2016年08月15日

クレー射撃。

地元猟友会の親善クレー射撃大会に行って来ました。
ローカルルールの15枚撃ちのフィールドトラップ射撃で、本来は25枚撃ちです。
結果は余り調子が良くなく、12 & 14 & 11枚、命中率は82.2%でした。
数年前、連続54枚の命中を記録した事があります。

飛んでいるクレーの大きさは直径11cmです。弾は2.4mmの粒が250個ほど入っています。
クレーは左右及び上方の30度以内の任意方向に飛び出し、速度は60~80km/h程度です。

  撃った直後の写真でクレーと銃の中間付近には飛行中の散弾群が写っています。
  クレーは20m/s前後の速度で飛行し散弾群は400m/sで飛行しますからそれなりに
  前を撃たないと命中しません。


クレー1枚が40~50円程度、弾もほぼ同額です。新銃で30~100万円位、筆者の愛銃は
中古で10万円でした。タダ同然の銃で高級銃自慢の成金射手をやっつけるのが趣味です。

1度に放出されるクレーは1枚、弾は2発までOKです。
1発目で命中させても2発目であっても得点に変わりはありません。

クレーにヒットしコースが変わっても粉を吹いても命中ではなく、クレーの破片が認められて
初めて命中とされます。

  左上に割れた直後のクレーが、その手前でクレーに向かって飛んでいるのは散弾を
  包んでいたワッズです。銃の右側に飛んでいるのは空薬莢です。


オリンピックや世界選手権の場合はもう少し速いクレーで飛行範囲も広くなります。
昔は600個のクレーを6日間で撃って595~598位で優勝でしたが、今は100個撃って最高
得点者だけが決勝戦に移ります。

その時点で最高得点者が一人だけなら決勝戦はなくなります。決勝は2発目射撃が無くなり、
失中した瞬間に脱落する生き残り戦で、最後まで残った射手が優勝となります。

他にもスキート射撃やアメリカントラップやダブルトラップやトリプルトラップ、ラビットクレー
射撃があります。

写真はこの大会の物ではありませんが、射手は筆者、銃は現在の愛銃です。

当初は移動標的を撃つクレー射撃と実戦の鳥猟は別物でした。
1時期の我カモ撃ちグループの実戦成績はクレー射撃の下手な順でしたが、
やがてクレー射撃の成績順になりました。
但し上級クレー射撃選手が狩猟が上手い訳ではありません。

更に言いますと移動標的であるクレー射撃の撃ち方と静止標的の撃ち方であるライフル
射撃も当初は別物でしたが、やがてライフルでも走る鹿を撃つ様になりますと、両者の射撃
も共通点が随分多くなりました。

最近は1度出会った鹿は70%程が数日以内に再び会える技術が付きましたので次の
生徒用に取っておきます。筆者が撃つ鹿は次の生徒では迫力負けで撃てっこない大物
鹿と走って逃げる鹿だけにしております。

走って逃げる鹿は生徒には手に負えません。
また80cm級は生徒用に取っておいても良いのですが、すでに自然界に於いて成長限界、
生徒の腕が上がるまでに寿命で死んでしまうのです。そう言う事ですから次の生徒が
それに対戦出来そうな技量に上がっている場合は生徒様に保存しています。

昨シーズンもそれで81cmを筆頭に大物鹿8頭を捕獲しました。







  


Posted by little-ken  at 14:29射撃

2016年08月15日

クレー射撃。

地元猟友会の親善クレー射撃大会に行って来ました。

俺はサボットスラグの大物狙いだから、クレー射撃や鳥猟は関係ないと言う人もおられる事でしょう。
筆者も動的ショットガン射撃と静的精密射撃は別物と考えていましたが、永らくやっていますと
二つが近寄ってくる事に気が付きました。

それはスナップショットであり、ランニングショットの場合です。
俺はスナイパーだから関係ない?  実はそれが大いに関係あるのです。
超精密射撃に於いても構えが速くセットアップする事は非常に好ましい事なのです。

スナップショットとは一般的に言えば肩に銃が着くや否やの撃ち方です。
実はそれは間違いであって、肩に銃が着く以前に照準が完了しているのがスナップショット、
つまり、西部劇的な早撃ちで撃っても当てる事が出来るのがスナップショットなのです。
かと言って腰ダメ撃ちではありません。ちゃんと照準して撃つので当たるのです。

そう言う事からスナップショットこそ、全ての銃を取り扱う基本的な撃ち方と今は解釈しております。


クレー射撃に話を戻します。
ローカルルールの15枚撃ちのフィールドトラップ射撃で、本来は25枚撃ちです。
結果は余り調子が良くなく、12 & 14 & 11枚、命中率は82.2%でした。
数年前、連続54枚の命中を記録した事があります。

飛んでいるクレーの大きさは直径11cmです。弾は2.4mmの粒が250個ほど入っています。
クレーは左右及び上方の30度以内の任意方向に飛び出し、速度は60~80km/h程度です。

  撃った直後の写真でクレーと銃の中間付近には飛行中の散弾群が写っています。
  クレーは20m/s前後の速度で飛行し散弾群は400m/sで飛行しますからそれなりに
  前を撃たないと命中しません。


クレー1枚が40~50円程度、弾もほぼ同額です。新銃で30~100万円位、筆者の愛銃は
中古で10万円でした。タダ同然の銃で高級銃自慢の成金射手をやっつけるのが趣味です。

1度に放出されるクレーは1枚、弾は2発までOKです。
1発目で命中させても2発目であっても得点に変わりはありません。

クレーにヒットしコースが変わっても粉を吹いても命中ではなく、クレーの破片が認められて
初めて命中とされます。

  左上に割れた直後のクレーが、その手前でクレーに向かって飛んでいるのは散弾を
  包んでいたワッズです。銃の右側に飛んでいるのは空薬莢です。


オリンピックや世界選手権の場合はもう少し速いクレーで飛行範囲も広くなります。
昔は600個のクレーを6日間で撃って595~598位で優勝でしたが、今は100個撃って最高
得点者だけが決勝戦に移ります。

その時点で最高得点者が一人だけなら決勝戦はなくなります。決勝は2発目射撃が無くなり、
失中した瞬間に脱落する生き残り戦で、最後まで残った射手が優勝となります。

他にもスキート射撃やアメリカントラップやダブルトラップやトリプルトラップ、ラビットクレー
射撃があります。

写真はこの大会の物ではありませんが、射手は筆者、銃は現在の愛銃です。


冒頭にも少しお話ししましたが、当初は移動標的を撃つクレー射撃と実戦の鳥猟は別物でした。
1時期の我カモ撃ちグループの実戦成績はクレー射撃の下手な順でしたが、
やがてはクレー射撃の成績順になりました。
但し上級クレー射撃選手がそのままで狩猟が上手い訳ではありません。

更に言いますと移動標的であるクレー射撃の撃ち方と静止標的の撃ち方であるライフル
射撃も当初は別物でしたが、やがてライフルでも走る鹿を撃つ様になりますと、両者の射撃
も共通点が随分多くなりました。


更にもっと大切な事は出会いを得る事です。
洗練された射撃秘術も獲物に対面出来なければ、力を発揮できないからです。
お陰様で鹿の行動が多少分かる様になり、最近は1度出会った鹿は70%程が数日以内
に再び会える技術が付きましたので次の生徒用に取っておきます。

筆者が撃つ鹿は次の生徒では迫力負けで撃てっこない大物鹿と走って逃げる鹿だけにしております。
80cm級は生徒用に全て取っておいても良いのですが、すでに自然界に於いて成長限界、
生徒の腕が上がる数年後までに寿命で死んでしまうのです。

そう言う事ですから次の生徒がそれに対戦出来そうな技量に近くなっている場合は生徒用
に保存していますが、そうでない時はもったいないので筆者が撃っていると言う訳です。

今の所では走って逃げる鹿は全ての生徒には手に負えません。
そう言う背景から筆者は昨シーズンに僅か4日で81cmを筆頭に大物鹿8頭を捕獲しました。
8頭は全て走っている鹿でした。

筆者が捕獲する事は不本意ですが、スナップショットやランニングショットをマスターすれば、
今でも簡単に超大物も捕獲出来る見本と解釈して下さい。
皆さんの技量向上を願っています。







  


Posted by little-ken  at 14:29射撃

2016年08月08日

スポーツは基本が大切。そして次を読む心が大切です。

筆者の得意項目にバレーボールがあります。
筆者は高校の体育の授業を教師負傷で代行した事があります。
テーマはバレーボール4時間、そしてアタックが打てる様になりたいと言う生徒の希望でこれに
チャレンジしました。
そして結果的にはクラス全員が良いトスを前提に打てる様にした実績があります。

  1.たった4時間で本格的なアタックが打てる
やり方はまずスイングの型、次にジャンプする為の踏み込みの型を覚えさせます。
そして実際にネットの前で踏み込みジャンプし、ボール無の空アタックを打たせます。
型が完成した生徒にはAクイックの様に生徒のジャンプに合わせて手に当たる位置にボール
を放り込みます。ボールが手に当たった瞬間にアタックを打てたと実感出来ます。
これが出来る様になると最終工程の普通に上げたトスを自己判断で打つ練習をします。

基礎からの積み重ねが大切ですから、一つが出来なければ次のステップに進めません。
しかし出来れば次々に進め、最初の1時間で最終行程まで進んだ生徒が20%いました。
そうして自己判断でも約半分の生徒は打てる様になりましたが、進展の遅い生徒20%は
Aクイック止まり、しかし4時間で間違いなく全員がアタックを打てる様になりました。

  2.ところが誰も本格的なこの短時間トレーニングをやろうとしない。
筆者にはその実績がありますから、アタックが打てない人、間違ったフォームで打つ人にも
正しい打ち方を多数教えましたが、しかし唯の一人とて成功した試しがありません。
また来てから反応するスポーツを読んで見切りで行う上級スポーツに切り替える事は
スポーツが不得意であった筆者にも出来たのですから多くの人にも可能と思い、多くの人に
説いて来ましたが、これも唯の一人も切り変える事が出来た人はいません。

上級バレーをする人には多くがこれを身に付けていますが、一般人には通用しない様です。
当時の工業高校生徒は勉強嫌いなのに成績は上位10%をキープ出来る生徒ばかりでしたから、
例外側と見た方が良いのかも知れませんが、逆に言えばこれが出来る様になれば上位の
グループに入れ、新しい世界が開けると言っても過言ではないと思います。

  3.読みで行うスーパーバレー
筆者の読みで行動するバレーボールの素晴らしさの一端を紹介致しましょう。
条件の良い時に良いアタックが打てるのは当たり前と言えますが、そんな程度ではございません。
 例1).ダイレクトライナースパイク:味方の撃ったサーブを相手が上手く拾えず、ライナーで
     こちらに向かって来ます。筆者はレシーバーが入った位置とボールの予想コ ース
     からレシーブしたボールはライナーでこちらに来るとコースを読み、その時点から
     アタックの準備に入り、飛んで来たライナーをダイレクトスパイク出来ます。

 例2).ライナー送りスパイク:味方のレシーブが相手コートに向かってダイレクトライナーで
     飛んで行きます。これもボールが実際に動く前のそうなる事が予測出来ますので、
     コースを読みアタックの準備に入り、後方から来たダイレクトライナーを送りスパイク
     にします。これは近年筆者の反応が遅くなり成功率が低下して来ました。

 例3).クッションボールアタック:2と同様のライナーですが、セッター近くのネットに向かって
     飛行します。この時のボールのコースも読め、そしてセッターがネットボールを拾おう
     と入った位置が正しいかどうかも読め、その結果どの方に上がると予測、
     そこに向かってアタックの準備に入り、ネットのクッションボールをアタック出来ます。

 例4).ネット真上ボールのスパイク:トスがネットの真上側に流れたとします。
     ボールはまだ50%が手前側にあるとは言え、タッチネットが怖くて普通の踏み込み
     は使えません。また無理して打てばオーバーネットになってしまいます。
     筆者は早い時点でボールがネットに近過ぎる事を予測し、特別な踏切をし、スイング
     もネットに並行な特別製とし、親指1本でボールのこちら側にある部分のみを撃つ事
     が出来ます。この方法で70%位相手側にあるボールも撃つ事が出来ます。

これが読みで行動するスポーツの1部です。
上記例の項目は重点項目の違いもあって日本代表クラスの選手でも出来る人が殆ど
いないのですが、このプレーを元運動嫌いだった53歳の名も無き男が独自に開発し、そして
体重100kgの66歳の現在でもプレー出来るのですから驚きです。ボールの動き初めを読む
のも重要ですが、更にその次や次の次を読んで行動の準備をしておく事が重要です。

次を読む行動が出来る様になれば、次の次の次位までは容易に読める様になり、
スポーツでも仕事でも、次を読んでない人には絶対に勝てる様になり、大幅な有利になる事
は間違いなく、人生をかなり豊かな物にしてくれます。
当時の工業高校クラス全員からその昔には可能性を感じましたから、世の中の全員では
ないかも知れませんが、かなり多くの人にとって不可能ではないと思います。

  4.狩猟も並の手では野性鳥獣に勝てない
狩猟に関しましては相手の五感や体力面では桁違いで絶対に勝てませんが、彼らは次の次
を考えて行動していませんから、この手法であれば勝てる様になりますと言うか、
勝つ為にはこの手法しかない様に思います。
一見関係無い様に思えますが、実は何処も同じなのです。

次を読む為に必要な事は仮説です。仮説が合っていれば事象はスローモーションで動き、
今まで見えなかった細かい事まで見え、そこから更に高度な仮説作りが始まり、やがては
真髄が見える様になります。

ご当人は年齢的に無理であれば、息子さんや孫さんにこれをぜひお奨め下さい。
バレーボールの基本はパスからが定説ですが、新人生徒が1番先に求めるのはこのカッコ
よいアタックです。これが出来る様になれば他はまもなく出来る様になります。
その為には我流ではなく正しいバレーボールが出来るコーチに付かなくてはなりません。

  5.アタックの解析
なおアタックのパワーはメインが肘、次いで手首、肩の動きや上体のひねりや反りはおまけ
程度です。この手首でボールを抑えるまでの一連のタイミングが合えばパワー伝達は100%、
特別な筋力が無くても誰でもイイ感じのアタックが打てますが、それにはフォーム作りが最も
重要な項目となり、これ抜きには上達はあり得ません。

筆者の指導により4時間で全員打てる様になったのも基礎から手抜きをしなかった為ですが、
逆に言えば出来ない人もフォームが間違っている人も4時間で直せる事を意味します。
写真は世界で1番美しいと言われる迫田さおり選手のフォームです。参考にして下さい。

  1.飛び上がった直後。両手は目一杯のバックスイングから
    踏切と同時に上に振り上げ、体全体を引き上げます。
  2.迫田選手1番美しい瞬間の空中姿勢。
    左手を振り下げる事によって短時間ですが体を空中にキープ出来ます。


  3.ボールが当たる直前、肩は真上まで上がっていますが、
    肘はまだ後方に大きく曲がったままです。
  4.ボールがヒットした瞬間、後方に曲がっていた肘を瞬時に伸ばし、
    その勢いをボールにぶつけます。
  5.打った直後、肘が伸び切る直前からパワー伝達は手首に移り、
    抑え込むと同時にボールに下向きの回転を与えます。




  


Posted by little-ken  at 15:43バレーボール

2016年07月27日

1.5mm差で大きな成果。

散弾銃には照準器がなく、銃身の上に付いたリブを通して目標を見る事が照準となり、その為
にはリブの真後ろ線上に目が行く様にしなければならず、その精度は±1mm以下を要する。
これは前にもお話ししました。

  1.ストックのセッティング効果
ストック合わせが重要と言う1例ですが、2014年のNZのカナダガン猟ではレンタルのレミントン
11-87のチーク部の厚さが不足し、急遽ボール紙とガムテープで1.5mmほど厚さを増しました。
その結果、2連射9発射撃し8羽撃墜の7羽回収と言う快挙となりました。

カナダガンは強敵です。目も良く頭も良く容易に射程内まで来てくれません。
そして巨大が故の錯覚で、見た目よりも遥かに遠くを高速で飛んでおり、リードを合わせるの
が非常に難しく、筆者も初回は3度射撃にも拘らず捕獲ゼロの惨敗でした。
一方では編隊で飛ぶカナダガンはこれまた巨大が故に急速に方向を変える事は不得意で、
引き寄せに成功しリードさえ合えばダブルやトリプル撃ちは比較的容易です。

  2.使用銃
この時の使用銃は筆者も1時期使っていた頑丈さが取り柄のレミントン11-87を選びました。
レミントンはそれなりにたくさん売れている銃ですがの何処が良くないのかと言えば、
下記の4点です。1時期とは言えよくこれでベストセラーになったと思います。

機関部の重量が重過ぎ、その割に先が軽過ぎて動的バランスが良くありません。
右手グリップが細過ぎです。ストックのチーク部が薄く頬付けが決まり難いです。
パットエンドの角度が立ち過ぎていて連射時の肩への納まりが良くありません。

選択したのはインナーチョークの3/4絞りの28インチのバレルです。インナーチョークの方が
銃身先端部が厚く、適度に先重で動バランスは良好です。
グリップの細さは厚手の皮手袋でカバーし、パッドエンドの角度はどうしようもありませんから
諦め、チーク部の厚さ不足は冒頭の様に紙をガムテープで張り付け厚くしました。後は体に
馴染ませるのみ、数百回の裾銃練習をし実戦に備えます。

  3.実戦
猟場は1辺が500m位ある刈取り後の大きなトーモロコシ畑、その中央付近に10羽ほどの
カナダガンの群れが4ついます。
風下から接近、発見されない様に物陰に隠れ待機、もう一人が反対側に回り追い出す作戦です。

現地ガイドはここが良いと指差しますが筆者はそうは思わなくそこには現地ガイドが入りました。
筆者は更に50mほど離れた丘の上が良いと判断しました。
経験上カモ類は丘のすぐ左右を通り、今回は地形からやや左を通る方に掛けます。

やがて打ち合わせの時間となり、サブガイドはバギーでカナダガンの群れに突入します。
カナダガンは賑やかに鳴きながら高度を取りやがて追い風に乗って離脱します。

最初の群れと2番目の群れは高高度でパス、後続のやや低高度の群れを狙います。
コースはほぼ正面で読み通りです。最初のチャンスはほぼ正面から高度50m、速度は追い風
に乗って80~90km/hとかなりの高速です。

射撃角度70度から3号55gの3インチマグナム装弾の0.4秒毎の高速5連射の迎え撃ち、
初弾はリード不足で失中、2発目もまだややリード不足、被弾不十分ながら急速に高度を
下げつつあります。以後はリードも合い順調に命中、合計4羽が墜ち大成功です。

パッドエンドの角度不良も厚手のラバーパッドのおかげか予想外によくフィットし気分を
良くしました。ふと見ると次の群れが接近中です。
4つ目の群れはすでに散ってしまったと思っていましたが、遅れて飛び立った様です。
急いで弾込めしますが時間不足で4発しか込めない内に来てしまいました。

当初正面コースでしたが、先程と違い筆者をすでに認識しており右に切れつつありますが、
高度は先ほどより更に低く30m以下、高度を取るよりも離脱を優先した模様です。

距離も40mに詰まり射撃開始、射撃角度は丁度撃ち頃の40度です。進路は更にやや右寄り
になりましたが、先程と同じ感覚で初弾発射、1番近いのに命中、それでも離脱を急ぐ群は
編隊を崩さずに飛行を続けます。この辺は蜘蛛の子を散らす様なカモとは大違いです。

先回と同仕様の0.4秒毎の高速連射、連射の都度手前のガンに命中、次々と1直線に10m弱
の間隔で墜ちて行きます。絵に書いた様な4羽連続撃墜となりました。

僅かストックのmm単位の違いですが、大きな効果が2つあります。
1つは照準性の向上であり、頬に当たる様に構えれば自然にベスト照準ポジションが得られ
ます。もう一つは連射時の安定性の向上で、頬と肩によって上手く保持された銃は連射時
にも抜群に安定し、その為に成果も大きく変わって来ます。

初めての銃で試射無しのぶっつけ本番にも拘らず、驚異の命中率は応急製チークピースの
おかげ、1.5mmが勝負の大きな分かれ目となりました。
なお現地ガイドの方はコースが合わず射撃不能、彼の奨めに従っていたら今回も捕獲ゼロ
の惨敗に終わる所でした。カナダガン猟も筆者がガイドした方が良さそうです。

      2連射9発射撃から8羽撃墜の7羽回収の快挙でした。
      チーク部分の仕様は約1.5mm厚くなり、約1mm高くなりました。

  


Posted by little-ken  at 15:47射撃ハンティング

2016年07月25日

銃床のセッティングと動的射撃。

1.散弾銃の照準器はストック
散弾銃には照準器がなく、銃身の上に付いたリブを通して目標を見る事が照準になります。
その為にはリブの真後ろの線上に目が行く様に銃を構えなければなりません。
その精度は±1mm以下を要します。

ところが人間の顔はそれぞれ違い、従いまして銃床の形状はオーダーメイドがベストであり、
高級銃は全て特注です。旧日本軍の様に体を銃に合わせろと言うのはやや無理があり、
市販銃でも近年はアジャストが可能な物が増えつつありますが、それも当然の成り行きです。
散弾銃はスナップショットで銃を向けるだけで狙わなくても当たるのがメリットですが、良くセッティングされたストックが前提必須条件になります。

2.ライフル銃もスナップショットやスイング射撃は得意項目
実はこれライフル銃でも全く同じ事が言え、スコープ銃がスナップショットや動的に向かないと
言うのはストックのセッティングが合っていないからだったのです。
最新狙撃銃ではストックがアジャスト出来る様になっている物が増えて来ました。
ストックを正しく体格に合わせ、且つ裾銃練習をしっかり積めばスナップショットもランニング
射撃も必ず当たる様になり、それらは筆者の様に得意項目に変わる事でしょう。

    筆者が依然使っていたH&Kオート、自作の黒いチークピースがポイントです。
    オープンサイトの銃にスコープを後付けしただけではあまり成果を上げられません。

3.動的の撃ち方
今更と言う感じがしますが、飛行している鳥に対しどの様に当てるのかを考えてみます。
目に見える映像はリアルタイムの様な気がしますが、実は予想外に古い虚像です。
ではどの程度古いのかと申しますと弾の飛行時間の0.1秒も含めて経験上で約1秒です。
如何ほど古いかは別にして動的射撃はこの考え方を抜きには成立しません。

飛行速度を36km/hと仮定しますと10m/sになり、距離に関係なく見えている虚像の10m以上
前に銃を向けて撃たないと当たらない事になります。
実際はそんなに前ではなくリードは数mで撃つ人が多いと思いますが、それは銃が目標を追尾しているからです。

追尾が完璧で相対位置が変わらなければ1秒古い虚像と実像の位置関係は変わりません。
従いましてこの状態であれば弾の純飛行時間分、距離30mを300m/sで飛行すれば0.1秒
と言う事になり1m前を撃てば当たる事になり、これがリード射法の考え方です。

先ほどの一般的経験量のリードは数m、何故違うかと申せば、それは引き金を引く時に
銃が止まっている引き止まり射法をしている人が殆どである事からそうなります。
なぜスイングが止まるのかは銃の反動を体が受け止める為に力が入るからです。

4.動的射撃は散弾銃もライフル銃もスイング射撃
狩猟の実戦は距離も速度も飛行方向も定かではありません。その都度リードが変わり
ますが、これを後述のスイング射法で撃ちますと余りリードを考えずに撃っても当たります。
やり方は標的を追い越した時点で引き金を引くだけになります。実際は少し遅れて弾が
出ますが、その間も銃は目標を追い越し続け、それがリードになります。

速い目標には速いスイングで追い掛けますからリードも自動的に多くなります。
遠い目標には同じリード角度でも先が開いて距離に比例したリード量がこれも自動的に
得られると言う、恐ろしくアバウトですがかなり上手く行く射撃方法です。
実際は小粒弾で射撃距離が長くなると弾速の途中低下が大きくなり、その分のリードを
少し追加してやる必要がありますが、中距離までは非常に上手く行く射法です。

筆者はスイング射撃と秒速3発を実用化してから捕獲率はぐんと上がり、若い頃は愛銃
SKB1900でアルバイト、毎朝カモの定数5羽を捕獲してから出勤しておりました。
捕獲したカモは当時月給が5万円の時代に平均800円/羽で売れ、そのおかげで日本中の旅行に行けました。

    現在の筆者の愛銃:セミオートのSKB1900改12番フルチョーク、ベスト仕様は
    24インチリブ銃身 先台の前はバランス用の錘。ストックもパッドエンドの角度を
    多少変えていますが、それ位に銃床のチューニングは重要アイテムなのです。
    カモ撃ちバイトの頃は30インチフルチョークを使っていました。


スイング射撃で重要な事は安定した銃のスイングが不可欠と言う事になり、発射の瞬間に
サイトを見直す或いはリードの再確認を取ろうとするとスイングが乱れ、見ないで撃つと
言うのが正解になります。実はこのスイング射撃方法はライフル銃でも全く同様です。

ただ近距離パターン射撃の散弾銃はかなりラフ精度でも命中させられますが、しかし
遠距離で単弾を急所に当てるライフル銃の射撃精度は散弾時の10倍の精度を必要とし、
その為により完璧なスイングの保持が必要になります。

5.ライフルのスイング射撃の成功は散弾射撃がベース
射撃の極意のヒントになれば幸いですが、90%の普通のハンターは散弾銃で引き止まり
イカサマスイング射撃をしていますが、少し経験的補正を加えると何とか通用する程度になります。
これをヨシとすればそれ以上の上達はなく、浮き沈みの多い成果となりますが、それは
基本が間違っている点に原因があります。

しかしライフル銃の動的射撃にはそのイカサマスイングは通用しなく、それ故にチャレンジ
する気が起こらない程に当たらない、それが普通ハンターのライフル動的射撃です。
つまり、散弾銃もライフル銃も同じ撃ち方ですから、散弾銃が正しく撃てなければ
ライフル銃の動的射撃はやるだけ無駄と言う事になります。

   サコー75バーミンター改 ボルトアクション銃 口径308マガジン5発。
   本銃はStdから色々変更されていますが、これがベスト仕様だと思っています。
   変更箇所はストック後端カット2cm、軽量化、グリップの形状変更、銃身カット5cm。


本銃サコー75改ではピーク時にはほぼ連日5頭のAve.4.7頭/日を記録し、19日間に90頭
を捕獲、長期で見ても10シーズンに約750頭を捕獲、その内の350頭以上が走る鹿でした。
最大遠射は500mで2頭連続命中、300m遠射の3連続成功や、5発5中も2度達成しまして、
以後は回収が大変で遠射は撃たなくなり、複数捕獲も2頭に留める様になりました。

更にヒグマ6頭を捕獲、4頭がウォーキング又はランニング射撃、2頭は至近距離のスナップ
ショットでした。猛獣にも臆する事無く対処出来た事に満足しています。
海外猟7回では国内を遥かに超える海外の大物19頭を捕獲。
こうした多大な成果が上げられたのも、道具の選択が良かった事と、射撃の基本が間違っていなかったお陰です。

筆者の合計捕獲数は 1222頭、 29%をH&Kオート、61%をサコーボルトで仕留めた事に
なります。また散弾銃側ではアルバイトのカモ撃ちとボランティアの害鳥駆除で40年間に
軽く9000羽以上を捕獲、この95%以上を6本のSKB1900で捕獲しました。
筆者の狩猟人生の殆どはショットガンのSKB1900オートとライフル銃のサコー75改と共に過ごして来たと言えます。





  


Posted by little-ken  at 16:33射撃ハンティングランニング射撃

2016年07月20日

サボットスラグハンターのベストな出猟時期と注意事項。

サボットスラグ銃 のハンターの出猟時期・・・
・・・は当地区の場合ですと10月下旬から11月10日頃が良いと思います。
それ以外のシーズンになりますと、150m以遠の射撃が多くなります。
唯その時期は距離的にも出会い数的にも有利で、非常に人気が高くかなり早目の予約が必要です。
2016年はすでにその時期が埋まっており、宜しければ2017年度を受付けます。

昨シーズンのH生徒は10/28~10/31までに100m前後で30チャンスがありました。
彼は初回から確率1/3のフィーバーに当たり、もし100mの射撃能力を持っていれば相当の豊猟となり、迫力負けしなければ75cm級以上の大物も束にして帰還出来たと思います。

しかし50mしか射撃能力のないH生徒は残念な事にその良いチャンスの殆どを失中、結果的に50m弱の小物2頭を捕獲出来ました。それもフィーバーだからこそ至近距離の出会いも得られましたが、そうでない時期の鹿は100~150mになりチャンスもやや減少します。
11月中旬以降では近年150m以内で捕獲出来る射撃チャンスはほぼ無くなりました。

ガイド猟 の検討:要捕獲実績のチェック。
昨今は駆除が1年中となり、鹿の動きに精通していないと出会いを得る事が難しくなりました。1年中狩猟可能でそれが収入になると、移住を決意した知合いの並ハンターも複数いましたが、彼の技術では殆ど捕獲出来ずに共に屈辱の出戻りとなりました。

同様にガイド猟でも後述例の並クラスガイドでは捕獲レベルには達しない事も多くなり、ガイドの人選も重要な問題となりました。
W生徒はこの所は参加出来ていませんが、スクール以前には釧路方面ガイド猟3日間を3年連続で行い捕獲ゼロの連続でした。巷でもブログのも類似の奮闘ぶりが増えて来ました。

昨今ではご自分の都合の出猟時期では豊猟を望めません。
豊猟を望むならば、鹿の獲れる(鹿の移動)時期に出猟する事です。
特に射撃能力の低いハンターは腕の良いガイドの選択が重要な項目となりました。

エゾ鹿猟 のコストパフォーマンス:捕獲3.4倍エゾ鹿猟の圧勝です。
   1.本州鹿巻狩りは0.05頭/日-人、平均20回通わないと1頭になりません。
隣県まで高速を飛ばせば1回遠征には約1万円、1頭捕獲には約20万円が必要と言う事になります。本州巻狩りも意外と金喰い虫なのです。

3年目程度の平均的ハンターですと、3回見て1回撃って、3回撃って1回当たると言う確率、1回撃つ為の費用は6.7万円と言う事になります。
また本州猟では使用する猟犬が鹿より小型である事から大物を追い出す事が困難で、3段角の捕獲は難しく、小物オスかメスしか捕獲出来ない事が欠点です。
筆者はその昔には隣県の巻狩りで初回捕獲までには70回余通い、現価格で1頭捕獲に70万円も掛かった事になります。

   2.エゾ鹿猟遠征1回当りでは平均3.5日の実猟で総費用205万円です。
ガイド費用は17.5万円、往復には飛行機代等で3万円、合計20.5万円になります。

3年目程度の平均的な生徒ですと2頭/日の捕獲ですから、3.5日で7頭の捕獲となり、角長70cm以上の大物が1頭以上含まれます。
1頭捕獲する費用は約5.9万円、1回撃つ費用は約1.2万円と言う事になります。

   3.両者のコスト比較。
捕獲コストではエゾ鹿が本州鹿よりも約3.4倍優れている事になり、射撃コストでは約5.6倍優れている事になります。

内容的にも本州猟は小物が多いのに対し、エゾ鹿なら出会いの70%が3段角、味も圧勝、体重で2~3倍の立派な角を持ったオスを捕獲 出来ます。
元々目標が大きな角の鹿の捕獲と美味しい肉のゲットである事を考慮しますと、更にコスパは大きく広がる方向になります。

   4.コスト以外の比較。
第1にガイド猟で撃たせてもらっても面白くないと言う言葉を聞きます。本州巻狩りでは射撃こそ本人単独ですが、狩猟全体的に考えればグループと猟犬に獲らせてもらっている事になり、エゾ鹿ガイド猟ではそれがガイドに変わっただけで同等 と言えます。

第2としてエゾ鹿猟は本格的な100m以遠の高精度な射撃 を要し、ド迫力の大物 との対戦の中、全てが突然始まる為に 発砲準備動作の重要性 等々、本州猟にはない 各種課題も続出、決して射撃場の据物切りではなく、エゾ鹿猟の方が 難易度が高く、満足度も高い と思います。ぜひ体験して比較して下さい。

第3として幾らコスパに優れていても狩猟に掛けられる総額予算的限界や休暇日数的限界から、頻繁に通えない欠点 はどうしても残ります。
また捕獲だけが狩猟の楽しみではなく、本州鹿では20日楽しめるのに、同じ費用のエゾ鹿猟では3.5日しか楽しめず、この部分の評価は微妙です。

ただ北海道遠征は直行便があれば 日帰り猟 や1泊2日猟 も可能で、大掛かりで行き難いと言う言葉は必ずしも適切ではなく、飛行機も片道1万円強ですからそれ程の高額でもありません。

               この5年間の捕獲実績。
 年度  実猟日 出会い数 捕獲数 出会率回/日 捕獲頭/日 オス率% 大物率% 超大物%   備考
15年 13.5  073   18  5.41  1.33  92.4  44.4  5.5 羆1頭
14年 21.5  098   29  4.60  1.30  90.0  34.5  3.4 羆2頭、大物3頭
13年 12.0  057   23  4.75  1.92  88.0  21.7  0.0 羆出会4回
12年 18.5  116   34  6.26  1.84  94.0  29.4  0.0 最高大物出会
11年 31.0  154   60  4.96  1.94  90.0  31.7  8.3 大物新記録

               この5年間の主なトピックス。

 2011 R生徒(S)70cm   2011 T生徒(S)72cm   2011 U生徒(S)70cm
   3年目(5年) 累計16頭         3年目(4年) 撃墜累計9頭       初年度(6年) 撃墜累計2頭


 2012 I生徒(S)55cm   2012 J生徒(R)76cm   2012 D生徒(R)77cm
   初年目(2年) 累計2頭        初年目(35年) 撃墜累計200頭      6年度(16年) 撃墜累計50頭


 2013 O&M 生徒73cm他 2014 講師  ヒグマ280㎏ 2014 講師  ヒグマ400㎏超
     まとめて4頭,新記録       19年目(44年) 累計約1250頭     19年目(44年) 累計約1250頭 


  2014 U生徒78&73cm     2014 R生徒80cm       2014 R生徒
   2年目(9年目) 撃墜累計12頭        6年目 撃墜累計30頭        80,75,73cm、大物捕獲新記録


  2015 講師 ヒグマ220㎏  2015 講師 4日で大物8頭  2015 S生徒78cm他大物2頭
                過去捕獲ゼロは只の一人もございません。


  


2016年07月16日

本州鹿とエゾ鹿の比較。

エゾ鹿は永らく本州鹿とは別の種とされていましたが、今では本州鹿の亜種とされています。外観的な特徴はよく似ており、角の枝分かれ形状もポイント数も同じです。
しかし下記の様に違う点も多く、事実上別物として対処した方が正解だと思います。

  1体重:軽く2倍以上です。
本州鹿では成獣雄の体重は60㎏程度ですが、エゾ鹿では120kgを超えます。
ピン角でも大きいと体重が90kgを超え、成獣雄の最大では170kg程度です。
本州鹿は2人で軽く軽トラに積み込めますが、ピン角でも積めるかどうかの瀬戸際、
それ以上は人力積み込みでは不可能です。
エゾ鹿も本州鹿も昨今は過密で個体が共に小さくなっています。

  2角長:1.5倍、太さ2倍。
本州鹿では60cm程度ですが、70cmは全く珍しくなく80cmを超えます。
角長70cm超えを大物、80cmを超える物を超大物と呼んでおります。
超大物になりますと根元のクラウン部は缶ビールサイズです。
筆者は約1000頭を捕獲しましたが、80cm超の超大物は30頭、最大は88cm、70cm級大物は数え切れません。

  写真左:筆者が捕獲した30頭中の最大の本州鹿、群れのNO.2クラスでした。
  本州鹿には猟犬が付いておらず、単独移動中に筆者の100m射撃を受けました。

  写真右:1000頭余中のNO.3のエゾ鹿、10頭ほどの群れのボスでした。
  共に標準レンズで撮影し、2つの写真は縮尺もほぼ同じです。
  角のポイント数こそ同じですが、体格も角のサイズも開き具合も2種は全て別物です。

  3射撃距離:150m以遠。
エゾ鹿大物は積雪で山から降りる時期と繁殖時期が重なる場所ですと効率的に捕獲が出来ます。
山から降りたばかりの繁殖期の雄鹿は群れにならず単独行動を取りますが、ハンターの動きよりもライバルの動きが気になり、その地区で1番広い場所の中央で「我ここにあり」とアピールをします。

その為にボス級(ボス及びそれに準ずるNO.2)の射程距離は150mを超える事も珍しくなく、ライフル銃があると心強いと思います。

時には順位決定戦の前兆で50~100mの間隔を置いて数頭が睨み合っている事もあります。
実戦20日も通えば誰でもそんな時に出会えます。
上手く行けば睨み合いの鹿全てに対し射撃出来る事もあります。

そのアピールは5~10分程度で終わりますが、この場所と時間帯、及びどう言う日にそれが行われるかを心得ておけば、出会いを得るで事はそれほど難しい事ではなくなります。

1頭のアピールが終わると今度はそれに次ぐクラスがその近くの別の場所でアピールをし、以下それが順列に従って行われ、夕方はその逆の順序で朝とは違う場所ですがその近くで行われます。
群れのNO.2以降ならサボットスラグ銃の射程距離で捉えられます。

これに対して本州鹿の巻狩りは森の中で行われる為に射程距離は20m前後です。
4号バックショット等小粒系をフルチョークで撃つと効果的です。
   

  4大物捕獲成功率:大物の動きに精通し、迫力負けを克服すれば容易です。
狩猟形態の違いから本州鹿のボス或いはそれに次ぐクラスの捕獲には絶望的な困難を伴いますが、エゾ鹿ではそれなりに精通すればボス或いはそれに次ぐクラスの捕獲はそれほど困難ではありません。

その理由は「迫力負け」で、本州巻狩りでは猟犬が大物鹿より体格が小さく、迫力負けを起こしボス級を追い出す事が出来ないからです。

エゾ鹿では猟犬を使いませんのでその点は大丈夫なのですが、射手の体格を超えるエゾ鹿に対して射手が迫力負けを起こし、これを乗り越えないとボス級の捕獲は出来ません。
スクール生徒の統計では迫力負けを克服して超大物捕獲成功まで平均すると6.4年と22.6日を要しています。

1度迫力負けに耐性を持てばその後の捕獲は容易で、筆者はこの14年間で超大物30頭を捕獲し、生徒に5頭を捕獲させました。

  5角形状:成獣で3弾角の4ポイントである点は同様です。
しかしエゾ鹿は3歳で4ポイントになる事が多く、この時点で角長は最早本州鹿大物成獣を超えます。
全般に角の開き角度がエゾ鹿の方が大きく、角もかなり太く迫力が大違いです。

またエゾ鹿は2歳で3ポイントの2弾角になる事は少なく、先のみが分かれたカニ状の角になります。

  6:抜群です。
本州鹿には殆ど脂肪がなく、且つ肉が硬くなり、美味しいのはピン角以下の若鹿と雌とされていますが、エゾ鹿は解禁の頃ですとケツの脂肪は3cm前後有り、大きくなっても硬くならず、ベストなのは3歳前後の若鹿の雄です。
ピン角以下はは味が薄く、メスは若鹿でないとミルク臭くて敬遠されます。

またほぼ全域でエゾ鹿の方が遥かに美味しく、本州鹿の最上級とエゾ鹿の最下級が勝負の対象になる程の違いがあります。

  本州鹿に多い2段角、 エゾ鹿に多いカニ角、 巨大なエゾシカモモ、 脂肪の厚さ5cm。

  7体色:類似ですが夏毛は赤いです。
夏毛はエゾ鹿の方が遥かに赤茶色です。冬毛はほぼ類似色ですが、真っ黒から色の薄いのまで様々です。
 
  8捕獲数:一人1日で2頭捕獲は容易です。
本州鹿の巻狩りでは一人当たり複数を連日捕獲する事は絶望的な困難を伴いますが、エゾ鹿は技量があれば平均的な出会いが5回/日を超えます。
つまりモタ付かなければ1日に5回射撃出来、ミスらなければ、5頭を倒す事が出来、そして体力があればこの全てを回収する事が出来ます。

実際は出会いが朝夕に集中し体力面の限界から1日に2頭前後に留まりますが、次項のフィーバーに当たりますと1日中獲れマクリます。

  9フィーバー:鹿の移動日はバカ獲れです。
積雪により鹿が一斉に移動を開始し、山から降りてくる日を指します。
筆者は白糠で2度、数十頭の群れがあちこち全ての山で動き、合計では数え切れない推定数万頭が同一方向に一斉に山を移動するのを見た事があります。

  根室では1日に数十~数百頭の群れを何回も見ています。写真の様な群れが見渡す
  限り点在する事もあります。


  また繁殖期を過ぎるとオスだけの群れになる事も多々ありますが、巨大な雄鹿の大群
  に会える事も稀にはあります。


この様にエゾ鹿は大規模な移動をするのが特徴で、この特性は本州鹿には全くありません。
フィーバーは大きな移動の場合は前後の日にも渡り、数的にも出会いマクリ、内容的にも大物ズラズラ、何処に行っても鹿に出会え、捕獲数も5日19頭が最高で以下それに準ずる記録が目白押しです。
このフィーバーに会える確率は平均3.5日の出猟ですと約32%です。

また繁殖期の初期ですと順位決定戦でオス同士2~6頭の睨み合いの現場に遭遇する事も多く、上手く行くとその全てを捕獲出来ます。

  写真は順位決定戦の4頭を全て捕獲しました。またフィールドが広い為、ランニング射撃
  能力があれば言う前提で1つの群れから5頭を頂く事もそれ程の難易度ではありません。


   筆者も2011年にはボス争いの3頭まとめ捕獲に成功した事があります。
   まず左下に銃を向けたところ動き出し、ムービング射撃、残りは走り去りました。
   急いで車に戻って追い掛け、300m先まで車でダッシュ、上をランニング射撃1発。
   また車に戻って2km追い掛け、右下が疲れて立ち止まった所を250mから半委託1発。








  


Posted by little-ken  at 14:26ハンティング

2016年07月14日

アフリカ猟のビッグ5。

アフリカ猟はハンターたる者の夢、筆者もその夢を一生を掛けて追い求めて来ましたが、予算に低い上限があり3回の遠征で実現出来たのは下記の様にほんの触り程度の12種類です。

この3回で使ったお金の総額は約400万円、多いと見るか少ないと見るかは各人の考え方によりますが、多くの人が300万円前後に車に乗っていますからそれ程ではないと言えばそうなります。
また筆者はその点では20年前の車に今だ乗り続け、車検整備等のメンテナンスも全て自分で行って来ましたので、車1台分以上の節約をして来たと言い切れます。

           筆者が捕獲したアフリカの12種類の野生動物。

1970年の少し前から日本にもガンブームが起こり、狩猟熱が急速に高まりハンターが急増しました。山に行けばどの沢にも先客がすでにおり、カモ撃ちの有名猟場では2mに一人のハンターが空に向けて散弾銃を撃っていました。

その狩猟の中でも究極の憧れを紹介しようと多くの出版社や放送局が先を争ってアフリカ猟を取材しました。当時の狩猟はステータスシンボル的な部分もあり、著名な政治家や実業家も多数が参加していました。そのため猟友会の総会には市長や警察署長本人が必ず出席していた程で、これは1980年頃まで続きました。

大物ハンターのバイブルと化している大藪晴彦の「ザ-ビッグゲーム」もそんな時期に数年掛けてスポンサー丸抱えの狩猟が行われ、それが1979年に集英社から出版されました。
大藪晴彦は1935年生まれ、筆者は1950年、もう20~30年早く生まれたかったです。

ビッグゲーム出版より少し前の事と思いますが、日曜日の18時から似た様な名前の世界の大物猟を紹介したテレビ番組がありました。5~10人程度のプロハンターの誰かが世界中の何処かで大物と勝負しその内容を紹介する内容でした。
その影響は筆者の心に深く刻み込まれ、何時かはアフリカ猟が確立したのはその頃です。そして30年以上の時が流れ、筆者のアフリカ猟は2009年に実現し、2013年、2016年と追加されました。

ハンターの究極の夢は巨大で危険なアフリカのビッグ5を仕留める事です。
その5つとは象、犀、ライオン、豹、そしてバッファローです。多くのハンターがこれに挑み、1部のハンターは返り討ちに会っています。

WW2前後まではアフリカにはとてつもない数の大型野生動物がいました。イギリスはWW2に備えてアフリカの草食動物を食料にしようと計画し、同時にアフリカ全体を広大な牧場にしようと開発を進め、ベラボーな数のライオンを駆除したそうです。
この頃であれば行くのは大変でしたが、動物に不足はありません。

しかし現在のビッグ5はバッファローを除き、全てが希少動物になってしまい、特に犀の捕獲の道はもう無い物と思っておりました。
ところが今回のロッジにあったカタログに南アフリカのスタンバーガーサファリと言う会社ではまだビッグ5が可能である旨が書かれていました。 http://www.stanburger.com/ 

これによりますとガイド代だけで21000ドル(約230万円)、ゲーム代に付きましてはたくさん生息する野性のバッファローが17300ドル(約190万円)、それ以外はお問い合わせ下さいになっており、たぶん一ケタ以上の高額、犀はプライスレスに近いです。

但しバッファローを扱うファームはたくさんあり、安い所なら5000ドル位、豹は養殖物なら意外と安い所もあり、また家畜ファームでは害獣その物の扱いを受けており、チーターと共に5000ドル前後の所もあります。
また象も場所によっては害獣扱いを受けており、ノントロフィークラスなら15000ドルと言う表示の所もありました。

我々には無縁の世界ですが、ビッグ5がまだ可能である事が読者諸君の将来の目標になればと思います。
  


Posted by little-ken  at 14:31海外狩猟

2016年07月09日

7月の北海道


角が20cmほど伸びたエゾシカ雄の大物です。500m以上の距離があるのですが、車を止めた瞬間にはしっかり反応し、この写真の直後には逃げ出しました。

駆除が1年中行われる様になって数年、エゾシカとの出会いは駆除ハンターの技量以上がないとかなり難しくなりました。駆除ハンターの平均値技量に満たない3流ガイドの腕前では十分な出会いを得られない時代になったと言い切れます。

スクールに於きましては出会い数の平均的にはやや減少と言った所ですが、以前に比べますとフィーバーに当たった時とそうでない時の差がかなり顕著になりました。つまり当たり外れが大きくなった事を意味します。
フィーバー自体は毎年スクール開催中の1か月弱の間に必ず3~4回あり、3~4日の出猟ですと3年に1回位の大当りになります。

スラグ銃のハンターは10月末頃~11月第1週がベスト、この頃ならエゾ鹿は100m前後にいますが、それを超えると100~150mになります。


九州は豪雨の連続ですが、北海道は晴天が続き、渓流は超渇水状態、何時もの半分以下の不漁でした。
デカいのは25cm小さいのは15cm位です。デカいのはもちろん塩焼きで美味しいのですが、この小さい方のから揚げや天ぷらが最高に美味しいのです。
スクールに於いてもイワナ&レインボウ釣りはオプションで、秘密の釣り場にご案内します。
渓流釣りだけの観点からしますと気温がしっかり低下してからの方が大物が多くなります。


この季節の大雪山は1週間~1か月に1度程度しか姿を出さないのですが、この1週間連続で美しい姿を出しています。  


2016年07月03日

ライフルK生徒順調な仕上がりです。


念願のライフル銃を取得し燃えているK生徒、100m 5発のテーブル撃ちが15mmになりました。

昨今の大物は射撃距離も遠くなり、更に立ち止まらない又はその時間が少なくなりました。
昨シーズンの筆者捕獲の大物8頭も200m以遠の射撃ばかり、更に内6頭が止まっておらず、
4頭がウォーキング、2頭がランニングでした。

そう言う背景から、今やエゾ鹿大物狙いにはウォーキング対策が不可欠になりました。
K生徒にも精度的には100mで15mmで十分、早撃ちとウォーキング対策に重点を置く様に
指示しました。

  


Posted by little-ken  at 16:19銃と弾ライフル所持