状況と言えます。

PMは日没30分前、70cm級が80mにいました。やり方はほぼ同じ、車に鹿の気を引き付けて
いる内に生徒は射撃位置に付くと言う作戦です。
横向きの鹿のナミビアポイントを狙って、今度はケツ近くの背骨に命中、腰砕けとなりました。

11月10日:本日も2頭捕獲。
朝は何と150mで65cm級に射撃、クリーンキルかと思われましたが、回収を後刻としたところ
ヒグマに先を越されてしまいました。弾着のズレに対しては証拠不十分で何とも言えませんが、
その前後を考えますとマグレ臭さは拭えません。
その後80mで50cm級に命中、20cm程ズレておりましたが50m走られただけで済みました。

イヤハヤ驚きました。マグレも4度続けば本物かも知れません。
本来の時期であれば初年度F生徒は手ブラで帰らなければならない確率は相当高かったの
ですが、手ブラを免れたばかりでなく堂々の大物、更には1日に2頭の大物と言うスクールの
ダブル新記録の捕獲となりました。それだけではなく更に2頭を捕獲、4連続命中となりました。

ただ4頭共着弾は数十cmもずれており、まだ実力で捕獲したとは言えない状態ですが、
それでも快挙である事に間違いはありません。
これも6月と9月に行った事前スクーリング2日間の成果と言えます。事前スクーリングは生徒と
して申し込まれた人を対象に愛知総合射撃場で行っている無料射撃指導です。

彼の道具はブローニングAボルト12番、弾はフェデラルです。
Aボルトはセーフティーとボルトの操作性に大きな問題がある物のそれなりに優れた銃です。
全体的な仕上がりやトリガーの具合もサベージの比ではない良い仕上がりです。
右は太い角74cmのネックから回収したフェデラルの銅弾頭です。



  


Posted by little-ken  at 22:21EHG5205実戦記

2017年11月06日

第4期:大阪K生徒。

11月04日:到着早々65cm級を捕獲。80cm級に会うも発砲に至らず。
120mから射撃しましたが、ナミビアポイントより多少ズレて走り出しました。
150mほど走って倒れ、回収出来ました。

夕方時間ぎりぎりに85cm級が出現、アプローチ中の走り出し森に入りました。
追い掛けて射撃出来そうな状態に持ち込めましたが、照準に時間が掛かり過ぎ、発砲出来ずに
終わりました。尚、この85cm級超大物は後刻6期のU生徒により捕獲されましたから、K生徒の
心は穏やかではありません。

本年は10月27日に繁殖期が始まったかに見えましたがすぐに途絶えてしまい、11月4日に
本格的に始まった様です。スクールの歴史15年中で抜群に遅い繁殖期の始まりです。


             北海道では非常に珍しい2段角。

11月05日:連休でハンターが多く、カニオス1頭の留まりました。
朝1番は積雪明けの連休で何時もより多目のハンターがウロ付いており、これに勝ち合わない様な作戦を選びました。何時も世話になっているY牧場裏に70cm級が300mにいます。ライフル2年生のK生徒は初の300m射撃のチャレンジです。
結果は命中した物の未回収に終わりました。

やがて場所を変更し林道コース、60m級が130m先にいます。
真後ろを向いており撃ち難い角度からの射撃、結果はヒットした物の又もや未回収、その直後
に今度はピンオスに出会いましたが、まだ他の大物がいる気がしてパス、結果としては大物は
おらずこれを撃つべきでしたが、後の祭りです。

11月06日:夜半から強風、朝は風の影響の少ない地域に遠征し、72cmを捕獲しました。
朝1番は80cm級が80mに出ましたが、立ち止まりの場所とタイミングが合わず、発砲に至り
ませんでした。その直後72cmを捕獲しましたが、命中度は今一でした。

その後、別の80cm級に250mで出会いましたが、命中したのですが未回収に終わりました。
この鹿は翌々日にヒグマの塚となっているのが発見されました。
本日夕方は一応フィーバーと言える様になり、400mにメス数頭を連れたハーレムが2回出現
しましたが、ライフルと言えどもやや射程が長過ぎ、共にパスとなりました。


                 ビッグボデーの72cm。

11月07日:朝猟は帰りの飛行機の関係で出来ず、2017年度が終わりました。
K生徒の紋別解禁猟は3日で11チャンス、捕獲は72cmを初めとする3頭、失中はありませんが
未回収3、発砲に至らずが2回、パスが3回となりました。弾薬消費は10発強でした。

また250~330mの大物以上のチャンスが2回あり、共に命中はさせましたが未回収となりました。
ライフル2年生のK生徒は遠射の可能性を十分に感じる事が出来ましたが、残念な結果に終わり
ました。この原因は倒せるポイントが前足軸線上にあるのですが、どうしても体の中心寄りの
照準になってしまう事により起こります。

何はともあれ、超大物に対しK生徒の時期が本年度の最高であり、K生徒自身に取っても過去
最高の内容だったと思います。

3日間に3回もの超大物チャンスがありました。特筆は発砲に至らなかった2回が共にデメキン
の超大物で距離もかなり短かったのですが、逆に近過ぎて立ち止まり時間があまり長くなく、
外したくないのでキッチリ狙っている内にチャンスを逸してしまった言う物で、スナップショットを
マスターしていれば楽勝で超大物が捕獲出来たシーンばかりでした。

銃はキッチリ狙って命中させる精度も大切ですが、それをバッチリ命中させたい場所に被せ
なければ意味がありません。
またもっと重要な事は相手が逃げ出す前に撃つ早撃ちでなければ意味がありません。
改めて射撃の基本はスナップショットであると強く思います。







  


Posted by little-ken  at 21:40EHG5205実戦記

2017年11月02日

第2期&3期:岐阜E生徒。

10月29日:到着早々3チャンス、しかし結果は未回収2。
悪天候明けで新しい鹿が降りて来ました。おかげで2回はデメキン中型オス、射撃距離も
僅か50m、ところがこの日の為の練習して来たのは100~150m、近過ぎて焦ってしまい
半共に半矢未回収となってしまいました。

10月30日:5チャンス、AMには中&小オス各1の2頭捕獲。
昨日同様おめでたいオスが多く、4チャンス、2回は失中ながら何とか2頭を捕獲。
夕方には150mで80cm級に出会うも射撃までは至りませんでした。

10月31日:4チャンスから2頭を捕獲。80cm級に80mから射撃するも未回収。


  10/30の2頭と新兵器の雨天解体場。      10/31の2頭、共に美味しいサイズです。

11月01日:フィーバー谷間に突入、出会いは2回だけ。
最近はフィーバーと谷間の差が大きくなりました。70cm級に120mから射撃するも失中、
メスに80mから射撃するも未回収、出会いだけで出なく射撃も絶不調に陥ってしまいました。

11月02日:明け方に掛けてかなりの雨、おかげで2回目のスモール
フィーバーとなりました。
朝は4カ所で射撃、しかし小物1頭を除く全てが未回収となりました。
結果は5チャンスから2頭の捕獲ですから見事と言えます。

繁殖期はすでに始まり、随所でエゾ鹿のコールが聞こえます。ところが降りて来るのは中型
以下ばかり、これから見ると本格的な繁殖期はまだと言う事になります。
なぜなら繁殖期が始まれば、小物は出番がなくなるからです。

11月3日:悪天候前になり少し動きがあり、6チャンスから60cm級と78cmを捕獲。
動きはあった物のまだ中~小型が多いが60cm級とピン角を捕獲しました。
大物の動きはまだ止まったまま、早く動き出して欲しい物です。

Y牧場裏でヒグマを見ました。追い掛けましたが残念ながら発砲には至りませんでした。
夕方には78cmを捕獲しました。残念な事にその場には倒れず100mほど走りました。
本しかを含めてすでに8頭の捕獲となっていますが、その殆どがナミビアポイントではなく、
後方20~40cmの上下方向の中央に命中ばかり、つまりまだ冷静な照準が出来ていない事を
意味します。

本日の夜半からは雪、明日及び次のK生徒は期待持てるかもです。


            待望の大物は堂々の78cm。

11月4日
:最後のチャンスは70cm級100m、結果は失中。
昨日の雪は明け方まで続き、本日朝の出会いは余り期待出来ない状態です。
雪の深くない里寄りの方面を中心に廻ります。

結果は表期の通り、結果的に6日間で26チャンス、間には1日2回しかない谷間の日も
ありました。そして捕獲は8頭、78cmが含まれます。
失中は8回、未回収は6回、弾薬は42発を消費しました。

E生徒は銃は左ですが、日常は全て右、流し猟はその特性上から右撃ちが有利です。
来年度に向け、左から右に転向するつもりで帰ったら特訓を開始するそうです。



  


Posted by little-ken  at 20:58EHG5205実戦記

2017年10月30日

第1期:熊本H生徒。

本命のエゾ鹿は3日間で3頭、76cmのビッグトロフィーも含まれます。

10月26日:中型オス1頭を捕獲。
天候は超快晴、夕方までチャンスは全く無く、最後の数分での1発勝負だけ。
角長60cm弱の中型オスを80mから射撃、鹿は命中後150m走り倒れました。
H生徒初弾命中です。

10月27日:角長76cmを捕獲。
朝1番本目は予想が外れ不在でした。2番はメス1頭の大使オス2頭が意識して遠くから
眺めていました。オスは75cm前後、多分24日の下見の時の鹿と思われます。
100m弱で射撃しようとすると走り出しましたが、立ち止まりそうな雰囲気、やがて120mで
土ち止まりH生徒ナミビアポイントを狙って射撃、1発でひっくり返りましたが、何と弾着は
40cm強も横にずれたネックショット、何はともあれ見事な大物をゲットする事が出来ました。


    ネックショットで76cmを捕獲。2年目でこの捕獲は見事と言えます。

10月28日i&29日:
1.5日で9チャンスがありましたが、失中未回収の連続となり捕獲は小物1頭に留まりました。

渓流釣り初日は岩魚チャレンジ、25cmをMax.に2人で食べる分だけを1時間ほど掛けて
釣りました。
翌日はレインボウに挑戦、こちらも26cmをMax.に11匹をやはり1時間で釣りました。
大きめの3匹は熊本の家族のお土産にするそうです。

    左写真:上から2匹が蝦夷岩魚、Max.で40cm位になります。
          次の2匹が樺太岩魚、Max.で25cm位です。
    写真右:レインボウ、岩魚よりやや美味しいです。Max.で60cm位になります。


10月28日i&29日:1.5日で9チャンスがありましたが、失中未回収の連続となり捕獲は小物1頭に留まりました。

  


Posted by little-ken  at 09:19フィッシングEHG5205実戦記